介護福祉士試験 認知症の理解-認知症を取り巻く状況-合格するための過去問分析

認知症を取り巻く状況(過去問=試験対策)

認知症ケアの歴史

○明治の始めに設置された癲狂院(てんきょういん)、その後の精神病院が主に認知症の人に対する処遇を行うことになった。

○1963年に老人福祉法が制定され養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホームなど老人福祉施設が体系化され老人福祉施策の基本枠組みが形成された。

○1980年に京都市で「ぼけ老人をかかえる家族の会(現在・認知症の人と家族の会)が発足した。

○1984年から「痴呆性老人処遇技術研修事業」がスタートし、すべての特別養護老人ホームにおいて寮母を対象とした処遇技術研修が行われるようになった。

○1987年、出雲市のことぶき園で日本ではじめての認知症グループホームが誕生した。

○近年、認知症グループホームや宅老所等の小規模化したケアの有効性を取り入れたユニットケアという考え方が大型施設に取り入られるようになった。

○2000年の介護保険法改正では、身体拘束については、緊急及びやむを得ない場合は条件付きで認められることになった。

○2004年12月から、現在の「認知症」という言葉が行政用語として統一されるようになった。

認知症ケアの理念

○パーソンセンタードケアとは、疾病あるいは症状を対象にしたアプローチではなく、生活する個人を対象とするケアである。

○パーソンセンタードケアの理念は、認知症になってもその人らしくいきいきと生活できるように個別のケアをすることである。

○認知症ケアの理念とは、その人らしくあり続けるための援助である。また、その人らしい生き方とは、何よりも人間らしい生き方である。

○認知症の人とコミュニケーションをとるときに大切なことは、本人が考え思っている「現実」を否定するのではなく、それを認めて共感的に受け入れることである。

○国による認知症対策として「認知症対策等総合支援事業」がある。

○国は平成17年度の「認知症を知る一年」を足がかりに、認知症に関する理解を高めるために「認知症サポーター100万人キャラバン」による学習会を展開している。

○認知症サポーターは、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、認知症の人を支援する。

○認知症人の安心・安全をサポートする制度のひとつに成年後見制度がある。

○社会福祉法による日常生活自立支援事業は、都道府県社会福祉協議会の事業で、福祉サービスお利用手続きや生活費の管理が難しい人に対して手続きや金銭管理の手伝いをおこなうものである。

○高齢者虐待防止法は高齢者等の虐待防止だけでなく、養護者に対する支援も盛り込まれている。なお虐待防止法では虐待を発見した住民の市町村への通報義務や、市町村の立ち入り調査権などが認められた。

○認知症の人に対する地域密着型サービスには、認知症対応型通所介護、認知症対応型共同生活介護がある。

○小規模多機能型居宅介護は、通所介護を中心に利用しながら、必要に応じてショートステイや訪問介護を受けることができるサービスである。

○小規模多機能型居宅介護では、ケアマネージャー・看護師及び準看護師の配置が必要である。

○小規模多機能型居宅介護の事業は、25人以下の登録制となっている。

○介護保険法における認知症対応型共同生活介護(グループホーム)では、家庭的な雰囲気によって、症状の安定が図られる。

認知症高齢者の現状と今後

○認知症患者は2025年に700万人を突破。65歳以上の5人に1人と予想されている。

○介護保険では、人数の割合に対して費用の割合が高いが、これは認知症の利用者一人当たりの利用額が高いことが理由となっている。

○寝たきりの認知症の人のサービス利用は、半数以上が施設の利用者となっている。

○動ける認知症の人は、施設利用者が2割未満、8割以上が在宅サービスの利用者となっている。

認知症を取り巻く状況の勉強メモ

日本における認知症施策の変遷

2000年:介護保険法施行

それまで日本の高齢者介護は家庭内で解決するものとされてきたが、介護の役割を主に担うと一方的に考えられていた女性の社会進出が進んだことや、多世代居住の減少により介護の担い手が不足したことから、「介護の社会化」が叫ばれるようになった。同時にこれまでの「措置制度」であった高齢者福祉から、高齢者も主体的な権利を持つ「契約者」としてみなされるようになり、自立と共にその権利擁護も重視されるようになった。

2004年:「痴呆症」から「認知症」へ呼称変更

「認知症」へ呼称変更することが決定した。検討会では、呼称変更を機に、認知症に対する正しい理解の促進や権利擁護など周知を図ることを目指した。

2008年:「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」報告書

具体的な対応項目
①実態の把握
②研究開発の加速
③早期診断の推進と適切な医療の提供
④適切なケアの普及及び本人・家族支援
⑤若年性認知症対策

2012年:「今後の認知症施策の方向性について」

それまでの施設入所や入院を仕方のないものとして捉える方向性から、「認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けることができる社会」を目指すべく、「自宅→グループホーム→施設あるいは一般病院・ 精神科病院」というような不適切なケアの流れを変え、むしろ逆の流れとする標準的な「認知症ケアパス」(状態に応じた適切なサービス提供の流れ)を構築することを基本目標とした。またそうした施策の推進に向けた調査研究の充実を図ることも明記された。

2012年:「認知症施策推進五ヵ年計画」(オレンジプラン)

オレンジプランは、以下の7本柱で構成された。
標準的な認知症ケアパスの作成・普及
①早期診断・早期対応
②地域での生活を支える医療サービスの構築
③地域での生活を支える介護サービスの構築
④地域での日常生活・家族の支援の強化
⑤若年性認知症施策の強化
⑥医療・介護サービスを担う人材の育成

2013年:G8認知症サミット

2013年12月にイギリスで初めて「G8認知症サミット」が開催された。同会議では「認知症研究については新しい国際的なアプローチ、たとえば一国の取り組みではなく、各国共通の目的として研究を加速すること」が合意された。

2014年:認知症サミット日本後継イベント

「G8認知症サミット」を受け、「新しいケアと予防のモデル」をテーマとし、2014年11月に東京にて「認知症サミット日本後継イベント」が開催された。「①早期診断・早期対応とともに、医療・介護サービスが有機的に連携し、認知症の容態に応じて切れ目なく提供できる循環型のシステムを構築すること、②認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて、省庁横断的な総合的な戦略とすること、③認知症の方ご本人やそのご家族の視点に立った施策を推進すること」の3つを柱とした新たな戦略の策定が発表された。

2015年:「認知症施策推進総合戦略認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~」(新オレンジプラン)

2015年1月には「新オレンジプラン」が発表された。新オレンジプランは、認知症の人やその家族をはじめとした様々な関係者から幅広く意見を聞き、認知症の人やその家族の視点に立って立案された。2025年までが対象期間だが、3年ごとに数値目標等を見直すこととしている。また策定において、厚生労働省のみならず、内閣官房、内閣府、警察庁、金融庁、消費者庁、総務省、法務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省及び国土交通省と共同で作成された点が、これまでのプランと大きく異なる。

認知症ケアの理念

パーソン・センタード・ケア

パーソン・センタード・ケアとは、認知症をもつ人を一人の「人」として尊重し、その人の立場に立って考え、ケアを行おうとする認知症ケアの一つの考え方。
自然科学や神学を修めた後に老年心理学教授となったトムキットウッドが、1980年代末の英国で提唱。
認知症の方の持っている「心理的ニーズ」を理解する上で「一人の人間として無条件に尊重されること」を中心にし、「共にあること」「くつろぎ」「自分らしさ」「結びつき」「たずさわること」という6つのことが重要であると考えた。

2025年 高齢者5人に1人が認知症の時代へ

認知症サポーター

認知症サポーターとは、認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で、認知症の人や家族に対してできる範囲で手助けをする人のこと。
1.認知症に対して正しく理解し、偏見をもたない
2.認知症の人や家族を温かい目で見守ることができる
3.近くの認知症の人や家族に、自分ができる簡単なことを実践できる
4.地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる
5.全ての人が住みやすいまちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する

認知症高齢者の現状と今後

・2025年には65歳以上の認知症患者数が約700万人に増加
・健康寿命が延びているが、平均寿命に比べて延びが小さい
・介護を受けたい場所は「自宅」が男性約4割、女性3割、最期を迎えたい場所は「自宅」が半数を超える

介護福祉士試験 医療的ケア-喀痰吸引-合格するための過去問分析

喀痰吸引(過去問=試験対策)

〇喀痰の鼻腔内吸引は、吸引圧をかけない状態で吸引チューブを挿入する

〇喀痰の鼻腔内吸引は、吸引チューブを回転させながら吸引する

〇喀痰の気管内吸引は、カテーテルは滅菌したものを滅菌操作で行う 

〇介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引の範囲は、咽頭の手前までである。

〇喀痰吸引等研修により介護福祉士は医師の指示や看護師との連携のもと「たんの吸引」「経管栄養」が実施できるようになった。

〇喀痰吸引物は吸引びんの70~80%になる前に廃棄する。

喀痰吸引の勉強メモ

痰(たん)の吸引等の行為

平成24年度から、介護職員等によるたんの吸引等が将来にわたってより安全に実施されるように、「社会福祉士及び介護福祉士法」が一部改正され、一定の研修を受けた介護職員等においては、医療や看護との連携による安全確保が図られている等、一定の条件の下でたんの吸引等の行為を実施できることとなりました。

介護福祉士試験 医療的ケア-経管栄養-合格するための過去問分析

経管栄養(過去問=試験対策)

〇経鼻の経管栄養で挿入時は、体位を坐位または半坐位にする。

〇経鼻の経管栄養では、カテーテルの先端が咽頭部を通過するまでは、頸部を前屈にする。

○経鼻の経管栄養で挿入後は、カテーテルから胃内容物を吸引して挿入部位を確認する。

○経鼻経管栄養法で注入前に胃内容物を吸引するのは、胃内に挿入されていることを確認するためである。

○経鼻経管栄養法で注入中は、Fowler〈ファウラー〉位にするのは逆流の防止のためである。

○経鼻経管栄養法で注入終了後に微温湯を流すのは、カテーテル内に食物が残るために起こる腐敗・閉塞の予防のためである。

○経鼻胃管栄養法で栄養物を体温程度に温めるのは、下痢の予防のためである。

○経鼻胃管栄養法で注入前に空気を入れるのは、チューブが胃に入っていることを確認するためである。

○経鼻胃管栄養法でチューブをクレンメで止めるのは、注入した栄養物や胃液が排出されないようにするためです。

経管栄養の勉強メモ

実施可能な経管栄養

①胃ろうまたは腸ろう
②経鼻

胃ろう
嚥下機能に問題があり、誤嚥やそれによる肺炎などの危険性が高いものの、胃や腸の消化管には問題がない人に適した方法です。

腸ろう
胃ろうができない人には、お腹から腸に穴を開けて栄養を注入する「腸ろう」という人工栄養法があります。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑥合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑥(過去問=試験対策)

○高次脳機能障害は器質精神病として精神障害者保健福祉手帳の対象になる。

○高次脳機能障害の具体的症状として、記憶障害、注意障害、逆行機能障害、社会的行動障害などがある。

○高次脳機能障害の社会的行動障害とは、すぐに人に頼ったり子供っぽくなったり、欲求のコントロールができなくなったり、感情コントロールができないなどの障害のことをいう。

○高次脳機能障害の注意障害とは、注意を向けること、維持することの障害である。

○高次脳機能障害の記憶障害とは、新しいことを記憶することが困難になる障害である

○高次脳機能障害の行動と感情の障害とは、行動や感情をコントロールすることの障害である

○高次脳機能障害の遂行機能障害とは、日常生活や仕事の内容を整理・計画・処理・実行することの障害である。

○高次脳機能障害の遂行機能障害の遂行機能障害は、行動が行き当たりばったりで、状況に応じた計画や判断が実行できない。

○高次脳機能障害の失語症とは、話す・聞く・書くことの障害である。

○高次脳機能障害の半側空間無視とは、目の前の空間の半分(多く左側)に注意が向かない障害である。

○高次脳機能障害の失行症とは、麻痺はないのに意図した動作や指示された動作ができなくなる障害である。

○高次脳機能障害の地誌的障害とは、地理や場所についてわからなくなる障害である。

○高次脳機能障害の失認症とは、見ているもの・聞いているもの・触っているものがわからなくなる障害である。

○高次脳機能障害の半側身体失認とは、身体の片側(主に麻痺側)に対する認識が低下してしまう障害である。 

○高次脳機能障害の原因として、脳血管障害、外傷性脳損傷、脳炎などがある。

障害の医学的側面の基礎的知識⑥の勉強メモ

高次脳機能障害

高次脳機能障害とは、病気や事故などの様々な原因で脳が部分的に損傷されたために、言語・思考・記憶・行為・学習・注意などの知的な機能に障害が起こった状態を指す。

高次脳機能障害の原因

高次脳機能障害の発症の原因は、8割が脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害)、1割が交通事故などの脳外傷によるもの

高次脳機能障害の症状

高次脳機能障害のなかで最も多くあらわれる症状は、失語症(56.9%)で、次いで注意障害(29.8%)、記憶障害(26.2%)、半側空間無視(20.2%)、遂行機能障害(16.0%)、失行症(11.1%)となっている。

(1)失語症
「聞く」「話す」「読む」「書く」ことの障害である。

(2)注意障害
注意を向けること、維持することの障害である。

(3)記憶障害
記憶を思い出すことができない、また、新たなことを覚えることができないなどの障害である。

(4)半側空間無視
半側からのあらゆる刺激(視覚、聴覚、触覚等)を認識できなくなる障害である。

(5)遂行機能障害
日常生活や仕事の内容を整理・計画・処理・実行することの障害である。

(6)失行症
麻痺はないのに意図した動作や指示された動作ができなくなる障害である。

(7)失認症
見ているもの・聞いているもの・触っているものがわからなくなる障害である。

高次脳機能障害

高次脳機能障害とは、病気や事故などの様々な原因で脳が部分的に損傷されたために、言語思考記憶行為学習注意などの知的な機能に障害が起こった状態を指す。

高次脳機能障害の原因

高次脳機能障害の発症の原因は、8割が脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害)、1割が交通事故などの脳外傷によるもの

高次脳機能障害の症状

高次脳機能障害のなかで最も多くあらわれる症状は、失語症(56.9%)で、次いで注意障害(29.8%)、記憶障害(26.2%)、半側空間無視(20.2%)、遂行機能障害(16.0%)、失行症(11.1%)となっている。

(1)失語症
「聞く」「話す」「読む」「書く」ことの障害である。

(2)注意障害
注意を向けること、維持することの障害である。

(3)記憶障害
記憶を思い出すことができない、また、新たなことを覚えることができないなどの障害である。

(4)半側空間無視
半側からのあらゆる刺激(視覚、聴覚、触覚等)を認識できなくなる障害である。

(5)遂行機能障害
日常生活や仕事の内容を整理・計画・処理・実行することの障害である。

(6)失行症
麻痺はないのに意図した動作や指示された動作ができなくなる障害である。

(7)失認症
見ているもの・聞いているもの・触っているものがわからなくなる障害である。

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-介護保険の特定疾病-合格するための過去問分析

介護保険の特定疾病(過去問=試験対策)

○介護保険法では「要介護状態にある40歳以上65歳未満の2号被保険者であって、「特定疾病」で人は介護保険の要介護者に当たるとされている。

○筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患で、運動ニューロン病の一種である。

○後縦靱帯骨化症(OPLL)は、後縦靱帯が骨化することにより、脊椎管狭窄をきたし、脊髄または神経根の圧迫障害を来す疾患である。

○骨折を伴う骨粗鬆症は、骨量の減少、骨の微細構造の劣化の2つの特徴がある全身性の骨の病気である。

○多系統萎縮症は、オリーブ橋小脳萎縮症、線条体黒質変性症、シャイドレージャー症候群という3つの病名の総称したものである。

○初老期における認知症は、老人でない人の認知症であり、若年性認知症などともよばれている。

○脊髄小脳変性症は、脊髄や小脳が障害され、運動失調症が出現する病気で、原因不明の神経変性疾患である。

○脊柱管狭窄症は、背骨の神経が通る管が狭くなる疾患である。

○早老症は遺伝子病であり原因遺伝子が異常になると、染色体が不安定になり白内障、白髪、脱毛などの老化現象がみられる。

○糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症は 糖尿病に合併する割合の高い疾病で、それぞれ腎不全、失明、知覚障害などの経過を来す疾病である。

○脳血管疾疾患は、脳血管の血流障害により脳実質が壊死を来す脳梗塞、脳血管の破綻による脳出血、クモ膜下出血等がある。

○進行性核上性麻痺・大脳基底核変性症及びパーキンソンでは、動作緩慢、筋固縮、振戦、姿勢反射障害などがみられる。

○閉塞性動脈硬化症 (ASO)は、足の血管の動脈硬化がすすみ血管が細くなったりして、充分な血流が保てなくなる病気である。

○関節リウマチは、全身の関節のはれ、痛み、運動障害を特徴とする慢性関節リウマチのうち、目、神経、血管の炎症や、心臓や肺など内臓の病気を伴ったものである。

○慢性閉塞性肺疾患(COPD) は、息をするときに空気の通り道となる「気道」に障害が起こって、ゆっくりと呼吸機能が低下する病気である。

○変形性関節症とは、老化により膝関節の軟骨に退行変性が起こり、骨に変形を生じて関節炎を来す慢性の疾病である。

〇末期がん(介護保険が適用される末期がん)は、医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。

介護保険の特定疾病の勉強メモ

特定疾病と介護保険

40歳以上65歳未満の方で、以下の16種類の疾病により日常生活が困難になり介護や支援が必要になった場合、要介護認定を受けることができます。

介護保険法で定められている特定疾病

①筋萎縮性側索硬化症(ALS)
②後縦靱帯骨化症(OPLL)
③骨折を伴う骨粗鬆症
④多系統萎縮症
⑤初老期における認知症
⑥脊髄小脳変性症
⑦脊柱管狭窄症
⑧早老症
⑨糖尿病性神経障害
⑩糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
⑪脳血管疾患
⑫進行性核上性麻痺・大脳基底核変性症及びパーキンソン病
⑬閉塞性動脈硬化症 (ASO)
⑭関節リウマチ
⑮慢性閉塞性肺疾患(COPD)
⑯両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
⑰末期がん

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-食中毒・感染症-合格するための過去問分析

食中毒・感染症(過去問=試験対策)

○高齢者に発症しやすいとされている感染症は、結核やインフルエンザ、レジオネラ肺炎、MRSA、肺炎球菌性肺炎、ノロウイルス、緑膿菌などがある。

○レジオネラ肺炎は、レジオネラ菌の肺炎で温泉の利用者などに起こることが多い肺炎である。

○ノロウイルス感染では発熱、吐き気、嘔吐、下痢などの症状がみられる。

○レジオネラ菌で肺炎になると 高熱、咳、痰(たん)などの症状が現れるが、適切な治療が遅れると集団発生から多数の死亡者をだすことがある。

○下痢の原因としては、ウイルス性のものと細菌性のものがあり吐き気や発熱、食欲不振をもたらす。

○ウイルス性の下痢症の原因としてノロウイルスがるが、感染力が強く急速に広まるので手洗いや消毒の徹底が必要である。

○ノロウイルス(小型球形ウイルス)による食中毒の主たる原因食品は牡蠣(かき)である。

○ノロウイルス感染症は、感染症法で5類感染症に位置づけられた「感染性胃腸炎」の一つである。このウイルスの消毒・殺菌は逆性石けんやエタノールでは効果がないが最も有効なのは次亜塩素酸ナトリウム(塩素系消毒剤)である。

○ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は手指や食品などを介して経口感染するものであり特に冬季に流行する。このウイルスの潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり発熱は軽度である

○細菌性の下痢の原因として薬剤耐性菌によるものがあるが、特に有名なものに薬剤耐性ブドウ球菌(MRSA)がある。

○動物性自然毒による食中毒はほとんどが魚介類が原因であり「ふぐ」のように常に有毒物質があるものと、二枚貝・巻き貝などのように産地、年次、季節などによって異なるものがある。また植物性自然毒による食中毒では、毒キノコによるものがかなりの部分を占める。

○アキサキス(回虫)は、サバ、タラ、イカ、ニシンなどの魚にアニサキスの幼虫が寄生していることがあり、これらを生で食べることで感染する。アニサキス感染症の予防は、低温・冷凍処理が原則である。

○サルモネラは、生卵や自家製マヨネーズによる食中毒発生に関係する。サルモネラは熱に弱いので、食前の十分な加熱が予防に有効である。

○腸炎ビブリオ菌は、食塩水に強い菌であるので、調理前に水道水などの流水で十分に洗浄するとよい。

○べロ毒素を産生する病原性大腸菌(O-157等)による食中毒の予防は、高温処理が有益であり冷温・冷凍では効果がない。

○ブドウ球菌は、飲食物中で増殖するとエンテロトキシンという毒素を産生する。この毒素は、普通の調理加熱程度では不活性化(無毒化)されない。

○黄色ぶどう球菌は、皮膚の化膿そうなどに検出されるので、化膿そうのある者は調理に従事させないことなどで予防する。

○カンピロバクターによる食中毒の主たる原因食品は肉類である。(例 加熱不十分な「鶏肉のホイル焼き」が原因食品と推定される食中毒はカンピロバクターである。)

食中毒・感染症の勉強メモ

食中毒

食中毒とは、食品に起因する腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状総称で原因によって症状は様々であり、数日から二週間程度続きます。

食中毒の分類

A.細菌性食中毒
①感染型
サルモネラ、カンンピロバクター、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌など
②毒素型
黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、セレウス菌(嘔吐型)など

B.ウイルス性食中毒
ノロウイルス

C.食中毒の症状
・下痢
・嘔吐

D.腸炎ビブリオ
主な原因食品:魚介類(刺身、寿司、魚介加工品)
・海水中に生息。
・真水や酸に弱い。
・室温でも速やかに増殖。

E.サルモネラ属菌
主な原因食品:鶏卵、またはその加工品、食肉(牛レバー刺し、鶏肉)うなぎ、すっぽん、乾燥イカ菓子など
・動物の腸管、自然界に広く分布。
・生肉、特に鶏肉と卵を汚染することが多い。
・乾燥に強い。

F.O-157(腸管出血性大腸菌)
主な原因食品:加工食品製品、水耕野菜、井戸水
・人に対する発症機序により、5つに分類。
・熱、消毒剤に弱い。

G.カンピロバクター属菌
主な原因食品:食肉(特に鶏肉)、飲料水、生野菜など
・家畜、家きん類の腸管内に生息し、食肉(特に鶏肉)、臓器や飲料水を汚染する。
・乾燥にきわめて弱く、また通常の加熱調理で死滅する。

H.黄色ブドウ球菌
主な原因食品:乳・乳製品(牛乳・クリームなど)、卵製品、畜産製品(肉・ハムなど)、穀類とその加工品(握り飯、弁当)、魚肉ねり製品(ちくわ、かまぼこなど)、和洋生菓子など
・人や動物に常在する。
・毒素(エンテロトキシン)を生成する。
・毒素は100℃、30分の加熱でも無毒化されない。

I.ボツリヌス菌
主な原因食品:缶詰、瓶詰、真空パック食品(からしれんこん)、レトルト類似食品、いずし、乳児ボツリヌス症:蜂蜜、コーンシロップ
・土壌中や河川、動物の腸管など自然界に広く生息する。
・酸素のないところで増殖し、熱にきわめて強い芽胞を作る。
・毒性の強い神経毒を作る。
・毒素の無害化には、80℃で30分間の加熱を要する。

J.ノロウイルス
主な原因食品:二枚貝(カキ、ハマグリなど)、患者の糞便、嘔吐物など
・10月~4月にかけ集中発生。
・食品中では増殖せず、人の腸内のみで増殖。
・少量で感染し、感染力が強い。

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-精神の病気-合格するための過去問分析

精神の病気(過去問=試験対策)

老年期うつ病

○老年期うつ病は、身体の衰え、経済基盤の脆弱化、親しい人の死別など心理的社会的要因が絡んで発症しやすくなる。

○老年期うつ病では、「被害妄想」「罪業妄想」「心気妄想」、あるいは「貧困妄想」といった妄想を伴うことが特徴である。

○老年期うつ病は、認知症と間違えられるような状態を示すことがあることから「仮面うつ病=うつ病性仮性認知症)と言われることがある。

精神の病気の勉強メモ

老年期うつ病

老年期うつ病とは、老年期(65歳以上)の方がかかるうつ病のこと。
老年期うつ病の症状
・気分がめいる
・物事に対する興味や喜びがない
・食欲がない
・よく眠れない
・いつも体がだるい
・集中できない、などといった症状が2週間以上にわたってほとんど毎日続く状態です。

お年寄りのうつ病の背景には喪失体験がある
・身体的な喪失体験
・社会的な喪失体験
・家族の喪失体験

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-脳・神経系の病気-合格するための過去問分析

脳・神経系の病気(過去問=試験対策)

パーキンソン病

○パーキンソン病は、脳の黒質で神経伝達物質であるドーパミンの減少で引き起こされるといわれている。

○パーキンソン病の症状として、安静時振戦がみられる。

○パーキンソン病の症状として筋固縮がある。

○パーキンソン病の症状として無動、寡動(かどう)がある。

○パーキンソン病の症状として、姿勢保持反射障害がある。

○パーキンソン病は厚生省の指定をうけた特定疾患(難病)であり、身体の運動機能をコントロールする大脳基底核の黒質線条体の病変で、身体の動きが正常でなくなるものである。原因は、神経伝達組織のドーパミンの不足で、神経間の連絡障害を起こすためでその原因は不明である。

○パーキンソン病は、振戦、筋固縮、無動・寡動、姿勢反射障害の4症状を呈することが多い

○パーキンソン病の患者の特徴として急に歩きを止められない、便秘傾向になる、顔面の表情が乏しくなるなどがある。

○パーキンソン病では、突進現象が認められる。

クロイツフェルト・ヤコブ病

○クロイツフェルト・ヤコブ病は、異常プリオン蛋白が脳に蓄積して神経細胞を破壊する致死的な病気である。

○クロイツフェルト・ヤコブ病の主な症状は、行動異常や性格変化、認知症障害などである。

脳・神経系の病気の勉強メモ

パーキンソン病

パーキンソン病は、中脳の黒質にあるドーパミン神経細胞がこわれて、作られるドーパミンが減ることによって発症する。
ドーパミンが減ると、体が動きにくくなったり、ふるえが起こりやすくなったりする。
パーキンソン病は主に50歳以上の中高年に見られる進行性の疾患で、手足のこわばりといった軽い症状から、最悪の場合は寝たきり状態になることもある、現代の医学では完治が困難な難病。

パーキンソン病の4大症状
①手足が震える「振戦
②筋肉がこわばる「筋固縮
③動きが鈍くなる「無動、寡動
④身体のバランスがとりにくくなる「姿勢反射障害

クロイツフェルト・ヤコブ病

クロイツフェルト・ヤコブ病とは、脳に異常なプリオン蛋白が沈着し、脳神経細胞の機能が障害される一群の病気であるプリオン病の代表的なもの。
神経難病のひとつで、抑うつ、不安などの精神症状で始まり、進行性認知症、運動失調等を呈し、発症から1年~2年で全身衰弱・呼吸不全・肺炎などで死亡する。

脳・神経系の主な病気

・脳出血
・脳梗塞
・中枢神経系の感染症(細菌、真菌、寄生虫)
・中枢神経系の感染症(ウィルス感染症の病理)
・神経細胞性腫瘍
・神経膠腫
・神経鞘腫
・髄膜腫
・脳・脊髄の発生異常
・パーキンソン病(PD)
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・アルツハイマー病
・レビー小体型認知症
・進行性核上性麻痺
・大脳皮質基底核変性症
・ピック病
・前頭側頭型認知症
・多発性硬化症

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-循環器系の病気-合格するための過去問分析

循環器系の病気(過去問=試験対策)

心不全

○心不全は、心臓のポンプ機能が低下し全身に十分血液を送り込めなくなり、息切れ、疲れやすいなどの症状がでるものである。

○心不全の原因は、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患が最も多い。

○心不全を誘因するものには、高齢者では感染や貧血が多くみられる。

○心不全の検査としては、最近では血漿ペプチドの濃度の測定する血液検査が行われている。

○心不全の治療としては、現在では交感神経が活性化するのを抑制し、心臓を保護するベータ遮断剤が用いられている。

○心不全の予防としては、禁煙・禁酒、食生活については塩分、糖分、脂肪分の過剰摂取をおさえるなどが大切である。

不整脈

○不整脈は、心臓の電気系統に異常があり、規則正しく脈が作られなくなることである。

○加齢とともに増える不整脈としては、心房細動や洞不全症候群がある。

○脈がとれない心停止、心室細動、心室頻拍のときには心自動体外除細動器(AED)と呼ばれ除細動器を使用する。

○心房細動がある場合には、脳梗塞に注意する。

○心房細動の最大の合併症が、脳梗塞(脳塞栓症)である。

○日本人一般住民の心房細動有病率は、1.3%、80歳以上では6%と言われている。

○高血圧の状態が続くと心臓の動きが乱れてしまい、「心房細動」が発生してしまうと考えられている。

心臓弁膜症

○心臓弁膜症とは、心臓の弁が何らかの原因によって硬化もしくは破損し、血液の通過障害や逆流が起きる病気である。

○大動脈弁狭窄症は、左心室から大動脈へ血液を流す大動脈弁が狭まった病気である。

循環器系の病気の勉強メモ

心不全

心不全とは、心臓に何らかの異常があり、心臓のポンプ機能が低下して、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態。

心不全の主な原因
虚血性心疾患:狭心症や心筋梗塞により、心臓の筋肉や血管に異常が起こり、心臓の動きが部分的に悪くなります。
心筋症:心臓の筋肉が病気になり、心臓の機能が低下します。
心筋炎:心臓の筋肉がウイルス感染等によって炎症を起こし、心臓の機能が低下します。
心臓弁膜症:弁の働きが悪くなることで、血液を送り出す力が弱まります。
不整脈:ポンプ機能のリズムに異常が起こり、心拍数が少なくなったり、多くなり過ぎたり、また心臓が規則的に動けなくなり、全身に必要な血液を送り出せなくなります。
先天性心疾患:生まれつきの心臓の奇形等により、心臓の機能が弱まることがあります。

不整脈

不整脈とは、脈がゆっくり打つ、速く打つ、または不規則に打つ状態を指し、脈が1分間に50以下の場合を徐脈、100以上の場合を頻脈という。

心房細動

心房細動とは、不整脈の一つで、心房が小刻みに動き、けいれんするような病状を指し、それにより心房に血栓ができやすくなり、その血栓が脳に飛んで脳の血管が詰まるリスクが高まる病気。

心房細動有病率
70歳代:男性3.4%、女性1.1%
80歳以上:男性4.4%。女性2.2%

心臓弁膜症

心臓弁膜症とは、心臓弁の働きが悪くなった状態。
心臓弁膜症の症状
・疲労、倦怠感
・息切れ (呼吸困難 )
・動悸 (不整脈)
・胸痛 (狭心症)
・足首などのむくみ (浮腫)
・めまい・失神 (気絶)

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-腎・泌尿器の病気-合格するための過去問分析

腎・泌尿器の病気(過去問=試験対策)

前立腺肥大症・前立腺がん

○前立腺肥大症は、加齢とともに前立腺の細胞数が増加し肥大化する疾患である。

○前立腺がんの腫瘍マーカー検査の導入により、前立腺がんの早期発見ができるようになった。

○前立腺がんの特色に「骨転移」があり転移部での痛みを伴う。

○加齢により前立腺が肥大化し尿道を圧迫することが多くなるので通過障害は増加する。

尿失禁・その他

○腹圧性症失禁とは、くしゃみ、咳、重い荷物などを持ったときなど腹圧がおこる尿漏れである。

○腹圧性尿失禁の治療法には、骨盤低筋訓練がある。

○腹圧性尿失禁は、女性に多い。

○切迫性尿失禁は、高齢者に多く、前触れもなく尿意をもよおし、その高まりが強くて急なため、その場でもらしてしまう失禁である。

○切迫性尿失禁には、薬物療法と骨盤低筋訓練を含めた膀胱訓練法で対応する。

○混合型尿失禁とは、尿意切迫感だけでなく腹圧が加わった時にも関連した失禁である。

○遺尿とは、膀胱に貯まっている尿を無意識の内に排泄してしまう事を言う。

○膀胱炎の主な症状は、「何度もトイレに行きたくなる」、「排尿後に痛みがある」、「残尿感」、「尿が白く濁ったり、血が混じることがある」などである。

慢性腎不全

○慢性腎不全とは、慢性の腎疾患が徐々に進行し糸球体のろ過(ろか)量が低下し腎臓による生体内の恒常性が保てなくなる病気である。

○慢性腎不全の原因は、糖尿病による糖尿病性腎症が最も多く、次いで慢性腎炎である。

○慢性腎不全の治療には(1)血液透析、(2)腹膜透析、(3)腎移植の3つの方法がある。

○慢性腎不全は、腎機能の低下状態により、セルディン分類と呼ばれ4つの時期に分類されている。

子宮脱

○子宮脱とは、その名のとおり子宮が下垂して腟の中外に脱出した状態である。

膣炎

○腟炎は、腟内に病原性微生物が侵入したときに外陰部などの炎症が腟におよんでおこる腟の炎症のことを言う。

腎・泌尿器の病気の勉強メモ

前立腺肥大症

加齢とともに前立腺が大きくなってしまう症状
50歳代以降の男性の2割以上がかかっている。
おもな症状
頻尿=トイレが近い。
夜間頻尿=とくに夜、何度もトイレに起きる。
排尿遅延=おしっこの出方が悪い(すぐにでない。時間がかかる)。
残尿感=終わっても、まだ残っている感じがする。
尿勢の低下=尿腺が細くちょろちょろと勢いがない。
さらに放置しておくと、膀胱や腎臓に悪影響を及ぼすといったこともある。

前立腺がん

前立腺がんは、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生する。
早期の前立腺がんは、多くの場合自覚症状がない。
尿が出にくい排尿の回数が多いなどの症状が出ることもある。
進行すると、血尿や、腰痛などの骨への転移による痛みがみられることがある。
主な検査はPSA検査、直腸診です。

尿失禁

尿失禁とは、自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことと定義づけられている。
(1)腹圧性尿失禁
重い荷物を持ち上げた時、走ったりジャンプをした時、咳やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが腹圧性尿失禁。
(2)切迫性尿失禁
急に尿がしたくなり(尿意切迫感)、我慢できずに漏れてしまうのが切迫性尿失禁。
(3)溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
自分で尿を出したいのに出せない、でも尿が少しずつ漏れ出てしまうのが溢流性尿失禁。
(4)機能性尿失禁
排尿機能は正常にもかかわらず、身体運動機能の低下や認知症が原因でおこる尿失禁。

慢性腎不全

慢性腎不全とは、血液をろ過して老廃物を取り除く腎臓の機能が、数ヵ月から数年をかけて徐々に低下してしまった状態。
一般的に腎臓の機能が正常な状態の3分の1以下に低下した状態をいう。
慢性腎不全に至る原因としては、さまざまな腎臓疾患があり、糖尿病が原因の糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎(糸球体の炎症によってタンパク尿や血尿が長期間続く病気の総称)、腎硬化症などが多い。

慢性腎不全の治療
(1)血液透析
(2)腹膜透析
(3)腎移植の3つの方法がある。

透析療法とは
腎臓の働きが10%以下になると、血液のろ過が充分に行えず、水分や老廃物のコントロールができなくなってしまいます。そのような場合に、人工的に血液の浄化を行うのが、透析療法なのです。

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