介護福祉士試験 障害の理解-障害の基礎的理解②-合格するための過去問分析


障害の基礎的理解②(過去問=試験対策)

障害者福祉の基本理念

○国際障害者年(1981年)は、国際連合が指定した国際年の一つでありテーマは「完全参加と平等」であった。

○インテグレーションとは、障害者であっても健常者と分けることをしないで、同じ環境で生活する過程のことをいう。

○リハビリテーションの概念は、障害をおっても人間としての当たり前の権利を取り戻すことができること、つまり「全人間的復権」にある。

○全米リハビリテーション協議会が定義するリハビリテーションとは、「障害者が可能な限り身体的、精神的、社会的及び経済的に最高限度の有用性を獲得するよう回復させることである」している。

○国連・障害者世界行動計画(1982年)では、「リハビリテーションとは、身体的、精神的、かつまた社会的に最も適した機能水準の達成を可能とすることによって、各個人が自らの人生を変革していくための手段を提供していくことをめざし、かつ、時間を限定したプロセスである。」と定義している。

○自立生活運動(IL運動)は1970年代に、アメリカで医療的リハビリテーションが障害者を一生患者扱いし、自己決定権や自己選択権を与えていなかったことに反対して、障害者の権利回復を目指した運動である。

○障害者基本計画は、リハビリテーション及びノーマライゼーションの理念を継承するとともに、共生社会の実現を目指している。

○ノーマライゼーションとは、「障害者を排除するのではなく、障害を持っていても健常者と均等に当たり前に生活できるような社会こそがノーマルな社会である」という考え方である

○ノーマライゼーションは、デンマークのバンク=ミケルセンにより初めて提唱され、スウェーデンのニイリエにより世界中に広められた。

○デンマークではノーマライゼーション思想の普及の中で、国が運営していた大規模な障害者施設が解体された。

○エンパワメントとは、障害を持った人が内発的な力を持ち、自らの生活を自らコントロールできること、または、自立する力を得ることである。

○エンパワメントとは、本来持っている能力を十分に発揮できない状態にある利用者、利用者集団に対して、自身の強さを自覚して行動できるような援助を行うことをいう。

○ソーシャルインクルージョンは、「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、 健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という 理念である。

○ソーシャル・インクルージョンの考え方は、排除されている人々を包括し、多様な人々の社会に統合していくことを意味している。

○ソーシャル・インクルージョンは、社会的排除の反対の概念で、排除されている人々を包括し、多様な人々の社会に統合していくことを意味するもので、インクルージョンは「与えられる福祉ではなく、自らが作り出していく福祉のことである。

○バリアフリー新法は高齢者や障害者の日常生活や社会生活を保護するために、公共交通機関(空港、道路、駐車場、公園など)の整備を推進することを目的としている。

○障害者権利条約で、「障害による差別」とは、障害を理由とした万人に対する、政治権、経済権、社会権、文化権、市民権の全分野にわたる、人権と基本的自由のあらゆる区別、排除、制限を、さらに障害のある人に対する合理的配慮の欠如を意味する…としている。

○「障害者差別解消法」は、共生社会の実現を目指すものである。

○「障害者差別解消法」の対象者は、障害者手帳を持つものだけを対象としていない

障害の基礎的理解②の勉強メモ

リハビリテーションの概念

リハビリテーションとは、WHO(世界保健機関)によれば、「能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するための、あらゆる手段を含む」とされている。

医学的リハビリテ-ション
医学的リハビリテーションとは、病院や診療所などの医療機関で行う療法
職業リハビリテ-ション
職業リハビリテーションとは、さまざまな支援を通じて、障害のある人の職業面における自立を促すことを指す。
社会リハビリテ-ション
社会リハビリテーションは、障害者が社会の中で活用できる諸サービスを自ら活用して社会参加し、自らの人生を主体的に生きていくための「社会生活力」を高めること

ノーマライゼーション

ノーマライゼーションとは、「障害のある人が障害のない人と同等に生活し、ともにいきいきと活動できる社会を目指す」という理念。
ノーマライゼーションの理念が発祥したのはデンマーク
「どのような障害があろうと一般の市民と同等の生活と権利が保障されなければならない」という考え方(バンク・ミケルセン)。
ノーマライゼーション8つの原理ニィリエ

エンパワメント

エンパワメントとは、自身の生活や環境をコントロールできるよう、能力をつけるということ。その人自身の潜在的な力を引き出す働きかけのこと。

ソーシャルインクルージョン

ソーシャル・インクルージョンとは、「社会的包摂」とも訳され、その意味は「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念。
この概念は1970年代のフランスにおいて、戦後の復興や福祉制度が整備されつつある状況の中で、その中においてさえ、なお社会的に排除されている状態のことを「ソーシャル・エクスクルージョン」と呼んだことが発端です。

障害者差別解消法

国連の「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として、全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として、平成25年6月、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が制定され、平成28年4月1日から施行されました。

障害者差別解消法は2016年に施行された法律で、障害を理由とする差別を禁止する対策を定めています。差別解消のための措置として「不当な差別的取扱いの禁止」と「合理的配慮の提供」の2つを定め、それらを実施する際の支援措置も規定しています。

「障害者差別解消法」は、共生社会の実現を目指すものである。
「障害者差別解消法」の対象者は、障害者手帳を持つものだけを対象としていない

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