介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識①-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識①(過去問=試験対策)

身体障害 →視覚障害の種類と原因と特性

○視力とは、物の形や存在を認識する能力のことであり、測定する視票はランドルト環を用いる。

○視野とは、目を動かさないで同時に見える範囲のことをいう。

○光覚弁とは、光に対する感覚の能力のことをいう。

○手動弁とは、眼の「前で手の動きを認識できる能力のことを数値化したものである。

○指数弁とは、目の前で指の数を数えることができる能力を数値化したものである。

○全盲とは、光覚が消失している状態のことをいう。

○視覚障害を引き起こす眼疾患には、白内障、緑内障、網膜色素変性、視神経萎縮、糖尿病性網膜症などがある。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第一期は、「失明恐怖の時期」である。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第二期は、「葛藤の時期」である。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第三期は、「生活適応の時期」である。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第四期は、「職業決定の時期」である。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第五期は、「職業獲得の時期」である。

○光覚弁の視覚機能(光を感じる能力)のある人は、夜と昼を区別することができるが移動能力はかなり制限される。

○手動弁の視覚機能(眼の前で手の動きがわかる能力)のある人は、1メートル程度の距離で背景と物体の濃淡の差が高い物体を「何かあるな」という程度で判断できる場合がある

○指数弁の視覚機能(目の前で指の数を数えられる)能力のある人は、1メートル程度の距離で背景と物体の濃淡の差が高い物体であれば何があるかを判断できる。

○視力が0.01以上ある人は、慣れ親しんだ自宅であれば歩行が可能であり屋外の移動もなんとか可能である。

○視野障害には、求心性視野狭窄や中心暗転などのタイプがある。

○リハビリテーション専門職には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、視能訓練士などがある。

○視能訓練士は、斜視の矯正等を行うもので、視能訓練士法に基づく国家試験による資格である。

○網膜色素変性症の初期の症状として、「夜盲」がある。

障害の医学的側面の基礎的知識①の勉強メモ

視覚障害を引き起こす眼疾患には、白内障、緑内障、網膜色素変性、視神経萎縮、糖尿病性網膜症などがある。

眼の障害

(1)眼球の障害

視力障害
・視力の測定は、原則として、万国式試視力表による
・障害等級表にいう視力とは、きょう正視力をいう。
・「失明」とは、眼球を亡失(摘出)したもの、明暗を弁じ得ないもの及びようやく明暗を弁ずることができる程度のものをいい、光覚弁(明暗弁)又は手動弁が含まれる。
・「光覚弁」とは、暗室にて被検者の眼前で照明を点滅させ、明暗が弁別できる視力をいう。
・「手動弁」とは、検者の手掌を被検者の眼前で上下左右に動かし、動きの方向を弁別できる能力をいう。
・「指数弁」は、検者の指の数を答えさせ、それを正答できる最長距離により視力をいう。

調節機能障害
・「眼球に著しい調節機能障害を残すもの」とは、調節力が通常の場合の1/2以下に減じたものをいう。
・調節力が1/2以下に減じているか否かは、被災した眼が1眼のみであって、被災していない眼の調節力に異常がない場合は、当該他眼の調節力との比較により行う。
・両眼が被災した場合及び被災した眼は1眼のみであるが被災していない眼の調節力に異常が認められる場合は、年齢別の調節力を示す下表の調節力値との比較により行う

運動障害
・「眼球に著しい運動障害を残すもの」とは、眼球の注視野の広さが1/2以下に減じたものをいう。
・複視

視野障害
・視野の測定は、ゴールドマン型視野計によること。
・「半盲症」、「視野狭さく」及び「視野変状」とは、V/4視標による8方向の視野の角度の合計が、正常視野の角度の60%以下になった場合をいう。
・視野とは、眼前の1点を見つめていて、同時に見える外界の広さをいう。
・半盲症とは、視神経繊維が、視神経交叉又はそれより後方において侵されるときに生じるものであって、注視点を境界として、両眼の視野の右半部又は左半部が欠損するものをいう。
・視野狭さくとは、視野周辺の狭さくであって、これには、同心性狭さくと不規則狭さくとがある。
・視野変状には、半盲症、視野の欠損、視野狭さく及び暗点が含まれるが、半盲症及び視野狭さくについては、障害等級表に明示されているので、ここにいう視野変状は、暗点と視野欠損をいう。

(2)まぶたの障害

欠損障害
・「まぶたに著しい欠損を残すもの」とは、閉瞼時(普通にまぶたを閉じた場合)に、角膜を完全に覆い得ない程度のものをいう。
・「まぶたの一部に欠損を残すもの」とは、閉瞼時に角膜を完全に覆うことができるが、球結膜(しろめ)が露出している程度のものをいう。
・「まつげはげを残すもの」とは、まつげ縁(まつげのはえている周縁)の1/2以上にわたってまつげのはげを残すものをいう。

運動障害
・「まぶたに著しい運動障害を残すもの」とは、開瞼時(普通に開瞼した場合)に瞳孔領を完全に覆うもの又は閉瞼時に角膜を完全に覆い得ないものをいう。

中途視視覚障害の人の心理的プロセス

第一期は、「失明恐怖の時期」である。
第二期は、「葛藤の時期」である。
第三期は、「生活適応の時期」である。
第四期は、「職業決定の時期」である。
第五期は、「職業獲得の時期」である。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の基礎的理解②-合格するための過去問分析

障害の基礎的理解②(過去問=試験対策)

障害者福祉の基本理念

○国際障害者年(1981年)は、国際連合が指定した国際年の一つでありテーマは「完全参加と平等」であった。

○インテグレーションとは、障害者であっても健常者と分けることをしないで、同じ環境で生活する過程のことをいう。

○リハビリテーションの概念は、障害をおっても人間としての当たり前の権利を取り戻すことができること、つまり「全人間的復権」にある。

○全米リハビリテーション協議会が定義するリハビリテーションとは、「障害者が可能な限り身体的、精神的、社会的及び経済的に最高限度の有用性を獲得するよう回復させることである」している。

○国連・障害者世界行動計画(1982年)では、「リハビリテーションとは、身体的、精神的、かつまた社会的に最も適した機能水準の達成を可能とすることによって、各個人が自らの人生を変革していくための手段を提供していくことをめざし、かつ、時間を限定したプロセスである。」と定義している。

○自立生活運動(IL運動)は1970年代に、アメリカで医療的リハビリテーションが障害者を一生患者扱いし、自己決定権や自己選択権を与えていなかったことに反対して、障害者の権利回復を目指した運動である。

○障害者基本計画は、リハビリテーション及びノーマライゼーションの理念を継承するとともに、共生社会の実現を目指している。

○ノーマライゼーションとは、「障害者を排除するのではなく、障害を持っていても健常者と均等に当たり前に生活できるような社会こそがノーマルな社会である」という考え方である

○ノーマライゼーションは、デンマークのバンク=ミケルセンにより初めて提唱され、スウェーデンのニイリエにより世界中に広められた。

○デンマークではノーマライゼーション思想の普及の中で、国が運営していた大規模な障害者施設が解体された。

○エンパワメントとは、障害を持った人が内発的な力を持ち、自らの生活を自らコントロールできること、または、自立する力を得ることである。

○エンパワメントとは、本来持っている能力を十分に発揮できない状態にある利用者、利用者集団に対して、自身の強さを自覚して行動できるような援助を行うことをいう。

○ソーシャルインクルージョンは、「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、 健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という 理念である。

○ソーシャル・インクルージョンの考え方は、排除されている人々を包括し、多様な人々の社会に統合していくことを意味している。

○ソーシャル・インクルージョンは、社会的排除の反対の概念で、排除されている人々を包括し、多様な人々の社会に統合していくことを意味するもので、インクルージョンは「与えられる福祉ではなく、自らが作り出していく福祉のことである。

○バリアフリー新法は高齢者や障害者の日常生活や社会生活を保護するために、公共交通機関(空港、道路、駐車場、公園など)の整備を推進することを目的としている。

○障害者権利条約で、「障害による差別」とは、障害を理由とした万人に対する、政治権、経済権、社会権、文化権、市民権の全分野にわたる、人権と基本的自由のあらゆる区別、排除、制限を、さらに障害のある人に対する合理的配慮の欠如を意味する…としている。

○「障害者差別解消法」は、共生社会の実現を目指すものである。

○「障害者差別解消法」の対象者は、障害者手帳を持つものだけを対象としていない

障害の基礎的理解②の勉強メモ

リハビリテーションの概念

リハビリテーションとは、WHO(世界保健機関)によれば、「能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するための、あらゆる手段を含む」とされている。

医学的リハビリテ-ション
医学的リハビリテーションとは、病院や診療所などの医療機関で行う療法
職業リハビリテ-ション
職業リハビリテーションとは、さまざまな支援を通じて、障害のある人の職業面における自立を促すことを指す。
社会リハビリテ-ション
社会リハビリテーションは、障害者が社会の中で活用できる諸サービスを自ら活用して社会参加し、自らの人生を主体的に生きていくための「社会生活力」を高めること

ノーマライゼーション

ノーマライゼーションとは、「障害のある人が障害のない人と同等に生活し、ともにいきいきと活動できる社会を目指す」という理念。
ノーマライゼーションの理念が発祥したのはデンマーク
「どのような障害があろうと一般の市民と同等の生活と権利が保障されなければならない」という考え方(バンク・ミケルセン)。
ノーマライゼーション8つの原理ニィリエ

エンパワメント

エンパワメントとは、自身の生活や環境をコントロールできるよう、能力をつけるということ。その人自身の潜在的な力を引き出す働きかけのこと。

ソーシャルインクルージョン

ソーシャル・インクルージョンとは、「社会的包摂」とも訳され、その意味は「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念。
この概念は1970年代のフランスにおいて、戦後の復興や福祉制度が整備されつつある状況の中で、その中においてさえ、なお社会的に排除されている状態のことを「ソーシャル・エクスクルージョン」と呼んだことが発端です。

障害者差別解消法

国連の「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として、全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として、平成25年6月、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が制定され、平成28年4月1日から施行されました。

障害者差別解消法は2016年に施行された法律で、障害を理由とする差別を禁止する対策を定めています。差別解消のための措置として「不当な差別的取扱いの禁止」と「合理的配慮の提供」の2つを定め、それらを実施する際の支援措置も規定しています。

「障害者差別解消法」は、共生社会の実現を目指すものである。
「障害者差別解消法」の対象者は、障害者手帳を持つものだけを対象としていない

介護福祉士試験 障害の理解-障害の基礎的理解①-合格するための過去問分析

障害の基礎的理解①(過去問=試験対策)

障害の概念

○WHOは2001年の国際保健会議(WHO総会)で国際障害分類(ICIDH)の改定版を採択し、これに代わるものとして国際生活機能分類(ICF)を決定した。

○国際障害分類(ICIDH)のモデルは、疾患・変調が原因となって「機能・形態障害」が起こり、それから「能力障害」が生じ、それが「社会的不利」を起こすというものである。

○国際障害分類(ICIDH)に代わる国際生活機能分類(ICF)は、機能障害でなく「心身機能・構造」、能力障害でなく「活動制限」、社会的不利でなく「参加制約」をというように、マイナスよりもプラスを重視する立場から、プラスの用語を用いることとなった。

○片麻痺のある人が復職できないのは、ICF(国際生活機能分類)では、参加が障害された状態の「参加制約」である。

○片麻痺のある人の手足が動かないことは、ICF(国際生活機能分類)では心身機能・構造が障害された状態の「機能・構造障害」である。

○片麻痺のある人が言葉が理解できないのは、ICF(国際生活機能分類)では心身機能・構造が障害された状態の「機能・構造障害」である。

○片麻痺のある人が旅行に行けないのは、ICF(国際生活機能分類)では参加が障害された状態の「参加制約」である。

○片麻痺のある人が トイレに行けないのは、ICF(国際生活機能分類)では活動が障害された状態の「活動制限」である。

○障害者基本法では障害者の定義を、「障害者」とは、身体障害、知的障害又は精神障害があるため長期にわたり日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者としている。

○身体障害者福祉法では身体障害者の定義を、「身体障害者」とは、別表に掲げる身体上の障害を抱える十八歳以上の者であって、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものとしている。

○身体障害者手帳は、1級から6級までの人に交付されるが7級のみでの手帳交付はない。

○精神保健福祉法(精神保健及び精神障害者福祉に関する法)では精神障害者の定義を「精神障害者」とは、精神分裂病、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者としている。

○精神障害者保健福祉手帳は、1級から3級まである。

○知的障害者福祉法にでは、知的障害者の定義が示されていない。

○知的障害者(児)については、療育手帳A、療育手帳Bが交付される。

○発達障害者支援法における発達障害者の定義は、「発達障害者」とは、発達障害を有するために日常生活又は社会生活に制限を受ける者としている。

○ICF(国際生活機能分類の)環境:「社会モデル」では、障害が周囲の環境によって作り上げられるものとされているため、社会の環境を変えることが 障害をなくすことにつながるとの考え方がされている。

障害の基礎的理解①の勉強メモ

国際障害分類(ICIDH)

国際障害分類とは、障害のレベルを ①機能障害、②能力障害、③社会的不利  の三つに分類する考え方

機能障害
疾病等により、心身の機能または構造の一時的または永続的な喪失や異常を意味する。肢体不自由や視覚、聴覚、思考、情緒、感情などが正常に機能しない状態をいう。
能力障害(能力低下)
機能障害に起因する能力(人間として正常とみなされる方法や範囲で活動する能力)の何らかの制限や欠如を意味する。食事、排泄、衣服の着脱などの身辺動作やコミュニケーションがうまくできない状態をいう。
社会的不利
年齢、性、社会、文化的諸因子からみてその個人に生活上の不利益が生じていることを意味する。多くの人々に保障される生活水準、社会活動への参加、社会的評価などが保障されない状態をいう。


心身機能の不全や欠損が生活能力に影響し、それが社会的不利をもたらすという考え方だけでは不十分であるということから、医療、福祉、行政、障害当事者などの各分野の関係者が参加して分類の改訂作業が進められることになった。

国際生活機能分類(ICF)

国際生活機能分類(ICF)の特徴は、改定前の分類の考え方をさらに積極的に推し進め、人間の生活に関連するすべての生活機能や生活能力に着目するものであり、人の生活機能や生活能力の障害を ①心身機能・身体構造 ②活動 ③参加の三つの次元に分類し、それらは、健康状態(変調または病気)と背景因子(個人因子と環境因子の二つ)とも関連する相互作用として捉えようというところにある。

障害者基本法

第二条 この法律において「障害者」とは、身体障害、知的障害又は精神障害(以下「障害」と総称する。)があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者をいう。

障害者自立支援法

第四条 この法律において「障害者」とは、身体障害者福祉法第四条に規定する身体障害者、知的障害者福祉法にいう知的障害者のうち十八歳以上である者及び精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第五条に規定する精神障害者(知的障害者福祉法 にいう知的障害者を除く。以下「精神障害者」という。)のうち十八歳以上である者をいう。
2 この法律において「障害児」とは、児童福祉法第四条第二項に規定する障害児及び精神障害者のうち十八歳未満である者をいう。

身体障害者福祉法

第四条 この法律において、「身体障害者」とは、別表(※)に掲げる身体上の障害がある十八歳以上の者であつて、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものをいう。
※別表に定められている障害の種類
①視覚障害、②聴覚又は平衡機能の障害、③音声機能、言語機能又はそしやく機能の障害、④肢体不自由、⑤内部障害

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律

第五条 この法律で「精神障害者」とは、統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいう。

発達障害者支援法

第二条 この法律において「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。
2 この法律において「発達障害者」とは、発達障害を有するために日常生活又は社会生活に制限を受ける者をいい、「発達障害児」とは、発達障害者のうち十八歳未満のものをいう。

知的障害者福祉法

「知的障害者」の定義規定はない。
(この法律の目的)
第一条 この法律は、障害者自立支援法 (平成十七年法律第百二十三号)と相まつて、知的障害者の自立と社会経済活動への参加を促進するため、知的障害者を援助するとともに必要な保護を行い、もつて知的障害者の福祉を図ることを目的とする。

児童福祉法

第四条 2 この法律で、「障害児」とは、身体に障害のある児童又は知的障害のある児童をいう。

精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳は、一定程度の精神障害の状態にあることを認定するものです。
何らかの精神疾患(てんかん、発達障害などを含みます)により、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある方を対象としています。
対象となるのは全ての精神疾患で、次のようなものが含まれます。
・統合失調症
・うつ病、そううつ病などの気分障害
・てんかん
・薬物やアルコールによる急性中毒又はその依存症
・高次脳機能障害
・発達障害(自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害等)
・その他の精神疾患(ストレス関連障害等)
精神障害者保健福祉手帳の等級は、1級から3級まであります。

療育手帳

療育手帳」とは、知的障害者に発行される障害者手帳
身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳と違って法令上に規定がない。
療育手帳の対象は
・おおむね18歳以前に知的機能障害が認められ、それが持続している。
・標準化された知的検査によって測定された知能指数(IQ)が75以下。(70以下に規定している自治体もある)
・日常生活に支障が生じているため、医療、福祉、教育、職業面で特別の援助を必要とする。

介護福祉士試験 認知症の理解-その他-合格するための過去問分析

その他(過去問=試験対策)

○認知症の老人の徘回は、ほとんどの場合、やさしく分かりやすい説明をすると気持ちがおさまるものである。

○認知症老人に対しては危険を防止するためであっても、部屋もしくは玄関に旋錠してはならない。

○認知症のお年寄りについては行動制限を強化すると、徘徊など不安定さが激しくなることも予測されるので、可能な限り自由な行動を認める。

○認知症の老人との対話がすれ違っても、介護従事者は社会人どうしの対話という原則に留意して行うべきである。

○認知症のある人には、その人の言動から気持ちを察し受容する。

○認知症のある人には相手の動作・行為のペースに合わせて介護する。

○認知症のある人には、感性的な納得を助けるコミュニケーションの技法に心掛ける。

○認知症高齢者には、「知らない人がいる」というような幻覚がみられることがある。このような場合は、否定しないで受け止めてあげる。

○認知症高齢者とのコミュニケーションは、高齢者にわかりやすい言葉で、優しいしぐさや暖かいまなざしを加えると効果的である。

○認知症高齢者に対しては、思い出深いことがらに焦点を合わせて話をすると、コミュニケーションがとりやすくなる。

○認知症高齢者が同じ話を繰り返しても、嫌な顔をしないで、その都度話を聴いたほうがよい。

○認知症の老人についてはルールが簡単で結果が分かり易いゲーム遊びを積極的に取り入れる。

○認知症老人については、散歩を共にし、介護従事者は天候・景色・草花等を話題にして思い出を喚起する。

○認知症老人については、好きな歌を歌う機会を作り、リズムを楽しみ、楽しい感情を皆で共有する。

○認知症老人については個人の趣味、生活経験等を配慮して、縫い物・書道・調理等の活動を取り入れる。

○認知症老人の援助については、住み慣れた地域で、今までの生活様式を大切にしながらどのように地域社会が援助していけるかが問われている。

○認知症のある老人については、寝たきりにさせないように介護することで意欲の低下を防止するための計画を立てたほうがよい。

○認知症老人の残存機能の維持・回復は、体操、音楽、縫い物などが効果的である。

○認知症老人には、適切な生活刺激が必要であるが、昔話や童話などを使った回想法なども有効である。

○認知症老人の家族の援助に当たっては、家族が専門医の診断に基づいて痴呆症状について正しく理解することが、まず求められる。

○介護従事者は、認知症の老人の目をとおした生活現象をそのまま受けとめることも必要である。

○認知症老人を理解するためには、痴呆症状についての医学的な知識が必要である。

○認知症の高齢者は浴室やトイレ等の場所が分からなくなるので、大きなシールを貼って、視覚的な情報が伝わるように改善した方がよい。

○認知症の高齢者は、食事をしたことを忘れてすぐに食べたがるので、食堂に表示板を取り付けて、食事が終わったら○をつけるなど、確認できるような工夫も大切である。

○認知症の高齢者は、家の中で自由に歩き回れるように、各部屋の段差をなくし、転倒などの事故がないように工夫することも大切である。

○認知症の高齢者は、トイレで鍵をかけて出られなくなることもあるので、鍵を取り外したほうがよい。

○いわゆる盗られ妄想は、老人性認知症に特徴的な症状の一つである。

○ショートステイを利用する認知症高齢者の介護が、新しい生活環境に慣れない場合、介護従事者はよく観察し、必要に応じて気持ちを落ち着かせる工夫をした。

○認知症高齢者同士になじみの関係ができていると、気分が安定することが多い。

○認知症高齢者は、おはじき、お手玉など子ども時代の遊びをすると、気分が安定することがある。

○認知症高齢者が、新しい環境に慣れるためには、使い慣れた家具・調度品などは目に見えるところに置いておくと落ち着く。

○病院への入院や、施設への入所などの生活環境の変化は、精神を刺激するので、認知症の症状を助長させてしまう。

○認知症高齢者が日時や自分のいる場所が分からなくなるのは見当識障害の場合もあるので、専門家の判断を求めることが望ましい。

○家族が介護している認知症高齢者を援助する場合、介護従事者はその家族を支援することも必要である。

○認知症高齢者に対しては、上手にできなくても、危険や感染などにつながらない行動であればとがめない。

○認知症高齢者に対しては、話が通じなくても、優しい仕草やまなざしで、感情に働きかけることが重要である。

○認知症高齢者は、通常の物忘れは体験の一部に限定され自分でも忘れたことに気がついているが、認知症の場合は、体験そのものを忘れてしまうといった記憶障害が起こりやすい。

○認知症は物忘れにとどまらずに、失見当や認知障害へと進行するが、そうした自分の障害を自覚していないものである。

○認知症のある人が何らかの意思表示ができる場合には、一緒に介護計画を考える必要がある。

○認知症の人に対しては重度であっても、本人の願いを理解し、潜在能力を最大限にいかすことを基本とするていくことを基本とする。

○認知症の人に対しては不潔行為を避けるために、つなぎのパジャマを着せることは身体拘束にあたる。

○認知症の人が夜間、他の利用者の部屋に入ったので、介護職員の部屋で一緒にお茶を飲むなどして落ち着かせることは適切である。

○認知症の人の訴えを根気よく聞くことにより、心身の状況を把握するとともに情緒の安定がはかられることがある。

○アルツハイマーの利用者の暴力行為が続く場合は、ケア会議を開いて対応を検討したほうがよい。

その他の勉強メモ

介護福祉士試験 認知症の理解-家族への支援-合格するための過去問分析

家族への支援(過去問=試験対策)

○人間は年齢を重ねるにつれて脳の重量が減少し、健康なひとでも30歳から80歳にかけて脳の重量は100g減少すると言われている。

○高齢になると、脳に染みのようにみえる「老人班」が出現する。

○高齢になると神経細胞のなかに、アルツハイマー原線維変化と呼ばれる物質構造がみられようになるが、これは「タウ」とよばれる物質から構成されている。

○老人斑はアミロイドβタンパク質(Aβ)から構成されている。また神経原線維変化により過剰にリン酸化された「タウ」というタンパク質ができる。

○高血圧、肥満、糖尿病などがあると脳の血管に動脈硬化をおこし脳の老化に促進するなかで脳梗塞や脳出血をおこし認知症の原因を引き起こすことがある。

○脳の老化に伴い認知機能は低下するが言語を中心とした言語性知能は衰えにくく、動作を中心とした動作性知能は衰退しやすいといわれている。

○認知症にみられる「物忘れ」は体験全体をすっかり忘れることが特徴であり「エピソード記憶の障害」と言われている。

○認知症では記憶障害にはじまり、言語障害→失見当→判断障害などの様々な認知機能が損なわれる。

○記憶を担う神経伝達物質にアセチルコリンがあるが、これが減ることにより物忘れの症状が出てくる。

○レビー小体病はアルツハイマー型認知症と同様、塩酸アセチルコリン分解酵素阻害薬で有効であるといわれている。

○クロイツフェルト・ヤコブ病の治療法は、現在見つかっていない。

○慢性硬膜下血腫は頭部のCTやMRIですぐにみつかり、簡単な脳手術で血腫を取り除くことができるので、治る認知症の代表的な疾患である。

家族への支援の勉強メモ

認知症の原因となる主な病気の症状

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症の原因

ベータたんぱくやタウたんぱくという異常なたんぱく質が脳にたまって神経細胞が死んでしまい、脳が萎縮して(縮んで)しまう。

アルツハイマー型認知症の主な症状
認知機能障害:新しく経験したことを記憶できず、すぐに忘れてしまう。
BPSD(行動・心理症状):無為・無関心、妄想、徘徊、抑うつ、興奮や暴力などの症状が現れることがある。

脳血管性認知症

脳血管性認知症の原因

脳の血管が詰まる「脳梗塞」や血管が破れる「脳出血」など脳血管に障害が起きると、その周りの神経細胞がダメージを受ける。

脳血管性認知症の主な症状

①認知機能障害:障害される能力と残っている能力があります(まだら認知症)。判断力や記憶は比較的保たれている。
②BPSD(行動・心理症状):意欲や自発性がなくなったり落ち込んだりすることがあります。感情の起伏が激しくなり、些細なきっかけで泣いたり興奮することがある。
③身体面の症状:脳血管障害によって、手足に麻痺や感覚の障害など神経症状が現れることがあります。ダメージを受けた場所によっては言語障害などが出る場合もある。

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症の原因

脳の神経細胞の中に「レビー小体」と呼ばれる異常なたんぱく質の塊がみられます。このレビー小体が大脳に広くに現れると、その結果、認知症になる。

レビー小体型認知症の主な症状

①認知機能障害:注意力がなくなる、ものがゆがんで見えるなどの症状が現れます。レビー小体型認知症では、最初は記憶障害が目立たない場合もある。
②認知機能の変動:時間帯や日によって、頭がはっきりしていて物事をよく理解したり判断したりできる状態と、ボーとして極端に理解する力や判断する力が低下している状態が入れ替わり起こる。
③BPSD(行動・心理症状):幻視、睡眠時の異常言動
④抑うつ症状
⑤身体面の症状:パーキンソン症状、自律神経症状

前頭側頭型認知症(ピック病)

前頭側頭型認知症の原因

原因ははっきりとはわからないのですが、脳のなかの前頭葉と側頭葉の神経細胞が少しずつ壊れていくことによって、いろいろな症状が出てくる認知症。ほかの認知症より若年で発病することが多い。若年性認知症のなかでは血管性認知症、アルツハイマー病に次いで、3番目に多い病気。

前頭側頭型認知症の主な症状

①ルールを守ったり、他人に配慮したりすることができなくなる
②店のものを断りなくもってきてしまう
③交通ルールを無視して赤信号を通過してしまう

クロイツフェルト・ヤコブ病

脳にある「プリオン蛋白」と呼ばれる物質がなんらかの原因によって「異常プリオン蛋白」に変わり、蓄積することで、機能障害を起こす病気。
進行がとても早いことで知られており、発症から1~2年で死に至る、予後不良の病気。

クロイツフェルト・ヤコブ病の症状

①発症時はめまいや立ちくらみ、物忘れなどといった軽度の症状が出現
②急激に進行する
③発症後6か月~1年ほどで無反応の寝たきり状態となり、1~2年で肺炎などの合併症を発症し、死亡に至る。

慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫とは、頭蓋骨の内側で、脳を包む膜(硬膜)と脳の表面との間にゆっくりと血液がたまって血腫ができた状態。
転倒したり、天井などにぶつけたりして、軽く頭を打っただけでも起こることがある。

慢性硬膜下血腫の症状

①頭部を打った直後は特に問題がなく、2週間後から3ヵ月後位に、症状が徐々に出始める。
②次第に、歩行するとふらつく、片側の手足が動かしづらい、しびれが出る、頭痛がする、しゃべりづらい、物忘れが目立つ、失禁するようになるといった症状がみられる。
③重症の場合は、意識障害を起こすこともある。

血腫を除去すると症状が軽減することがある。

介護福祉士試験 認知症の理解-連携と協働-合格するための過去問分析

連携と協働(過去問=試験対策)

○認知症の地域におけるサポート体制の一つに「地域包括支援センター」がある。

○認知症地域医療支援事業は、地域における認知症の発見や対応システムを充実させるためにかかりつけ医に対して助言を行うサポート医の支援等を行う事業である。

○認知症の方に対する地域支援として「認知症サポーター養成講座」が市町村が中心になって実施されている。

○認知症サポーターは認知症について正しい知識をもち、認知症の人や家族を応援し、. だれもが暮らしやすい地域をつくっていくボランティアである。

○認知症サポーターは、100万人を目標に養成されている。

○認知症サポーターは、「認知症を知り地域をつくる10ヵ年」の構想の事業の一環である。

○認知症サポーターには、認知症ケア専門の職種だけでなく、地域住民、金融機関やスーパーマーケットの従業員、小・中・高等学校の生徒などがいる。

○認知症ケアにおけるチームアプローチとは、多職種、多資源が協同して認知症の方の生活を支援していくことである。

○認知症疾患医療センターは、都道府県、指定都市に設置されている。

○認知症疾患医療センターは、地域での「認知症 専門医療機関の紹介」「医療機関の受診前の医療相談」「認知症の原因疾患を特定する 鑑別診断の及び診断に基づいた治療や初期対応」等を行っている。

連携と協働の勉強メモ

地域包括支援センター

地域包括支援センターとは、介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」。

地域包括支援センターの業務

地域包括支援センターは地域の高齢者を支えるために
介護予防ケアマネジメント
総合相談
包括的・継続的ケアマネジメント
権利擁護 の4つの業務を行っている。

認知症地域医療支援事業実施要綱

(1)認知症サポート医養成研修事業
(2)認知症サポート医フォローアップ研修
(3)かかりつけ医認知症対応力向上研修事業

認知症サポーター養成講座

全国キャラバン・メイト連絡協議会では、都道府県、市区町村など自治体と全国規模の企業・団体等と協催で認知症サポーター養成講座の講師役(キャラバン・メイト)を養成します。養成されたキャラバン・メイトは自治体事務局等と協働して「認知症サポーター養成講座」を開催します。

認知症を知り地域をつくる10ヵ年

キャンペーンの主な取組み
(1)認知症サポーター100万人キャラバン
(2)「認知症でもだいじょうぶ町づくり」キャンペーン
(3)認知症の人「本人ネットワーク支援」
(4)認知症の人や家族の力を活かしたケアマネジメントの推進

認知症疾患医療センター

認知症疾患医療センターとは、都道府県及び指定都市により認知症専門医療の提供と介護サービス事業者との連携を担う中核機関として指定を受けた医療機関のこと。主に精神科を標榜する病院に設置されており、基幹型、地域型、診療所型の3つの類型が定められている。

認知症疾患医療センターとしての機能役割
(1)専門医療機関として、詳細な診断や急性精神症状への対応、身体合併症を有する患者への対応を行う。
(2)認知症医療の地域における中核的機関として、専門職研修会や連携協議会開催、専門的な相談を通して、医療機関と介護サービス提供事業所等との連携強化を図る。
(3)認知症医療の情報センターとして、地域住民への認知症に対する理解を含めた啓発活動や相談を行う。
(4)地域における医療と介護の連携拠点として、認知症連携担当者を配置し、地域包括支援センターとの連携機能の強化を図る。

介護福祉士試験 認知症の理解-認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活②-合格するための過去問分析

認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活②(過去問=試験対策)

認知症に伴う機能の変化と日常生活への影響

○人間は年齢を重ねるにつれて脳の重量が減少し、健康なひとでも30歳から80歳にかけて脳の重量は100g減少すると言われている。

○高齢になると、脳に染みのようにみえる「老人班」が出現する。

○高齢になると神経細胞のなかに、アルツハイマー原線維変化と呼ばれる物質構造がみられようになるが、これは「タウ」とよばれる物質から構成されている。

○老人斑は、アミロイドβタンパク質(Aβ)から構成されている。また神経原線維変化により過剰にリン酸化された「タウ」というタンパク質ができる。

○高血圧、肥満、糖尿病などがあると脳の血管に動脈硬化をおこし脳の老化に促進するなかで脳梗塞や脳出血を起こし、認知症の原因を引き起こすことがある。

○脳の老化に伴い認知機能は、低下するが言語を中心とした言語性知能は衰えにくく、動作を中心とした動作性知能は衰退しやすいといわれている。

○認知症にみられる「物忘れ」は、体験全体をすっかり忘れることが特徴であり「エピソード記憶の障害」と言われている。

○認知症では記憶障害にはじまり、言語障害→失見当→判断障害などの様々な認知機能が損なわれる。

○記憶を担う神経伝達物質にアセチルコリンがあるが、これが減ることにより物忘れの症状が出てくる。

○レビー小体病はアルツハイマー型認知症と同様、塩酸アセチルコリン分解酵素阻害薬で有効であるといわれている。

○クロイツフェルト・ヤコブ病の治療法は、現在見つかっていない。

○慢性硬膜下血腫は頭部のCTやMRIですぐにみつかり、簡単な脳手術で血腫を取り除くことができるので、治る認知症の代表的な疾患である。

○認知症の人をめぐる3つの環境要素としてワイズマンは、社会的環境、物理的環境、運営的環境があるとしている。

○認知症の人に対する見当識の支援として、時計やカレンダーを見やすく表示したり、トイレなどの場所にわかりやすい目印を活用するなどの支援が大切である。

○認知症の人に対する機能的な能力への支援として、日常的に身の回りに必要なものを置くなどの支援が大切である。

○認知症の人に対する環境における刺激の質と調整については、音や光、臭いや手触りなど五感を刺激するような工夫が大切である。

○認知症の人に対する安全と安心への支援として転倒や事故を回避するために、手すりや滑りにくいマットなどの対策が大切である。

○認知症の人に対する自己選択の支援として活動量の低下を招かないよう柔軟性をもって自己選択ができる環境を整えることが大切である。

○認知症の人に対するプライバシーの確保については、羞恥心に配慮したり、一人でいられる環境、あるいは他の人との交流を選択できる環境を整えることが大切である。

○介護が必要になる3大要因として、「脳血管疾患」「廃用症候群」「認知症」がある。

○認知症ケアについては、その人の性格や気質、生活歴、社会関係、身体状況など様々な要因に焦点をあてたケアが大切である。

○認知症の人は、環境が変化することによるダメージに弱いが、特にそれらをトランスファーショック(リロケーションダメージ)という。

○認知症の方に対しては、プライドを尊重する、傾聴する、非審判的態度をとる、価値観を尊重するなどが大切となる。

○認知症ケアで大切なことは、「本人は何か思いがあって行動している」ということを理解することである。

○認知症ケアで大切なことは、認知症の人に感謝の気持ちを伝えることである。

認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活②の勉強メモ

認知症介護のための「7つの原則」

①ゆったり、ゆっくりを心がける
②五感を活かしてコミュニケーションする
③共感し、感情を合わせる
④認識や心の世界を理解する努力を
⑤わかりやすく調整する
⑥かけがえのない、有能な存在であることを感じてもらう
⑦外部とのつながりをもつ

「バリデーション」の基本的態度

①傾聴する
②共感する
③誘導しない(ペースを合わせる)
④受容する(強制しない)
⑤うそをつかない・ごまかさない
本人の発言に対して否定しない、叱らないというのが大原則です。
また、本人がとった行動に対しても、否定せずに受け入れる態度が必要です。

介護が必要になった主な原因

第1位:認知症(18.0%)
第2位:脳卒中(16.6%)
第3位:高齢による衰弱(13.3%)
第4位:骨折・転倒(12.1%)
第5位:関節疾患(10.2%)

介護福祉士試験 認知症の理解-認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活①-合格するための過去問分析

認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活①(過去問=試験対策)

認知症の人の特徴的な心理・行動

○認知症には「中核症状」と呼ばれるものと、「周辺症状」と呼ばれるものがあるが、「中核症状」は脳の神経細胞が壊れることによって、直接起こる症状、また、「周辺症状」は周囲の人との関わりのなかで起きてくる症状のことである。

○認知症の中核症状には、記憶障害、見当識障害、理解・判断力の障害、問題解決能力の障害、失認、失語などがある。

○認知症の周辺症状(心理症状と行動傷害=BPSD)として不安感、抑うつ状態、脅迫症状などがある。

○記憶には新しいことを覚え込む「記銘力」、覚えたことを留める「保持力」、記憶を呼び起こす「想起力」という三つの力があるが、認知症になり記憶力の低下があるとこれらのちからが低下する。

○エピソード記憶とは、特定の日時や場所と関連した個人的な経験に関する記憶であるが、これらをすっかり忘れるエピソード記憶の障害があれば、認知症が進んでいるといえる。

○心理状況と行動障害をあわせた概念としてBPSD(行動・心理症状=従来の周辺症状といわれていたもの)が提唱されている。

○BPSDの心理症状で「漠然とした不安感」に陥ることがある。

○「漠然とした不安感」を持つことでパニック発作や心気状態に陥ることがある。

○BPSDの心理症状で「脅迫症状」に陥ることがある。

○BPSDの心理症状で「抑うつ症状」に陥ることがある。

○BPSDの心理症状で「幻覚」に陥ることがある。

○BPSDの心理症状で「妄想」に陥ることがある。

○BPSDの心理症状で「睡眠障害」に陥ることがある。

○BPSDの心理症状には、漠然とした不安感、脅迫症状、抑うつ状態、幻覚、妄想、睡眠障害がある。

問題

○BPSDの行動症状で「徘徊、帰宅行動」がある。

○BPSDの行動症状で「攻撃的な言動、ケアへの抵抗」がある。

○BPSDの行動症状で「昼夜逆転」がある。

○BPSDの行動症状で「不潔行為」がある。

○BPSDの行動症状で「収集癖」がある。

○BPSDの行動症状で「異食行為」がある。

○BPSDの行動症状で「失禁」がある。

○BPSDの行動症状のひとつに「徘徊」がある。

○BPSDの行動症状として攻撃的な言動、昼夜逆転、不潔行為、収集壁などがある。

認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活①の勉強メモ

認知症

認知症とは、脳の変性疾患や脳血管障害によって、記憶や思考などの認知機能の低下が起こり、6カ月以上にわたって、日常生活に支障をきたしている状態。

認知症の中核症状

認知症で、脳の細胞が死ぬ、脳の働きが低下することによって直接的に起こる
記憶障害
理解・判断力の低下
実行機能障害
言語障害(失語)
失行・失認などの認知機能の障害を中核症状と言う。

認知症の周辺症状(BPSD)

すべての症例に出現するわけではありませんが残存する神経機能が外界への反応として示すと考えられるのが周辺症状。
せん妄
抑うつ
興奮
徘徊
睡眠障害
妄想ほか

アルツハイマー型認知症の時間的経過

第1期(初期):初期には記憶障害、記銘力障害、失見当識(時間)が出現、徐々に知的機能障害が進行
第2期(中期):中期には中等度に知能低下し精神症状及び問題行動が顕在化、妄想、幻覚、徘徊、失行、失認が出現
第3期(末期):末期には人格変化、無言、無動、失外套症候群が出現

BPSDの行動・心理症状

(1)行動症状
・暴力
・ 暴言(攻撃的な言動)
・ 徘徊、帰宅行動
・昼夜逆転
・拒絶(ケアへの抵抗)
・収集癖
・異食行為
・失禁
・不潔行為 等

(2)心理症状
・抑うつ
・脅迫症状
・不安
・幻覚
・妄想
・睡眠障害 等

介護福祉士試験 認知症の理解-医学的側面から見た認知症の基礎⑤-合格するための過去問分析

医学的側面から見た認知症の基礎⑤(過去問=試験対策)

病院で行なわれる検査、治療の実際

○認知症の診断の一つに、長谷川式認知症スケールがある。

○認知症の診断の一つに、ミニメンタルテスト(MMSE)がある。

○認知症の行動観察評価方法として、CDR(clinical dementia rating)があり健康、認知症の疑い、軽度、中程度、重度の5段階に分けられる。

○FAST(functional assessment staging)は、アルツハイマー型認知症の病状ステージを生活機能面から分類した評価尺度である。

○リアリティオリエンテーションは、認知症の中でも見当識障害を持った患者を対象としたケアである。

○リアリティ・オリエンテーションは、認知症高齢者の場合、残存している能力へ働きかけるものである。

○現実への方向づけ(リアリティ・オリエンテーション)プログラムは、見当識や現実認識を深めることを目的として、認知症老人に対して行われている技法である。

○再動機づけ(リィ・モティベーション)の目的は、すべてに興味や意欲を失ってしまっている老人に刺激を与えたり、生気を与えることによって、再び生活に意欲を起こさせ、対人関係を活性化させ、社会性や興味を呼び起こさせることにある。

○認知症が疑われた場合に行う検査のなかに、MRI(核磁気共鳴画像)や改訂長谷川式簡易知能評価スケールがある。

○WAIS-Rは、11の下位検査により構成されている知能検査である。

○FASTは、アルツハイマー型認知症の病状ステージを、生活機能の面から分類した観察式の評価尺度である。

○IADL(手段的日常生活動作)のアセスメントは、軽度の認知症において有用である。

○MMSE(Mini-Mental State Examination)は、30点満点の11の質問からなり、見当識、記憶力、計算力、言語的能力、図形的能力などをカバーする検査である。

○回想法の効果については、抑うつ感の改善、不安の軽減、人生満足度の向上、対人交流の促進などが報告されている。

○回想法は、毎回異同じ場所で行うと効果的である。

○回想法では、ライフステージを示すボードを準備し、キーワードを参考に話してもらうという方法である。

○抗認知症薬には、貼り薬(パッチ方式)がある。

○抗認知症薬使用で、悪心や下痢の副作用がでることがある。

医学的側面から見た認知症の基礎⑤の勉強メモ

認知症の神経心理学検査

(1)改訂 長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)

・主に「記憶力」に関係した9つの質問で構成
・満点は30点
・20点以下の場合に認知症の疑いありとされる

(2)ミニメンタルステート検査(MMSE :Mini Mental State Examination)

・認知症診断用に30満点の11の質問からなるテスト形式の検査。見当識・記憶力・計算力・言語能力・図形的能力を計る

(3)FAST(functional assessment staging)

・FASTは、認知症の進行度を7段階に分類したもの

(4)時計描画テスト(CDT:Clock Drawing Test)

・数字と針のある時計の絵を描く検査です。円の大きさ、数字の配置、針の位置、中心点の位置の描き方から、脳の中の側頭葉(意味記憶)、前頭葉(実行機能)、頭頂葉(視空間認知)の機能を評価します。

(5)CDR(Clinical Dementia Rating)

・認知症の重症度を評定するための検査です。
・記憶、見当識、判断力と問題解決、社会適応、家族状況および趣味・関心、介護状況の6項目について、5段階で重症度を評価する。

認知症の脳画像検査

①CT:X線を使ったコンピューター断層撮影
②MRI:電磁気による画像検査
③SPECT:放射線検査薬を注射し、その体内動向により脳血流量をみる検査
④VSRAD:MRI画像を統計的鑑別法により解析する検査

回想法

回想法とは、昔の懐かしい写真や音楽、昔使っていた馴染み深い家庭用品などを見たり、触れたりしながら、昔の経験や思い出を語り合う一種の心理療法。
1960年代にアメリカの精神科医、ロバート・バトラー氏が提唱し、認知症の方へのアプロ―チとして注目されている。

回想法の効果

最近の記憶を保つことは困難ですが、昔の記憶は保持されています。昔のことを思い出して言葉にしたり、相手の話を聞いて刺激を受けたりすることで脳が活性化し、活動性・自発性・集中力の向上や自発語の増加が促され、認知症の進行の予防となる。

リアリティオリエンテーション

リアリティ・オリエンテーションとは、今は、何月何日なのかとか、季節はいつなのかといった時間や今いる場所等が判らないなどの見当識障害を解消するための訓練で、現実認識を深めることを目的とする。1960年代にアメリカの病院で始まった療法で、当初は戦争の後遺症をもつ軍人を対象にしていた。現在は、認知症の改善が期待できる療法として知られており、日本の医療機関や介護施設でも取り入れられ

介護福祉士試験 認知症の理解-医学的側面から見た認知症の基礎④-合格するための過去問分析

医学的側面から見た認知症の基礎④(過去問=試験対策)

若年性認知症

○若年認知症とは、18歳以上、65歳未満で発症する認知症の総称である。また65歳以上で発症した認知症は老年期認知症という。

○若年認知症は、若い分、脳の萎縮スピードも高齢者に比べると速く、社会的にも家族的にも大きな影響を与えている。

○若年性認知症罹患率は、男性に多い。

○若年性認知症の原因のひとつは、この過度な飲酒といわれている。

○若年性認知症は、アルツハイマー型から起こる場合、また血管性認知症からおこる場合がある。

○若年性認知症になった人については、特に家族の子ども世代に与える心理的な影響は大きい。

医学的側面から見た認知症の基礎④の勉強メモ

若年性認知症

65歳未満の若い世代で発症した認知症を「若年性認知症」と呼ぶ。
最近では、18歳から39歳までに発症した若年期認知症を加えた認知症の総称。
若年性認知症の発症頻度は、10万人あたり50人から60人と考えられています。

若年性認知症の原因である基礎疾患

①脳血管性認知症(39.8%)
②アルツハイマー型認知(25.4%)
③頭部外傷後遺症(7.7%)
④ピック病(3.7%)
⑤アルコール性認知症(3.5%)
⑥レビー小体型認知症(3.0%)

若年性認知症の特徴

①若年性認知症は男性が女性より多い(約1.6倍)。
②発症年齢は平均して51.3歳と推定。
③ご本人や周囲のショックが大きい
④経済的打撃が大きい
⑤能力がアンバランスである
⑥専門のサービスや支援が少ない

PAGE TOP