第28回 コミュニケーション技術

「コミュニケーション技術」については、

「介護におけるコミュニケーションの基本」
「介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション」
「介護におけるチームのコミュニケーション」より8問(事例問題2問を含む)出題されます。

一般的な社会人であれば、人とのコミュニケーションをしていると思いますので、普段の自分がどんなコミュニケーションをとっているのかを想像しても答えは導き出せますね。

出題基準
1: 介護におけるコミュニケーションの基本
1)介護におけるコミュニケーションの意義、目的、役割
2)利用者・家族との関係づくり
2:介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション
1)利用者・家族とのコミュニケーションの実際
2)利用者の状況・状態に応じたコミュニケーションの技法の実際
3:介護におけるチームのコミュニケーション
1)記録による情報の共有化
2)報告
3)会議

問題33 傾聴の技法

傾聴の技法として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 最初に客観的事実を確認してから聴く。
2 相手の言葉を妨げないで,じっくり聴く。
3 相手の目をじっと見つめながら聴く。
4 早い動きでうなずきながら聴く。
5 解決策を提案しながら聴く。

問題34 護福祉職の対応

Gさん(70 歳,男性)は,双極性感情障害があり,入退院を何度も繰り返してきた。最近,様々な考えがつながりもなく浮かんで多弁になる躁状態になり,訪問介護(ホームヘルプサービス)に来たH介護福祉職にも次々に話しかけてきた。
このときのH介護福祉職の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 「一度にいろいろ話すのはやめてください」
2 「また入院することになりますね」
3 「いつもより気分が高ぶっていますよ」
4 「私にはよく分かりませんが…」
5 「もっとお話を聞かせてください」

問題35 介護福祉職の言葉かけ

Jさん(82 歳,女性)は,認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で暮らしている。Jさんは朝食を済ませていたが,また朝食の準備を始めた。他の利
用者が「さっき食べたでしょう」と言うと,Jさんは「まだです。今起きたばかりです」と答えた。
このときのJさんに対する介護福祉職の言葉かけとして,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 「おなかがすきましたか」
2 「さっき,食べたばかりですよ」
3 「後片づけまで終わりましたよ」
4 「もう 1 回食べるのですか」
5 「食事より掃除をしませんか」

問題36 介護福祉職の言葉かけ

K さ ん(72 歳, 女 性 )は, ア ル ツ ハ イ マ ー 型 認 知 症である。認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で暮らしているが,いつも「夫に迷惑をかけて申し訳ない」と言っている。ある日,面会に来た夫に対して,「いつもお世話様です」と挨拶しながら,誰なのか分からないで不安そうな様子であった。
Kさんへの介護福祉職の最初の言葉かけとして,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 「誰でしょうか,覚えていますか」
2 「顔は覚えているけど,名前を忘れたのですね」
3 「頑張って思い出してみましょう」
4 「ご主人ですよ。来てもらってよかったですね」
5 「迷惑をかけて申し訳ないと伝えましょう」

問題37 介護福祉職の関わり方

Lさん(70 歳,男性)は,脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で聴覚的理解と視覚的理解の障害があるが,発語はできる。日常会話で使用する単語は理解で
きるが,うまくコミュニケーションをとれないことが多い。介護福祉職が「あしたは晴れですね。あしたの午後散歩に行きましょう」と伝えると,Lさんは話の内容
が分からない様子である。
Lさんが理解できるような関わり方として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 もう一度,低い声で同じ言葉を伝える。
2 もう一度,大きな声で同じ言葉を伝える。
3 「あした,散歩」と短い言葉で伝える。
4 「あした,さんぽ」とひらがなで書いて伝える。
5 言葉を 1 音ずつに区切って,「あ・し・た・さ・ん・ぽ」と伝える。

問題38 介護福祉職の対応

Mさん(72 歳,女性)は,介護老人保健施設に入所している。糖尿病性網膜症で, 3 か月前に右目を失明した。左目はかすかに見える状態である。聴覚機能,言語機能,認知機能に問題はない。
Mさんへの介護福祉職の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 Mさんの右側から話しかける。
2 Mさんの体に触れてから挨拶をする。
3 物音を立てないように関わる。
4 「あそこ」「これ」と代名詞で説明する。
5 視覚情報は整理して口頭で伝える。

問題39 介護福祉職のコミュニケーション

箱型補聴器を使用する利用者と介護福祉職のコミュニケーションに関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 介護福祉職は,イヤホンを装着した耳に向かって話しかける。
2 介護福祉職は,できるだけ大声で話す。
3 利用者は,比較的聞こえる側の耳にイヤホンを装着する。
4 利用者は,箱型補聴器を会話のときに限って使用する。
5 利用者は,雑音の多い場所では箱型補聴器の音量を上げる。

問題40 介護記録

介護記録に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 介護福祉職の意見を中心に記録する。
2 調査・研究目的で記録を利用することは避ける。
3 記録は非言語的コミュニケーションのツールとして活用する。
4 利用者と家族は記録を閲覧することができる。
5 介護保険法では記録の様式を統一している。

正答

問題33 2
問題34 3
問題35 1
問題36 4
問題37 3
問題38 5
問題39 3
問題40 4

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