介護福祉士試験 人間の尊厳と自立-権利擁護・アドボガシー-合格するための過去問分析


権利擁護・アドボカシー(過去問=試験対策)

○地域包括支援センターでは、高齢者の虐待防止、悪徳商法に対する権利擁護に関しての支援を行っている。

○介護福祉士には専門職として利用者の権利を擁護する姿勢が求められる。

○介護保険法の施行にあわせ、介護施設での身体拘束が禁止された。

○自立生活運動(IL運動)はアメリカで始まった運動で、障害者であっても自分の判断で生活を管理し主体的に生きていこうとするものである。

○アドボカシーとは、援助過程において援助者が、利用者の権利を擁護するための活動である。代弁や権利擁護の意味で用いられる。

○介護職にも利用者の権利を代弁する役割がある(アドボカシー)。

○エンパワメントとは、利用者やその集団、コミュニティなどが自らの力を自覚して行動できるよう、サポートすることをいう。

〇インフォームド・コンセント( informed consent)とは説明を受け納得したうえでの同意という意味である。

〇ストレングス(strength)とは、援助を要する者がもっているプラス面の強みのことである。

〇パターナリズム(paternalism)とは、強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援することである。

○留岡幸助は日本の社会福祉の先駆者で、感化院(現在の児童自立支援施設)教育を実践。北海道家庭学校の創始者として知られる。

○山室軍平は、救世軍の創設にかかわり、廃娼運動や禁酒運動などの活動に貢献した。

○石井十次は、日本で最初の「岡山孤児院」を創設して、生涯を孤児救済に捧げた。また石井亮一は日本で最初の障害児施設である「滝乃川学園」を創設した。

○生江孝之は、「日本社会事業の父」として広く知られていますが『社会事業綱要』をつくったことで有名です。

○民生委員制度のもとになった済世顧問制度は、岡山県知事の笹井信一が創設しました。

○横山源之助は、明治期に活躍したジャーナリストで 代表作「日本の下層社会」という著書がある。

○糸賀一雄は、近江学園の設立者であり、「この子らを世の光に」と唱えた言葉は有名である。

○井上友一は、内務官僚として感化救済事業を推進した。

権利擁護・アドボカシーの勉強メモ

自立生活運動(IL運動)

自立生活運動(IL運動)とは、障害者が自立生活の権利を主張した社会運動のことである。「自立」という言葉には、自力で生活を成り立たせる、自分で自分の面倒を見る、といった、経済自立・身辺自立のイメージがあり、誰もがそうあるべきという社会規範ともなってい。アメリカカリフォルニア州の重度の障害がある学生たちが中心になって、バリアフリー化や生活支援などの運動が展開されました。

「自立生活」とは「自立とは自己決定である」という考え方である。

身体拘束禁止の対象となる具体的行為

厚生労働省は「身体拘束ゼロへの手引き」の中で、次の行為をその対象としてあげています。
1 徘徊しないように、車いすやいす、ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る。
2 転落しないように、ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る。
3 自分で降りられないように、ベッドを柵(サイドレール)で囲む。
4 点滴、経管栄養等のチューブを抜かないように、四肢をひも等で縛る。
5 点滴、経管栄養等のチューブを抜かないように、または皮膚をかきむしらないように、手指の機能を制限するミトン型の手袋等をつける。
6 車いすやいすからずり落ちたり、立ち上がったりしないように、Y字型拘束帯や腰ベルト、車いすテーブルをつける。
7 立ち上がる能力のある人の立ち上がりを妨げるようないすを使用する。
8 脱衣やおむつはずしを制限するために、介護衣(つなぎ服)を着せる。
9 他人への迷惑行為を防ぐために、ベッドなどに体幹や四肢をひも等で縛る。
10 行動を落着かせるために、向精神薬を過剰に服用させる。
11 自分の意思で開けることのできない居室等に隔離する。

アドボカシー

権利擁護。弱い立場にある人の生命や権利、利益を擁護して代弁すること。アドボカシー(advocacy)とは「擁護」や「支持をする」などの意味を持つ英語です。人権問題や環境問題などで社会的弱者の権利擁護や、主張を代弁することなどで、広く使われています。医療や福祉の現場でも、自分の意思を伝えることのできない患者や高齢者、障がい者に代わって、代理人が意思や権利を伝えるといった意味でも使われています。権利擁護。弱い立場にある人の生命や権利、利益を擁護して代弁すること。

エンパワメント

エンパワメントとは、その人が本来持っている力を内から引き出せるように援助すること。利用者やその集団、コミュニティなどが自らの力を自覚して行動できるよう、サポートすることをいう。

インフォームド・コンセント

インフォームド・コンセントとは、「医師と患者との十分な情報を得た(伝えられた)上での合意」を意味する概念。 医師が説明をし、同意を得ること。

ストレングス

すべての人には必ず何らかの「ストレングス」がある。
「ストレングス」には4つの種類があります。(1)性格(2)才能や技能(3)望みをかなえるために役立つ環境(4)頑張る動機になるような関心や願望です。この「ストレングス」を活用しながら、障がい者一人ひとりが自分の望むことを実現できるよう手助けをします。

パターナリズム

パターナリズムとは、強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援することをいう。親が子供のためによかれと思ってすることから来ている。

障害者差別解消法

障害者差別解消法は、全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として、平成25年6月に制定されました。

人物

留岡幸助

留岡幸助は日本の社会福祉の先駆者で、非行少年を対象とした感化院を設立しました。 北海道家庭学校の創始者としても知られています。

山室軍平

山室軍平は、キリスト教者であり救世軍の創始者でもあり「廃娼運動」が有名です。「廃娼運動」とは、国家が女性を売春婦として稼ぐことを許可する公娼制度を撤廃しようとする運動のことです。

石井十次

明治期の慈善事業家で、岡山孤児院を創設した人物である。その功績から、「児童福祉の父」と言われる。

生江孝之

日本の事業家、宗教家、大学教授。「昭和社会事業史への証言」において「日本社会事業の父」と称されたとの記述がある。

笹井信一

民生委員の先駆けは、大正6年(1917年)に岡山県でできた済世顧問制度という制度です。これは、当時の岡山県知事笹井信一がドイツのエルバーフェルト市の制度をまねて始めたもので、地域の貧民の相談に乗ることを主としたものでした。

横山源之助

『日本之下層社会』著書

下層社会を近代プロレタリアートとしての賃金労働者といった視点からとらえ、貧しい人々の居住区・機業地・小作人事情・鉄工場・職人社会などに関する視察記を体系的にまとめたもの。

糸賀一雄

日本の社会福祉の実践家である。知的障害のある子どもたちの福祉と教育に一生を捧げた。戦後日本の障害者福祉を切り開いた第一人者として知られ、「社会福祉の父」とも呼ばれる。

井上友一

救済事業の精神は、救貧より防貧、さらに教化が重要であると考え、感化救済事業や地方改良運動などを推進した。

内務官僚であった井上友一は、子供を対象とした感化救済事業を推進しました。(注釈:感化救済事業というのは、明治政権下における内務省が明治41年から大正中期まで行政用語. として用いた救済事業の呼称です)

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