介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑨-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑨(過去問=試験対策)

難病等→難病等の種類と原因と特性

○難病とは、原因不明で確かな治療法がないため、徐々に進行し重い身体の障害や後遺症のある疾患の総称である。

○難病の一つである脊髄小脳変性症は、運動失調を主な症状とする神経疾患の総称である。

○脊髄小脳変性症は、言葉の各音節の間隔や大きさが不均一、不明瞭で、酔っぱらったような、時には爆発性の発声となります。

○難病の一つである多発性硬化症は、中枢性脱髄疾患の一つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多彩な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患である。

○難病の一つである筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患である。

○筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、嚥下障害をおこすことがある。

○筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、呼吸障害がみられる。

○難病の一つであるスモン病は、整腸剤のキノホルムが原因とされる神経系疾患である。

○難病の一つであるパーキンソン病は、脳内のドーパミン不足とアセチルコリンの相対的増加とを病態とし、錐体外路系徴候を示す疾患である。

○難病の一つであるベーチェット病は、再発・寛解を繰り返す原因不明の慢性疾患で、自己免疫疾患の一つである。

○難病の一つである悪性関節リウマチは、既存の慢性関節リウマチ(RA)に、血管炎をはじめとする関節外症状を認め、難治性もしくは重篤な臨床病態を伴うものである。

○関節リウマチでは、関節保護のために、固くにぎる動作は避けなければならない。

○関節リウマチでは、和式トイレの場合はしゃがむことで膝関節に負担がかかるので補高便座をのせたほうがいい。

○関節リウマチは、全身性の病気であり、全身の関節に炎症(関節炎)がおこり、長い年月をかけて徐々に進行しますが、この関節リウマチのなかで、全身の血管に炎症(血管炎)を伴う場合を特に悪性関節リウマチと呼びます。

○リンパ浮腫は、リンパを輸送するシステムのトラブルにより、リンパをうまく血液中に戻すことができず、細胞と細胞の間にリンパがたまり、その結果腕や足に腫れやむくみ(浮腫)があらわれるものである。

○リンパ浮腫の予防の一つに体重の減量がある。

○難病の一つである全身性エリテマトーデスは、全身の臓器に原因不明の炎症が起こる、自己免疫疾患の一種である。

○難病のある人は、終末期になると疾患の進行による多臓器不全などが原因で死亡することが多くなる。

○HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、セックスや輸血で感染するが多い。現在エイズ予防のためのワクチンは開発されていない。

○慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、腕を高くあげる動作を繰り返し行うと息苦しさが増すので注意が必要である。

○慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、食欲・意欲の低下を訴えることがあるので高カロリーの食事を摂取するようにする。

○クーロン病は、口から肛門まで、全消化管に炎症性の潰瘍などの病変ができる疾患です。

○筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気である。

障害の医学的側面の基礎的知識⑨の勉強メモ

難病

難病とは、発病の原因が明確でないために治療方法が確立しておらず、長期の療養を必要とする疾患。

難病の定義(「難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)」)
発病の機構(原因)が明らかでない
治療方法が確立していない
希少な疾患である(がん、精神疾患、感染症、アレルギー疾患等、個別の施策体系が確立している疾患は含まれない)
長期の療養を必要とする
難病法は、国をあげて、難病治療の研究を進め、難病のある人の医療費負担を軽減すること、治療を継続しながら社会参加できるような総合的支援を進めることを定めています。

脊髄小脳変性症

脊髄小脳変性症は、歩行時のふらつきや、手の震え、ろれつが回らない等を症状とする神経の病気。
小脳を中心とした神経の変性によって生じる疾患を総称。

多発性硬化症

多発性硬化症は、免疫細胞が中枢神経(脳・脊髄)や視神経に炎症を起こして、神経組織を障害する自己免疫疾患。
中枢性脱髄疾患の一つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多彩な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患である。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)

重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患である。
嚥下障害をおこすことがある。
呼吸障害がみられる。

ベーチェット病

ベーチェット病とは、口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの症状を主症状とする慢性の全身性炎症性疾患
再発・寛解を繰り返す原因不明の慢性疾患で、自己免疫疾患の一つである。

指定難病病名一覧表

指定難病と診断され、病状の程度が「重症度分類等」という基準において一定の程度以上であったり、継続的な高額医療費の負担のある場合、医療費助成制度の対象となる。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑧-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑧(過去問=試験対策)

発達障害→発達障害の種類と原因と特性

○発達障害支援法は、平成16年に成立し平成17年度から施行された。

○発達障害の一つである「学習障害」とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。

○発達障害の一つである「注意欠陥多動性障害」とは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。

○発達障害の一つである「広汎性発達障害」は、社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった、人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴としている。

○「広汎性発達障害」では、変化に対応できないときは混乱してしまい、パニックを起こしてしまうことがある。

○「広汎性発達障害」では、同じ行動パターンや興味にこだわったり、場所、時間や道順を変更できないことや、ルール違反を極点に嫌ったりする傾向がある。

○「広汎性発達障害」は、「自閉症」「アスペルガー症候群」「レッド症候群」「小児期崩壊性障害」「その他の自閉症」という5つ障害の総称である。

○自閉症では言葉かけは、短く、簡潔にすることが大原則である。

○自閉症への対応として予定の変更があるときは、メモや絵を使って、予告する。

○自閉症スペクトラム障害の特性として、社会性の障害がある。

障害の医学的側面の基礎的知識⑧の勉強メモ

発達障害

発達障害とは、発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。

発達障害の3つのタイプ

(1)自閉症スペクトラム障害(ASD)

①社会性と対人関係の障害
②コミュニケーションや言葉の発達の遅れ
③行動や興味の偏り

(2)ADHD(注意欠如・多動性障害)
ADHDは、注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害とも呼ばれ、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状が見られる障害

(3)学習障害(LD)
学習障害(LD)とは、全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力に困難が生じる発達障害のこと。

広汎性発達障害

広汎性発達障害とは、対人関係およびコミュニケーション能力の障害やパターン化した行動、強いこだわりなどの特徴がみられる障害の分類のこと。

・社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった、人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴としている。
・変化に対応できないときは混乱してしまい、パニックを起こしてしまうことがある。
・同じ行動パターンや興味にこだわったり、場所、時間や道順を変更できないことや、ルール違反を極点に嫌ったりする傾向がある。

自閉症
「対人関係の障害」「コミュニケーションの障害」「こだわり、興味のかたより」の3つの特徴がある障害

アスペルガー症候群
「対人関係の障害」と「パターン化した興味や活動」の2つの特徴があるが、言葉の発達の遅れや知的発達の遅れはない。

レッド症候群
生後5ヶ月間は正常な発達がみられますが、以降、頭周り(頭囲)の成長が減速、それまでに獲得した手先を使う機能が失われ、両手をもみ合わせるような動きを繰り返し行うようになる。

小児期崩壊性障害
2歳ごろまでは正常であった心身の発達が、ある時点から急激に退行していくのが特徴です。対人関係の問題やこだわりなど、自閉症と同様の症状が現れるとされ、10歳以前に発症した場合にのみ診断される。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑦-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑦(過去問=試験対策)

知的障害→知的障害の種類と原因と特性

○国際疾病分類では、知能テストによって測定した知能の状態によって、軽度、中度、重度、最重度に分けられている。

○ダウン症候群は、突然変異が原因で21番目の常染色体異常により発症します。

○ダウン症候群は、遺伝子を含む染色体の異常である。

○ダウン症候群は、21番目の染色体が普通は2本であるのに対し、3本あるために、様々な症状を起こすものである。

○ダウン症候群は。高齢出産で発生しやすくなる。

○ダウン症候群に対する治療方法は現在のところない。

○ダウン症候群の症状として、先天性心疾患、器質性障害、難聴などがある。

○知的障害の特徴として、てんかんの合併率が高い。

○知的障害は、おおむね幼少期までに脳がなんらかの障害を受けたために、知的発達が遅れることで起こると言われている。

障害の医学的側面の基礎的知識⑦の勉強メモ

知的障害

知的障害とは、18歳までの発達期に生じる知的発達の遅れにより、社会生活に適応する能力に制限がある状態のこと

知的障害の定義
①知的機能に制約があること
②応行動に制約を伴う状態であること
③発達期に生じる障害であること
※法令上、一般的な知的障害の定義は存在しない。

知的障害は、知的能力の発達の程度と、適応能力の状態の両方を見て判断される。
知的能力は、知能検査によって測られ、IQ70以下だと知的障害に該当する可能性がある。
適応能力とは社会生活に適応する能力のことで、集団のルールを守ったり、集団の中での自分の役割を果たしたり、他人と良好な関係を築くなどの能力を指す。

知的障害の原因

(1)病理的要因
先天性の疾患や、出産時の事故などが原因で起こる知的障害です。ダウン症候群やレット症候群などの染色体異常によるものや、脳機能の先天的疾患である自閉症スペクトラム障害、出産時の酸素不足や脳への圧迫などの事故、生後の高熱による後遺症などがある。

(2)生理的要因
病理的要因となる疾患はないものの、たまたま知能指数が低く、IQが知的障害とみなされる範囲に入っている場合。

(3)環境要因
脳が発達する乳幼児期に、養育者による虐待や育児放棄などがあると脳の発達が遅れ、知的障害の原因となることがある。

ダウン症候群

ダウン症候群は、体細胞の21番染色体が通常より1本多く存在し、計3本(トリソミー症)になることで発症する先天性疾患群である。

ダウン症では、筋肉の緊張低下・特徴的顔貌・成長障害などが見られ、全体的にゆっくり発達します。心疾患などを伴うことも多い。
ダウン症の方はとても特徴のある顔立ちを呈しており、共通する特徴として、全体的に平坦な顔貌、厚い唇、大きな舌、つり上がった眼等があります。
ダウン症の発症率は、約700人に1人と推測されている。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑤合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑤(過去問=試験対策)

精神障害→精神障害の種類と原因と特性

○統合失調症の陽性症状には、幻覚(幻聴、幻視など)、妄想、思考の障害(洞察力の欠如、支離滅裂な言語など)、強いイライラ、激しい興奮などがある。

○統合失調症の陰性症状には、感情の鈍磨、興味の喪失、引きこもり、意欲の低下、身だしなみ、衛生面にかまわない、食事に無関心、気分の落ち込みなどがある。

○統合失調症の基本治療薬は、抗精神病薬、抗不安薬、睡眠薬が、抗うつ薬などが使われる。

○統合失調症のリハビリテーションとしては、レクリエーション、作業療法、日常生活技能、疾病管理技能の訓練、社会生活技能訓練などがある。

○鬱病は気分が沈み、行動や動作が緩慢になり、食欲低下や不眠や頭痛などの身体状況も現れ日常生活に支障をきたすものである。

○躁うつ病(双極性障害)は、躁状態とうつ状態が繰り返すものである。

○躁状態とは、考えが次から次へとわきおこり、気分が高揚していらいらしたり誇大妄想を抱いたり、疲れをみせず不眠不休で活動したりするものである。

○外因性精神障害には、薬物乱用やアルコールによる障害が相当する。

○心因性精神障害とは、環境やストレスが原因と推定されるもの いわゆる神経症、適応障害などをいう。

○幻覚とは、実際には感覚刺激がないのに知覚することである。

○幻聴とは、あるはずのないことが聞こえてくる体験のことである。

○悪性症候群とは、抗精神病薬治療中に、原因不明の発熱、意識障害、筋強剛、振戦および発汗、尿閉などの自律神経症状を呈し、死亡することもある疾患のことをいう。

○日本では約31万人の精神科病棟の入院患者がいるが、約4.9万人が退院可能であると推計されている。

○心理教育プログラムは、病気の概要や治療方法・経過を知ることで病気に対する理解を深め、今後の日常生活での対処法、再発防止について学ぶものである。

○精神疾患は、外因性 (器質性、症状性、中毒性) 、内因性、心因性に分類されている。

障害の医学的側面の基礎的知識⑤の勉強メモ

精神疾患

精神疾患とは、脳の障害や損傷などによる働きの変化が原因で、感情や行動に著しいかたよりが見られる状態のことです。統合失調症やうつ病などいろいろな病気の総称
厚生労働省の調査によると、精神疾患の患者数は増加傾向にある。
1999年:約204万1000人
2014年:約392万4000人

原因によって3つに分類

外因性精神障害
外傷や疾患、薬物の影響などはっきりした理由で脳神経の働きが阻害され、精神症状がみられるものです。原因としては、脳挫傷や感染症などが挙げられる。

心因性精神障害
心理的ストレスが原因で症状が出てくるものです。ストレス反応(急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD))や適応障害などの神経症がある。

内因性精神障害
原因がはっきりしないのに精神症状が見られるものです。代表的なものとしては統合失調症、気分障害(うつ病、双極性障害)が挙げられる。

精神疾患の種類

(1)統合失調症

思考や行動、感情などを1つの目的に沿ってまとめていく能力、つまり「統合」する脳の力が落ちている状態。
初期には幻覚や妄想などが現れる「陽性症状」が強く表れ、以降はうつ病のように無気力になる「陰性症状」が長く続く。

(2)うつ病(大うつ病性障害)
抑うつ気分、意欲の低下、注意力・判断力の低下などの精神症状、およびだるさや睡眠障害といった身体症状が継続して、通常の生活が送れなくなってしまう病気。
精神的ストレスや身体的ストレスが重なると発症するとも言われている。

(3)双極性障害(躁うつ病)

うつ病と似たようなうつ状態とともに、その対極とも言える躁状態も出現し、これらを数カ月おきにくりかえす病気。
躁状態になると、寝ることなく動き回り続けたり多弁になったりしてエネルギッシュになったりする。
一方、うつ状態になると、すべてのことに興味がなくなって無気力状態になる。

精神疾患の薬物療法

抗精神病薬
抗うつ薬
気分安定薬
抗不安薬、睡眠薬

統合失調症の陽性症状
幻覚(幻聴、幻視など)、妄想、思考の障害(洞察力の欠如、支離滅裂な言語など)、強いイライラ、激しい興奮などがある。

統合失調症の陰性症状
感情の鈍磨、興味の喪失、引きこもり、意欲の低下、身だしなみ、衛生面にかまわない、食事に無関心、気分の落ち込みなどがある。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識④-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識④(過去問=試験対策)

身体障害 →内部障害の種類と原因と特性

○内部障害は内臓機能の障害であり、身体障害者福祉法では6種類の機能障害が定められている。

○内部障害で最も多いのは、心臓機能障害(46.3万人)であり、じん臓機能障害(20.2万人)、ぼうこう・直腸機能障害(9.1万人)、呼吸器機能障害(8.9万人)、小腸機能障害(0.3万人)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害(0.2万人)の順となっている。

○身体障害者福祉法で定めている内部障害には、人数の多い順に記すと、心臓機能障害、腎臓機能障害、膀胱・直腸機能障害、呼吸器機能障害、小腸機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害(HIV)がある。

○大腸がんでは、消化管ストーマが必要となる場合がある

○エイズ(AIDS)は、 ヒト免疫不全ウイルス (HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のことである。

○HIVに感染した場合は、身体障害者福祉法に定められた基準により免疫機能障害者として「身体障害者手帳」が交付される。

○HIVに感染した場合は、障害者総合支援法に基づく自立支援医用費の給付の対象になる。

○HIVに感染している利用者のみならず感染症などの利用者の介護の場では、スタンダードプリコーションを採用することが大切である。

○B型肝炎、C型肝炎については、抗ウイルス療法の医療費助成が受けられる。

○肝機能障害については、平成22年4月から身体障害者に含まれた。

○肝機能障害者は、障害者総合支援法による更生医療をうけることができる。

○ストーマとは、消化管や尿路の疾患などにより、腹部に便又は尿を排泄するために増設された排泄口のことである。

○ストーマを持つ人を「仲間」という意味合いで「オストメイト」と呼ぶ。

○ストーマには、肛門括約筋に代わるものがないので、便や排ガスを我慢することができない。

○泌尿器系ストーマは、排尿括約筋に代わるものがないので排尿を我慢することができない。

障害の医学的側面の基礎的知識④の勉強メモ

内部障害

内部障害とは
心臓機能障害
腎臓機能障害
呼吸器機能障害
膀胱・直腸機能障害
⑤小腸機能障害
ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害の6つの障害のこと
身体障害者福祉法に定められた身体障害の総称。

(1)心臓機能障害

心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、弁膜症、高度な不整脈などの疾患が原因で心臓の機能が低下してしまう障害。
適切な治療としては、手術、薬物療法、ペースメーカーの埋め込みなどを受けることで症状は安定する。

(2)呼吸器機能障害

肺結核後遺症や肺気腫、慢性気管支炎などの疾患が原因で肺呼吸が不十分となり、肺胞内のガス交換が妨げられて起こる障害。
主な症状は、慢性的な呼吸困難、咳や息切れの症状がある。
症状を安定させ、改善させる治療法としては、酸素療法、薬物療法、吸入などがあ。

(3)腎臓機能障害

慢性腎不全、糖尿病性腎症などの疾患が原因で腎臓の機能が低下してしまうもの。
食事、薬物、運動などの保存療法を適切に行っていて症状が安定している。
保存療法で改善できない症状がある場合には、人口透析を行うこと必要がある。

(4)膀胱、直腸機能障害

脊髄損傷、先天性奇形、炎症性疾患、悪性腫瘍などの疾患が原因で膀胱や直腸の機能低下又は喪失することで排泄機能が妨げられるもの。
排尿と排便のコントロール、ストーマのケア、食事など、生活管理をきちんと行えば日常生活を送ることは可能。
ストーマとは、人工的に造設した腸内容や尿の排泄孔のことです。ストーマ用装具は身体障害者福祉法で補装具として交付される。

(5)小腸機能障害

クローン病、小腸軸捻転、先天性小腸閉塞症などの疾患が原因で小腸機能の低下又は喪失のために栄養の維持が困難になる消化吸収をつかさどる器官の障害。
治療法は、食事制限や食事のコントロールが中心となる。

(6)ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染したことが原因で免疫機能が低下してしまう障害。
免疫機能が低下するため、ウイルスや細菌などの弱い病原体でもすぐに感染し病気になったり、脳や神経に症状が出たりすることがある。
平成10年4月から、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、身体障害者福祉法による障害認定の対象となった。

身体障害者手帳手帳の交付対象となる障害

・視覚障害
・聴覚障害
・平衡機能障害
・音声・言語機能障害
・そしゃく機能障害
・肢体不自由
・心臓機能障害
・じん臓機能障害
・呼吸器機能障害
・膀胱又は直腸機能障害
・小腸機能障害
・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害
・肝臓機能障害

ストーマ

ストーマとは、手術によっておなかに新しく作られた、便や尿の排泄の出口のこと。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識③-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識③(過去問=試験対策)

身体障害 →肢体不自由の種類と原因と特性

○全国の身体障害者数は約348万人であり、このうちの約半数が肢体不自由である。

○肢体不自由者の約61%が65歳以上であり高齢化が進んでいる。

○肢体不自由者の障害種別の割合は多い順に、下肢機能障害、上肢機能障害、全身性運動機能障害、体幹機能障害、上肢切断、下肢切断である。

○肢体不自由の原因となる疾患は、脳血管障害が最も多い。

○麻痺には、運動麻痺、感覚麻痺、知覚麻痺がある。

○感覚麻痺、知覚麻痺とは触覚、痛覚、温冷覚などの感覚が消失する麻痺である。

○片麻痺は右側、左側の半身のどちらかに麻痺があるものである。

○片麻痺のある人の自走用標準型車いすは、健側足底部が床に着くように、座面の高さを設定する。

○対麻痺とは、両方の上肢、または両方の下肢に麻痺があるもので、胸髄レベル以下の損傷では両下肢の麻痺(対麻痺)を生じる。

○四肢麻痺とは、両方の上下肢に麻痺があるものである。

○脳性麻痺による麻痺の種類には、痙直型、アテトーゼ型、強直型、失調型、混合型がある。

○中途障害者の典型的な障害受容課程は、1:ショック期2:否認期3:混乱期4:受容期がある。

○「義肢装具士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、義肢装具士の名称を用いて、医師の指示の下に、義肢及び装具の装着部位の採型並びに義肢及び装具の製作及び身体への適合を行うことを業とする者をいう。

○脳性麻痺は、⼿⾜が過剰に動きすぎる「アテトーゼ型」、バランスがとりにくくなる「失調型」などがある。

障害の医学的側面の基礎的知識③の勉強メモ

肢体不自由

肢体不自由とは、病気やケガなどにより、上肢・下肢・体幹の機能の一部、または全部に障害があるために、「立つ」「座る」「歩く」「食事」「着替え」「物の持ち運び」「字を書く」など、日常生活の中での動作が困難になった状態をいいます。
身体障害者福祉法に定められている障害の分類のうちで最も対象者が多く、身体障害者手帳を交付されている人の約半数を占める。
要因のほとんどが、脳疾患(とりわけ、CPと呼ばれる脳性まひ)とされる。

肢体不自由の等級

肢体不自由は上肢、下肢、体幹の機能によって評価される。
①上肢不自由
②下肢不自由
③体幹不自由

肢体不自由の原因疾患

先天的原因
・母体への薬剤投与の副作用
・その他

後天的原因
・脳疾患・・・ほぼ8割弱が脳疾患が原因とされています。
・脳性まひ・・・肢体不自由者における脳疾患を持つ者のほとんどが、脳性まひに起因するといわれています。
・脳梗塞
・四肢切断
・骨肉腫
・糖尿病性壊疽
・脊髄損傷
・閉塞性動脈硬化症による皮膚潰瘍

障害者数の概数

①身体障害者(身体障害児を含む):436万人
②知的障害者(知的障害児を含む):808万2千人
③精神障害者:392万4千人

障害別にみた障害者数(構成比)

・視覚障害:7.3%
・聴覚・言語障害:8.0%
・肢体不自由:45.0%
・内部障害:28.9%
・重複障害(再掲):17.7%

脳性麻痺

脳性麻痺による麻痺の種類には、痙直型、アテトーゼ型、強直型、失調型、混合型がある。

痙直型(けいちょくがた)
筋肉の緊張が強く、四肢の突っ張りが強くあらわれ、外部から動かそうとしても動かせないことがあります。
アテトーゼ型
自分の意志では運動がコントロールできない勝手な動き(不随意運動)がみられます。
強直型
関節の動きが硬くなります。
失調型
動作のバランスが悪く、不安定な運動になり、歩行などのふらつきがみられます。
混合型
様々な型が混じった麻痺のことを言います。

理学療法とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。

作業療法とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識②-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識②(過去問=試験対策)

身体障害 →聴覚障害、言語機能障害の種類と原因と特性

○聴覚障害のある人は、難聴者、中途失聴者、ろう者に分類される。

○難聴者とは補聴器等を用いて言葉が少し聞こえ言葉でのコミュニケーションが可能な人のことをいう。

○難聴者の介護を行う場合は、明るい静かな場所でゆっくり反し、介護者の意志が十分に伝わったのか確認する必要がある。

○中途失聴者とは、人生の途中で耳が聞こえなくなった人で話し言葉は明瞭であるが、ほとんど聞こえない者をいう。

○ろう者とは、話し言葉が不明瞭な場合が多く手話によるコミュニケーションが中心である。

○聴覚障害は損傷の部位によって、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴にわけられる。

○伝音性難聴とは、外耳と鼓膜及び中耳、つまり音を伝える器官の障害による難聴である。

○感音性難聴は、内耳か又は聴覚神経に障害がある難聴で医学的な治療が困難である。

○混合性難聴は、伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴を併せ持った難聴である。

○老人性難聴は高音域から始まる。

○言語障害とは、発音が不明瞭であったり、普通のリズムで話せないために話し言葉が不明瞭であったりする状態をいいます。

○言語障害の原因として、進行性筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、喉頭がん、脳性麻痺、脳血管障害によるものなどがある。

○発話が困難な言語障害のある人については、コミュニケーションエイドなどを用いてコミュニケーションを図ることが可能である。

○失語症とは正常な言語を習得した成人の言語の理解や表出が障害された状態をいう。

○音声言語習得の中途失明者の場合、時間が経つと発音の明瞭度は低下することが多い。

○発声障害には、咽頭(いんとう)摘出により食道発声が必要になるような場合のほかに、心理的な原因によるものも含まれる。

○吃音(きつおん)では、構音は明瞭でも話し言葉の流れに障害があり、場面や相手によってその状態は左右されやすい。

○構音障害のある脳性麻痺者の場合、コミュニケーションの代替手段として携帯型対話装置やワープロなどが、しばしば用いられる。

○言語聴覚士(ST)は、言語聴覚士法に基づき言語聴覚機能に起因するコミュニケーション障害に対し、検査、評価、治療、指導にあたるものであり、国家試験による資格である。

○話しかけられたことがよく理解できない失語症者には、短い言葉でゆっくり話しかけたほうがよい。

○脳血管障害(脳卒中)の失語症は、左大脳半球の障害でおこることが多い。

○脳梗塞による失語症には思ったことが言葉にならないという「運動性失語」、他人の言うことが理解できなくなる「感覚性失語」などがある。

○失語症には、五十音表を活用してコミュニケーションはできない。

○重度の失語症のある人とのコミュニケーションでは、「はい」「いいえ」で答えることができるような質問をする。

○言語障害は、大脳の左半球の病変によって起こることが多い。

○脳卒中による失語症者とのコミュニケーションでは短い文でゆっくり話しかける。

○うまく話せない脳卒中の失語症者に対しては、イエス・ノーで答えられるように質問を工夫する。

○言語障害者(児)にみられる心理上の問題は、人間関係の中で表れるフラストレーションということもできる。

○言語障害での吃音は、話しことばのリズムあるいは流暢さの障害であるから、その部分を十分に治療すれば治癒する。

○言語障害者への援助に際しては、言語以外の表情や身ぶり、視線などからも何を伝えたいのかをくみ取るように心掛けることが必要である。

○言語に障害のある人と話すときに、相手の言うことが聞き取れない場合には、同じことを何回も聞き直すのではなく、他の方法を用いてその内容を確認していく方がよい。

○一般的に言語中枢は左側の脳にあるので、失語症の人の身体のまひは右半身が多い。

○脳の病気やけがなどによって生じる言語障害には、失語症とまひ性構音障害がある

○失語症者が話そうとしているときは、せかせないでゆっくり聞いたほうがよい。

障害の医学的側面の基礎的知識②の勉強メモ

難聴の分類

(1)聴力よる難聴の分類

①軽度
②中等度
③高度
④重度

(2)聞こえ方による難聴の分類

①伝音難聴
②感音難聴
③混合難聴 

(3)発症時期による分類

①先天性難聴
②中途失聴
③幼児難聴
④高齢者難聴

聴覚障害は、障害のある部位によって大きく「感音難聴」「伝音難聴」「混合性難聴」に分けられ、聞こえ方も違っています。

感音難聴
音を電気信号として感じる部分に障害があり、言葉が聞こえにくいという症状です。補聴器:×

伝音難聴
音の振動を感じる部分に障害があり、音が聞こえにくいという症状。補聴器:〇

混合性難聴
伝音難聴と感音難聴とが混在した症状。補聴器:△(役立つ場合もある)

聴覚障害者のコミュニケーション方法

手話は、聴覚障害者の生活の中から生み出されてきた言語で、手や体の動きなどでコミュニケーションを取る方法です。同じ表現方法でも、表情や口形、位置や方向、強弱などで意味あいを持たせています。

指文字は、50音をすべて指の動きで表現します。ただ、あまり多用すると読み取りが大変です。

読話は、口の動きや、会話の前後関係から内容を類推する方法ですが、日本語の場合、同口形異音も多く、読話だけですべてを理解するのは困難です。

筆談は、日本語の読み書きが充分できる聴覚障害者には有効な方法です。ただ、書くことだけでは細かいニュアンスが伝わりにくい面があります。

補聴器は、残存聴力の活用からは有効な方法ですが、補聴器 をしたからといって、すべての言葉をはっきりと聞き分けられる訳ではないため、周囲の方々の協力が不可欠です。

聴覚障害の原因

(1)遺伝的な要因
(2)遺伝以外の要因
①風疹
②サイトメガロウイルス感染
③トキソプラズマ
④ヘルペス感染
⑤梅毒 など
そのほか、
⑥早産(妊娠37週未満での出産)
⑦出生後の頭部外傷や、幼小児期の感染症(髄膜炎、麻疹、水痘)
⑧ある種類の薬(ストレプトマイシンという抗生物質など)

言語障害

失語症

失語症とは、高次脳機能障害の1種であり、主には脳出血、脳梗塞などの脳血管障害によって脳の言語機能の中枢(言語野)が損傷されることにより、獲得した言語機能(「聞く」「話す」といった音声に関わる機能、「読む」「書く」といった文字に関わる機能)が障害された状態である。

運動性構音障害

運動障害性構音障害とは、神経一筋系の病気による発声発語運動の障害です。脳血管疾患や脳の外傷や腫瘍などによる、発語の運動を担う中枢の障害です。

機能性構音障害

機能性構音障害とは、ことばを理解しているし、伝えたいことばははっきりしているのですが、音を作る器官やその動きに問題があって発音がうまくできない状態。

器質性構音障害

器質性構音障害とは、共鳴の異常や口腔内圧を十分に高められないために,異常な代償パターンによる誤った構音の状態が習慣化したものである。

吃音

吃音とは、言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないこと。「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す。

言語発達障害

言語発達障害とは、知的障害やコミュニケーション関係の問題など様々な原因で、ことばの発達が遅れることがあります。

言語障害のコミュニケーション方法

(1)失語症の人とのコミュニケーション
ゆっくりと、短くわかりやすい言葉で話しかけましょう。言葉で伝わりにくいときは、写真や絵カード、ジェスチャーなどを用いて話し、なかなかイメージが伝わらないときは、実物を指で指して具体的に伝えます。一度で伝わらない場合は、繰り返し話し、伝え方を工夫する。

(2)構音障害の人とのコミュニケーション
基本的に言語知識には問題はないので、相手が思っていることを伝えやすいよう、コミュニケーションのとり方を工夫することが重要です。話し言葉だけでのコミュニケーションが難しい場合は、紙や磁気ボードなどに書く(筆談する)ことでコミュニケーションが図れます。書くことが難しい場合は、コミュニケーションボード(50音表)、スマートフォン・パソコン・タブレット・意思伝達装置などのツールを用いることでスムーズに伝え合うことができます。

言語障害の原因

言語や聴覚に障害を持ち適切に話せなくなる言語障害にはいくつかの要因があります。脳出血や脳梗塞などの脳の血管の障害により唇や舌などの発語組織の神経にトラブルが発生してしまい、筋肉の麻痺連動性が失われることで起こります。また学習障害により対人関係が育たないことによって言語を学ぶ機会が少ないことが原因となる場合もあります。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識①-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識①(過去問=試験対策)

身体障害 →視覚障害の種類と原因と特性

○視力とは、物の形や存在を認識する能力のことであり、測定する視票はランドルト環を用いる。

○視野とは、目を動かさないで同時に見える範囲のことをいう。

○光覚弁とは、光に対する感覚の能力のことをいう。

○手動弁とは、眼の「前で手の動きを認識できる能力のことを数値化したものである。

○指数弁とは、目の前で指の数を数えることができる能力を数値化したものである。

○全盲とは、光覚が消失している状態のことをいう。

○視覚障害を引き起こす眼疾患には、白内障、緑内障、網膜色素変性、視神経萎縮、糖尿病性網膜症などがある。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第一期は、「失明恐怖の時期」である。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第二期は、「葛藤の時期」である。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第三期は、「生活適応の時期」である。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第四期は、「職業決定の時期」である。

○中途視覚障害の人の心理的プロセスの第五期は、「職業獲得の時期」である。

○光覚弁の視覚機能(光を感じる能力)のある人は、夜と昼を区別することができるが移動能力はかなり制限される。

○手動弁の視覚機能(眼の前で手の動きがわかる能力)のある人は、1メートル程度の距離で背景と物体の濃淡の差が高い物体を「何かあるな」という程度で判断できる場合がある

○指数弁の視覚機能(目の前で指の数を数えられる)能力のある人は、1メートル程度の距離で背景と物体の濃淡の差が高い物体であれば何があるかを判断できる。

○視力が0.01以上ある人は、慣れ親しんだ自宅であれば歩行が可能であり屋外の移動もなんとか可能である。

○視野障害には、求心性視野狭窄や中心暗転などのタイプがある。

○リハビリテーション専門職には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、視能訓練士などがある。

○視能訓練士は、斜視の矯正等を行うもので、視能訓練士法に基づく国家試験による資格である。

○網膜色素変性症の初期の症状として、「夜盲」がある。

障害の医学的側面の基礎的知識①の勉強メモ

視覚障害を引き起こす眼疾患には、白内障、緑内障、網膜色素変性、視神経萎縮、糖尿病性網膜症などがある。

眼の障害

(1)眼球の障害

視力障害
・視力の測定は、原則として、万国式試視力表による
・障害等級表にいう視力とは、きょう正視力をいう。
・「失明」とは、眼球を亡失(摘出)したもの、明暗を弁じ得ないもの及びようやく明暗を弁ずることができる程度のものをいい、光覚弁(明暗弁)又は手動弁が含まれる。
・「光覚弁」とは、暗室にて被検者の眼前で照明を点滅させ、明暗が弁別できる視力をいう。
・「手動弁」とは、検者の手掌を被検者の眼前で上下左右に動かし、動きの方向を弁別できる能力をいう。
・「指数弁」は、検者の指の数を答えさせ、それを正答できる最長距離により視力をいう。

調節機能障害
・「眼球に著しい調節機能障害を残すもの」とは、調節力が通常の場合の1/2以下に減じたものをいう。
・調節力が1/2以下に減じているか否かは、被災した眼が1眼のみであって、被災していない眼の調節力に異常がない場合は、当該他眼の調節力との比較により行う。
・両眼が被災した場合及び被災した眼は1眼のみであるが被災していない眼の調節力に異常が認められる場合は、年齢別の調節力を示す下表の調節力値との比較により行う

運動障害
・「眼球に著しい運動障害を残すもの」とは、眼球の注視野の広さが1/2以下に減じたものをいう。
・複視

視野障害
・視野の測定は、ゴールドマン型視野計によること。
・「半盲症」、「視野狭さく」及び「視野変状」とは、V/4視標による8方向の視野の角度の合計が、正常視野の角度の60%以下になった場合をいう。
・視野とは、眼前の1点を見つめていて、同時に見える外界の広さをいう。
・半盲症とは、視神経繊維が、視神経交叉又はそれより後方において侵されるときに生じるものであって、注視点を境界として、両眼の視野の右半部又は左半部が欠損するものをいう。
・視野狭さくとは、視野周辺の狭さくであって、これには、同心性狭さくと不規則狭さくとがある。
・視野変状には、半盲症、視野の欠損、視野狭さく及び暗点が含まれるが、半盲症及び視野狭さくについては、障害等級表に明示されているので、ここにいう視野変状は、暗点と視野欠損をいう。

(2)まぶたの障害

欠損障害
・「まぶたに著しい欠損を残すもの」とは、閉瞼時(普通にまぶたを閉じた場合)に、角膜を完全に覆い得ない程度のものをいう。
・「まぶたの一部に欠損を残すもの」とは、閉瞼時に角膜を完全に覆うことができるが、球結膜(しろめ)が露出している程度のものをいう。
・「まつげはげを残すもの」とは、まつげ縁(まつげのはえている周縁)の1/2以上にわたってまつげのはげを残すものをいう。

運動障害
・「まぶたに著しい運動障害を残すもの」とは、開瞼時(普通に開瞼した場合)に瞳孔領を完全に覆うもの又は閉瞼時に角膜を完全に覆い得ないものをいう。

中途視視覚障害の人の心理的プロセス

第一期は、「失明恐怖の時期」である。
第二期は、「葛藤の時期」である。
第三期は、「生活適応の時期」である。
第四期は、「職業決定の時期」である。
第五期は、「職業獲得の時期」である。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の基礎的理解②-合格するための過去問分析

障害の基礎的理解②(過去問=試験対策)

障害者福祉の基本理念

○国際障害者年(1981年)は、国際連合が指定した国際年の一つでありテーマは「完全参加と平等」であった。

○インテグレーションとは、障害者であっても健常者と分けることをしないで、同じ環境で生活する過程のことをいう。

○リハビリテーションの概念は、障害をおっても人間としての当たり前の権利を取り戻すことができること、つまり「全人間的復権」にある。

○全米リハビリテーション協議会が定義するリハビリテーションとは、「障害者が可能な限り身体的、精神的、社会的及び経済的に最高限度の有用性を獲得するよう回復させることである」している。

○国連・障害者世界行動計画(1982年)では、「リハビリテーションとは、身体的、精神的、かつまた社会的に最も適した機能水準の達成を可能とすることによって、各個人が自らの人生を変革していくための手段を提供していくことをめざし、かつ、時間を限定したプロセスである。」と定義している。

○自立生活運動(IL運動)は1970年代に、アメリカで医療的リハビリテーションが障害者を一生患者扱いし、自己決定権や自己選択権を与えていなかったことに反対して、障害者の権利回復を目指した運動である。

○障害者基本計画は、リハビリテーション及びノーマライゼーションの理念を継承するとともに、共生社会の実現を目指している。

○ノーマライゼーションとは、「障害者を排除するのではなく、障害を持っていても健常者と均等に当たり前に生活できるような社会こそがノーマルな社会である」という考え方である

○ノーマライゼーションは、デンマークのバンク=ミケルセンにより初めて提唱され、スウェーデンのニイリエにより世界中に広められた。

○デンマークではノーマライゼーション思想の普及の中で、国が運営していた大規模な障害者施設が解体された。

○エンパワメントとは、障害を持った人が内発的な力を持ち、自らの生活を自らコントロールできること、または、自立する力を得ることである。

○エンパワメントとは、本来持っている能力を十分に発揮できない状態にある利用者、利用者集団に対して、自身の強さを自覚して行動できるような援助を行うことをいう。

○ソーシャルインクルージョンは、「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、 健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という 理念である。

○ソーシャル・インクルージョンの考え方は、排除されている人々を包括し、多様な人々の社会に統合していくことを意味している。

○ソーシャル・インクルージョンは、社会的排除の反対の概念で、排除されている人々を包括し、多様な人々の社会に統合していくことを意味するもので、インクルージョンは「与えられる福祉ではなく、自らが作り出していく福祉のことである。

○バリアフリー新法は高齢者や障害者の日常生活や社会生活を保護するために、公共交通機関(空港、道路、駐車場、公園など)の整備を推進することを目的としている。

○障害者権利条約で、「障害による差別」とは、障害を理由とした万人に対する、政治権、経済権、社会権、文化権、市民権の全分野にわたる、人権と基本的自由のあらゆる区別、排除、制限を、さらに障害のある人に対する合理的配慮の欠如を意味する…としている。

○「障害者差別解消法」は、共生社会の実現を目指すものである。

○「障害者差別解消法」の対象者は、障害者手帳を持つものだけを対象としていない

障害の基礎的理解②の勉強メモ

リハビリテーションの概念

リハビリテーションとは、WHO(世界保健機関)によれば、「能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するための、あらゆる手段を含む」とされている。

医学的リハビリテ-ション
医学的リハビリテーションとは、病院や診療所などの医療機関で行う療法
職業リハビリテ-ション
職業リハビリテーションとは、さまざまな支援を通じて、障害のある人の職業面における自立を促すことを指す。
社会リハビリテ-ション
社会リハビリテーションは、障害者が社会の中で活用できる諸サービスを自ら活用して社会参加し、自らの人生を主体的に生きていくための「社会生活力」を高めること

ノーマライゼーション

ノーマライゼーションとは、「障害のある人が障害のない人と同等に生活し、ともにいきいきと活動できる社会を目指す」という理念。
ノーマライゼーションの理念が発祥したのはデンマーク
「どのような障害があろうと一般の市民と同等の生活と権利が保障されなければならない」という考え方(バンク・ミケルセン)。
ノーマライゼーション8つの原理ニィリエ

エンパワメント

エンパワメントとは、自身の生活や環境をコントロールできるよう、能力をつけるということ。その人自身の潜在的な力を引き出す働きかけのこと。

ソーシャルインクルージョン

ソーシャル・インクルージョンとは、「社会的包摂」とも訳され、その意味は「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念。
この概念は1970年代のフランスにおいて、戦後の復興や福祉制度が整備されつつある状況の中で、その中においてさえ、なお社会的に排除されている状態のことを「ソーシャル・エクスクルージョン」と呼んだことが発端です。

障害者差別解消法

国連の「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として、全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として、平成25年6月、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が制定され、平成28年4月1日から施行されました。

障害者差別解消法は2016年に施行された法律で、障害を理由とする差別を禁止する対策を定めています。差別解消のための措置として「不当な差別的取扱いの禁止」と「合理的配慮の提供」の2つを定め、それらを実施する際の支援措置も規定しています。

「障害者差別解消法」は、共生社会の実現を目指すものである。
「障害者差別解消法」の対象者は、障害者手帳を持つものだけを対象としていない

介護福祉士試験 障害の理解-障害の基礎的理解①-合格するための過去問分析

障害の基礎的理解①(過去問=試験対策)

障害の概念

○WHOは2001年の国際保健会議(WHO総会)で国際障害分類(ICIDH)の改定版を採択し、これに代わるものとして国際生活機能分類(ICF)を決定した。

○国際障害分類(ICIDH)のモデルは、疾患・変調が原因となって「機能・形態障害」が起こり、それから「能力障害」が生じ、それが「社会的不利」を起こすというものである。

○国際障害分類(ICIDH)に代わる国際生活機能分類(ICF)は、機能障害でなく「心身機能・構造」、能力障害でなく「活動制限」、社会的不利でなく「参加制約」をというように、マイナスよりもプラスを重視する立場から、プラスの用語を用いることとなった。

○片麻痺のある人が復職できないのは、ICF(国際生活機能分類)では、参加が障害された状態の「参加制約」である。

○片麻痺のある人の手足が動かないことは、ICF(国際生活機能分類)では心身機能・構造が障害された状態の「機能・構造障害」である。

○片麻痺のある人が言葉が理解できないのは、ICF(国際生活機能分類)では心身機能・構造が障害された状態の「機能・構造障害」である。

○片麻痺のある人が旅行に行けないのは、ICF(国際生活機能分類)では参加が障害された状態の「参加制約」である。

○片麻痺のある人が トイレに行けないのは、ICF(国際生活機能分類)では活動が障害された状態の「活動制限」である。

○障害者基本法では障害者の定義を、「障害者」とは、身体障害、知的障害又は精神障害があるため長期にわたり日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者としている。

○身体障害者福祉法では身体障害者の定義を、「身体障害者」とは、別表に掲げる身体上の障害を抱える十八歳以上の者であって、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものとしている。

○身体障害者手帳は、1級から6級までの人に交付されるが7級のみでの手帳交付はない。

○精神保健福祉法(精神保健及び精神障害者福祉に関する法)では精神障害者の定義を「精神障害者」とは、精神分裂病、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者としている。

○精神障害者保健福祉手帳は、1級から3級まである。

○知的障害者福祉法にでは、知的障害者の定義が示されていない。

○知的障害者(児)については、療育手帳A、療育手帳Bが交付される。

○発達障害者支援法における発達障害者の定義は、「発達障害者」とは、発達障害を有するために日常生活又は社会生活に制限を受ける者としている。

○ICF(国際生活機能分類の)環境:「社会モデル」では、障害が周囲の環境によって作り上げられるものとされているため、社会の環境を変えることが 障害をなくすことにつながるとの考え方がされている。

障害の基礎的理解①の勉強メモ

国際障害分類(ICIDH)

国際障害分類とは、障害のレベルを ①機能障害、②能力障害、③社会的不利  の三つに分類する考え方

機能障害
疾病等により、心身の機能または構造の一時的または永続的な喪失や異常を意味する。肢体不自由や視覚、聴覚、思考、情緒、感情などが正常に機能しない状態をいう。
能力障害(能力低下)
機能障害に起因する能力(人間として正常とみなされる方法や範囲で活動する能力)の何らかの制限や欠如を意味する。食事、排泄、衣服の着脱などの身辺動作やコミュニケーションがうまくできない状態をいう。
社会的不利
年齢、性、社会、文化的諸因子からみてその個人に生活上の不利益が生じていることを意味する。多くの人々に保障される生活水準、社会活動への参加、社会的評価などが保障されない状態をいう。


心身機能の不全や欠損が生活能力に影響し、それが社会的不利をもたらすという考え方だけでは不十分であるということから、医療、福祉、行政、障害当事者などの各分野の関係者が参加して分類の改訂作業が進められることになった。

国際生活機能分類(ICF)

国際生活機能分類(ICF)の特徴は、改定前の分類の考え方をさらに積極的に推し進め、人間の生活に関連するすべての生活機能や生活能力に着目するものであり、人の生活機能や生活能力の障害を ①心身機能・身体構造 ②活動 ③参加の三つの次元に分類し、それらは、健康状態(変調または病気)と背景因子(個人因子と環境因子の二つ)とも関連する相互作用として捉えようというところにある。

障害者基本法

第二条 この法律において「障害者」とは、身体障害、知的障害又は精神障害(以下「障害」と総称する。)があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者をいう。

障害者自立支援法

第四条 この法律において「障害者」とは、身体障害者福祉法第四条に規定する身体障害者、知的障害者福祉法にいう知的障害者のうち十八歳以上である者及び精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第五条に規定する精神障害者(知的障害者福祉法 にいう知的障害者を除く。以下「精神障害者」という。)のうち十八歳以上である者をいう。
2 この法律において「障害児」とは、児童福祉法第四条第二項に規定する障害児及び精神障害者のうち十八歳未満である者をいう。

身体障害者福祉法

第四条 この法律において、「身体障害者」とは、別表(※)に掲げる身体上の障害がある十八歳以上の者であつて、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものをいう。
※別表に定められている障害の種類
①視覚障害、②聴覚又は平衡機能の障害、③音声機能、言語機能又はそしやく機能の障害、④肢体不自由、⑤内部障害

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律

第五条 この法律で「精神障害者」とは、統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいう。

発達障害者支援法

第二条 この法律において「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。
2 この法律において「発達障害者」とは、発達障害を有するために日常生活又は社会生活に制限を受ける者をいい、「発達障害児」とは、発達障害者のうち十八歳未満のものをいう。

知的障害者福祉法

「知的障害者」の定義規定はない。
(この法律の目的)
第一条 この法律は、障害者自立支援法 (平成十七年法律第百二十三号)と相まつて、知的障害者の自立と社会経済活動への参加を促進するため、知的障害者を援助するとともに必要な保護を行い、もつて知的障害者の福祉を図ることを目的とする。

児童福祉法

第四条 2 この法律で、「障害児」とは、身体に障害のある児童又は知的障害のある児童をいう。

精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳は、一定程度の精神障害の状態にあることを認定するものです。
何らかの精神疾患(てんかん、発達障害などを含みます)により、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある方を対象としています。
対象となるのは全ての精神疾患で、次のようなものが含まれます。
・統合失調症
・うつ病、そううつ病などの気分障害
・てんかん
・薬物やアルコールによる急性中毒又はその依存症
・高次脳機能障害
・発達障害(自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害等)
・その他の精神疾患(ストレス関連障害等)
精神障害者保健福祉手帳の等級は、1級から3級まであります。

療育手帳

療育手帳」とは、知的障害者に発行される障害者手帳
身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳と違って法令上に規定がない。
療育手帳の対象は
・おおむね18歳以前に知的機能障害が認められ、それが持続している。
・標準化された知的検査によって測定された知能指数(IQ)が75以下。(70以下に規定している自治体もある)
・日常生活に支障が生じているため、医療、福祉、教育、職業面で特別の援助を必要とする。

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