この記事を読むと分かること
介護福祉士「認知症の理解-過去問」第31回(2018年度)
問題77認知症の基本的な対応知識
問題78には2016年の国民生活基礎調査から見えてきたデーターを基に介護の実態の作図を読み取り現実理解をしたうえでの解答を促していた。これから益々増加していく認知症の人と、 在宅での老老介護の過酷な実態の理解が必要であることが示された。
問題79、80、81、82,83は地域に多く見られる軽度認知障害の様子を知っているかが問われ
問題84は原因となる疾患とその特徴的な行動心理症状(BPSD)を問い
問題85においては重度の認知高齢者へ胃瘻栄養法の支援のあり方としてどのようなことが適切かの解答を促された。
介護福祉士「認知症の理解-過去問」第30回(2017年度)
問題77は相手の思いを察する基本的な関わり方
問題78、79、80は種類の異なる認知症の特徴的な症状理解がされているか否か。
問題81は日常の生活から認知症の人の機能を評価できる知識と術を理解しているかが問われた
問題82はメタボリックシンドロームという言葉を解答設問
問題83においては日常生活の中に表れる症状への本人の不安な思いを察し親身に対応するということ
問題84においては働き盛りの若年性認知症になった人の家族の思いを考えられれば解答に導けたと思われる。
問題85は地域包括ケアが進められていく中、近隣の助け合いの気持ちを持って相談できる場を理解しているかが問われている。
問題86では、認知症の人の行動心理症状を考え、思いを察する。
介護福祉士「認知症の理解-過去問」第29回(2016年度)
問題77は、グループホームが認知症の人にとってどのような場であるのかということを正しく理解しているかどうか?
問題78~83までにおいては、幅広い認知症の種類とその特徴的な症状を知識として理解していれば、解答できたと思われる。
問題79の、うつ病に伴って認められる仮性認知症の特徴を選ぶということ
問題84、85、86においては、認知症高齢者とその家族が、住み慣れた地域でその人らしく生活を継続するために、生活の支援者として認知症の人の精神面への配慮の在り方や、支援者としての役割の理解、家族からの相談にのるときの対応の在り方などが問われていた。
介護福祉士「認知症の理解-過去問」第28回(2015年度)
問題77、78においては、高齢期に認知機能が低下し不安な思いが募るようになっても昔の出来事や懐かしい物事を回想するという方法を用いて、脳の活性化を促し認知症の予防や進行を遅らせる効果があることの理解を示しており、またそのような方々が在宅に多く暮らしていることを私たちは知っていなければならないという問いかけであった。
問題79,80においては、介護支援者として日常生活の様子(機能)によってアルツハイマー型認知症の病期や、どのような認知症かを想定できるか?が問われた。
問題81~85までは認知症のことを広く学んで、病気の特徴や症状にあった理解と適切な支援知識があれば困難な問題ではなかった。
介護福祉士「認知症の理解-過去問」第27回(2014年度)
認知症ケアの概念の問いがあり、その人に視点を持って見る行動や、意思疎通の様子から介護の度合いを判断する知識が問われていた(問77、78)。
認知症と間違えられやすい症状で、せん妄とは?早期発見で改善可能な認知症は?(問題79、80)との出題
まず認知症を疑うときには様子をよくみる。早期に専門医受診という意識が専門職には重要という視点である。
問題85、86も、これからの介護福祉職としては地域におけるサポート体制の理解を深めることが必要であることを意味していた。
まとめ
引用:https://fukushi.akamaru.jp/exam/ana_kaigo/gogo.html