介護福祉士の国試合格率が過去最高72.1%になった。その理由は、受験者数が急減したことにある。
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受験資格の厳格化
介護福祉士の受験者数が前回の15万2573人から半減したことにある。これは仕事をしながら介護福祉士の資格を目指すために「実務者研修」が加えられたことが大きな原因になる。
元々の3年以上という「実務経験ルート」に加えて最大で450時間の「実務者研修」が受験資格になり、試しに国家試験を受けてみよう、合格したら儲けものという受験者がいなくなったためだろう。
しっかりと介護福祉士の国家試験の受験勉強をした人しか受けていなければ、合格率は必然として上昇する。これらの原因で、過去最高の72.1%という合格率になったのだ。
介護福祉士の国試合格率の推移
合格率
第1回 23.2%
第2回 37.1%
第3回 47.3%
第4回 53.9%
第5回 55.1%
第6回 52.5%
第7回 52.4%
第8回 51.0%
第9回 50.7%
第10回 50.1%
第11回 50.2%
第12回 48.3%
第13回 45.9%
第14回 41.4%
第15回 48.0%
第16回 49.3%
第17回 42.6%
第18回 46.8%
第19回 50.4%
第20回 51.3%
第21回 52.0%
第22回 50.2%
第23回 48.3%
第24回 63.9%
第25回 64.4%
第26回 64.6%
第27回 61.0%
第28回 57.9%
第29回 72.1%
EPAに基づく外国人候補者
EPAに基づく介護福祉士外国人候補者209人が受験し、合格率は前回比1.1ポイント減の49.8%だった。合格者の内訳はインドネシア人68人(合格率62.4%)、フィリピン人36人(同36%)。日本人を含む全体の合格率は過去最高の72.1%だった。
終わりに
介護福祉士の国試合格率が過去最高72.1% その理由は?・・・真剣に勉強して受験した人が多かったこと。それに尽きます。今年度も受験資格の改正されまだ2年しかたっていないので、お試し受験的な受験生は少ないと思いますので、合格率はかなり高いと予想しています。
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