介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-骨・関節系の病気-合格するための過去問分析


骨・関節系の病気(過去問=試験対策)

骨粗鬆症

○骨粗鬆症とは、骨形成速度よりも骨吸収速度が高いことにより、骨に小さな穴が多発する症状をいう。

○老人性骨粗鬆症では、加齢に伴う腎機能の低下によって生じるビタミンDの産生低下がそれぞれ原因となる。

○女性の閉経後骨粗鬆症では、更年期におけるエストロゲン分泌量の低下が原因となる。

○脊椎圧迫骨折は、脊椎が押し潰されるように変形してしまう骨折のことである。代表的な原因には骨粗鬆症がある

○骨粗鬆症による大腿骨頚部骨折の発生率が増加している。

○骨粗鬆症で骨支持性が低下し転倒により尻もちをついたりすると脊椎の圧迫骨折を生じる。

変形性膝関節症

○変形性膝関節症は、筋力低下、加齢、肥満などのきっかけに膝関節が摩耗などおこすことによっておこる病気である。

○変形性膝関節症は、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みを伴う病気である。

○変形性膝関節症の初期段階で、階段の昇降時や歩き始めに痛んだり、正座やしゃがむ姿勢がつらくなる。

○変形性膝関節症の病気が進行すると、起床時の膝のこわばりや、関節が炎症を起こし「水がたまる」と表現される膝関節液の過剰滞留などの症状が出やすくなる。

○変形性膝関節症がさらに進行すると、大腿骨と脛骨が直接こすれることで激しい痛みが生じ、歩行が困難となることがある。

○変形性膝関節症は、肥満によって膝に体重の負担が加わったため発症するものである。

○変形性膝関節症の高齢者は、歩行が困難になるため杖が必要となってくる。

変形性脊椎症

○変形性脊椎症とは、椎間板や椎間関節の軟骨が傷んだり薄くなったときするものである。

○変形性脊椎症の原因としては、老化現象、過去の重労働などがある。

腰部脊柱管狭窄症

○腰部脊柱管狭窄症は60歳以降の高齢者に多く代表的な症状は「間欠性跛行(かんけつせいはこう)である。

○腰部脊柱管狭窄症とは、加齢による脊椎骨の変形により、腰部での神経の通り道である脊柱管が狭くなり、脊柱管の中を通る、足へ向かう神経を圧迫することによって起こる病気である。

○腰部脊柱管狭窄症の主な症状は足の痛み、しびれ、麻痺、間欠性跛行(間欠性跛行とは、歩行などで下肢に負荷をかけると、次第に下肢の疼痛・しびれ・冷えを感じ、一時休息することにより症状が軽減し、再び運動が可能となる状態のことです。)などがある。

後縦靱帯骨化症

○後縦靱帯骨化症とは、後縦靭帯が骨化し増大した結果、脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝する神経根が圧迫される病気である。

○頸椎後縦靭帯骨化症の症状としては 上肢、下肢のしびれで始まることが多く、進行すると手先の細かい動作が困難になったり、排尿障害(頻尿や尿が出にくいなど)、歩行障害へと進行していく。

○頸椎症や後縦靱帯骨化症は、骨の靱帯や変成骨化によって頸随が圧迫されておこるものである。

○生活上の注意としては、頭が沈み込まないような適度の固さの枕の使用を心がけることが大切である。

関節リウマチ

○関節リウマチは、破壊性の関節障害が全身に生じる多発性の関節炎である。

○関節リウマチの原因は、明らかになっていないが、自己免疫システムに異常が生じることにより発症するといわれている。

○関節リウマチの症状としては、朝のこわばり、関節の痛み、関節の腫れ、関節可動域の制限、関節の変形、歩行障害などがある。

○関節リウマチは、左右の手指、手首、肘などの関節に腫脹、疼痛が出現する進行性の全身疾患ある。

骨・関節系の病気の勉強メモ

高齢者に多い疾患

・大腿骨頸部骨折
・変形性膝関節症
・後縦靱帯骨化症
・脊柱管狭窄症
・関節リウマチ

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは、骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気
(1)原発性骨粗鬆症
閉経や加齢で起こる骨粗鬆症です。閉経後骨粗鬆症は高代謝回転型であり、閉経後に女性ホルモンの一種であるエストロゲンが欠乏することで起こります。
(2)続発性骨粗鬆症
骨に悪影響を与える病気や薬のより骨粗鬆症をきたす場合、続発性骨粗鬆症と呼びます。
女性では約90%、男性では約半分が原発性骨粗鬆症です。

脊椎圧迫骨折の主な原因は、骨粗鬆症です。

骨粗鬆症は高齢者に多く見られる病気で、骨密度が低くなって骨折を起こしやすくなります。骨がもろくなると、ちょっとした転倒でも背中への衝撃に耐えられず、脊椎がつぶれてしまう原因にもなるのです。

変形性膝関節症

変形性膝関節症とは、ひざの関節の軟骨が摩擦などですり減ったために、ひざに強い痛みが出る慢性的な病気。
最も大きな原因は加齢で、年齢を重ねるとともに少しずつ関節の軟骨がすり減ったり削れたりすることで表面が荒れて、慢性的な炎症や変形が起こる。

変形性膝関節症の症状
①初期:階段の上り下り、歩き始め、いつもより長く歩いたとき、イスから立ち上がるときなどに痛みを感じる
②中期:歩くと常に痛みを感じるほか、ひざがこわばって、ひざを曲げたり伸ばしたりといった動作がつらくなる。

変形性脊椎症

変形性脊椎症とは、脊椎を構成する椎体という24個の骨と、その間にあってクッションの役割を果たしている椎間板に変化が起きることをいう。

変形性脊椎症の症状
椎体にトゲのようなものができ、椎間板のクッション機能が落ちるといった変化などが進むことで神経が圧迫されると、腰や背中、左右両方の手足の痛みなどが起きる。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、加齢に伴う組織の変性によるものだ。神経の近くにある椎間板が膨らんだり、脊柱管の後方にある黄色靱帯が厚くなったり、椎骨をつないでいる椎間関節に骨棘(骨がとげのように変性したもの)ができたりすることで神経が圧迫され、症状が現れる。

腰部脊柱管狭窄症の症状
特徴的な症状である間歇性跛行は、歩くと足にしびれや痛みが出たり、こわばってきたりして、休むとそれが楽になるというもの。そのため長い距離を続けて歩くことができず、歩行と休息を繰り返すことになる。発生したしびれや痛みは、前かがみになったり、椅子に腰かけたりすると軽快する。

後縦靱帯骨化症

後縦靱帯骨化症とは、背骨の中を縦に走る後縦靭帯が骨に変化(骨化)することで、神経が通る脊柱管が狭くなり、圧迫されて感覚障害や運動障害などの神経症状が引き起こされる病気。

後縦靱帯骨化症の症状
神経圧迫の影響により、まずは手や足に痛みやしびれが生じ、症状が進行すると痛みやしびれの範囲が広がり、脚や手指に運動障害などが出現する。重度になると足がふらつくなどの歩行障害や、排尿・排便の障害が出て、日常生活が困難になることも。

関節リウマチ

関節リウマチとは、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれ、放っておくと関節が変形してしまう病気です。

関節リウマチの症状
腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じるのが、他の関節の病気と異なる点です。
手足の関節で起こりやすく、左右の関節で同時に症状が生じやすいことも特徴です。

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