介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-からだのしくみの理解-合格するための過去問分析

からだのしくみの理解(過去問=試験対策)

○自律神経には、交感神経と副交感神経があり、この二つの神経が逆方向に働くことにより、身体のバランスがとれた状態を保つ。

○神経系を分類すると脊髄と脳からなる中枢神経と、脳脊髄神経と自律神経からなる末梢神経がある。

○脳は左・右大脳半球からなる終脳と間脳・中脳・橋(きょう)・小脳・延髄に分類される。

○中脳・橋(きょう)・延髄を脳幹といい、脳幹は生命維持に重要な機能を担っている。

○脳神経は、脳に出入りする神経で12対ある。

○交感神経は、心臓の活動を活発にして心拍数を増やし、血圧を上げる働きがある。

○交感神経が興奮すると、心拍数が増加したり、心臓の収縮力が強くなり、血圧が上がる。

○交感神経が興奮すると、血管は収縮力が強くなり、末梢血管抵抗が増加するため、血圧が上がる。

○副交感神経は、交感神経と反対に、心臓活動を抑えて心拍数を減らし、血圧を下げる働きがある。

からだのしくみの理解の勉強メモ

介護に関するからだのしくみの基礎的理解

○人体の各部の名称と動きに関する基礎知識
○骨・関節・筋肉に関する基礎知識
○ボディメカニクスの活用
○中枢神経系と体性神経に関する基礎知識
○自律神経と内部器官に関する基礎知識
○こころとからだを一体的に捉える
○利用者の様子の普段との違いに気づく視点

脳・神経

自律神経

自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、みなさんの意思とは関係なく24時間働き続ける。
交感神経:昼間や活動しているときに活発になる
副交感神経:夜間やリラックスしているときに活発になる2種類がある。
2種類の神経がどう作用するかによって、心や体の調子は変わります。

大脳・小脳・脳幹

(1)大脳
人間の脳で最も発達した部分で、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉に区別されます。大脳は、側頭葉、前頭葉、前頂葉、後頭葉の4つに分かれている。
①側頭葉
②前頭葉
③頭頂葉
④後頭葉

(2)小脳
筋や腱、関節からの深部感覚や内耳からの平衡感覚、大脳皮質からの情報を受けて、運動の強さや力の入れ具合、バランスなどを計算して調節するという、運動調節機能を担当している。

(3)脳幹
脳幹部は、間脳、中脳、橋および延髄から構成されております。呼吸、循環など生命活動の基本的な営みを支配すると供に、知覚情報を大脳皮質に中継したり、末梢に向かう運動指令を中継する機能を担当している。

引用:高次脳機能障害のすべて
引用:Akira Magazine

ボディメカニクス

支持基底面積を広くする
介護従事者の足を前後・左右に広くとることで安定する
重心を低くする
膝を曲げて腰を落とすことで安定する
利用者にできる限り接近する
接近することで重心が近づき容易に介護できる
水平に移動する
利用者を持ち上げるのではなく、横に水平移動することで負担が軽減する
てこの原理を使う
肘や膝を支点にして、てこの原理を使うことで負担が軽減する
身体を小さくまとめる
利用者が両手両足を組みできるだけ小さくまとめることによって、摩擦が減り移動しやすくなる
大きな筋群を使う
腕や手先の力だけを使うのではなく、大きな筋肉を使うことで大きな力が出せ効率的である

介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-こころのしくみの理解-合格するための過去問分析

こころのしくみの理解(過去問=試験対策)

○記憶には、記銘と保持と想起の3つの過程がある。

○「記銘」とは、外部の刺激がもつ情報を意味に変換して記憶として取り込むことである。

○記憶は、いったん脳の奥の海馬という部位に保存される。

○手続き記憶は、比較的保たれる長期記憶の一種で、技能や手続き、ノウハウなどを保持する記憶である。

○手続き記憶は、思考を介さずに獲得され再現される、物事の手順についての記憶である。

○意味記憶」は、 長期記憶の中でも言葉とその意味を結びつけている記憶のことをいう。

○意味記憶は、言葉や概念を中心に構成された記憶で、言語を使用する上で辞典のような役割を果たしている。

○エピソード記憶とは、「昨日、2時間も図書館で勉強した」というように特定の時間的・空間的文脈(いつ・どこで)のなかに位置づけることのできる出来事(エピソード)に関する記憶である。

○エピソード記憶は、個々の経験・体験の記憶を指す。

○短期記憶とは、短期間保持される記憶である。

○短期記憶の寿命は、通常数秒から数分までとされている。

○感覚記憶とは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚の感覚などの感覚体験の記憶である。

○感覚記憶は、感覚刺激を感情情報の「まま保持する記憶のことをいう。

こころのしくみの理解の勉強メモ

介護に関するこころのしくみの基礎的理解

○学習と記憶の基礎知識
○感情と意欲の基礎知識
○自己概念と生きがい
○老化や障害を受け入れる適応行動とその阻害要因
○こころの持ち方が行動に与える影響
○からだの状態がこころに与える影響

記憶の過程

記銘:外部の刺激がもつ情報を意味に変換して記憶として取り込むこ。


保持:記銘したものを保存しておくこと。


想起:保存されていた記憶を外に表すこと。

保持時間に基づく記憶の分類

心理学領域では、記憶はその保持時間の長さに基づいて感覚記憶短期記憶長期記憶に区分されている。
(1)感覚記憶
最も保持期間が短い記憶である。各感覚器官に特有に存在し、瞬間的に保持されるのみで意識されない。外界から入力された刺激情報は、まず感覚記憶として保持され、そのうち注意を向けられた情報だけが短期記憶として保持される。
(2)短期記憶
保持期間が数十秒程度の記憶である。保持時間だけではなく、一度に保持される情報の容量の大きさにも限界があることが特徴とされる。
(3)長期記憶
短期記憶に含まれる情報の多くは忘却され、その一部が長期記憶として保持される。この保持情報が長期記憶として安定化する過程は記憶の固定化と呼ばれる。長期記憶は保持時間が長く、数分から一生にわたって保持される記憶である。短期記憶とは異なり、容量の大きさに制限はないことが特徴とされる。長期記憶には、後述するように、陳述記憶(エピソード記憶、意味記憶)と非陳述記憶(手続き記憶、プライミングなど)が含まれる。

エピソード記憶

エピソード記憶とは、陳述記憶の一つで、「個人が経験した出来事に関する記憶」であり、出来事の内容 (「何」を経験したか)に加えて、出来事を経験したときのさまざまな付随情報(周囲の環境すなわち時間・空間的文脈、あるいはそのときの自己の身体的・心理的状態など)と共に記憶されていることが重要な特徴である。
例えば、「今週の水曜日は図書館で勉強をしていた」といったような、時間的・空間的文脈の中に位置づけられる個人的な出来事の記憶。

意味記憶

意味記憶とは、長期記憶のうち、言葉の意味や知識、概念に関する記憶。「1年は12か月である」といった知識や情報の記憶であり、個人的経験に基づくエピソード記憶に対比される。
例えば、「りんごは果物だ」という定義や「1+1=2」といった数式の他、一般常識や歴史上の事実などの記憶を指す。

手続き記憶

手続き記憶とは、長期記憶の一種で、技能や手続き、ノウハウ(手続き的知識)を保持するもの。
例えば、自転車の乗り方の練習、タイピングの練習、楽器の練習、水泳の練習がある。手続き記憶は永続性がある場合もある。

人間の欲求

1段階→生理的欲求:人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求
2段階→安全の欲求:人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求
3段階→親和の欲求:他人と関りたい、他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求
4段階→自我の欲求:自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬されることを求める認知欲求
5段階→自己実現の欲求:自分の能力、可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求
人間の欲求は、5段階のピラミッドのようになっていて、底辺から始まって、1段階目の欲求が満たされると、2段階、3段階と1段階上の欲求を志すようになるというものです。

防衛機制

防衛機制とは、自分自身の心を、さまざまな方法で守ること。

抑圧
自分自身の中で、自分自身が受け入れられない考え方や感情、記憶を否定し、なかったこととしたり、無理矢理忘れようしたりすること。

抑制
不安を感じるような物事について、意識的に考えないようにしたり、願っても手に入れることが難しいと思われることについて、考えるのを避けたりすること。

昇華
現実の社会で認められない欲求や衝動を、芸術やスポーツといった誰にでも認められる高次の価値を実現することで発散する。例えば、性的欲求を詩や小説に表現 することなどである。

合理化
何かと理由をつけて、自分自身の正当性を確保したり、ほかのものに責任転嫁をしたりすること

置き換え
実際に不安や恐怖、怒りを感じる対象ではなく、代理となるものに、その不安や恐怖、怒りを感じたり、ぶつけたりすること。

知性化
感情や痛みを難解な専門用語を延々と語る などして観念化し、情緒から切り離す機制

退行
耐え難い事態に直面したとき、現在の自分より幼い時期の発達 段階に戻ること。

逃避
「葛藤」を引き起こすような状況から逃げ出すことで、不安や緊張、恐怖をなくし、自分自身を守ろうとすることです
現状が苦しいので、他のものに心的エネルギーを出して、現状の苦しさを回避すること

同一化
他人が持っている優れた能力や実績を、自分のものであるかのようにみなしたり、感じたりすること。

投影
自分自身が「抑圧」している考え方や感情を、ほかの人が持っているように感じてしまうことです。

反動形成
「抑圧」した考えや感情と正反対のことをする「防衛機制」です。
自分の弱さを人に知られたくないし自分も認めたくないので、それを克服すべく他の極端に走る。

補償
たとえば、勉強ができないという劣等感を、スポーツをがんばって、ほかの人より優れることで補おうとするようなこと

介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-死にゆく人のこころとからだのしくみ-合格するための過去問分析

死にゆく人のこころとからだのしくみ(過去問=試験対策)

○脳死とは、脳の機能がほぼ完全に失われ回復不可能な状態のことである。

○「臓器の移植に関する法律」が1997年に施行され、この中で脳死の判定基準が満たされ、臓器提供の意志が確認できれば脳死を人の死と認めることが可能となった。

○尊厳死とは、人間が人間としての尊厳を保って死に臨むことである。

○終末期とは、治療しても治る見込みがなく死が避けられない状態のことである。

○終末期にある人は、身体機能が低下していても感性が研ぎ澄まされ敏感なので常に安心感を与えていくようにかかわっていくことが大切である。

○ターミナルケアでは家族に対する援助も必要であり、家族の不安や悲嘆に寄り添いながら、痛みを共感し信頼関係を築いていくことが重要である。

○「死亡」とは、医師が臨終の診断をした時点のことをいう。

○死亡に際して、医師が立ち会っていなくても死亡24時間以内に医師が診察していれば死亡診断書を発行できる。

○キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第1段階は「否認」である。

○キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第2段階は「怒り」である。

○キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第3段階は「取引」である。

○キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第4段階は「抑うつ」である。

○キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第5段は「受容」である。

○キュブラー・ロスの「受容」までの5段階は一方向ではなく、必ずしもこの順番の経過をたどるものではない。

○グリーフケアとは別名「悲嘆ケア」と訳されているもので、大切な人を亡くし大きな悲嘆に襲われている家族などにたいしてのねぎらうなどのサポートのことである。

○脂肪直前の身体の変化は一般的には尿が出にくくなり、手足がむくんでくる。むくみは、やがて全身におよび、そして呼吸はだんだん浅くなり、下顎呼吸となる。

○かかりつけ医とは、病気になったとき、真っ先に相談できる地域の医師のことである。

○事前指示書とは、意識疎通が困難になったときのために、希望する医療ケアを記載した書類のことである。

○臨終期の身体の特徴として、浮腫がみられる。

○臨終期の身体の特徴として、喉からゴロゴロする音が聞かれる。

○臨終期の身体の特徴として、呼吸のリズムが不規則になる。

死にゆく人のこころとからだのしくみの勉強メモ

死にゆく人のこころとからだのしくみ

○終末期ケアとは
○高齢者の死に至る過程(高齢者の自然死(老衰)、癌死)、
○臨終が近づいたときの兆候と介護
○介護従事者の基本的態度
○多職種間の情報共有の必要性

死の三徴候と脳死

死の三徴候は、呼吸停止心臓停止脳機能停止(瞳孔散大と対光反射の消失)である。
脳死の判定基準は、深昏睡両側瞳孔径4mm以上および瞳孔固定脳幹反射の消失平坦脳波自発呼吸の消失で、これらが6時間継続することが条件である。

「死の受容」プロセス(5段階モデル)

第1段階:否認と孤立(denial & isolation)
自らの命が危機にあり、余命があとわずかである事実に衝撃を受け、それを頭では理解しようとするが、感情的にその事実を否認(逃避)している段階。

第2段階:怒り(anger)
自分が死ぬという事実は認識できた。しかし「どうして悪いことをしていない自分がこんなことになるのか」「もっと悪いことをしている人間がいるじゃないか」というような怒りにとらわれる段階。

第3段階:取り引き(bargaining)
信仰心がなくても、神や仏にすがり、死を遅らせてほしいと願う段階。

第4段階:抑うつ(depression)
「ああ、これだけ頼んでもダメか」「神も仏もないのか」というように、自分なりに神や仏に祈っても、死の回避ができないことを悟る段階。

第5段階:受容(acceptance)
それまでは、死を拒絶し、なんとか回避しようとしていたが、生命が死んでいくことは自然なことだという気持ちになる。

臨終期の身体の特徴

・浮腫がみられる。
・喉からゴロゴロする音が聞かれる。
・呼吸のリズムが不規則になる。

介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-睡眠に関連したこころとからだのしくみ-合格するための過去問分析

睡眠に関連したこころとからだのしくみこころのしくみの理解(過去問=試験対策)

○概日リズム(がいじつりずむ)とは約24時間周期で変動する生理現象で、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在している。

○必要な睡眠の量を「睡眠負荷」という。

○人の体内時計の中心は、脳の「視交叉(さ)上核」という部位にある。

○睡眠は、長さよりも深さが重要となる。

○眠りに落ちると、まずレム睡眠が始まり、しばらくすると深いノンレム睡眠のステージに入る。

○ノンレム睡眠は、ぐっすりと熟睡した状態の眠りである。

○レム睡眠とは、身体は休息状態なのに、脳は覚醒に近い状態で活動している睡眠のことをいう。

○レム睡眠には、およそ90分ごとに出現する周期がある。

○レム睡眠とノンレム睡眠の周期は、90分から100分と言われている。

○睡眠比率は、年齢が高くなるにしたがい低下していく。

○不眠のためにおきる障害に「レストレスレッグス症候群」があるが、夕方以降に下肢を中心とした「むずむず」「痛がゆい」という異常感覚のために下肢をうごかしたいという強い衝動がおきることをいう。

○不眠のためにおきる障害に「周期性四肢運動障害」があるが、これはよるになると下肢や上肢がピクピクと周期的に勝手に動くために睡眠が浅くなる障害のことである。

○睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる病気である。

○肥満は、睡眠時無呼吸症候群の原因の1つである。

○過眠とは、日中に目覚め続けていられないほどの強い眠気が出現することである。

○高齢者に過眠の多くは、「レストレスレッグス症候群」、「周期性四肢運動障害」、「睡眠時無呼吸症候群」によるものである。

○「レム睡眠行動障害」とは、夢の中の行動が実際の寝言や睡眠中の異常行動として現れてしまう病気である。

○昼夜逆転生活とは、主に深夜帯を活動の中心とし、朝から昼にかけて睡眠時間を当てている生活のことである。

○コーヒーやお茶などカフェインの含まれる飲み物は、不眠の原因となることがある。

○高齢者は睡眠が浅くなり、中途覚醒や早朝覚醒が増加する。

○レストレスレッグス症候群は、夜になると出現する下肢を中心とした異常感覚により不眠、過眠を引き起こす病気である。

○周期性四肢運動障害は、睡眠中に手や脚の筋肉に瞬間的にけいれんが起こり、眠りが中断されるという睡眠障害である。

○体内時計は外部の光に反応して機能する性質をもち、目から受ける光の刺激が一番最初に伝わる脳の視交叉上核という場所 に、体内時計を司る神経回路がある。

○入眠障害とは、夜間中々入眠出来ず寝つくのに普段より2時間以上かかるものである。

○中途覚醒とは、一旦寝ついても夜中に目が醒め易く2回以上目が醒めるものである。

○熟眠障害とは、朝起きたときにぐっすり眠った感じの得られないものである。

○早朝覚醒とは、朝普段よりも2時間以上早く目が醒めてしまうものである。

○時差症候群とは、体内時計と昼夜のリズムがかみ合わないために起こる睡眠障害のことである。

睡眠に関連したこころとからだのしくみこころのしくみの理解の勉強メモ

睡眠に関連したこころとからだのしくみ

○安眠のための介護の工夫
○環境の整備(温度や湿度、光、音、よく眠るための寝室)
○安楽な姿勢・褥瘡予防

眠りの種類

レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われています。
ノンレム睡眠では、大脳は休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされています。

睡眠時間の2割は「レム睡眠」、8割は「ノンレム睡眠」です。
寝入りばなの3時間で深い2セットがきちんと取れれば、脳はかなり休まります。

高齢者の睡眠の変化

若い頃にくらべて早寝早起きになる。
睡眠が浅くなることです。睡眠脳波を調べてみると、深いノンレム睡眠が減って浅いノンレム睡眠が増えるようになる。
寝つきは悪くなりますし、中途覚醒が増える。

良い睡眠を保つために
①就寝環境を整える(室温・照度)
②午前中に日光を浴びる
③入床・覚醒時刻を規則正しく整える
④食事時刻を規則正しく整える
⑤昼寝を避ける/日中にベッドを使用しない
⑥決まった時刻に身体運動する(入床前の4時間以降は避ける)
⑦夕刻以降に過剰の水分を摂取しない
⑧アルコール・カフェイン・ニコチンの摂取を避ける

高齢者に過眠の原因

レストレスレッグス症候群
夜になると出現する下肢を中心とした異常感覚により不眠、過眠を引き起こす病気。
周期性四肢運動障害
睡眠中に四肢の異常運動が生じて睡眠が妨げられる病気。
睡眠時無呼吸症候群
夜間の睡眠中に無呼吸と低呼吸を繰り返す病気。 無呼吸とは、10秒以上呼吸が停止している状態のことです。

不眠のタイプ

・入眠障害
・熟眠障害
・早朝覚醒

介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-排泄に関連したこころとからだのしくみ-合格するための過去問分析

排泄に関連したこころとからだのしくみ(過去問=試験対策)

○腎臓は、血液中の老廃物をろ過し、尿として排泄する働きをする。この老廃物が体に蓄積すると尿毒症をおこすので、その原因となるタンパク質を制限しなければならない。

○尿が漏れることを「尿失禁」、尿が出しにくいことを「排尿困難」という。

○夜の排尿回数が2回以上の状態を「夜間頻尿」という。

○腹圧性尿失禁とは、急に腹圧が高くなった時に尿が漏れてしまう状態をいう。

○腹圧性尿失禁は、「骨盤底筋」のゆるみにより生じるので骨盤底筋のトレーニングにより改善が有効である。

○切迫性尿失禁とは、抑えられない強い尿意が急に起こり、コントロールできずに尿が漏れてしまう状態である。

○切迫性尿失禁の治療は、膀胱の収縮を抑える薬物療法が有効である。

○溢流性尿失禁は、尿道が開きにくいか、膀胱の筋肉の収縮力低下が原因で少量の尿が漏れ出てしまう状態である。

○人工膀胱とは、負傷や膀胱癌の治療のために膀胱を摘出した際に、膀胱に代わって作られる代用膀胱のことである。

○人口膀胱には回腸導管と蓄尿型人工膀胱、自排尿型人工膀胱の3種類、或いは尿管をそのまま腹部皮膚に開口する尿管皮膚瘻を含めて4種類が存在する。

○人工肛門(ストーマ)とは、腸管の一部をお腹の壁を通して外(皮膚)に出して、肛門に代わって便の出口としたものである。

○鎮痛剤、抗うつ剤なども便秘の原因となります。

○機能性便秘には、弛緩性便秘、痙攣性便秘、直腸性便秘などがある。

○弛緩性便秘とは、主に腹筋力の低下により、全体的に便を送り出す力が弱まり、腸の動きが悪くなることが原因の便秘である。

○弛緩性便秘の原因は大腸の蠕動運動の低下にある。

○痙攣性便秘は、日頃のストレスや睡眠不足等により、腸が過敏に反応し、痙攣した状態になって便の通りが悪くなることで起こる便秘である。

○直腸性便秘は、便意があるのに排便を我慢することを繰り返すうちに、直腸が鈍感になり便が肛門の近くまで来ているのに出せない便秘のことである。

○下痢には、急性下痢と慢性下痢がある。

○便失禁はがまんできずに出てしまったり、知らずに漏れてしまう状態をいう。

○腹圧性便失禁は、腹圧が急激にかかった時にもれるタイプのものである。

○切迫性便失禁は、急に便意を感じたとき、我慢できずに漏れるタイプのものである。

○溢流性便失禁は便がたくさんつまっているために溢れ出てくるタイプの失禁である。

○寝たきりになると、腸管の嫡動運動が低下し便秘になりやすい。

○麻薬性鎮痛剤の副作用の一つに便秘がある。

○急に強い尿意を感じて我慢できなくなる排尿障害を「過活動膀胱」という。

○機能性尿失禁は、膀胱や尿道などの排尿器官、排泄をコントロールする脳・神経系統には問題がないが、心身の障害によって、トイレでの排泄動作ができないためにモレてしまうものである。

○心因性頻尿とは、心理的緊張により尿意を催し、そのことに強くこだわってしまう病態である。

○多尿の原因として糖尿病があり、血中ブドウ糖が増加し尿に漏れ出し、尿の浸透圧が上昇することで尿量が増える。

○膀胱炎では、排尿時痛を伴うことがおおい。

排泄に関連したこころとからだのしくみの勉強メモ

排泄に関連したこころとからだのしくみ

○排泄とは
○身体面(生理面)での意味
○心理面での意味
○社会的な意味
○プライド・羞恥心
○プライバシーの確保
○おむつは最後の手段/おむつ使用の弊害
○排泄障害が日常生活に及ぼす影響
○排泄ケアを受けることで生じる心理的な負担・尊厳や生きる意欲との関連
○一部介助を要する利用者のトイレ介助の具体的方法
○便秘の予防(水分の摂取量保持、食事内容の工夫/繊維質の食物を多く取り入れる、腹部マッサージ)

尿失禁の種類

腹圧性尿失禁
重い荷物を持ち上げた時、走ったりジャンプをした時、咳やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが腹圧性尿失禁です

切迫性尿失禁
自分の意思にかかわらず膀胱が勝手に縮み、膀胱が暴走している状態

溢流性尿失禁
尿が出しにくいことが原因で、残尿が膀胱からあふれて、ダラダラと漏れてしまう状態

機能性尿失禁
排尿機能には問題はなく、身体運動機能の低下や認知症など精神機能の低下と、トイレまでの物理的な距離など環境が原因でおこる尿失禁

便秘

便秘は、大きく分けると機能性便秘と器質性便秘に分類されます。

(1)機能性便秘というのは大腸の働きの異常が原因で起こるもの
①弛緩性便秘
②痙攣性便秘
③直腸性便秘
④食事性便秘
(2)器質性便秘というのは大腸の形の異常や、傷を伴う病気がもとで起こるもの

介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみ-合格するための過去問分析

入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみ(過去問=試験対策)

〇入浴の三大作用は、温熱作用、静水圧作用、浮力作用である。 

〇発汗には、温熱性発汗、精神的発汗、味覚性発汗がある。

〇精神性発汗は、緊張したときにでるものである。

〇味覚性発汗とは、刺激の強いものを食べた時にでるものである。

〇汗腺には、エクリン線とアポクリン腺の2種類がある。

〇普段「汗をかく」というのは、エクリン腺からの汗で体熱を放散したり体温を調節するなどの働きをする。

〇アポクリン腺の役割は、体温の調節ではなく体臭の原因となる汗を生産することである。

〇疥癬は、ヒゼンダニによっておこる感染症である。

〇帯状疱疹は、帯状疱疹ウイルスによって起こる病気である。

〇膿痂疹のほとんどが、黄色ブ菌が原因である。

〇白癬は、水虫を白癬菌というカビが原因となっている。

〇老人性掻痒症は、皮膚の乾燥によりかゆみがでる病気である。

〇入浴は、血行をよくするので褥瘡予防となる。

〇入浴での浄水圧は、血液やリンパの流れを良くして循環器系の働きを活発する。

〇仙骨部の皮膚が赤くなるのは褥瘡の前触れである。

〇汗腺は皮膚の深い部分、脂肪組織からなる皮下組織に位置する。

〇エクリン腺から出る汗の成分は、99%以上が水分なのでサラッとしていて、ほとんどにおいがしない。

〇アポクリン腺からの汗は、栄養たっぷりな上、塩分をほとんど含まないので、皮膚の常駐菌が繁殖しやすく、その発酵臭が独特の匂いやワキガ臭となる。

〇褥瘡は仙尾骨・踵骨部などに好発する。この他に肘や踵、肩甲骨周辺などにも褥瘡ができるので、注意して観察する。

〇褥瘡の発生が疑われるような発赤があるときは、その部位のマッサージは禁止する。

〇褥瘡を予防するためには、除圧、清潔、栄養(高カロリー食)、体位変換などが大切である。体位変換は約2時間おきを目安とすると有効である。

〇胃瘻カテーテルを保護する必要はなく、そのまま入浴・シャワーをしてかまわない。

〇食事の前後は、30分以上あけての入浴が望ましい。

〇皮膚乾燥は、水分補給で予防することができる。

〇皮膚乾燥による「かゆみ」の好発部は、頭部、膝、肘、腰まわり.などこすれる部分に多い。

入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみの勉強メモ

入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみ

○羞恥心や遠慮への配慮
○体調の確認
○全身清拭(身体状況の確認、室内環境の調整、使用物品の準備と使用方法、全身の拭き方、身体の支え方)
○ 目・鼻腔・耳・爪の清潔方法
○陰部清浄(臥床状態での方法)
○足浴・手浴・洗髪

3つの健康入浴効果

・温熱作用
・浮力の作用
・静水圧の作用

引用:知っておきたい! 3つの健康入浴効果とは?

発汗

温熱性発汗
暑いときや運動をしたときに、上昇した体温を下げるための汗。手のひらや足のうらを除く、全身から持続的に発汗。
精神的発汗
人前に出て緊張したとき、驚いたときに出る汗で、「手に汗をかく」「冷や汗をかく」といった言葉に関係するもの。
味覚性発汗
香辛料が効いた辛い物を食べたときに鼻や額などにかく汗。味覚の刺激によって反射的に起こるもので、食べ終わると汗もひく。

かゆみの好発部

①頭:30%
②肘:20%
③膝:20%
④その他:30%

介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-食事に関連したこころとからだのしくみ②-合格するための過去問分析

食事に関連したこころとからだのしくみ②(過去問=試験対策)

○食事の動作には、先行期、準備期、口腔期、咽頭期、食道期がありこれを「摂食・嚥下の5分類」という。

○「先行期」は、食物の形や色、臭いなどを認知する時期のことである。

○「準備期」は、食物を摂りこみ、唾液とともに咀嚼(そしゃく)し食塊を形成する時期である。

○消化器官は、全長約9メートルで口腔、咽頭、食道、胃、肝臓、胆嚢、膵臓、小腸、大腸、直腸、肛門からなっている。

○消化とは、取り込んだ食物などを栄養素の状態で吸収することをいい、吸収とはこの栄養素を小腸の粘膜などから取り入れ、血液やリンパ液の中に送り込むことをいう。

○経管栄養法などの栄養摂取法は、機能障害、狭窄や炎症などで経口からの食物摂取が困難な場合に筆よな栄養や水分の摂取を代償的に行う方法である。

○経管栄養法には経鼻胃管栄養法、胃瘻、腸瘻、気管瘻、食道瘻などがある。

○胃瘻は、腹部に小さな穴をあけ、直接胃に栄養を入れる栄養素である。

○間歇的口腔食道経管栄養法は、チューブを栄養補給時にだけ経口的に挿入し、チューブの先端を食道に留置する方法である。

○食事の形態を調整したものには、ブレンダー食、トロミ食、ゼリー食などがある。

○治療食とは、食事のカロリーや塩分、脂質、タンパク質、糖類などが医師の処方によって規定、制限されている食事のことである。

○エネルギーコントロール食とは、カロリー制限されている食事のことである。

○誤嚥とは、誤って食べ物や液体が肺に入ることである。

○誤嚥を防止している部位は、喉頭蓋である。

○脱水症状の観察のポイントは、口渇、口唇の乾燥、脇の下の乾燥、肌荒れなどである。

○脱水の種類には高張性脱水、低張性脱水、等張性脱水などがある。

○低栄養になると血清アルブミンの低下や体重の減少がみられる。

○摂食・嚥下障害の症状として、流涎(りゅうせん)=よだれが出る、咀嚼(そしゃく)ができない、嚥下開始が困難などのがみられる。

○慢性腎不全は、腎機能が低下し始めた頃から栄養管理が必要となってくる。

○糖尿病により神経の障害があると、足趾のしびれや痛みを生じる。

○胃潰瘍で注意が必要なことは ①過食過飲。 ②酒の飲みすぎ。 ③甘い菓子のとりすぎ。 ④刺激性食品のとりすぎなどである。

○尿毒症を防止するには、タンパク質の制限が必要となる。

○痛風の予防にはプリン体を多く含む食品などの制限や、水分を取ること、体重を減らすなどの対策が必要である。

○狭心症の予防として、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを不足させないことが大切である。

食事に関連したこころとからだのしくみ②の勉強メモ

摂食・嚥下の5分類

①先行期:目で見て食べ物を認識する
②準備期:その食べ物を口から入れ、咀嚼する
③口腔期:舌や頬を使い、食べ物を口の奥からのどへ送る
④咽頭期:脳にある嚥下中枢からの指令で、食べ物を食道へ送る
⑤食道期:食べ物を胃へ送り込む

消化器官は、全長約9メートル

口腔

咽頭

食道



肝臓

胆嚢

膵臓

小腸

大腸

直腸

肛門

介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-食事に関連したこころとからだのしくみ①-合格するための過去問分析

食事に関連したこころとからだのしくみ①(過去問=試験対策)

○アミノ酸はたんぱく質の基本的成分であるが、そのうち体内で合成されないものを必須アミノ酸という。

○ビタミンDは消化管からのカルシウムの吸収を助け、骨の形成を促す作用がある。ビタミンCは、アスコルビン酸とも呼ばれ、水に溶け、熱に弱い。欠乏すると壊血病や皮下出血のほか骨形成機能の低下を来しやすい。ビタミンAは不足すると夜盲症や角膜乾燥症などにかかりやすい。

○ビタミンB1は、糖質が体内で燃焼してエネルギーを発生する過程で重要な働きをしている。このため、糖質の摂取量が多いときは、特に不足しないよう注意が必要である。

○ビタミンA、D、Eは油に溶けやすい脂溶性ビタミンと言われており ビタミン B、Cは水に溶けやすい水溶性ビタミンと言われている

○ビタミンB1は、主として糖質を分解する酵素を助け、エネルギーにかえていく働きがある。ビタミンB1が不足すると疲れやすくなったり、さらには手足のしびれ、むくみ、動悸などといった症状が出てくる

○獣鳥肉類の中で、豚肉には、特にビタミンB1が多く含まれている。

○果実類は、糖分、ビタミンCの給源であり、有機酸などに富み、快美な色と香りと味を持っている。

○五大栄養素とは、たんぱく質、炭水化物(=糖質)、脂質、無機質、ビタミンである。

○栄養素のうち、エネルギー源になるのは、糖質、脂質、蛋白質である。

○牛乳、乳製品、骨ごと食べられる魚は、特にカルシウムの給源として重要である。

○淡色野菜、果物は、主としてビタミンCの給源となるものである。

○糖質性エネルギー源となる食品は、米、パン、めん、いもである。

○貧血の防止は、鉄分の吸収をよくするためにたんぱく質やビタミンCを多く含む食事を十分にとることが必要である。

○高血圧の予防では、調味料だけでなく、加工食品から摂取するナトリウムのコントロールについても注意する必要がある。

○平成20年6月よりこれまで表示が必要なアレルギー物質は5品目(卵・乳・小麦・そば・落花生)だったが、20年6月よりえび・かにの二品目増え7品目になった。

○鉄は、血液のヘモグロビンの成分であり、不足すると貧血になる。所要量は成人男子の方が成人男子より多い。

○牛乳のエネルギーは高く、1本当たり(200 ml)約140kcalの熱量をもっている。

○魚介類のうち、特にいわしやさばの油には、多価不飽和脂肪酸であるイコサペンタエン酸(エイコサペンタエン酸)が多く含まれている。

○1g当たり、炭水化物は4kcal、脂肪は9kcal蛋白質は4kcalの熱量を供給する

○炭水化物はエネルギー源として重要であるが、余分にとりすぎると水に変えられて肥満の原因となる。

○体たんぱく質は合成される一方で、少しずつ分解され、尿素として尿中に排泄される。

○たんぱく質は、消化酵素の作用により、アミノ酸に分解され吸収される。

○脂質は、胆汁酸の働きにより、分解・消化が促進され吸収される。

○厚生労働省が提唱している「六つの基礎食品」では1群は魚、肉、卵、大豆及びその製品であり主に含む栄養素はたんぱく質である

○厚生労働省が提唱している「六つの基礎食品」では3群は緑黄色野菜であり主に含む栄養素はカロテン(カロチン)である

○たんぱく質は、生体組織を構成し、エネルギーの生産や生体機能の調節をしている。脂質は、エネルギーを生産し、生体組織を構成している。無機質は、生体組織を構成し、生体機能の調節をしている。

○「第六次改定 日本人の栄養所要量」によれば、70歳以上の人のカルシウムと鉄の所要量(1日当たり)は、男女共にカルシウムは600mg、鉄は10mgである。望ましいとされている脂肪所要量は、脂肪エネルギー比率で20~25%、食塩の摂取量は一日10g未満を目標とする。

○コレステロールは、卵黄、レバーなどの食品に多く含まれ、血中でリポたんぱく質として存在している。

○植物に多いリノール酸とリノレン酸や、魚油にEPAとDHAは、血中コレステロール低下作用がある。

○高血圧症の予防のために食塩の過剰摂取を避け、1日l0g以下にすることが望ましい。

○人間に必要不可欠な栄養素は、糖質、タンパク質、脂質、無機質、ビタミンの五つでありこれを五大栄養素という。

○エネルギー源になる栄養素は糖質、タンパク、脂質でこれを三大栄養素という。

○脂質はエネルギー源となるほか、細胞膜などの構成成分や血液の成分となったり、ステロイドホルモンを合成したりする。

○糖質は、エネルギー源になる。そして中性脂肪に変えられて体内に貯められる。体の構成成分となる。

○カリウムには血圧を下げる効果があり、ナトリウムには血圧をあげる効果がある。

○1g当たりのエネルギー発生量が最も多い栄養素は、脂質である。

食事に関連したこころとからだのしくみ①こころのしくみの理解の勉強メモ

食事に関連したこころとからだのしくみ

○食事をする意味
○食事のケアに対する介護者の意識
○低栄養の弊害
○脱水の弊害
○食事と姿勢
○咀嚼・嚥下のメカニズム
○空腹感
○満腹感
○好み
○食事の環境整備(時間・場所等)
○食事に関した福祉用具の活用と介助方法
○口腔ケアの定義
○誤嚥性肺炎の予防

六つの基礎食品

6つの食品群のすべてから、1日30品目以上を選んで、バランスのよい食事をとるようにしましょう。
1群:良質のタンパク質(魚、肉、卵、大豆、大豆製品)
2群:カルシウム(牛乳、乳製品、海藻、小魚類)
3群:カロチン(緑黄色野菜)
4群:ビタミンC(淡色野菜、果物)
5群:糖質(穀類、イモ類、砂糖)
6群:脂肪(油脂類、脂肪の多い食品)

ビタミンA

ビタミンAは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつ
ビタミンAは、発育を促進したり、肌の健康を維持したり、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能(視覚の暗順応)に関わったり、さらにのどや鼻などの粘膜に働いて細菌から体を守ったりなど、たくさんの重要な役割を持っています。
ビタミンAとして働く成分を多く含む食品は、レバー、うなぎ、バター、マーガリン、チーズ、卵、緑黄色野菜などです。

ビタミンB1

ビタミンB1は、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつ
ビタミンB1は、糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。また糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係しています。
ビタミンB1の多い食品は、穀類のはい芽(米ならヌカの部分)、豚肉、レバー、豆類などです。中でもとくに豚肉にはビタミンB1が豊富です。

ビタミンB2

ビタミンB2は、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつ
ビタミンB2は、主に皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンで、糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーにするなどの代謝を支える重要な働きをしています。
ビタミンB2は、レバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉菜類などに多く含まれています。

ビタミンC

ビタミンCは、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつ
ビタミンCは、体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに不可欠です。これより皮ふや粘膜の健康維持に役立ちます。
ビタミンCの多い食品は、果物(とくにかんきつ類やイチゴ)、野菜、いもなどです。ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いので、できるだけ新鮮な生で食べるのがよいことになります。

ビタミンD

ビタミンDは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつ
ビタミンDには、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、それによって血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨をつくる働きがあります。
ビタミンDを豊富に含む食品は比較的限られており、魚介類、卵類、きのこ類などです。

ビタミンE

ビタミンEは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつ
抗酸化作用により、体内の脂質の酸化を防いで体を守る働きがあります。
ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類や、植物油に豊富に含まれています。その他には、うなぎ、たらこをはじめとした魚介類、西洋かぼちゃ、アボカドなどにも多く含まれています。

ビタミンK

ビタミンKは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつ
ビタミンKは、出血した時に血液を固めて止血する因子を活性化します。また、骨の健康維持にも不可欠で、骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成をうながすことも知られています。
ビタミンKは納豆に非常に多く、1パック(40g)には240μgも含まれています。その他には、こまつ菜やほうれん草などの緑黄色野菜にも多く含まれています。

カリウム

カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりして、常に一定したよい体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っています。
カリウムは、特にバナナ、メロン、アボカドなどの果実類、ほうれん草などの野菜類、さつまいもなどのいも類、大豆や小豆などの豆類、魚類、肉類に多く含まれています。

カルシウム

カルシウムは、骨や歯などをつくっている栄養素
カルシウムの多い食品は、牛乳、小魚、海藻、大豆および大豆製品、緑黄色野菜などです。

マグネシウム

マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素
アーモンドをはじめとする種実類、魚介類、藻類、野菜類、豆類などに多く含まれています。

リン

リンは、体内のミネラルの中でカルシウムの次に多い栄養素
広く動植物食品に含まれていますが、とくに魚類、牛乳・乳製品、大豆、肉類に多く含まれます。

は、体の中に3~4g存在して、主として赤血球をつくるのに必要な栄養素
食品中の鉄の種類には、肉・魚・レバーなど動物性食品に含まれるヘム鉄と、野菜・海藻・大豆など植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。

亜鉛

亜鉛は、味覚を正常に保つのに働き、また皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素
介類に多く含まれていますが、その中でも、かきやうなぎは亜鉛の量が多い食品です。
亜鉛は不足すると味覚障害が引きおこされることが指摘されています

は、鉄から血液中の赤血球がつくられるのを助ける栄養素
特に牡蠣、するめなどの魚介類、レバー、ナッツ、大豆、ココアなどに多く含まれています。

マンガン

マンガンは、さまざまな酵素の構成成分になったり、さまざまな酵素を活性化する栄養素
広く食品に含まれますが、植物性の食品が主な供給源で、全粒穀類、豆類、ナッツ、茶葉に多く含まれています。

アレルギー物質を含む食品に関する表示(食品衛生法)

容器包装された加工食品で表示が義務づけられているアレルギー物質

卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、そばの7品目のみ(特定原材料)。
ほかにいくらやオレンジなどの21品目(2019年に1品目追加された)は、特定原材料に準ずるものとしてできるだけ表示することが推奨されています。しかし、この21品目には表示義務はありません。

介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-移動に関連したこころとからだのしくみ-合格するための過去問分析

移動に関連したこころとからだのしくみ(過去問=試験対策)

○関節拘縮とは,、長期にわたる寝たきり生活などで関節が固まり動かなくなることをいう

○関節可動域(ROM)は、関節における異常を発見するための検査法である。

○良肢位とは、日常生活で支障の少ない関節角度をとった肢位のことをいう。

○橈骨末端骨折は、手をついて転倒したときにおこりやすい。

○高齢者に起こりやすい骨折として、上腕骨頸部骨折、橈骨遠位端骨折、大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折などがある。 大腿骨頸部骨折は転倒して腰部をうったときにおこりやすい。脊椎圧迫骨折は重いものを持ち上げたときにおこりやすく、この骨折は寝たきりの原因、になることが多い。

○高齢者がつまづいて転倒し立つことができなくなった。大腿骨頸部等の骨折が疑われる場合があるので、介護者は痛まない姿勢で寝かせたまま、医師の指示を待つ。

○高齢者がつまづいて転倒し立つことができなくなったので、介護者は転倒時に打った部位の確認、痛み等の自覚症状や出血などを観察する。

○寝たきりになると尿路感染、起立性低血圧、足のむくみ等の合併症を起こしやすくなる

○長期間の臥床によって、関節の拘縮が生じると、動きに痛みが伴うためにますます動かさなくなるといった悪循環が生じる。

○寝たきりから回復させるために、足底を床につけた端座位を保持することは効果的である。また寝たきりを防止するためには、メリハリのある生活を心がけることが大切で、寝食分離が基本である。

○寝たきりでは脳への剌激が少なくなり、思考力も衰えてくるので、体位を変え、視界を広げることも重要である。また体位変換は褥瘡や肺炎の予防効果もある。体位を変える場合には、皮膚に摩擦を起こさないように配慮することが大切である。

○寝たきりになると消化や吸収の機能の低下があるので便秘になりがちになる。  

○寝たままの状態で排泄を続けた場合、尿路感染症を引き起こしやすくなることを、介護従事者は、常に念頭に置く必要がある。その尿路感染症の対策としては水分摂取は有効である。

○寝たきり高齢者は、無気力な状態やうつ的な状態となり、睡眠障害をきたすなど精神活動が低下する傾向がある。

○廃用症候群(生活不活発病)とは、安静状態が長期に続く事によって起こる心身のさまざまな低下等を指すものをいうが、静脈血栓症(深部静脈血栓症、筋萎縮、関節拘縮 、褥瘡(床ずれ) 、骨粗鬆症 、起立性低血圧 、精神的合併症 、括約筋障害(便秘・尿便失禁) などが挙げられる。

○廃用症候群を防ぐためには、早期からのりハビリテーションに加えて、臥床時間の短縮、適当な運動、環境の改善による感覚器官も含めた生活全体の活性化が必要である。

○廃用性症候群は、治療を必要とする疾患によって安静臥床を余儀なくされている状況で、運動をしないこと、寝ていることで長時間を過ごすことにより生じる。

○筋委縮性側索硬化症は、筋肉を動かしにくくなったり、筋肉がやせてくる病気である。

○脊柱管狭窄症が進むと、歩き続けると足のしびれや痛みが増して動けなくなる間欠跛行という歩行障害が起こる。

○変形性膝関節症は、中高年の人の膝の痛みの原因としてもっとも多いもので、膝の関節の軟骨がすり減ったために、痛みがおこるものである。

移動に関連したこころとからだのしくみの勉強メモ

移動に関連したこころとからだのしくみ

○利用者と介護者の双方が安全で安楽な方法
○利用者の自然な動きの活用
○残存能力の活用・自立支援
○重心・重力の動きの理解
○ボディメカニクスの基本原理
○移乗介助の具体的な方法(車いすへの移乗の具体的な方法、全面介助でのベッド・車いす間の移乗、全面介助での車いす・洋式トイレ間の移乗)
○移動介助(車いす・歩行器・つえ等)
○褥瘡予防

高齢者に起こりやすい骨折

・上腕骨頸部骨折
・橈骨遠位端骨折
・大腿骨頸部骨折
・脊椎圧迫骨折

上腕骨頸部骨折

橈骨遠位端骨折

大腿骨頸部骨折

脊椎圧迫骨折

寝たきりの合併症

・尿路感染
・起立性低血圧
・足のむくみ等

廃用症候群(生活不活発病)

・静脈血栓症
・筋萎縮
・関節拘縮
・褥瘡(床ずれ)
・骨粗鬆症
・起立性低血圧
・精神的合併症
・括約筋障害(便秘・尿便失禁) など

廃用症候群の症状

①食欲不振・便秘
②関節拘縮:関節が固まり、関節の動きが悪くなること
③筋萎縮:筋肉が痩せ衰えること
④骨萎縮:骨がもろくなること
⑤褥瘡:床ずれ
⑥心肺機能低下:軽い運動をするだけで、息切れなどが生じること
⑦誤嚥性肺炎:食べ物が誤って肺に入り、肺炎になること
⑧血栓塞栓症:血管に血の塊がつまること
⑨起立性低血圧:立ちくらみ
⑩うつ傾向:精神的に落ち込むこと

介護福祉士試験 こころとからだのしくみ-身じたくに関連したこころとからだのしくみ-合格するための過去問分析

身じたくに関連したこころとからだのしくみ(過去問=試験対策)

○身じたくを整えることは、人が人として社会にかかわるうえでの重要な自己表現である。

○身じたくの効果として、生活にリズムが生まれる、社会生活の維持向上が図られる、生活の楽しみが生まれる、健康な生活ができるなどのメリットがある。

○爪は指先を外力から保護する、指を支える、手足の動きを助けるという機能を持っている。

○頭皮は表皮保護作用のあるトリグリセライドを分泌し、常在菌のリパーゼにより分解され遊離脂肪酸になり、炎症やかゆみ、悪臭の原因となる。

○口腔には食べ物を摂取する入り口、咀嚼、唾液の分泌、嚥下、呼吸器としての入り口、発音などの機能がある。

○歯はエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄の組織からできている。

○食べ物をかみ砕く作業に支障をきたす疾患として、むし歯や歯周病がある。

○舌の表面にある味蕾は、味覚を感じる機能をもっている。

○舌の動きやはたらきには、舌咽神経、舌神経、迷走神経などが関与している。

○舌苔は、舌に付着する白い苔状のもので舌の上皮に細菌や食べカス、粘膜のカスが付着したものである。

○唾液には食べ物の残渣を洗い流す作用、消化作用、緩衝作用、潤滑作用、薬物排泄作用、抗菌作用などがある。

○口臭とは、口から吐く息に嫌な臭いがあるものをいうが、その多くの原因は口腔内にある。

○唾液分泌の中枢は、延髄にある。

○唾液の中には、消化酵素のアミラーゼが含まれている。

○皮脂欠乏性湿疹は、皮膚が乾燥し乾皮症と呼ばれる状態に移行し、その一部から湿疹を生じる皮膚疾患である。

○疥癬、ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症である

○白癬は、高齢者によくみられる疾患のひとつで、カビの一種である白癬菌が皮膚に感染することによっておこる病気である。

身じたくに関連したこころとからだのしくみの勉強メモ

身じたくに関連したこころとからだのしくみ

①身じたくの意義と目的
②整容に関する介護
・洗面の介助
・ひげそり
・爪切り
・整髪
③口腔ケアの介助
・口腔ケアの目的
・利用者の状況に応じた口腔ケア
・基本的な口腔ケアの方法
④衣類に関する介助
・衣類着脱の目的
・衣類の選択
・衣類着脱の介助

身じたくの介護を行う際には、利用者の個別性を尊重し、「できること」「できるであろうこと」を利用者とともに考え、その人らしい健康な生き方ができるよう、支援することが大切です。