介護事業者が倒産する原因は?過去最多を更新か?3K仕事の果て!



介護事業者の倒産件数、今年も高水準

こんなニュースが飛び込んできた。とは言え、周知のこととなってきている。その原因は、3K職種というイメージがあるからだろう。「きつい、汚い、給料安い」、当然のことだ。

原因-1 介護報酬の引き下げ

東京商工リサーチの調査で、8月末で介護事業者の倒産件数が昨年と同等数で、今後も増えていくと言っています。その原因としては、法改正のたびに行われてきた介護報酬の改訂、どんどんと介護報酬が下げられているのだ。

ここが3Kのうちの「給料安い」につながるのです。介護事業所の収入は、介護報酬がほとんどと言ってよい。その介護報酬が毎回引き下げられていて、将来的にも引き下げが予想されている現状では、お給料をアップすることができない。

次の求人難にもつながる話だが、事業所としては慢性的な人材不足となっており、人材を確保するために求人情報誌などで求人をかけていても、今までのようなお給料では、誰も見向きもしなくなっている。そのため、お給料を上げて求職者を取る。

収入が減っているのに、お給料を上げるなんてこと、できませんよね。人件費率が上がってしまい、赤字が増えていくのは目に見えています。それでも人材を確保しておかないと、サービスの質の低下につながりかねません。

原因-2 求人難

求人難はもはや周知の事実。求人サイトの営業マンも、介護・看護スタッフの求人は難しいと話しています。求人サイトの原稿の見せ方の工夫で求人につながると話してくれますが、それは無いと思っています。

現実問題として、求職者が最初に目が行くところが「お給料」などの福利厚生の部分です。他事業所とのお給料の比較をしてくるのです。売り手市場となった介護業界では、「きつい、汚い」仕事を「お給料が安い」状態でできますか?という問をしてみたいです。

ちょっと前までは、介護事業所がどんどんと増えていて競争が激しくても介護職員を取ることができたのも事実ですが、今後、基本となる介護報酬の引き下げが目の前にあるので、事業所として「お給料」を上げることはできません。

原因-3 大手の参入

以前では見向きもしなかった大手企業が、超超高齢化へ向け事業内容をシフトしているのも原因の一つである。一時、小規模型のデイサービスが流行った時がありましたが、ここへは大手は参入してきませんでした。

法改正により、地域密着型に移行していったため、総量規制の対象にもなるため大手は中小がやっている小さな事業へは手を出さずに、施設、さらに、介護付き有料老人ホームなど大手企業が参入してきたことにより、介護事業単体でやっている中小法人にとっては痛手です。大手企業であれば、求人に際してもお給料を他事業所と比べても高く設定することができます。

そのため、求職者は「お給料」が高い方へ行ってしまいますよね。当然のことに。そうしたことでも「お給料が安い」介護事業所へは誰も来なくなってしまうのです。

終わりに

介護事業所の倒産件数が発表されるたびに、「またか、当然だ」といつも感じています。中小零細、ほぼ個人で運営ししている介護事業所は、やっていけない。これは、本音です。

介護事業というこれからも絶対に必要な事業形態を、国はどのように考えているのか?介護報酬の引き下げをして、求人難になるのは分かっていることなのに、人がいないとサービスを提供する人がいない、質が悪い。極端に言ってしまうと、虐待にもつながりかねないと思っている。

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