介護福祉士試験 認知症の理解-家族への支援-合格するための過去問分析


家族への支援(過去問=試験対策)

○人間は年齢を重ねるにつれて脳の重量が減少し、健康なひとでも30歳から80歳にかけて脳の重量は100g減少すると言われている。

○高齢になると、脳に染みのようにみえる「老人班」が出現する。

○高齢になると神経細胞のなかに、アルツハイマー原線維変化と呼ばれる物質構造がみられようになるが、これは「タウ」とよばれる物質から構成されている。

○老人斑はアミロイドβタンパク質(Aβ)から構成されている。また神経原線維変化により過剰にリン酸化された「タウ」というタンパク質ができる。

○高血圧、肥満、糖尿病などがあると脳の血管に動脈硬化をおこし脳の老化に促進するなかで脳梗塞や脳出血をおこし認知症の原因を引き起こすことがある。

○脳の老化に伴い認知機能は低下するが言語を中心とした言語性知能は衰えにくく、動作を中心とした動作性知能は衰退しやすいといわれている。

○認知症にみられる「物忘れ」は体験全体をすっかり忘れることが特徴であり「エピソード記憶の障害」と言われている。

○認知症では記憶障害にはじまり、言語障害→失見当→判断障害などの様々な認知機能が損なわれる。

○記憶を担う神経伝達物質にアセチルコリンがあるが、これが減ることにより物忘れの症状が出てくる。

○レビー小体病はアルツハイマー型認知症と同様、塩酸アセチルコリン分解酵素阻害薬で有効であるといわれている。

○クロイツフェルト・ヤコブ病の治療法は、現在見つかっていない。

○慢性硬膜下血腫は頭部のCTやMRIですぐにみつかり、簡単な脳手術で血腫を取り除くことができるので、治る認知症の代表的な疾患である。

家族への支援の勉強メモ

認知症の原因となる主な病気の症状

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症の原因

ベータたんぱくやタウたんぱくという異常なたんぱく質が脳にたまって神経細胞が死んでしまい、脳が萎縮して(縮んで)しまう。

アルツハイマー型認知症の主な症状
認知機能障害:新しく経験したことを記憶できず、すぐに忘れてしまう。
BPSD(行動・心理症状):無為・無関心、妄想、徘徊、抑うつ、興奮や暴力などの症状が現れることがある。

脳血管性認知症

脳血管性認知症の原因

脳の血管が詰まる「脳梗塞」や血管が破れる「脳出血」など脳血管に障害が起きると、その周りの神経細胞がダメージを受ける。

脳血管性認知症の主な症状

①認知機能障害:障害される能力と残っている能力があります(まだら認知症)。判断力や記憶は比較的保たれている。
②BPSD(行動・心理症状):意欲や自発性がなくなったり落ち込んだりすることがあります。感情の起伏が激しくなり、些細なきっかけで泣いたり興奮することがある。
③身体面の症状:脳血管障害によって、手足に麻痺や感覚の障害など神経症状が現れることがあります。ダメージを受けた場所によっては言語障害などが出る場合もある。

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症の原因

脳の神経細胞の中に「レビー小体」と呼ばれる異常なたんぱく質の塊がみられます。このレビー小体が大脳に広くに現れると、その結果、認知症になる。

レビー小体型認知症の主な症状

①認知機能障害:注意力がなくなる、ものがゆがんで見えるなどの症状が現れます。レビー小体型認知症では、最初は記憶障害が目立たない場合もある。
②認知機能の変動:時間帯や日によって、頭がはっきりしていて物事をよく理解したり判断したりできる状態と、ボーとして極端に理解する力や判断する力が低下している状態が入れ替わり起こる。
③BPSD(行動・心理症状):幻視、睡眠時の異常言動
④抑うつ症状
⑤身体面の症状:パーキンソン症状、自律神経症状

前頭側頭型認知症(ピック病)

前頭側頭型認知症の原因

原因ははっきりとはわからないのですが、脳のなかの前頭葉と側頭葉の神経細胞が少しずつ壊れていくことによって、いろいろな症状が出てくる認知症。ほかの認知症より若年で発病することが多い。若年性認知症のなかでは血管性認知症、アルツハイマー病に次いで、3番目に多い病気。

前頭側頭型認知症の主な症状

①ルールを守ったり、他人に配慮したりすることができなくなる
②店のものを断りなくもってきてしまう
③交通ルールを無視して赤信号を通過してしまう

クロイツフェルト・ヤコブ病

脳にある「プリオン蛋白」と呼ばれる物質がなんらかの原因によって「異常プリオン蛋白」に変わり、蓄積することで、機能障害を起こす病気。
進行がとても早いことで知られており、発症から1~2年で死に至る、予後不良の病気。

クロイツフェルト・ヤコブ病の症状

①発症時はめまいや立ちくらみ、物忘れなどといった軽度の症状が出現
②急激に進行する
③発症後6か月~1年ほどで無反応の寝たきり状態となり、1~2年で肺炎などの合併症を発症し、死亡に至る。

慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫とは、頭蓋骨の内側で、脳を包む膜(硬膜)と脳の表面との間にゆっくりと血液がたまって血腫ができた状態。
転倒したり、天井などにぶつけたりして、軽く頭を打っただけでも起こることがある。

慢性硬膜下血腫の症状

①頭部を打った直後は特に問題がなく、2週間後から3ヵ月後位に、症状が徐々に出始める。
②次第に、歩行するとふらつく、片側の手足が動かしづらい、しびれが出る、頭痛がする、しゃべりづらい、物忘れが目立つ、失禁するようになるといった症状がみられる。
③重症の場合は、意識障害を起こすこともある。

血腫を除去すると症状が軽減することがある。

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