介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-こころのしくみの理解-合格するための過去問分析


こころのしくみの理解(過去問=試験対策)

○記憶には、記銘と保持と想起の3つの過程がある。

○「記銘」とは、外部の刺激がもつ情報を意味に変換して記憶として取り込むことである。

○記憶は、いったん脳の奥の海馬という部位に保存される。

○手続き記憶は、比較的保たれる長期記憶の一種で、技能や手続き、ノウハウなどを保持する記憶である。

○手続き記憶は、思考を介さずに獲得され再現される、物事の手順についての記憶である。

○意味記憶」は、 長期記憶の中でも言葉とその意味を結びつけている記憶のことをいう。

○意味記憶は、言葉や概念を中心に構成された記憶で、言語を使用する上で辞典のような役割を果たしている。

○エピソード記憶とは、「昨日、2時間も図書館で勉強した」というように特定の時間的・空間的文脈(いつ・どこで)のなかに位置づけることのできる出来事(エピソード)に関する記憶である。

○エピソード記憶は、個々の経験・体験の記憶を指す。

○短期記憶とは、短期間保持される記憶である。

○短期記憶の寿命は、通常数秒から数分までとされている。

○感覚記憶とは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚の感覚などの感覚体験の記憶である。

○感覚記憶は、感覚刺激を感情情報の「まま保持する記憶のことをいう。

こころのしくみの理解の勉強メモ

介護に関するこころのしくみの基礎的理解

○学習と記憶の基礎知識
○感情と意欲の基礎知識
○自己概念と生きがい
○老化や障害を受け入れる適応行動とその阻害要因
○こころの持ち方が行動に与える影響
○からだの状態がこころに与える影響

記憶の過程

記銘:外部の刺激がもつ情報を意味に変換して記憶として取り込むこ。


保持:記銘したものを保存しておくこと。


想起:保存されていた記憶を外に表すこと。

保持時間に基づく記憶の分類

心理学領域では、記憶はその保持時間の長さに基づいて感覚記憶短期記憶長期記憶に区分されている。
(1)感覚記憶
最も保持期間が短い記憶である。各感覚器官に特有に存在し、瞬間的に保持されるのみで意識されない。外界から入力された刺激情報は、まず感覚記憶として保持され、そのうち注意を向けられた情報だけが短期記憶として保持される。
(2)短期記憶
保持期間が数十秒程度の記憶である。保持時間だけではなく、一度に保持される情報の容量の大きさにも限界があることが特徴とされる。
(3)長期記憶
短期記憶に含まれる情報の多くは忘却され、その一部が長期記憶として保持される。この保持情報が長期記憶として安定化する過程は記憶の固定化と呼ばれる。長期記憶は保持時間が長く、数分から一生にわたって保持される記憶である。短期記憶とは異なり、容量の大きさに制限はないことが特徴とされる。長期記憶には、後述するように、陳述記憶(エピソード記憶、意味記憶)と非陳述記憶(手続き記憶、プライミングなど)が含まれる。

エピソード記憶

エピソード記憶とは、陳述記憶の一つで、「個人が経験した出来事に関する記憶」であり、出来事の内容 (「何」を経験したか)に加えて、出来事を経験したときのさまざまな付随情報(周囲の環境すなわち時間・空間的文脈、あるいはそのときの自己の身体的・心理的状態など)と共に記憶されていることが重要な特徴である。
例えば、「今週の水曜日は図書館で勉強をしていた」といったような、時間的・空間的文脈の中に位置づけられる個人的な出来事の記憶。

意味記憶

意味記憶とは、長期記憶のうち、言葉の意味や知識、概念に関する記憶。「1年は12か月である」といった知識や情報の記憶であり、個人的経験に基づくエピソード記憶に対比される。
例えば、「りんごは果物だ」という定義や「1+1=2」といった数式の他、一般常識や歴史上の事実などの記憶を指す。

手続き記憶

手続き記憶とは、長期記憶の一種で、技能や手続き、ノウハウ(手続き的知識)を保持するもの。
例えば、自転車の乗り方の練習、タイピングの練習、楽器の練習、水泳の練習がある。手続き記憶は永続性がある場合もある。

人間の欲求

1段階→生理的欲求:人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求
2段階→安全の欲求:人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求
3段階→親和の欲求:他人と関りたい、他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求
4段階→自我の欲求:自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める認知欲求
5段階→自己実現の欲求:自分の能力、可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求
人間の欲求は、5段階のピラミッドのようになっていて、底辺から始まって、1段階目の欲求が満たされると、2段階、3段階と1段階上の欲求を志すようになるというものです。

防衛機制

防衛機制とは、自分自身の心を、さまざまな方法で守ること。

抑圧
自分自身の中で、自分自身が受け入れられない考え方や感情、記憶を否定し、なかったこととしたり、無理矢理忘れようしたりすること。

抑制
不安を感じるような物事について、意識的に考えないようにしたり、願っても手に入れることが難しいと思われることについて、考えるのを避けたりすること。

昇華
現実の社会で認められない欲求や衝動を、芸術やスポーツといった誰にでも認められる高次の価値を実現することで発散する。例えば、性的欲求を詩や小説に表現 することなどである。

合理化
何かと理由をつけて、自分自身の正当性を確保したり、ほかのものに責任転嫁をしたりすること

置き換え
実際に不安や恐怖、怒りを感じる対象ではなく、代理となるものに、その不安や恐怖、怒りを感じたり、ぶつけたりすること。

知性化
感情や痛みを難解な専門用語を延々と語る などして観念化し、情緒から切り離す機制

退行
耐え難い事態に直面したとき、現在の自分より幼い時期の発達 段階に戻ること。

逃避
「葛藤」を引き起こすような状況から逃げ出すことで、不安や緊張、恐怖をなくし、自分自身を守ろうとすることです
現状が苦しいので、他のものに心的エネルギーを出して、現状の苦しさを回避すること

同一化
他人が持っている優れた能力や実績を、自分のものであるかのようにみなしたり、感じたりすること。

投影
自分自身が「抑圧」している考え方や感情を、ほかの人が持っているように感じてしまうことです。

反動形成
「抑圧」した考えや感情と正反対のことをする「防衛機制」です。
自分の弱さを人に知られたくないし自分も認めたくないので、それを克服すべく他の極端に走る。

補償
たとえば、勉強ができないという劣等感を、スポーツをがんばって、ほかの人より優れることで補おうとするようなこと

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