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介護福祉士試験の合格率&合格点の推移
平成28年度 (2017年1月29日)に行われた、第29回介護福祉士国家試験の合格率の高さには、驚かされましたね。なんと、72.1%でした。しかし、前年以前と比較して受験者数が半減しているではありませんか。
これは、介護福祉士国家試験の受験資格が変更になったことが大きく影響しています。実務経験3年以上で受験できた時代は終わり、実務経験3年以上+実務者研修の修了が義務付けられました。
実務者研修が義務付けられたことにより、給料が安い介護職員が、数万円の費用をかけて実務者研修を受講・修了するのには経済的な負担が大きく、そして介護福祉士の国家資格を取得しても、それほどお給料が上がるということもありません。それなら・・・。
しかし、国家資格有資格者としての社会的地位は、大きなものです。周囲の目も変わりますし、それより自分自身の自信につながります。ヘルパーの資格しか持っていない人が、実際に介護福祉士の勉強を始めて、こんなこと知らなかったという事柄が多くあります。
そうなのです。やはり、国家資格である介護福祉士という社会的地位と自信がこれからのあなたのお仕事にも影響を与えるものになるでしょう。それでは、第29回平成28年度~第21回平成20年度に行われた介護福祉士試験の合格率&合格点の推移を表にしてみましたので、ご覧ください。
回/年度 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | (筆記試験)合格点 |
第29回 平成28年度 | 72.1% | 76,323人 | 55,031人 | 75点 / 125点 |
第28回 平成27年度 | 57.9% | 152,573人 | 88,300人 | 71点 / 120点 |
第27回 平成26年度 | 61.0% | 153,808人 | 99,689人 | 68点 / 120点 |
第26回 平成25年度 | 64.6% | 154,390人 | 93,760人 | 68点 / 120点 |
第25回 平成24年度 | 64.4% | 136,375人 | 87,797人 | 69点 / 120点 |
第24回 平成23年度 | 63.9% | 137,9613人 | 88,190人 | 75点 / 120点 |
第23回 平成22年度 | 48.3% | 154,223人 | 74,432人 | 71点 / 120点 |
第22回 平成21年度 | 50.2% | 153,811人 | 77,251人 | 75点 / 120点 |
第21回 平成20年度 | 52.0% | 130,830人 | 67,993人 | 76点 / 120点 |
終わりに
介護福祉士試験の合格率&合格点の推移 第29回平成28年度~第21回平成20年度
新たに実務者研修が受験資格に加わった昨年の受験者数は激減しています。そして、第30回の介護福祉士の受験資格も実務者研修が義務付けられますので、受験者数はあまり多くないと予想しています。ただ、合格率だけを見ていても仕方がありません。
そうです。合格点を見てください。これがあなたが越えなければならない壁なのです。過去の合格点の推移をみても、68点~76点となっていますね。それなので、壁を80点に設定して勉強するようにしましょう。そうすれば、安心して合格発表の日を迎えることができます。それでは、勉強頑張っていきましょう!