人それぞれ得意・不得意分野があると思いますが、介護福祉士国家試験の科目にとっても得意科目・不得意科目があるはずです。介護福祉士国家試験の全科目を得意と言う人は、絶対にと言ってよいと思いますが、いないでしょう。
介護福祉士国家試験は、正答率60%以上あれば合格できる試験で、実際に過去の合格率を見ても50%以上と意外と優しい方の国家試験ではあると思いますので、苦手科目は捨てて、得意科目で確実に点数を稼いで、正答率60%以上(75点以上)になるように勉強しましょう。
目次
得意科目を知る方法は?
介護福祉士の筆記試験はさまざまな分野から出題されます。法令だったり歴史だったり、また、実際の訪問介護の現場での事例だったり、認知症高齢者の事例だったり。
実際に介護現場で仕事をしていれば、向き合ってきたであろう事例が頭に浮かぶはずです。介護現場での仕事しかしてこなかった人には、精神障害の事例は、どう頑張ってみても想像もできません。
それなので、得意科目を知る方法として、今まであなたが従事してきたお仕事が、あなたの「得意科目」となるはずです。実際に、過去問題などを解いてみてください。おのずと分かってくるはずです。
介護職として高齢者と関わってきた人が、精神疾患のことは理解しにくいし、精神障害や知的障碍者などの仕事をしていた人にとっては、高齢者の状況など、想像にも出てきません。
得意科目を知ったらどうする?
ちょっと極端な話にはなりますが、得意科目で合格点が取れるのであれば、「苦手科目」は捨てる。勉強しないという方法もありますが、そんなことをしていたら、不安が増大していくだけです。
苦手科目を勉強しないということではなく、苦手科目で点数が取れない分、得意科目で点数を稼いで合格をゲットするということです。
実際に、2016年度に行われた過去問を科目ごとにご紹介しますので、挑戦して、得意科目と苦手科目を判別してみましょう。そうすることで、得意科目で点数を稼ぐという手法の準備ができます。
領域:人間と社会 16問
・人間の尊厳と自立
・人間関係とコミュニケーション
・社会の理解
領域:介護 52問
・介護の基本
・コミュニケーション技術
・生活支援技術
・介護過程
領域:こころとからだのしくみ 40問
・発達と老化の理解
・認知症の理解
・障害の理解
・こころとからだのしくみ
領域:医療的ケア 5問
・医療的ケア
総合問題 12問
・総合問題
まとめ
介護福祉士試験に受かる勉強方法・合格するコツ その2「己を知る」でもご紹介しましたが、得意科目と苦手科目を自分自身で判別しましょう。
科目ごとの過去問を自分なりに整理して、ノートにまとめるなりして「自覚」しましょう。