この記事を読むと分かること
全般的傾向として高齢者、障害者、福祉全般の分野から、法制度、福祉的概念、専門職の役割等、満遍なく出題がなされていた。
出題傾向としては、高齢者、障害者、その家族の置かれている状況の理解、支援に必要な福祉関連の法制度等を問う問題で構成されてきた。
目次
介護福祉士「社会の理解-過去問」第31回(2018年度)
問題5、家族機能の理解は従来の機能論にジェンダーの視点を鑑みた考察が求められよう。
問題6、今後の福祉社会を意味づけるもの。
問題7、16、介護福祉職が活躍する働き場所等の制度的理解。
問題8、10、、介護の私事化の際の制度、働き方の多様化における社会保障の知識が確認された。
問題11、12、介護保険制度の改正という、直近の法制度の改正点が問われた。
介護福祉士「社会の理解-過去問」第30回(2017年度)
具体的には高齢者分野からは5問、介護保険制度、地域包括ケアシステムの目的、役割、そして話題として予測されていた高齢者住宅の設置基準等を問う問題が出題。
事例問題に関しては、高齢者の生活の継続を踏まえた観点から、応用力を確認する内容であった。
介護福祉士「社会の理解-過去問」第29回(2016年度)
問題5、長寿社会の動向の基本的理解
問題6、育児休業に関する出題
問題7、8では社会保障制度の体系的な内容
問題9、10、11においては介護保険制度に関するサービス、保険者等の役割についての基礎的理解
問題12、13、14は障害者福祉より障害者総合支援法及び障害者差別解消法の支援内容と機能
問題16、困窮者自立支援法とともに、現代社会の状況を勘案した場合
介護福祉士「社会の理解-過去問」第28回(2015年度)
問題5、法的権利
問題6、人口動態の特徴
問題7、社会保障の諸制度
問題8、各法制度改正における変更点
問題10、今回は利用者の自己決定等の尊厳を踏まえた支援姿勢
問題11、14、障害者の人権を守る関連施策
問題12、13、障害者総合支援法からの出題
問題15、医療供給体制の確保に伴う関係機関
問題16、セーフティーネットとしての生活保護制度の原理・原則
介護福祉士「社会の理解-過去問」第27回(2014年度)
「生活と福祉」からは民生委員の委嘱、総合的保健サービスの提供に関わる保健センターの役割等、地域に密着した機関の知識が問われている。
「社会保障制度」においては例年出題されてきた年金、保険等ではなく、生活保障を含めた社会福祉の基本的理念が出題された。
「介護保険制度」は例年出題数も多いが、創設の背景、目的、しくみの流れ、関係機関の役割等を整理しておけば解答を見いだせよう。
「障害者自立支援制度」の事例問題において精神障害者の地域移行支援が出題された。
まとめ
第31回(平成30年度)介護福祉士国家試験
問題 5 家族の機能に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
問題 6 「地域共生社会」が目指すものとして,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
問題 7 特定非営利活動法人(NPO法人)に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。
問題 8 「育児・介護休業法」に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。
問題 9 楽しみにしていた通所介護(デイサービス)の利用が困難になり困っているという相談が,指定通所介護事業所のD管理者(介護福祉士)にあった。D管理者の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
問題 10 労働者災害補償保険制度に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。
問題 11 2018 年(平成 30 年)に施行された介護保険制度の改正内容として,正しいものを 1 つ選びなさい。
問題 12 2018 年(平成 30 年)に施行された介護保険制度の利用者負担に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。
問題 13 2016 年(平成 28 年)の「障害者総合支援法」の改正内容として,適切なものを 1 つ選びなさい。
問題 14 障害者を支援する専門職の主たる業務に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
問題 15 Eさんは通所介護(デイサービス)の職員の対応に不満があり,苦情を申し出たいがどうすればよいかとU事業所の訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
問題 16 社会福祉法人に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。
引用:https://fukushi.akamaru.jp/exam/ana_kaigo/gozen.html