介護福祉士試験 認知症の理解-認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活②-合格するための過去問分析


認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活②(過去問=試験対策)

認知症に伴う機能の変化と日常生活への影響

○人間は年齢を重ねるにつれて脳の重量が減少し、健康なひとでも30歳から80歳にかけて脳の重量は100g減少すると言われている。

○高齢になると、脳に染みのようにみえる「老人班」が出現する。

○高齢になると神経細胞のなかに、アルツハイマー原線維変化と呼ばれる物質構造がみられようになるが、これは「タウ」とよばれる物質から構成されている。

○老人斑は、アミロイドβタンパク質(Aβ)から構成されている。また神経原線維変化により過剰にリン酸化された「タウ」というタンパク質ができる。

○高血圧、肥満、糖尿病などがあると脳の血管に動脈硬化をおこし脳の老化に促進するなかで脳梗塞や脳出血を起こし、認知症の原因を引き起こすことがある。

○脳の老化に伴い認知機能は、低下するが言語を中心とした言語性知能は衰えにくく、動作を中心とした動作性知能は衰退しやすいといわれている。

○認知症にみられる「物忘れ」は、体験全体をすっかり忘れることが特徴であり「エピソード記憶の障害」と言われている。

○認知症では記憶障害にはじまり、言語障害→失見当→判断障害などの様々な認知機能が損なわれる。

○記憶を担う神経伝達物質にアセチルコリンがあるが、これが減ることにより物忘れの症状が出てくる。

○レビー小体病はアルツハイマー型認知症と同様、塩酸アセチルコリン分解酵素阻害薬で有効であるといわれている。

○クロイツフェルト・ヤコブ病の治療法は、現在見つかっていない。

○慢性硬膜下血腫は頭部のCTやMRIですぐにみつかり、簡単な脳手術で血腫を取り除くことができるので、治る認知症の代表的な疾患である。

○認知症の人をめぐる3つの環境要素としてワイズマンは、社会的環境、物理的環境、運営的環境があるとしている。

○認知症の人に対する見当識の支援として、時計やカレンダーを見やすく表示したり、トイレなどの場所にわかりやすい目印を活用するなどの支援が大切である。

○認知症の人に対する機能的な能力への支援として、日常的に身の回りに必要なものを置くなどの支援が大切である。

○認知症の人に対する環境における刺激の質と調整については、音や光、臭いや手触りなど五感を刺激するような工夫が大切である。

○認知症の人に対する安全と安心への支援として転倒や事故を回避するために、手すりや滑りにくいマットなどの対策が大切である。

○認知症の人に対する自己選択の支援として活動量の低下を招かないよう柔軟性をもって自己選択ができる環境を整えることが大切である。

○認知症の人に対するプライバシーの確保については、羞恥心に配慮したり、一人でいられる環境、あるいは他の人との交流を選択できる環境を整えることが大切である。

○介護が必要になる3大要因として、「脳血管疾患」「廃用症候群」「認知症」がある。

○認知症ケアについては、その人の性格や気質、生活歴、社会関係、身体状況など様々な要因に焦点をあてたケアが大切である。

○認知症の人は、環境が変化することによるダメージに弱いが、特にそれらをトランスファーショック(リロケーションダメージ)という。

○認知症の方に対しては、プライドを尊重する、傾聴する、非審判的態度をとる、価値観を尊重するなどが大切となる。

○認知症ケアで大切なことは、「本人は何か思いがあって行動している」ということを理解することである。

○認知症ケアで大切なことは、認知症の人に感謝の気持ちを伝えることである。

認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活②の勉強メモ

認知症介護のための「7つの原則」

①ゆったり、ゆっくりを心がける
②五感を活かしてコミュニケーションする
③共感し、感情を合わせる
④認識や心の世界を理解する努力を
⑤わかりやすく調整する
⑥かけがえのない、有能な存在であることを感じてもらう
⑦外部とのつながりをもつ

「バリデーション」の基本的態度

①傾聴する
②共感する
③誘導しない(ペースを合わせる)
④受容する(強制しない)
⑤うそをつかない・ごまかさない
本人の発言に対して否定しない、叱らないというのが大原則です。
また、本人がとった行動に対しても、否定せずに受け入れる態度が必要です。

介護が必要になった主な原因

第1位:認知症(18.0%)
第2位:脳卒中(16.6%)
第3位:高齢による衰弱(13.3%)
第4位:骨折・転倒(12.1%)
第5位:関節疾患(10.2%)

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