
1 出題形式等
筆記試験の出題形式は五肢択一を基本とする多肢選択形式とし、問題に図表等を用いることがある。
出題数は125問、総試験時間数は220分とする。
2 「総合問題」
4領域(人間と社会、介護、こころとからだのしくみ、医療的ケア)の知識及び技術を横断的に問う問題を、事例形式で出題する。
3 各領域の出題予定数
1 人間と社会 人間の尊厳と自立 人間関係とコミュニケーション 社会の理解 | 16問 |
2 介護 介護の基本 コミュニケーション技術 生活支援技術 介護過程 | 52問 |
3 こころとからだのしくみ 発達と老化の理解 認知症の理解 障害の理解 こころとからだのしくみ | 40問 |
4 医療的ケア 医療的ケア | 5問 |
5 総合問題 | 12問 |
介護福祉士国家試験 試験科目別出題基準
医療的ケア
中項目 | 小項目 |
人間と社会 | 介護職の専門的役割と医療的ケア 介護福祉士の倫理と医療の倫理 介護福祉士等が喀痰吸引等を行なうことに係る制度 |
保健医療制度とチーム医療 | 保健医療に関する制度 医療的行為に関係する法律 チーム医療と介護職員との連携 |
安全な療養生活 | 痰の吸引や経管栄養の安全な実施 リスクマネジメント 救急蘇生法 |
清潔保持と感染予防 | 療養環境の清潔、消毒法 感染予防 滅菌と消毒 |
健康状態の把握 | 身体・精神の健康 健康状態を知る項目(バイタルサインなど) 急変状態の把握と対応 |
高齢者及び障害児・者の喀痰吸引の基礎的知識 | 呼吸のしくみとはたらき 喀痰吸引が必要な状態 喀痰吸引法 喀痰吸引実施上の留意点 吸引を受ける利用者や家族の気持ちと対応、説明と同意 呼吸器系の感染と予防(吸引と関連して) 喀痰吸引により生じる危険と安全確認 急変・事故発生時の対応と対策 |
高齢者及び障害児・者の喀痰吸引の実施手順 | 喀痰吸引で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持 喀痰吸引の技術と留意点 喀痰吸引に必要なケア 報告及び記録 |
高齢者及び障害児・者の経管栄養の基礎的知識 | 消化器系のしくみとはたらき 経管栄養が必要な状態 経管栄養法 経管栄養実施上の留意点 経管栄養に関係する感染と予防 経管栄養を受ける利用者や家族の気持ちと対応、説明と同意 経管栄養により生じる危険と安全確認 急変・事故発生時の対応と対策 |
高齢者及び障害児・者の経管栄養の実施手順 | 経管栄養で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持 経管栄養の技術と留意点 経管栄養に必要なケア 報告及び記録 |