介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-呼吸器の病気-合格するための過去問分析

呼吸器の病気(過去問=試験対策)

喘息

○喘息には、花粉やハウスダストなどのアレルゲンを特定できるアトピー型喘息と、アレルゲンを特定できない非アトピー型喘息の2つのタイプがある。

○アトピー型喘息は、アレルギー性喘息とも言われ小児喘息の9割がこのタイプである。

○非アトピー型喘息は、非アレルギー性喘息ともいわれ成人喘息の半数以上がこのタイプである。

○喘息の予防薬であるステロイド吸入剤は、症状が出なくても毎日欠かさず継続することが重要である。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

○慢性閉塞性肺疾患は、長期間の喫煙によって気管支の炎症や肺胞の破壊がおこり、気管支の狭窄と肺の弾性収縮力が失われる病気である。

肺炎

○肺炎を起こす原因の一つとして、風邪などでウイルスが気管支粘膜を損傷し細菌が肺に侵入し炎症をおこす場合がある。

○肺炎を起こす原因の一つとして、飲食物と一緒に口腔内の細菌が気管支内に入り炎症をおこすことが原因となる場合がある。

○誤嚥性肺炎とは、誤嚥により飲食物と一緒に口腔内の細菌が気管支内に入ことによりおこる肺炎である。

○誤嚥性肺炎の予防には、口腔ケアが有効である。 

肺ガン

○肺から発生したがんを「原発性肺がん」といい他の臓器から転移したがんを「転移性肺がん」という。

○肺がんの治療方法には、手術、放射線療法、化学療法などがある。

呼吸器不全

○呼吸不全患者には、酸素療法が行われ保険適用がされる。

○呼吸不全患者に対しては非侵襲的換気療法があるが、これはマスクを介して換気する人工呼吸器を用いるものである。

呼吸器の病気の勉強メモ

高齢者の呼吸器疾患

肺炎
誤嚥性肺炎
慢性閉塞性肺疾患

喘息

喘息には、咳や痰(たん)、息苦しさや「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜんめい)など、さまざまな症状がある。
喘息の発作は、夜間や早朝におこりやすいのが大きな特徴です。

喘息の分類には、特異的 IgE の関与する①アトピー型喘息と、その関与がない②非アトピー型喘息に分けられ、
アトピー型喘息
発症年齢:小児~思春期が多い
憎悪する季節:季節型(春,秋)が多い
特異的IgE抗体皮膚テスト:陽性
非アトピー型喘息
発症年齢:成人後が多い
憎悪する季節:通年型が多い(一部で冬季)
特異的IgE抗体皮膚テスト:陰性

慢性閉塞性肺疾患

慢性閉塞性肺疾患とは、息をするときに空気の通り道となる気管支や肺に障害が起きて、呼吸がしにくくなる肺の「生活習慣病」で、喫煙と深い関わりがある。
タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病。

肺炎

肺炎とは、肺に細菌またはウイルスがはいって起こる病気。
主な症状は、せき発熱胸痛痰がでる息苦しいなどで、かぜの症状と間違えられやすいが、症状が長引き、かぜの症状よりも重いのが特徴です。
高熱や胸の痛み、激しい咳、息切れ、喘鳴などの症状が現れる。

肺ガン

肺がんは、肺に発生する悪性腫瘍
原発性肺がん:肺そのものから発生したもの
転移性肺がん:他の臓器から発生し、肺に転移したもの

肺がんの原因の70%はタバコ
その他に受動喫煙、環境、食生活、放射線、薬品がある。

肺がんの治療方法は、主に外科療法(手術)、放射線療法、薬物療法がある。

呼吸器不全

呼吸器不全とは、「動脈血ガスが異常な値を示し、それがために生体が正常な機能を営みえない状態」と定義去れている。
室内気吸入時の動脈血酸素分圧(PaO2)60Torr以下となる呼吸器系の機能障害、またはそれに相当する異常状態を指す。
動脈血酸素分圧(PaO2)は、肺における血液酸素化能力の指標です。

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-皮膚の病気-合格するための過去問分析

皮膚の病気(過去問=試験対策)

皮膚そう痒症

○皮膚そう痒症は、皮膚が乾燥しやすい冬季に起こりやすく、特に皮膚の水分や皮脂の分泌が少なくなる高齢者で多くみられる。

○皮膚そう痒症の治療は、熱いお湯に入らない、シャワーをかけっ放しにしない、タオルでごしごしこすらないなどの対処が必要である。

○皮膚そう痒症とは、皮膚には何の変化もないのに「かゆみ」を生じる病気である。

湿疹

○湿疹とは、皮膚の表面に紅斑・丘疹・小水疱・膿疱などを多様な皮膚症状がかゆみを伴って生じている状態である。

○皮脂欠乏性皮膚炎は、皮脂分泌の減少によりおこる皮膚炎で繰り返すと体中に紅斑が出現する。

○脂漏性皮膚炎では、皮脂腺の多い頭皮や鼻翼部などにフケやカワブタを伴った紅斑が出現する。

○接触性皮膚炎、湿布や塗り薬、おむつ使用者のし尿汚染などが高齢者の接触性皮膚炎の原因では多くみられる。

白癬・カンジダ症

○白癬は、カビの一種である白癬菌でおこり免疫力の弱い糖尿病患者や高齢者でみうけられる感染症である。

○カンジダ症は、カビの一種である真菌で感染する。乳房、脇の下、股部、おむつ下などに生じる。

疥癬

○疥癬は、ビゼンダニの皮膚角層内での寄生が原因でおこる伝染性疾患である。

○介護現場でみられる疥癬には、通常型疥癬とノルウェー疥癬(角化型疥癬)がある。

○疥癬の病型には、通常疥癬とノルウェー疥癬(角化型疥癬)があるが寄生するダニの種類はどちらも同じヒゼンダニでありノルウェー疥癬(角化型疥癬)のほうが感染力が強い。

皮膚の病気の勉強メモ

皮膚そう痒症

皮膚に発疹や湿疹がないのに、かゆみが出るもの。
高齢者では、皮膚の水分や皮脂の分泌が少なくなるため、特に冬季に皮膚が乾燥してかゆみが起こります(老人性そう痒症)。
老人性そう痒症の場合は保湿を心がけ、かゆみには、抗ヒスタミン薬の内服、尿素軟膏の外用といった治療を行います。

湿疹

湿疹とは、湿疹とは、皮膚の表層(表皮・真皮上層)に起こる炎症の総称。
代表的な皮膚のトラブルで、「かぶれ」・「じんましん」・「あせも」。
かゆみに加え、赤み、細かいブツブツ、小さな水疱などが混じり合ってみられる。

白癬

白癬とは、白癬菌というカビによって生じる感染症で、足にできる白癬「足白癬」は俗称「水虫」と呼ばれる。
発症する部位によって呼び名が異なり、足白癬(水虫)爪白癬(爪水虫)股部白癬(いんきんたむし)体部白癬(ぜにたむし)頭部白癬(しらくも)という。

カンジダ症

カンジダ症とは、カンジダ属の真菌(カビ)による感染症。
感染しやすい部位は、粘膜では口の中、食道粘膜、陰部の粘膜、皮膚では鼠径部)、脇の下、女性の乳房の下、腹のたるみなど。

疥癬

疥癬とは、ヒゼンダニ(疥癬虫:かいせんちゅう)というたいへん小さなダニが人の皮膚に寄生して起る、かゆみを伴う皮膚の病気。
この病気には、通常疥癬と呼ばれるものと他の人に感染する力が強い角化型疥癬と呼ばれる2つの種類がある。
角化型疥癬
感染する力が強いので短い時間の接触、衣類や寝具を介した間接的な接触などでも感染します。ヒゼンダニの数:100万~200万匹

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-耳の病気-合格するための過去問分析

耳の病気(過去問=試験対策)

加齢性難聴

○老人性難聴とは、加齢が原因の聴覚障害のことであり感音性難聴が多い

○感音性難聴とは、内耳や聴神経、中枢神経など音を感じる部分が障害されて起こる難聴である。

○伝音性難聴とは、外耳と鼓膜及び中耳、つまり音を伝える器官の障害による難聴である。

○補聴器の種類として、携帯用では箱型、耳かけ型、耳穴型がある。

耳の病気の勉強メモ

老人性難聴

老人性難聴とは、加齢に伴い聴力が低下していくことを指す。
高音域から聞こえづらくなり、両側の耳で差があまりないことが特徴。

感音性難聴

感音性難聴とは、内耳や聴神経など「感音器」と呼ばれる部分の障害によって起こる難聴。
感音性難聴の聞こえ方の特徴
①聞こえる範囲の音がせばまる。
②音がぼやける。
③聞こえない成分ができる。
補聴器を使うことで、難聴によって聞き取ることができなくなってしまった小さな音を聞き取るようにすることや、聞き分けられなかった言葉の成分を聞き取ることができるように聞こえる範囲を広げることは可能。

伝音性難聴

伝音性難聴とは、音を伝達する外耳から中耳にかけてどこかに障害があるために起こる難聴です。
ある種の伝音難聴は、簡単な医療処置で治療することができます。
代表的症状は、突発性難聴やメニエール病
感音性難聴では補聴器を使用しても、正常な人と同じ聞こえにすることはできません。

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-目の病気-合格するための過去問分析

目の病気(過去問=試験対策)

白内障

○白内障とは、ピントを合わせるレンズの役割を持つ水晶体が濁ることで、視界がかすんだり光のまぶしさが増すなどの症状が出る。

○白内障は、晶体が灰白色や茶褐色ににごり、物がかすんだりぼやけて見えたりするようになるものである。

○白内障は、加齢に伴う症状の場合、視野の周辺部から発生し、中心に向かって進行していくことが多い。

○白内障は、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。

緑内障

○緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され、視野が狭くなる病気である。

○緑内障は、症状がゆっくり進行するので目に異常を感じることはないが、急性の緑内障では、著しい眼圧の上昇により、目の痛み、頭痛、吐き気が伴う。

○緑内障は、視野の障害が進んでくると失明することがある。

○緑内障は、視神経に障害が起こり、視野が狭くなる病気です。

加齢黄斑変性症

○加齢黄斑変性症とは、網膜の中心部にある「黄斑」とよばれるものが異常をきたし視力に影響をあたえる病気である。

○加齢黄斑変性症の原因としては、高血圧や心臓病、栄養状態、紫外線、喫煙などがある。

○加齢黄斑変性症は、網膜の中央の黄斑部が障害されるために、視野の中心部分が暗く見えにくくなる中心暗点が主な症状となる。

○黄斑変性症の治療としては、薬物療法、レザー療法、手術療法などがある。

○加齢黄斑変性は、黄斑という組織が加齢とともにダメージを受けて変化し視力の低下を引き起こす病気である。

目の病気の勉強メモ

高齢者に多い目の病気

・白内障
・緑内障
・加齢黄斑変性症

白内障

白内障とは、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。
①視界が全体的にかすむ
②視力が低下する
③光をまぶしく感じる
④暗いときと明るいときで見え方が違うなど

緑内障

緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気のこと。治療が遅れると失明に至ることもある。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性とは、モノを見るときに重要なはたらきをする黄斑という組織が、加齢とともにダメージを受けて変化し、視力の低下を引き起こす病気のこと。
黄斑が変化すると、モノがゆがんで見える、視野の中心が暗くなる・欠ける、視力が低下するなどの症状が出ます。加齢黄斑変性は、糖尿病網膜症、緑内障とともに、失明を引き起こす病気として注意が必要。

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-歯・口腔の病気-合格するための過去問分析

歯・口腔の病気(過去問=試験対策)

むし歯・歯周疾患

○歯垢とは、一般に 歯牙 表面に付着した黄白色を帯びた粘着性の物体のことを指す。

○虫歯とは、 口の中の細菌が糖を利用して酸を作り、その酸によって歯が溶かされる病気である。

○高齢者では歯ぐきが退縮し、歯根が露出しているので歯根の虫歯が多い。

○歯周病とは、 歯周組織 に発生する 疾患 の総称である。

○歯周疾患の原因は歯垢なので、歯垢をブラッシングして取り除くことが予防となる。

○要介護高齢者のブラッシングは難しいが、誤嚥性肺炎を防ぐことからも口腔ケアは大切である。

歯・口腔の病気の勉強メモ

高齢者のお口の中の変化

・歯と歯周組織が変化する
・舌や口腔粘膜の状態が変化する
・歯肉の炎症がおきやすくなる
・お口の中が細菌の培養器になる
・入れ歯が合わなくなる

歯周疾患の原因

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯周病とは、歯垢の中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こし、歯を支えている骨を溶かしていく病気のこと。
結果的に歯を失う原因となる。
歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。 これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-骨・関節系の病気-合格するための過去問分析

骨・関節系の病気(過去問=試験対策)

骨粗鬆症

○骨粗鬆症とは、骨形成速度よりも骨吸収速度が高いことにより、骨に小さな穴が多発する症状をいう。

○老人性骨粗鬆症では、加齢に伴う腎機能の低下によって生じるビタミンDの産生低下がそれぞれ原因となる。

○女性の閉経後骨粗鬆症では、更年期におけるエストロゲン分泌量の低下が原因となる。

○脊椎圧迫骨折は、脊椎が押し潰されるように変形してしまう骨折のことである。代表的な原因には骨粗鬆症がある

○骨粗鬆症による大腿骨頚部骨折の発生率が増加している。

○骨粗鬆症で骨支持性が低下し転倒により尻もちをついたりすると脊椎の圧迫骨折を生じる。

変形性膝関節症

○変形性膝関節症は、筋力低下、加齢、肥満などのきっかけに膝関節が摩耗などおこすことによっておこる病気である。

○変形性膝関節症は、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みを伴う病気である。

○変形性膝関節症の初期段階で、階段の昇降時や歩き始めに痛んだり、正座やしゃがむ姿勢がつらくなる。

○変形性膝関節症の病気が進行すると、起床時の膝のこわばりや、関節が炎症を起こし「水がたまる」と表現される膝関節液の過剰滞留などの症状が出やすくなる。

○変形性膝関節症がさらに進行すると、大腿骨と脛骨が直接こすれることで激しい痛みが生じ、歩行が困難となることがある。

○変形性膝関節症は、肥満によって膝に体重の負担が加わったため発症するものである。

○変形性膝関節症の高齢者は、歩行が困難になるため杖が必要となってくる。

変形性脊椎症

○変形性脊椎症とは、椎間板や椎間関節の軟骨が傷んだり薄くなったときするものである。

○変形性脊椎症の原因としては、老化現象、過去の重労働などがある。

腰部脊柱管狭窄症

○腰部脊柱管狭窄症は60歳以降の高齢者に多く代表的な症状は「間欠性跛行(かんけつせいはこう)である。

○腰部脊柱管狭窄症とは、加齢による脊椎骨の変形により、腰部での神経の通り道である脊柱管が狭くなり、脊柱管の中を通る、足へ向かう神経を圧迫することによって起こる病気である。

○腰部脊柱管狭窄症の主な症状は足の痛み、しびれ、麻痺、間欠性跛行(間欠性跛行とは、歩行などで下肢に負荷をかけると、次第に下肢の疼痛・しびれ・冷えを感じ、一時休息することにより症状が軽減し、再び運動が可能となる状態のことです。)などがある。

後縦靱帯骨化症

○後縦靱帯骨化症とは、後縦靭帯が骨化し増大した結果、脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝する神経根が圧迫される病気である。

○頸椎後縦靭帯骨化症の症状としては 上肢、下肢のしびれで始まることが多く、進行すると手先の細かい動作が困難になったり、排尿障害(頻尿や尿が出にくいなど)、歩行障害へと進行していく。

○頸椎症や後縦靱帯骨化症は、骨の靱帯や変成骨化によって頸随が圧迫されておこるものである。

○生活上の注意としては、頭が沈み込まないような適度の固さの枕の使用を心がけることが大切である。

関節リウマチ

○関節リウマチは、破壊性の関節障害が全身に生じる多発性の関節炎である。

○関節リウマチの原因は、明らかになっていないが、自己免疫システムに異常が生じることにより発症するといわれている。

○関節リウマチの症状としては、朝のこわばり、関節の痛み、関節の腫れ、関節可動域の制限、関節の変形、歩行障害などがある。

○関節リウマチは、左右の手指、手首、肘などの関節に腫脹、疼痛が出現する進行性の全身疾患ある。

骨・関節系の病気の勉強メモ

高齢者に多い疾患

・大腿骨頸部骨折
・変形性膝関節症
・後縦靱帯骨化症
・脊柱管狭窄症
・関節リウマチ

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは、骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気
(1)原発性骨粗鬆症
閉経や加齢で起こる骨粗鬆症です。閉経後骨粗鬆症は高代謝回転型であり、閉経後に女性ホルモンの一種であるエストロゲンが欠乏することで起こります。
(2)続発性骨粗鬆症
骨に悪影響を与える病気や薬のより骨粗鬆症をきたす場合、続発性骨粗鬆症と呼びます。
女性では約90%、男性では約半分が原発性骨粗鬆症です。

脊椎圧迫骨折の主な原因は、骨粗鬆症です。

骨粗鬆症は高齢者に多く見られる病気で、骨密度が低くなって骨折を起こしやすくなります。骨がもろくなると、ちょっとした転倒でも背中への衝撃に耐えられず、脊椎がつぶれてしまう原因にもなるのです。

変形性膝関節症

変形性膝関節症とは、ひざの関節の軟骨が摩擦などですり減ったために、ひざに強い痛みが出る慢性的な病気。
最も大きな原因は加齢で、年齢を重ねるとともに少しずつ関節の軟骨がすり減ったり削れたりすることで表面が荒れて、慢性的な炎症や変形が起こる。

変形性膝関節症の症状
①初期:階段の上り下り、歩き始め、いつもより長く歩いたとき、イスから立ち上がるときなどに痛みを感じる
②中期:歩くと常に痛みを感じるほか、ひざがこわばって、ひざを曲げたり伸ばしたりといった動作がつらくなる。

変形性脊椎症

変形性脊椎症とは、脊椎を構成する椎体という24個の骨と、その間にあってクッションの役割を果たしている椎間板に変化が起きることをいう。

変形性脊椎症の症状
椎体にトゲのようなものができ、椎間板のクッション機能が落ちるといった変化などが進むことで神経が圧迫されると、腰や背中、左右両方の手足の痛みなどが起きる。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、加齢に伴う組織の変性によるものだ。神経の近くにある椎間板が膨らんだり、脊柱管の後方にある黄色靱帯が厚くなったり、椎骨をつないでいる椎間関節に骨棘(骨がとげのように変性したもの)ができたりすることで神経が圧迫され、症状が現れる。

腰部脊柱管狭窄症の症状
特徴的な症状である間歇性跛行は、歩くと足にしびれや痛みが出たり、こわばってきたりして、休むとそれが楽になるというもの。そのため長い距離を続けて歩くことができず、歩行と休息を繰り返すことになる。発生したしびれや痛みは、前かがみになったり、椅子に腰かけたりすると軽快する。

後縦靱帯骨化症

後縦靱帯骨化症とは、背骨の中を縦に走る後縦靭帯が骨に変化(骨化)することで、神経が通る脊柱管が狭くなり、圧迫されて感覚障害や運動障害などの神経症状が引き起こされる病気。

後縦靱帯骨化症の症状
神経圧迫の影響により、まずは手や足に痛みやしびれが生じ、症状が進行すると痛みやしびれの範囲が広がり、脚や手指に運動障害などが出現する。重度になると足がふらつくなどの歩行障害や、排尿・排便の障害が出て、日常生活が困難になることも。

関節リウマチ

関節リウマチとは、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれ、放っておくと関節が変形してしまう病気です。

関節リウマチの症状
腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じるのが、他の関節の病気と異なる点です。
手足の関節で起こりやすく、左右の関節で同時に症状が生じやすいことも特徴です。

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-その他の生活習慣病-合格するための過去問分析

その他の生活習慣病(過去問=試験対策)

高血圧

○血圧には、心臓が収縮しているときの収縮期血圧(最高血圧)と、拡張しているときの拡張期血圧(最低血圧)がある。

○高血圧の基準については、WHOや日本高血圧学会のガイドラインで収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上と定義されている。

○原因が明らかでない高血圧を本態性高血圧(高血圧の90%以上がこのタイプ)といい、血圧上昇の原因がわかっている高血圧を二次性高血圧という。

○高血圧症の影響により動脈硬化、末梢動脈の硬化による心筋繊維の肥大(心肥大)、心臓表面の硬化による虚血性心疾患や心不全を起こしやすくなる。

○高血圧症の影響で、腎臓では細動脈硬化による腎不全を引き起こしやすくなる。

○高血圧症の予防としては、減塩、カリウムの摂取、十分な睡眠や休養、適度の飲酒、肥満解消、運動が必要となる。

糖尿病

○糖尿病は、インスリンの働きが悪くないr血糖値が上がる病気である。

○糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病がある。

○1型糖尿病は若者に多く、生活習慣とは関係なくインスリンの分泌がなくなる糖尿病である。

○2型糖尿病は、中高年に多く、食事や運動などの生活習慣が関係しておこるものである。

○糖尿病の検査には、空腹時の血糖をはかるもの、糖負荷試験、Hb1c(グリコヘモグロビン)などがある。

○糖尿病で合併をおこしやすい病気として、網膜症、腎症、神経障害などがある。

○低血糖がおきた場合は、冷汗、動悸、めまい等の障害がおきる。

○糖尿病には、インスリン依存型糖尿病とインスリン非依存型糖尿病がある。インスリン依存型糖尿病は若年者に多く、また進行が早くインスリン注射を必要とする。非インスリン依存型糖尿病は、中年過ぎに発症することが多く、進行は遅く肥満を伴うものが多い。非インスリン依存型糖尿病は食事療法と運動療法で治療は可能である。

○糖尿病には、1型糖尿病(インスリン依存型)とⅡ型糖尿病(インスリン非依存型)がある。日本では1型は糖尿者全体の5%程度、Ⅱ型は圧倒的に多く95%程度を占める。2型と比べると発症の頻度も少ないが、子供などに発症することが多いのがその特徴である。Ⅱ型糖尿病は成人に多く以前は成人型糖尿病といわれていた。

○1型糖尿病(インスリン依存型)の原因は何かしらのきっかけでインスリンを分泌する膵臓にあるランゲルハンス島のB細胞が破壊されることと考えられている。またⅡ型糖尿病(インスリン非依存型)分泌されるインスリンの量は必ずしも少なくはないのになんらかの原因で十分に作用しないために起こる糖尿病である。この原因は栄養の取りすぎや運動不足、肥満などで生活習慣からの原因が多い。

○糖尿病は初期では自覚症状がでないことが多い。糖尿病の特徴的な症状としては「のどの渇き」「急激な体重減」「倦怠感(疲れやすくなる)」「目のかすみ」などがある。

○糖尿病検査における血糖値の検査では比較的短期間の血糖の状態を把握できるが、HbA1c(グリコヘモグロビン)検査では長期的に見た血糖状態が把握できるという利点がある。

○糖尿病の3大合併症といわれているものに糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害があるがこれ以外にも重要な合併症として「動脈硬化」がある。

○糖尿病網膜症は、糖尿病が原因で目の中の網膜が障害を受け、視力が低下する病気である。

脂質異常

○脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が異常値を示す病気である。

○コレステロールが高いと高脂血症扱いされていたが、善玉のHDLコレステロールは高いほど動脈硬化が予防されるので近年は「高脂血症」という表現ではなく脂質異常」という病名が使われている。

○メタボリックシンドロームの定義は男性で腹囲85㎝以上、女性で腹囲90㎝以上で、かつ空腹時血糖、血圧、脂質異常の中で二つ以上異常がある場合に該当する。

○脂質異常に対する日常生活の注意点としては、運動することや「たばこ」をひかえることなどが重要である。

痛風

○痛風(つうふう)は、高尿酸血症 を原因とした 関節炎を来す疾患である。

○痛風の原因となるものには肥満、アルコールの摂取、プリン体の多い食事などの要因が高尿酸血症を引き起こす。

○高尿酸血症の日常生活の注意点としては、過食に注意し適度な運動に心がけることである。

○高尿酸血症の日常生活の注意点としては、尿量が増えると尿酸の排出が増えることから一日に1リットル以上の水分のとることが大切である。

慢性腎疾患

○タンパク尿がでたり、糸球体ろ過量がへった場合には慢性腎疾患の疑いがある。

○生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症、メタボリックシンドローム、肥満等)は慢性腎疾患になりやすいので注意を要する。

慢性肝疾患

○肝疾患の中で、脂肪肝、アルコール性肝疾患は生活習慣病に位置づけられている。

○脂肪肝は中性脂肪が肝細胞に多く蓄積された状態であり、ほとんどの原因は過栄養やアルコールが占める。

○アルコールを摂取しない人に起こる脂肪肝が肝硬変に移行する病態を「非アルコール性脂肪肝」という。

○アルコール性肝障害は多量のアルコールを摂取することで肝細胞が障害されておこるものである。

その他の生活習慣病の勉強メモ

血圧

上の血圧:収縮期血圧といい、心臓が収縮したときの血圧。
下の血圧:拡張期血圧といい、心臓が拡張したときの血圧。

高血圧

高血圧とは、収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上の状態
※病院や健診施設などで測定した血圧値であること。

高血圧は、本態性高血圧(原因がはっきりしない)と二次性高血圧(原因が特定できる)に分けられます。日本人の高血圧の約9割が本態性高血圧であり、生活習慣などの環境因子や遺伝的因子により起こります。

糖尿病

糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気。

糖尿病ってどんな種類

1型糖尿病
1型糖尿病では、膵臓からインスリンがほとんど出なくなることにより血糖値が高くなる。
・若年に多い
・急激に症状が現れて、糖尿病になることが多い
・やせ型の方が多い
・膵臓でインスリンを作るβ細胞という細胞が壊れてしまうため、インスリンが膵臓からほとんど出なくなり、血糖値が高くなる
・インスリンの注射
2型糖尿病
2型糖尿病は、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなったりすることにより血糖値が高くなる。
・中高年に多い
・症状が現れないこともあり、気が付かないうちに進行する
・肥満の方が多いが、やせ型の方もいる
・生活習慣や遺伝的な影響により、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなったりして血糖値が高くなる
・食事療法・運動療法、飲み薬、場合によってはインスリンなどの注射を使う

糖尿病の症状(高血糖における症状)

・喉が渇く、水をよく飲む
・尿の回数が増える
・体重が減る
・疲れやすくなる
・意識障害

糖尿病の三大合併症

糖尿病網膜症・・・糖尿病網膜症は成人後の失明原因の第一位
糖尿病腎症
糖尿病神経障害・・・手足のしびれや痛み、痛みや熱さに鈍くなる

脂質異常症

脂質異常症とは、血液中の脂質の値が基準値から外れた状態
血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが基準より高い、または善玉コレステロールが基準値より低い状態

脂質異常症診断基準(空腹時採血)

LDLコレステロール:140mg/dL以上
HDLコレステロール:40 mg/dL未満
トリグリセライド:150 mg/dL以上
Non-HDLコレステロール:170mg/dL以上

脂質異常症になる原因

・食習慣
・運動不足
・肥満

脂質異常症のリスク

・脳梗塞、脳出血
・心筋梗塞、狭心症
・大動脈瘤、大動脈解離
・閉塞性動脈硬化症
・腎臓障害

脂質異常症の治療

動脈硬化を進めないようにすることが治療の重要な目的

・禁煙する
・食生活を見直す
・運動量を見直す
・適正体重に近づけると同時に内臓脂肪を減らす

高尿酸血症

血液中の尿酸が高い状態が高尿酸血症。
痛風腎結石尿路結石の原因
高尿酸血症がある人では、肥満や高血圧、脂質異常症、高血糖を複合的に合併することが多い。

血液中の尿酸が7.0mg/dlを超えると、高尿酸血症と診断
尿酸が高いだけでは、自覚症状はない。
進行していくと、結晶となった尿酸が関節・足先や耳たぶなどに溜まり、炎症が起こり、激痛の痛風発作が起こる。

高尿酸血症予防

・すべての種類のアルコールの量を減らす。
・プリン体(ビール・鶏卵・魚卵・肉・魚などに多く含まれる)の摂取が多い人はそれらを控える。
・水分と野菜を多くとる。
・軽い有酸素性運動を行う。

腎臓病

腎臓病は、腎臓の糸球体や尿細管が冒されることで、腎臓の働きが悪くなる病気
腎臓の機能はいちど失われると、回復することがない場合が多く慢性腎不全になりやすい。

慢性腎不全ではほとんど症状がない。
・尿の量が増える(特に夜間)
・目のまわりや足のむくみ
・疲れやすい
・食欲がない
・息切れがする
・皮膚がかゆいなどの症状が出てくる。

腎臓病の種類
1.急性糸球体腎炎
2.慢性糸球体腎炎
3.急速進行性糸球体腎炎
4.糖尿病性腎症

慢性肝炎

慢性肝炎とは、慢性的に肝臓に炎症を生じる疾患。
肝炎が6か月以上持続していると、慢性肝炎と診断されます。
原因としてはB型肝炎、C型肝炎がある。

肝疾患の種類
・急性肝炎
・B型肝炎
・C型肝炎
・肝硬変
・肝癌
・非アルコール性脂肪肝炎

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者に多い病気-三大生活習慣病-合格するための過去問分析

三大生活習慣病(過去問=試験対策)

脳血管疾患

○生活習慣病とは、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」とされている。

○死因の上位を占める「脳血管疾患」「がん」「心疾患」を、三大生活習慣病という。

○脳血管疾患の種類は大きく分けて「脳梗塞」「脳出血」「クモ膜下出血」がある。

○脳血管疾患の危険因子として、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、飲酒がある。

○脳血管疾患の障害が大きいと、頭痛、嘔吐(おうと)、意識障害などを引き起こす。

○脳梗塞とは、脳の血管がつまり脳神経組織に血液が行かなくなり神経細胞が死んでしまう病気である。

○脳梗塞は、寝ている間におこりやすい 

○脳梗塞の原因は、動脈校から脳の血管が詰まる「脳血栓」と、心臓から血栓が脳に飛んで脳血管が詰まる「脳塞栓」がある。

○脳塞栓や脳出血は活動中に起こりやすく、症状が進行して意識障害をきたす。

○脳出血とは、加齢や高血圧などでもろくなった脳血管が破れたときに脳神経に障害がおこる病気である。

○クモ膜下出血とは、太い血管にできたコブ(脳動脈瘤)が破れて、出血がクモ膜の下に広がった脳卒中のことである。

○くも膜下出血では、突然ひどい頭痛が起こり、嘔吐や意識障害などをおこす。

がん

○男性では肺がん、大腸がん、肝臓がん、前立腺がんが増加している。

○女性では肺がん、乳がん、大腸がんが増加している。

○非喫煙者に比べ、喫煙者では肺ガンになる確率が4倍になるといわれている。

○受動喫煙とは周囲の人がタバコを吸うことにより、自らもタバコを吸ってると同じ状態のことをいう。

○タバコに含まれる発ガン物質は肺がんだけでなく、咽頭がん、口腔がん、食道がんなどのリスクを高める。

○がんが増加している原因の一つに、食生活の欧米化と肥満が関連しているといわれている。

○大腸癌では、初期にはほとんど症状がないが、癌がある程度大きくなると血便、貧血、便通異常(下痢、便秘または両者を繰り返す)、お腹のはり、腹痛などが生じる。

○大腸ポリープや大腸がんでは、腫瘍が大きくなると血便が排出されることがある。

○胆嚢癌が大きくなり胆汁の流れが損なわれると、黄疸が現れる。

心疾患

○心臓を養う冠状動脈が狭くなり筋肉に酸素と栄養を与えることが出来ない状態を「心筋虚血」という。

○狭心症とは数分以内の一過性の心筋虚血で心筋の壊死を伴わないものをいう。

○心筋梗塞とは、虚血が30分以上になり心筋が壊死を起こした状態のことをいう。

○主要な冠動脈が75%以上狭窄すると、労作により胸痛が起こりやすくなる。

○「安定労作性狭心症」とは、安静やニトログリセリン投与などで発作が安定する狭心症のことをいう。

○「不安定狭心症」とは、症状が最近3週間以内に発症した場合や発作が増悪している狭心症のことをいう。

○急性心筋梗塞とは、安静やニトログリセリンでも改善しない突発的な30分以上持続する心筋梗塞のことをいう。

○急性心筋梗塞は高齢の女性に多く、冠動脈の多枝病変糖尿病、脳や腎臓障害の合併も多いので予後不良となりやすい。

○心臓の調子が落ちて血液をうまく押し出せない状態を「心不全」といい、肺胞の調子が悪くて炭酸ガスと酸素をうまくガス交換できない状態を「呼吸不全」と呼ぶ。

○心不全を引き起こす病気で多い原因は、虚血性心疾患と高血圧性心疾患である。

○心臓の筋肉への血液の供給が減ることや途絶えることを虚血といい、狭心症と心筋梗塞の2つをまとめて虚血性心疾患という。

○狭心症と心筋梗塞の大きな違いは、心筋が回復するかどうかで、狭心症では心筋が死なず回復するが、心筋梗塞は心筋が死んでしまい回復しない。

○狭心症と心筋梗塞の違いは、狭心症は酸素不足の状態が一時的で回復するのに対して、心筋梗塞は血栓などで冠動脈が完全に閉塞し、心筋が壊死を起こすものである。

○心不全では、四肢チアノーゼがみられる。

三大生活習慣病の勉強メモ

生活習慣病

生活習慣病は、糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称である。

三大生活習慣病

がん脳血管疾患心臓病

日本人の死亡原因(2018年)

1位:悪性新生物(27.4%)
2位:心疾患(15.3%)
3位:老衰(8.0%)
4位:脳血管疾患(7.9%)

生活習慣病の予防方法

①喫煙をしない
②定期的に運動をする
③飲酒は適量を守るか、しない
④1日7~8時間の睡眠をとる
⑤適正体重を維持する
⑥朝食を食べる
⑦間食をしない

脳血管疾患

(1)脳梗塞
脳梗塞とは、脳の血管の一部がなんらかの原因によって閉塞することで発症します。
脳血栓
もともと高コレステロールや高血糖などが原因で血管の内部が狭くなってしまっている部分に、血の塊が詰まってしまうことで発症する。
脳塞栓
血管内部は狭くなっていませんが、血の塊が突然すっぽりとはまってしまい、閉塞させてしまうことで発症する。

脳梗塞の種類
ラクナ梗塞
脳の血管の中でも特に細い血管が詰まることで発症
アテローム血栓性脳梗塞
アテロームがこびりついている部分に血の塊がはまってしまうことで発症
心原性塞栓症
心臓の働きの低下によって血液の流れが悪くなり、本来できないはずの血の塊ができ、脳の血管にすっぽりとはまってしまうことで、塞栓症を起こす。

(2)脳出血
脳出血は、脳内の血管が破けて出血を起こしてしまっている状態
脳出血は、出血が起こった場所によって特徴的な症状がでますが、どの部位でも比較的よく見られる症状が「頭痛」と「嘔吐」です。この二つは「突然みられる」ということも脳出血の特徴となります。

(3)くも膜下出血
くも膜下出血は、脳の表面にある動脈の一部が破けて、「クモ膜下腔」と呼ばれる部分へ出血が生じます。

くも膜下出血の症状
突然起こる激しい頭痛
出血量が非常に多い場合には、意識障害から呼吸・心停止に至ることまである

がんの部位別統計(2018年)

・死因のトップは男性が肺がん、女性が大腸がんです。
・男女ともに膵臓がんが増加している一方で、男女ともに胃がんが減少傾向にあります。
・女性では乳がんが年々増加しています。

男性
第1位:肺がん
第2位:胃がん
第3位:大腸がん
第4位:膵臓がん
第5位:肝臓がん

女性
第1位:大腸がん
第2位:肺がん
第3位:膵臓がん
第4位:胃がん
第5位:乳房がん

男性では、40歳以上で消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)の死亡が多くを占める
女性では、40歳代では乳がん、子宮がん、卵巣がんの死亡が多くを占める

がんを予防するための新12カ条

  1. たばこを吸わない 
  2. 他人のたばこの煙を避ける
  3. お酒はほどほどに
  4. バランスのとれた食生活を
  5. 塩辛い食品は控えめに
  6. 野菜や果物は豊富に
    7.適度に運動
    8.適切な体重維持
  7. ウイルスや細菌の感染予防と治療
    10.定期的ながん検診を
  8. 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
  9. 正しいがん情報で、がんを知ることから

心臓病の種類

狭心症
狭心症とは、冠動脈の内径が何らかの理由で狭くなる(狭窄する)病気です。
心筋梗塞
心筋梗塞は、冠動脈が詰まり、その先に血液が流れなくなってしまう病気です。
大動脈瘤
大動脈瘤とは、大動脈に脂質のコブ状のふくらみができる病気です。
大動脈解離
大動脈解離とは、大動脈の血管壁が血流の方向に裂け、血液の通り道が、本来のものとは別にもうひとつできる病気です。
弁膜症
弁膜症とは、心臓にある4つの弁のどれかが(あるいは複数の弁が)損なわれる病気です。
心筋症
心筋症とは、心筋(心臓の筋肉)が損なわれる病気です。
心房中隔欠損症
心房中隔欠損症とは、右心房と左心房の間の壁(心房中隔)に穴が開いている先天性の病気です。
心臓腫瘍
心臓腫瘍とは、心臓にできる腫瘍で、比較的まれな病気です。
心不全
心不全とは、心臓のポンプ機能がきちんとその役割を果たせなくなった状態です。
不整脈
不整脈とは、心臓の拍動をコントロールする電気信号の乱れです。

心臓病の特徴的な症状

・呼吸困難や息切れ
・胸痛や胸部不快感
・動悸
・むくみ(浮腫)
・チアノーゼ
・失神発作
・ショック

介護福祉士試験 発達と老化の理解-高齢者と健康①-合格するための過去問分析

高齢者と健康①(過去問=試験対策)

○高齢者に多い腹痛の原因となる病気は、「腸閉塞」、「消化性潰瘍」、「大腸腫瘍」の3つである。

○高齢者は、関節か骨の疼痛が問題になるが、主な疾患として「変形性関節症」、「関節リウマチ」、「腰背部脊椎骨の骨粗鬆症」がある。

○変形性股関節症は、軽度の股関節脱臼が年月を経て股関節の変形にいたったものが多い。

○肩関節周囲炎(通称:五十肩)は高齢期に入るとほとんど再発や悪化はしないのが特徴であるが、この理由としては、痛みを引き起こす腕の動きを高齢の人たちはあまりしない、ということも関係している。

○耳鳴りや難聴を伴うメニエル病は、回転性めまいの代表的なものであるが高齢者では頻度の少ない疾患である。

○高齢者で多い回転性めまいの疾患は、「良性発作性頭位眩暈症」である。

○動揺感を伴うめまいは、脳動脈硬化が進んだ高齢者によく見られる。

○立ちくらみや失神を伴うめまいは。転倒や転落事故、または骨折につながるので注意が必要である。

○食欲不振や体重減少が現れる消化器系疾患には、胃潰瘍、胆嚢癌(たんのうがん)、大腸癌などがある。

○浮腫とは、顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れることをいう。

○浮腫の原因としては同じ姿勢で長時間座っていたり立ったりしていると静脈血を心臓に押し上げる力が弱まり浮腫が出来やすくなる。このことで下肢の静脈に血栓ができやすくなるが、エコノミー症候群や静脈血栓症なども同じメカニズムで発生する。

○高齢期での慢性の咳の原因で最も多いのが、閉塞性換気障害で、病名としては慢性気管支炎や肺気腫などである。

○高齢者の咳の原因として、肺結核がある。

○高齢者にみられる「かゆみ」の原因となるものに、皮脂欠乏性皮膚炎、接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、白癬、疥癬、湿疹、痒疹などがある。

○高齢前期の睡眠障害は配偶者の死、自分の病気、家族関係の悩みなどで「うつ病」や「神経症」の兆候であることもある。

○高齢後期の睡眠障害は慢性疾患による生活障害や睡眠リズムの変化が原因となることが多い。

○高齢者の便秘の原因は機能性便秘が大半を占めているが、これは大腸そのものには異常がないが、大腸の機能低下や異常が ある場合に起こる便秘のことである。

○便秘の定義として、・排便が3日以上つづけてない・排便をするときに固くて不快感があるなどがある。

○高齢者にみられる器質性便秘の多くは、大腸がんである。

○高齢女性では、尿の潜血反応が陽性になることが多いが、この原因として膀胱炎や膀胱がんなどがある。

○高齢者の脱水時の症状として、頻脈がある。

○脱水症の時は、体液量の減少によって1回心拍出量が減少し、血圧が低下する。

○脱水症状としては、口渇・口唇の乾燥・尿量の減少・頭痛・全身倦怠感・食欲不振・めまい・嘔気・嘔吐などが挙げられる。

○脱水症状の観察のポイントは、口渇、口唇の乾燥、脇の下の乾燥、肌荒れなどである。

○脱水の種類には、高張性脱水、低張性脱水、等張性脱水などがある。

○褥瘡の発生部位として、仙骨部が多い。

○高齢者は、複数の薬剤間の相互作用が起こりやすい。

高齢者と健康①の勉強メモ

腹痛で搬送される主な疾患

①胃潰瘍・十二指腸潰瘍
②イレウス(腸閉塞)
③虫垂炎(盲腸)
④大動脈解離
⑤尿路結石

めまいの種類と原因

(1)回転性のもの
・耳鳴り・難聴を伴なう→メニエール病突発性難聴など
・耳鳴り・難聴はない→良性発作性頭位めまい症(BPPV)など
・頭痛や意識障害がある→脳卒中など脳の病気

(2)浮動性・動揺性のもの
・視力障害(眼科疾患)
・高血圧
・脳腫瘍、脳血管障害など脳の病気
・うつ病など心因性の病気など
(3) 失神性発作
・起立性調節障害
・不整脈など

「かゆみ」の原因

皮膚の病気(最も一般的な原因)
・乾燥した皮膚
・アトピー性皮膚炎(湿疹)
・接触皮膚炎
・じんま疹
・皮膚真菌感染症
他の臓器の病気(全身性疾患)
・アレルギー反応(例:食品、薬、かみ傷、刺し傷などに対する、体全体に影響を及ぼす反応)
・胆嚢や肝臓の病気(胆石など)
・慢性腎臓病
薬と化学物質
薬や化学物質を内服したり、皮膚に塗ったりした場合にかゆみが生じることがあります

高齢者の便秘の原因

高齢者に起こる「便秘」は、加齢に伴う食事量やADL(日常生活動作)の低下、生理的機能の低下などの原因で起る。
(1)身体活動や食事摂取量の低下
・腸内容の減少、腸管壁への物理的 ・ 拡張刺激の減弱、腸局所血流の低下
・腸管の緊張や蠕動運動の低下
(2)腸管筋層の萎縮、結合織の増加
・大腸を支える組織の緊張・運動の低下
(3)大腸憩室の増加
・腸管壁緊張低下の助長
(4)腸の神経の変化
(5)腸管の分泌低下
・便硬度の増大
(6)腸がおならを吸収する機能の低下
・腸管内腔の拡張、腸がおなかの中で曲がる部分の異常
(7)直腸壁の感受性低下
・排便反射の低下~消失
(8)排便に関する筋力(腹筋・横隔膜筋・骨盤底筋群等)の低下
・腹圧の低下、直腸と肛門の角度を保つ力の低下
(9)高齢者に多くみられる疾患との関連
・脳血管障害、肺気腫、心不全
(10)高齢者のライフスタイルと心理的要因
・少ない食事量
(11)繊維成分の少ない食事内容、水分摂取の低下、便意の抑制
(12)浣腸や下剤の習慣性

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脱水症

脱水症とは、水分と塩分からなる体液が不足した状態のことを指す。
脱水症を疑うサイン
①急激な体重減少
②体温上昇
③中枢神経の異常
④消化機能の異常
⑤神経・筋機能の異常

介護福祉士試験 発達と老化の理解-老化に伴うこころとからだの変化と日常生活⑤-合格するための過去問分析

老化に伴うこころとからだの変化と日常生活⑤(過去問=試験対策)

○喪失体験とは、近親者などの喪失や死別が原因で、その喪失感ゆえに心のよりどころを失い、その事実を受け入れられない感情のことである。

○死別直後の遺族の悲嘆の経験は、心身に影響を及ぼす。

○死別直後の遺族の悲嘆のプロセスは、人それぞれで進行する。

○死別直後の遺族は、十分に悲しむことが、悲嘆を乗り越えるために有効である。

○遺族の心理的ケアも、緩和ケアに含まれる。

○喪失体験とは、近親者などの喪失や死別が原因で、その喪失感ゆえに心のよりどころを失い、その事実を受け入れられない感情のことである。

○社会情動的選択理論では、年を取った人は、情動的な満足を重視する。それで、見返りがあるような親しい人との関係に、より多くの時間を費やすとしている。

老化に伴うこころとからだの変化と日常生活⑤の勉強メモ

グリーフケア

グリーフケアとは、親族や家族、友人など親しい人との死別を体験してしまい、悲嘆の日々を過ごしている人に寄り添い世話をすることで、その深い悲しみから立ち直させること。
身近な人との死別による悲嘆の日々から日常生活を取り戻すまでのプロセスには、次の4つがあるといわれています。
無感覚になる
身近な人との死別が、あまりにも大きなショックであるため、はっきりした反応がなく現実感を喪失する。
感情が不安定になる
死を現実と受け入れようとしますが、まだ充分に受け止めることができず、感情の入れ替わりが激しい状態になる。
無気力になる
ようやく死を受け入れたことで、自分の人生に価値観や日常生活に意味が見い出すことができず無気力な状態になる。
活動的になる
身近な人の死を乗り越えて、新たな自分として積極的に他人や社会と関われるように活動できる状態になる。

悲嘆のプロセス(のアルフォンス・デーケン)

第1段階は、大きな衝撃を受け精神的打撃と麻痺状態になります。
第2段階は、死んだはずがないと否認します。
第3段皆は、死に直面してのはなはだしい恐怖のためパニックを引き起こします。
第4段階は、不当な仕打ちを受けたという不当感と怒りを呼び起こします。
第5段階は、世話をしてくれた人々や時には故人に敵意を示したり恨んだりします。
第6段階は、罪意識で自分を責めます。
第7段階は、空想の中で死者がまだ生きているかのように思いこみ、振る舞います。
第8段階は、深い孤独感と抑うつを体験します。
第9段階は、精神的混乱が生じ、あらゆることに無関心になります。
第10段階は、つらい現実に直面することにより諦め、死を受容してゆきます。
第11段階は、悲嘆の闇を貫いて光が見え始める頃に、ユーモアと笑いの再発見をします。
第12段階は、悲嘆の最終段階で、人は新しいアイデンティティーを獲得し、より成熟した新しい人間として生まれ変わります。

キューブラー・ロスの「死の受容」プロセス

第1段階:否認と孤立
自らの命が危機にあり、余命があとわずかである事実に衝撃を受け、それを頭では理解しようとするが、感情的にその事実を否認(逃避)している段階。

第2段階:怒り
自分が死ぬという事実は認識できた。しかし「どうして悪いことをしていない自分がこんなことになるのか」「もっと悪いことをしている人間がいるじゃないか」というような怒りにとらわれる段階。

第3段階:取り引き
信仰心がなくても、神や仏にすがり、死を遅らせてほしいと願う段階。死ぬことはわかったが、もう少しまってほしい。

第4段階:抑うつ
「ああ、これだけ頼んでもダメか」「神も仏もないのか」というように、自分なりに神や仏に祈っても、死の回避ができないことを悟る段階。

第5段階:受容
それまでは、死を拒絶し、なんとか回避しようとしていたが、生命が死んでいくことは自然なことだという気持ちになる。

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