この記事を読むと分かること
医療的ケアは、第29回(2016年度)の試験から新たに設けられた領域・科目である。
出題数は5問
医療的ケアは、出題数の少ない「人間の尊厳と自立」や「人間関係とコミュニケーション」のように他の科目と組み合わせた科目群ではない。得点がない場合には合格基準である「すべての科目群に得点すること」という条件から外れることになるため、基礎となる知識や基本的事項はしっかりと定着させ、得点につなげることが重要となる。
本科目は医療職との連携の下で医療的ケアを安全・適切に実施できるよう必要な知識・技術を習得することが求められている。
介護福祉士が行える「医療的ケアの範囲」の理解と「喀痰吸引」、「経管栄養」の基礎知識と併せて実施手順をイメージできるようしておくことが得点につながると考える。
目次
介護福祉士「医療的ケア-過去問」第31回(2018年度)
「医療的ケアの実際の基礎」からスタンダードプリコーションについて1問。
「喀痰吸引(基礎的知識・実施手順)」から喀痰吸引が必要と判断された利用者に対する喀痰吸引の実施と気管切開し人工呼吸器を使用している人の喀痰吸引の2問。
「経管栄養(基礎知識・実施手順)」から胃ろうによる経管栄養の実施手順とイルリガートルを用いた経鼻経管栄養の2問。
介護福祉士「医療的ケア-過去問」第30回(2017年度)
「医療的ケア実施の基礎」からパルスオキシメータでの測定に関する問題が1問。
「喀痰吸引(基礎的知識・実施手順)」から喀痰吸引等を行うための指示書について、喀痰吸引を必要とする利用者の生活支援について、1回の吸引でとりきれない場合の再吸引の対応に関する3問。
「経管栄養(基礎的知識・実施手順)」からは栄養剤注入中の嘔吐の原因を問うもので、すべてが基礎的知識を問う内容。
介護福祉士「医療的ケア-過去問」第29回(2016年度)
出題数は、短文事例問題2問、イラストによる問題1問を含む5問が出題された。
出題内容
「喀痰吸引等を規定した法律」
「イラストによる介護福祉が鼻腔内吸引を行うときの吸引チューブの挿入範囲」
「短文事例問題:口腔内喀痰吸引時の姿勢」
「経管栄養に関する基礎知識」
「短文事例問題:経鼻経管栄養実施前の介護福祉士の対応」
まとめ
スタンダードプリコーションについて
喀痰吸引が必要と判断された利用者に対する喀痰吸引の実施と気管切開し人工呼吸器を使用している人の喀痰吸引
胃ろうによる経管栄養の実施手順とイルリガートルを用いた経鼻経管栄養
パルスオキシメータでの測定に関する問題
喀痰吸引等を行うための指示書について、喀痰吸引を必要とする利用者の生活支援について
栄養剤注入中の嘔吐の原因を問うもの
「喀痰吸引等を規定した法律」
「イラストによる介護福祉が鼻腔内吸引を行うときの吸引チューブの挿入範囲」
「短文事例問題:口腔内喀痰吸引時の姿勢」
「経管栄養に関する基礎知識」
「短文事例問題:経鼻経管栄養実施前の介護福祉士の対応」
引用:https://fukushi.akamaru.jp/exam/ana_kaigo/gogo.html