介護福祉士の実技試験は、どんな内容で実施されている?「過去問動画解説」


介護福祉士の筆記試験に合格した後、介護福祉士の実技試験を受験する人にとってはどんな実技試験なのか?不安で仕方がないと思います。

実技試験では、安全と安楽、適切な声掛けそして自己決定をどのように行っているかがみられています。普段、仕事をしているときのような口調では、実技試験に落とされてしまうかもしれませんので、注意が必要です。

実際にユーチューブで公開されている「介護福祉士実技試験の模範解答」を中心に、分かりやすい動画解説をお伝えしていきます。

介護福祉士の実技試験は、廃止された?

介護福祉士の実技試験が廃止されたのでは?という記事を見かけました。確かに、2016年度の試験より試験制度が変わり、以下のようになりました。

実技試験が免除

実務経験ルート
「介護福祉士実務者研修」の修了、または「介護職員基礎研修」と「喀痰吸引等研修」の両方の修了が必須となり、実技試験が免除されます。

養成施設ルート
実技試験が免除されます。また、2021年度末までに養成施設を卒業する場合には、国家試験を未受験または不合格でも、卒業後5年間の期限付きで介護福祉士になることができます。また、この5年の間に国家試験に合格または卒業後5年間続けて介護などの業務に従事すると、5年経過後も介護福祉士の登録を継続できます。

福祉系高校ルート
2009年度以降の入学者で新カリキュラムを受けている人は、実技試験が免除されます。

一般ルートでは、介護現場で実務経験を3年間経て、介護福祉士実務者研修を修了するというのが定番で、介護福祉士の実技試験が免除されることとなりますが、介護福祉士実務者研修は時間と費用が掛かるという難点があります。

介護福祉士実技試験の合格基準点

第32回(2019年度) 46.67/100点

第31回(2018年度) 46.67/100点

第30回(2017年度) 60.00/100点

ご覧のように合格基準点はそんなに高くありません。下に示す介護福祉士の実技試験の出題基準を大きく逸脱しなければ不合格になることはないようです。

介護福祉士の実技試験

出題基準の点から「安全・安楽」、「自立支援」、「個人の尊厳」、「事前の説明と同意」、「自己決定」、「健康状態の把握」がポイントになります。ここら辺を試験官がチェックしていますので、よく頭の中で整理して、わずか5分間という時間なのでしっかりと実技試験に取り組んでください。

介護福祉士実技試験の概要と設問

第28回 実技試験問題
山田さん(85歳)は、右上下肢に麻痺があります。移乗は一部介助が必要です。車いすを使用して、全介助で移動しています。
山田さんは、テラスでレクリエーションを終えて、車いすに浅く座っています。
山田さんは、「少し疲れた」と言って、飲み物を希望しています。
途中にある段差を越えて、食堂まで移動してください。そして、椅子に移乗して、飲み物をすすめるまでの介護を行ってください。
山田さんの返事は、「はい」または、うなずくだけです。
(試験時間は5分間以内です)

第28回介護福祉士実技試験声掛けポイントが分かる実技試験対策DVD

第27回 実技試験問題
青木かおるさん(93歳)は、下肢筋力が低下して杖を使用しています。
立ち上がりと歩行に一部介助が必要です。
今、本人は居間で横になっています。
青木さんは「窓の近くにある植木に水をやりたい」と言っています。
青木さんが窓の近くまで移動して、いすに座るまでの介護をしてください。
青木さんは右利きです。
青木さんの返事は、「はい」または、うなずくだけです。
(試験時間は5分間以内です)

第26回 実技試験問題
遠藤ミツさん(80歳)は、2か月前に視力を失い、生活全般に一部介助を必要としています。
遠藤さんは、食事に行く準備を整え、身だしなみを気にしています。
居室のいすに座っている遠藤さんを食堂まで歩行介助してください。
そして、遠藤さんが食卓について、スプーンを持つまでの介助をしてください。本日の献立は、カレーライスです。
遠藤さんの返事は、「はい」または、うなずくだけです。
(モデルは、アイマスクを着用しています。)
(試験時間は5分以内です。)

平成25年第26回介護福祉士 実技試験 講習 解説 自宅でできる実技試験練習方法

第25回 実技試験問題
坂田トシさん(85歳)は、右上下肢に麻痺があります。
歩行器型杖で自室へ戻る途中、右膝に痛みを感じたので、歩いて自室に戻るのは「不安だ」と言っています。
坂田さんが歩行器型杖から車いすに移乗し、自室のいすに座るまでの介助をしてください。
車いすの点検は済んでいます。
坂田さんの返事は、「はい」または、うなずくだけです。
(試験時間は5分間以内です。)

第24回 実技試験問題
田中ひろさん(87歳)は、左上下肢に麻痺があり、衣服の着脱と移乗の動作に一部介助が必要です。車いすの移動は全介助です。
いすに座っている田中さんは、上着を着て、車いすで外出することを希望しています。
外は寒いので、寒くないように準備し、途中にある段差を越えて、玄関まで移動の介助をしてください。
車いすの点検は済んでいます。
田中さんの返事は、「はい」または「うなずく」だけです。
(試験時間は5分間以内です。)

第23回 実技試験問題
山下たくみさん(75歳)は、右上下肢に麻痺があり、すべての動作に一部介助が必要です。歩行はつえを使用しています。
右利きでしたが、左手を使って、趣味の絵手紙と習字を始めました。
いすに座っている山下さんをテーブルまで歩行介助し、いすに腰かけさせてください。
その後、趣味の活動ができるように準備し、用具を持つまでの介助をしてください。
山下さんは、「はい」または「うなずく」のみです。
(試験時間は5分間以内です。)

第22回 実技試験問題
金子薫さん(80歳)は左上下肢に麻痺があり、歩行はできません。起き上がりと立位には一部介助が必要です。
金子さんは、ポータブルトイレでの排せつを希望しています。ベッドで仰臥位になっている状態からポータブルトイレに座るまでの介助を行ってください。
なお、金子さんは、あなたの介助に同意しています。
金子さんは「はい」または「うなずく」のみです。
(モデルはズボンの下にスパッツをはいていますが、下ろすのはズボンだけです。)
(試験時間は5分間以内です。)

第21回 実技試験問題
田村としさん(79歳)は右上下肢に麻痺があります。つかまれば立位はとれますが、歩行はできません。衣服の着脱や車いすへの移乗には一部介助が必要です。車いすの移動は全介助です。
昼食時に食べこぼして上衣が汚れました。自室に戻って着替えることを望んでいます。
食堂のいすに座っている田村さんを自室まで車いすで移動介助し、上衣を着替えるまでの介助をしてください。
なお、車いすの点検は済んでいます。
田村さんは「はい」または「うなずく」のみです。
(試験時間は5分間以内です。)

第20回 実技試験問題
鈴木良さん(85歳)は、右半身に麻痺があり、起き上がりや歩行に一部介助が必要です。
今日は、体調不良のため部屋で食事をすることを望んでいます。ベッドで側臥位になっている鈴木さんをテーブルまで歩行介助し、いすに腰掛けさせ、食事ができる姿勢にしてください。
その後、おしぼりで手を拭き、飲み物を用意してすすめるまでの介助をしてください。
なお、鈴木さんの履物は省略します。
鈴木さんは、「はい」または「うなずく」のみです。
(試験時間は5分間以内です。)

まとめ

介護福祉士の実技試験は、どんな内容で実施されている?「過去問動画解説」

出題基準の点から「安全・安楽」、「自立支援」、「個人の尊厳」、「事前の説明と同意」、「自己決定」、「健康状態の把握」がポイントになります。ここら辺を試験官がチェックしていますので、よく頭の中で整理して、わずか5分間という時間なのでしっかりと実技試験に取り組んでください。

介護福祉士 実技試験対策の最新動画を集めてみた結果

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