介護福祉士試験 認知症の理解-医学的側面から見た認知症の基礎①-合格するための過去問分析


医学的側面から見た認知症の基礎①(過去問=試験対策)

認知症による障害

○記憶障害とは、記憶を思い出すことができない、また、新たなことを覚えることができないなどという、記憶に関する障害の総称である。

○記憶障害になると同じことを何回も繰り返したり、つい先ほどあったことをすぐに忘れるなどの症状がでてくる。

○記憶障害が進行すると、物をしまったことを忘れて「物盗られ妄想」などを引き起こしてしまうことがある。

○見当識障害とは、人や周囲の状況、時間、場所など自分自身が置かれている状況などが正しく認識できない障害である。

○見当識障害では、時間の見当識、場所の見当識、人物の見当識が損なわれる。

○認知症における「巣症状」とは失行、失語、片麻痺、感覚障害、言語障害などの局所神経障害を示す。

○失行とは、運動機能そのものが障害されたわけではないのに手や足が動くのにまとまった動作や行為が出来ないことをいう。

○失語は、構音器官や聴覚などに障害がないのに、言語機能が失われた状態のことである。

○認知症における「遂行機能の障害」とは、計画をたてて一連の作業をすることが出来なくなる障害のことをいう。 

○認知症では、記憶障害、自発性低下、意欲 低下、無関心がみられる。

○認知症における実行機能は、「目的をもった一連の行動を自立して有効に成し遂げるために必要な機能」と定義されている。

○認知症の実行機能障害では、テレビのリモコンなど電化製品が使えなくなるということがある。

○認知症の実行機能障害では、段取りをたてて実行することができない。

○正常圧水頭症では、認知症、歩行障害、尿失禁の症状がでてくる。

○「失行」とは、運動麻痺や知覚麻痺などはなく、頭では理解しているのにもかかわらず、動作や行動ができなくなった状態である。

○軽度認知症では、記憶力低下の訴えがある。

○軽度認知症は、認知機能(記憶、決定、理由づけ、実行など)のうち1つの機能に問題が生じてはいるがが、日常生活には支障がない状態のことをいう。

医学的側面から見た認知症の基礎①の勉強メモ

認知症の中核症状

(1)記憶障害
認知症を発症すると、早期に記憶する能力の障害が起こる。数分前に見聞きしたことや自分がした行動でも思い出せなくなってしまう。アルツハイマー型認知症ではとくに、経験したできごとに関する「エピソード記憶」が思い出せなくなることが多い。
(2)見当識障害
今日が何月何日で今何時くらいかわからない。自分の置かれた状況が把握できなくなり、ひとり取り残されてしまったような状態になるのが見当識障害です。
(3)失行
体を動かせるにもかかわらず、自分が目的を持った行動の方法がわからなくなる状態。以前は普通にできていたことができなくなってしまいます。
(4)失認
体の器官(目・耳・鼻・舌・皮膚等)に問題がないにもかかわらず、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感に関係する認知能力が正常に働かなくなる状態。
(5)失語
脳梗塞などの原因で血管性認知症になってしまい、脳の言語に関わる部位が損傷することで「聞く・話す・読む・書く」といった音声・文字などの言語情報に関わる機能が失われた状態。言語障害があると、自分と他人とのコミュニケーションがうまくできなくなり、抑うつ状態になりやすくなります。
(6)実行機能障害
計画を立てて順序よく物事をおこなうことができなくなること。ある目標に向かって手順通りにできない、自立できないことで日常生活をひとりでできなくなってしまいます。

軽度認知障害(MCI)とは

軽度認知障害(MCI)の臨床的な定義>
①記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
②客観的に1つ以上の認知機能(記憶や見当識など)の障害が認められる
③日常生活動作は正常
④認知症ではない
高齢者の4人に1人は軽度認知障害(MCI)もしくは認知症であるといわれています。

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