介護福祉士 「発達と老化の理解」独学で一発合格勉強方法第30回(H29年度)過去問69~76無料解説

独学で一発合格する方法

「発達と老化の理解」は、よく出題されるのが「発達段階説」です。エリクソンがその代表的な人物ですが、誰がどんな発達段階を区別したのか、という問題です。さらに、高齢者介護にとって老化という課題についても問われています。

介護現場でお仕事をしているだけだとなかなか理解できにくいかもしれませんが、人物像を想像していると何となく理解できてくるものです。

「発達と老化の理解」は、全8問でここは少し難しい部分であるとは思いますが、介護ではとても大切な部分になりますので、ここで点数を稼げるように勉強し、理解しておきましょう。

「発達と老化の理解」については、

「人間の成長と発達の基礎的理解」
「老年期の発達と成熟」
「老化に伴うこころとからだの変化と日常生活」
「高齢者と健康」より8問出題されます。

出題基準

1:人間の成長と発達の基礎的理解
  1)人間の成長と発達
2:老年期の発達と成熟
  1)老年期の定義
  2)老年期の発達課題
3:老化に伴うこころとからだの変化と日常生活
  1)老化に伴う心身の変化の特徴
  2)老化に伴う心身の機能の変化と日常生活への影響
  3)高齢者の心理
4:高齢者と健康
  1)高齢者の疾病と生活上の留意点
  2)高齢者に多い病気とその日常生活上の留意点

発達と老化の理解

問題 69 生理的老化の学説に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 エラー破局説では,加齢によって臓器や器官が機能低下することで老化が生じると考える。

2 消耗説では,活性酸素による細胞の損傷で老化が生じると考える。

3 フリーラジカル説では,加齢による臓器や器官の萎縮や縮小に対して,それを補う再生機能が低下することで老化が生じると考える。

4 機能衰退説では,細胞内のDNAが損傷することで老化が生じると考える。

5 老化プログラム説では,人の細胞分裂の回数があらかじめ決まっていることで老化が生じると考える。

正答:5

問題 70 キューブラー・ロス(Kübler-Ross, E.)が提唱した死の受容過程における「取り引き」に該当するものとして,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 死ぬのがなぜ自分なのかと怒る。

2 自分が死ぬことはないと思う。

3 つらい治療を我慢して受けるので助けてほしいと願う。4

 安らかな気持ちで死を受け入れる。

5 もう助からないと思って絶望する。

正答:3

問題 71 老化に伴う身体の変化に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 骨密度が上昇する。

2 唾液の分泌量が増加する。

3 肺活量が増加する。

4 貧血になりやすい。

5 皮膚の表面が湿潤化する。

正答:4

問題 72 老化に伴う感覚や知覚の変化に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 「1時(いちじ)」と「7時(しちじ)」のような似た音を聞き取ることが難しくなる。

2 暗さに目が慣れる能力よりも,まぶしさに目が慣れる能力が低下する。

3 味覚の低下は個人差が少ない。

4 高音域よりも,低音域の音が聞こえにくくなる。

5 通常の明るさよりも,薄暗い方がよく物が見える。

正答:1

問題 73  Aさん(86 歳,男性)は,介護老人福祉施設に入所している。 2 か月前に転倒骨折で入院し,歩行訓練を経て施設に戻ってきたばかりである。施設では,転倒の危険性に配慮して,車いすを使用している。Aさんが車いすから立ち上がろうとするたびに,介護福祉職が,「危ないから座っていてくださいね」と声をかけるようにした。その結果,Aさんは,入院以前よりも口数が少なくなり,元気がなくなった。Aさんは,家族や施設の職員,他の入所者との関係は良好である。Aさんの現在の心理的状態をマズロー(Maslow, A.H.)の欲求階層説に基づいて説明した次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 生理的欲求が充足されていない状態である。

2 安全欲求が充足されていない状態である。

3 承認欲求が充足されていない状態である。

4 所属・愛情欲求が充足されていない状態である。

5 自己実現欲求が充足されている状態である。

正答:3

問題 74 嚥下障害に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 歩く時に胸が痛くなる。

2 食事の時にむせる。

3 食後に上腹部痛が生じる。

4 立ち上がった時に目の前が暗くなる。

5 咳せきをした時に痰たんに血が混じる。

正答:2

問題 75 パーキンソン病(Parkinson disease)の症状として,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 後屈した姿勢

2 大股な歩行

3 血圧の上昇

4 頻回な下痢

5 無表情

正答:5

問題 76  Bさん(75 歳,男性)は半年前から尿が出にくくなり,時間がかかるようになった。 2 日前から風邪気味で,昨夜,飲酒後に市販の風邪薬を服用したところ尿が出なくなった。そのため,今朝になって病院を受診して導尿してもらった。Bさんの日常生活上の注意点として,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 下半身の保温を心がける。

2 毎日,飲酒をする。

3 いすに座る時間を長くする。

4 排尿の回数を減らす。

5 飲水を控えるようにする

正答:1

終わりに

「発達と老化の理解」は、過去問を繰り返し解いてもなかなか理解できない科目です。正直に言うとあまり深くまで勉強すると混乱してしまうので、時間がなければ「過去問」だけで大体理解する位でいい科目ですので、何度も何度も繰り返して過去問を解いていきましょう。そして、全8問をしっかりと取りに行きましょう。

試験日までまだ日数がありますので、仕事をしながらご利用者様などと照らし合わせて理解すると脳に定着する知識になりますので、是非頑張ってくださいね。

介護福祉士 「介護過程」独学で一発合格勉強方法第30回(H29年度)過去問61~68無料解説

独学で一発合格する方法

「介護過程」は、介護におけるプロセスを学びます。アセスメントからモニタリング、評価と、介護における一連の流れと、それらが意味する事柄について、理解することです。介護現場でお仕事をしていると、なかなかこのプロセスについて実感することはできていない人が多いと思いますが、実際にはこの「介護過程」にも続いて介護が提供されているのです。

「介護過程」は、全8問でここは少し難しい部分であるとは思いますが、介護ではとても大切な部分になりますので、ここで点数を稼げるように勉強し、理解しておきましょう。

「介護過程」については、

「介護過程の意義」
「介護過程の展開」
「介護過程の実践的展開」
「介護過程とチームアプローチ」より8問出題されます。。

出題基準

1:介護過程の意義
     1)介護過程の意義と目的
2: 介護過程の展開
     1)情報収集とアセスメント
     2)課題、目標
     3)計画
     4)実施
     5)評価
3:介護過程の実践的展開
     1)自立に向けた介護過程の展開の実際
     2)利用者の状態・状況に応じた介護過程の展開の実際
4:介護過程とチームアプローチ
     1)介護過程とチームアプローチ

介護過程

問題 61 介護過程の目的に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 疾病の診断資料として活用する。

2 職種間の専門性の違いを明確にする。

3 介護福祉職の業務負担を軽減する。

4 利用者の自己実現を支援する。

5 家族の希望や思いを代弁する。

正答:4

問題 62 利用者のアセスメント(assessment)に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 利用者本人の希望に沿った情報を収集する。

2 家族のニーズを優先させながら情報を収集する。

3 介護福祉の知識を活用して情報を解釈する。

4 生活課題を明確にした後で情報を関連づける。

5 利用者の情報を整理した後で要望を聞く。

正答:3

問題 63 介護計画の立案に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 以前の介護計画は考慮せずに立案する。

2 現実的で実践可能な内容にする。

3 介護福祉職の望む利用者像を目指す。

4 本人や家族の希望と乖かいり離してもよい。

5 安全性よりも効果を優先する。

正答:2

問題 64 介護記録に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 事実はありのままに記録する。

2 鉛筆で記録する。

3 数日後に記録する。

4 介護福祉職の感情を記録する。

5 他職種との関わりを除外して記録する。

正答:1

問題 65 介護過程の評価に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 介護計画の内容に対する介護福祉職の満足度を評価する。

2 支援の実施状況に関する情報を整理して,評価する。

3 複数ある短期目標は集約して評価する。

4 実施後に評価基準を定めて評価する。

5 家族が多角的な視点から評価する。

正答:1

問題 66  Eさんは認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。廊下を頻繁に歩き,他の利用者の部屋に入ってはトラブルになりかけている。介護福祉職が声をかけると,「私には行くところがある」と怒鳴る。Eさんのアセスメント(assessment)に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 怒鳴られた介護福祉職の気持ちを情報として活用する。

2 「廊下を頻繁に歩かないこと」を生活課題に設定する。

3 他の利用者とトラブルになりかけている情報は不要と判断する。

4 「私には行くところがある」という言葉を解釈する。

5 言動から短気な性格だと考えて分析する。

正答:4

問題 67  F さ ん(75 歳, 女 性 )は, ア ル ツ ハ イ マ ー 型 認 知 症(dementia of theAlzheimerʼs type)である。家族の介護負担が増加して, 3 日前から介護老人保健施設に入所している。入所前から,トイレに間に合わずに尿失禁をしてしまうことがあるため,昼夜,リハビリパンツを使用している。歩行は自立している。夜間,トイレに起きているが,その後,眠っていることが確認されている。Fさんの尿失禁の改善を目標に収集する情報として,最も優先度の高いものを 1つ選びなさい。

1 介護負担となっている家族背景

2 施設生活に対する不安

3 夜間の中途覚醒状況

4 トイレに行く時間帯

5 歩行に必要な下肢筋力

正答:4

問題 68  Gさん(66 歳,女性)は, 1 年前に脳伷塞(cerebral infarction)を発症して片麻痺になった。在宅復帰を目指し,介護老人保健施設に入所して,「家に帰れるように頑張らなくちゃ」と熱心に立位訓練に取り組んでいた。しかし,同居していた孫が 3 日前に訪れてから,「体調が悪い」と言って,閉じこもり,食事は半分も食べなくなった。傾聴ボランティアがGさんの居室を訪れると,「訓練しても帰るところがない」と泣いて話したという。Gさんに対する介護福祉職の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 食事量を評価して,栄養指導を行う。

2 立位訓練を評価して,回復状況を把握する。

3 家族と調整して,退所後の住まいを整える。

4 サービス担当者会議に孫を招集する。

5 傾聴ボランティアの情報を基に,本人の生活ニーズを確認する。

正答:5

終わりに

「介護過程」は、過去問を繰り返し解いていけば、大体理解できる科目ですので、何度も何度も繰り返して過去問を解いていきましょう。そして、全8問をしっかりと取りに行きましょう。

試験日までまだ日数がありますので、仕事をしながらご利用者様などと照らし合わせて理解すると脳に定着する知識になりますので、是非頑張ってくださいね。

介護福祉士 「生活支援技術」独学で一発合格勉強方法第30回(H29年度)過去問35~60無料解説

生活支援技術

独学で一発合格する方法

「生活支援技術」は、生活の場面での居住環境、身支度、移動、食事、入浴・清潔、排泄、家事、睡眠、自立、終末期の介護と在宅介護を中心にした科目になりますので、訪問介護などのお仕事をされている方は、サービスと直結していますので理解しやすい科目でしょう。

「生活支援技術」は、全26問と問題数も多いのでこの科目で点数を取れれば、合格に近づくといっても過言ではないので、ここで点数を稼げるように勉強し、理解しておきましょう。

「生活支援技術」については、

「生活支援」
「自立に向けた居住環境の整備」
「自立に向けた身じたくの介護」
「自立に向けた移動の介護」
「自立に向けた食事の介護」
「自立に向けた入浴・清潔保持の介護」
「自立に向けた排泄の介護」
「自立に向けた家事の介護」
「自立に向けた睡眠の介護」
「終末期の介護」より26問出題されます。

出題基準

1:生活支援
     1)生活の理解
     2)生活支援
2:自立に向けた居住環境の整備
     1)居住環境整備の意義と目的
     2)生活空間と介護
     3)居住環境のアセスメント
     4)安全で心地よい生活の場づくり
     5)施設等での居住の場合の工夫・留意点
     6)他の職種の役割と協働
3:自立に向けた身じたくの介護
     1)身じたくの意義と目的
     2)身じたくに関する利用者のアセスメント
     3)生活習慣と装いの楽しみを支える介護
     4)整容行動、衣生活を調整する能力のアセスメントと介助の技法
     5)利用者の状態・状況に応じた身じたくの介助の留意点
     6)他の職種の役割と協働
4:自立に向けた移動の介護
     1)移動の意義と目的
     2)移動に関する利用者のアセスメント
     3)安全で気兼ねなく動けることを支える介護
     4)安全で的確な移動・移乗の介助の技法
     5)利用者の状態・状況に応じた移動の介助の留意点
     6)他の職種の役割と協働
5:自立に向けた食事の介護
     1)食事の意義と目的
     2)食事に関する利用者のアセスメント
     3)「おいしく食べる」ことを支える介護
     4)安全で的確な食事介助の技法
     5)利用者の状態・状況に応じた介助の留意点
     6)他の職種の役割と協働
6:自立に向けた入浴・清潔保持の介護
     1)入浴の意義と目的
     2)入浴に関する利用者のアセスメント
     3)爽快感・安楽を支える介護
     4)安全で的確な入浴・清潔保持の介助の技法
     5)利用者の状態・状況に応じた介助の留意点
     6)他の職種の役割と協働
7:自立に向けた排泄の介護
     1)排泄の意義と目的
     2)排泄に関する利用者のアセスメント
     3)気持ちよい排泄を支える介護
     4)安全で的確な排泄の介助の技法
     5)利用者の状態・状況に応じた介助の留意点
     6)他の職種の役割と協働
8:自立に向けた家事の介護
     1)家事の意義と目的
     2)家事に関する利用者のアセスメント
     3)家事に参加することを支える介護
     4)家事の介助の技法
     5)利用者の状態・状況に応じた介助の留意点
     6)他の職種の役割と協働
9:自立に向けた睡眠の介護
     1)睡眠の意義と目的
     2)睡眠に関する利用者のアセスメント・ICFの視点にもとづくアセスメント
     3)安眠のための介護 安眠のための介護の工夫
     4)安眠を促す介助の技法
     5)利用者の状態・状況に応じた介助の留意点
     6)他の職種の役割と協働
10:自立にむけた介護
     1)知的障害者
     2)精神障害者
     3)その他の問題(第27回 :訪問介護員の助言)
11: 終末期の介護
     1)終末期における介護の意義と目的
     2)終末期における利用者のアセスメント
     3)医療との連携
     4)終末期における介護
     5)臨終時の介護
     6)グリーフケア

問題 35  Bさん(87 歳,女性)は夫(90 歳)と二人暮らしである。Bさんには持病があり,夫は脳伷塞(cerebral infarction)の後遺症による軽い右片麻痺で,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。Bさんと夫は苦労して手に入れた自宅に愛着を感じており,以前から,「死ぬならこの家で」と話していた。ある日Bさんは,「この家で死にたいと思っていたけど,いつまで二人で暮らせるか…」と打ち明けた。話を聞いた訪問介護員(ホームヘルパー)がBさんにかける言葉として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 「ご夫婦二人で入居できる施設を探しましょう」

2 「便利な道具がいろいろありますから使ってみましょう」

3 「どなたかご家族と同居できるといいですね」

4 「いざとなれば病院に入院しましょう」

5 「何か心配なことがおありなんですね」

正答:5

問題 36 介護老人福祉施設における居室の環境整備で留意すべき点として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 利用者が使い慣れた家具を置く。

2 居室のドアは開けたままにしておく。

3 時計は天井に近い壁に掛ける。

4 居室の温度は,介護福祉職の感覚に基づいて調整する。

5 多床室は,入口から室内が見通せるように家具を配置する。

正答:1

問題 37 利用者の自宅の清掃を行うときの注意点として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 玄関は乾燥した茶殻をまいて掃く。

2 窓ガラスは最初に乾いた雑巾で拭く。

3 畳は畳の目に沿って拭く。

4 浴室にカビ取り剤を散布するときは窓を閉める。

5 はたきを使った掃除は低い所から始める。

正答:3

問題 38 ユニットケアを行う入居施設の「プライベート空間」に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 集団レクリエーションを行う空間である。

2 地域の人も利用できる喫茶コーナーを設ける空間である。

3 複数の利用者が集うことができる空間である。

4 利用者の居室を示す空間である。

5 面会者用の空間である。

正答:4

問題 39  Cさん(75 歳,男性)は,頸椎症(cervical spondylosis)と診断された。手がしびれ,指先に力が入らない。しびれが強い左手に加えて,最近では,右手の症状が進行して,食後の歯磨きがうまくできなくなった。Cさんが口腔の清潔を保つための介護福祉職の助言として,最も適切なものを 1つ選びなさい。

1 歯間ブラシの使用を勧める。

2 歯ブラシをやめて,洗口液のうがいをするように勧める。

3 柄を太くした歯ブラシの使用を勧める。

4 口をすすぐときは,上を向くように勧める。

5 歯ブラシを歯肉に当てるように勧める。

正答:3

問題 40 保温効果を高めるための着衣に関する次の助言のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

1 衣類の間に薄手の衣類を重ねて着るように勧める。

2 一番上に通気性の高い衣類を着るように勧める。

3 一回り小さいサイズの衣類を着るように勧める。

4 肌に接する衣類は,防水性の高いものを着るように勧める。

5 袖幅の大きい衣類を着るように勧める。

正答:1

問題 41 ベッドの端に座っている左片麻痺の利用者の,立ち上がりまでの基本的な介護として,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 利用者の右側に立つ。

2 立ち上がる前に,深く座りなおすように促す。

3 利用者の右膝を支える。

4 利用者を真上に持ち上げる。

5 立ち上がった時に,利用者の右膝の裏が伸びていることを確認する。

正答:5

問題 42 屋外での車いすの介助方法として,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 段差を上がるときは,キャスターを斜めに向ける。

2 段差を下がるときは,後ろ向きで後輪から下りる。

3 急な上り坂では,両腕の力で素早く進む。

4 急な下り坂では,前向きで進む。

5 砂利道では,後輪を持ち上げて進む

正答:2

問題 43 図はU駅のホームの見取図である。介護福祉職が視覚障害者と列車を待つときの位置として,適切なものを 1 つ選びなさい。

(注) Aは白線である。Cは点状ブロックである。

1 A

2 B

3 C

4 D

5 E

正答:5

問題 44 食中毒(foodborne disease)の予防に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 生食用海産魚介類は,塩水で洗う。

2 カレーやシチューは,常温で保存する。

3 生の肉を切った包丁とまな板は,すぐに洗って熱湯をかけておく。

4 豚肉は,中心部が 50℃になるように 1 分間加熱する。

5 解凍した冷凍食品の残りは,再度冷凍して保管する。

正答:3

問題 45 嚥下障害がある利用者に提供する飲食物として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 レモンジュース

2 だんご

3 プリン

4 牛乳

5 紅茶

正答:3

問題 46 施設における介護福祉職と他職種との連携として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 食事時に咳せきこ込む利用者の嚥下機能の評価を,作業療法士に相談する。

2 寝たきりの利用者の仙骨部に発赤を見つけたときは,看護師に相談する。

3 体重減少が続いている利用者に気づいたときは,社会福祉士に相談する

。4 車いすでの食事時に姿勢が崩れてしまう利用者に気づいたときは,言語聴覚士に相談する。

5 嚥下困難のある利用者に提供する食事内容を,歯科衛生士に相談する。

正答:2

問題 47 糖尿病(diabetes mellitus)のある利用者の入浴時に,特に注意して観察すべき皮膚の部位として,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 A

2 B

3 C

4 D

5 E

正答:5

問題 48 おむつで排泄を行っている利用者の陰部の清拭に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 排便がなければ,殿部の清拭は省略できる。

2 女性では,会陰から肛門に向かって拭く。

3 本人の希望がなければ,実施しなくてよい。

4 男性の清拭の回数は,女性よりも少なくてよい。

5 週 2 回入浴を実施していれば,毎日行わなくてよい。

正答:2

問題 49 排便のメカニズムに基づく排泄の介護として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 トイレまでの歩行は,胃・結腸反射を誘発するために有効である。

2 食後の臥床は,腸内の蠕動運動の亢進に有効である。

3 トイレ誘導は,便意を催してから 30 分後が有効である。

4 腹部マッサージは,下行結腸,横行結腸,上行結腸の順に行うことが有効である。

5 便座に座って足底を床につけた前傾姿勢は,腹圧を高めるために有効である。

正答:5

問題 50 直腸性便秘のある高齢者の介護として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 排便時は隣に立って見守る。

2 市販の下剤を毎日勧める。

3 日中の活動を控えるように勧める。

4 朝食後,トイレに誘導する。

5 食物繊維は控えるように勧める。

正答:4

問題 51 消化管ストーマを造設している人の生活支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 排はいせつぶつ泄物がパウチの 3 分の 1 から 2 分の 1 程度たまったら処理するように助言する。

2 ベルトでウエストを締める服を選ぶように助言する。

3 ラジオ体操は控えるように助言する。

4 回腸ストーマのある人は水分摂取は控えるように助言する。

5 れんこんやごぼうを多くとるように助言する。

正答:1

問題 52 季節や行事と,食事の組合せとして,最もふさわしいものを 1 つ選びなさい。

1 節分 ----- お節料理

2 桃の節句(ひな祭り) ----- 柏かしわもち餅

3 七夕  ----- 七ななくさがゆ草粥

4 土用の丑うしの日 ----- うなぎのかば焼き

5 冬至 ----- ちまき

正答:4

問題 53 疾病のために食事制限がある利用者の食生活に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 人工透析をしている利用者には,生野菜を勧める。

2 高血圧の利用者には, 1 日の塩分摂取量を 10 g 以下にする。

3 骨粗鬆症(osteoporosis)の利用者には,豆類を勧める。

4 糖尿病(diabetes mellitus)の利用者には,朝食に 1 日のエネルギー量の半分を配分する。

5 肝疾患(liver disease)の利用者には,低カロリー,低たんぱくの食事を勧める。

正答:3

問題 54 エンゲル係数について相談を受けた介護福祉職の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 住居費について一緒に考える。

2 食料費の内容について一緒に考える。

3 光熱水道費の内容について一緒に考える。

4 交際費の内容について一緒に考える。

5 教養娯楽費の内容について一緒に考える。

正答:2

問題 55 洗濯に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 ほころびや破れがあるものは,修理してから洗濯する。

2 色が移るのを防ぐために,素材の違うものは分けて洗濯する。

3 嘔おうとぶつ吐物で汚れたカシミヤのセーターは,塩素系漂白剤につけてから洗濯する。

4 ファスナーは開けた状態で洗濯する。

5 マジックテープは,はずした状態で洗濯する。

正答:1

問題 56 昼夜逆転している利用者への介護に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 食べたい時に,食事をするように促す。

2  1 時間以上,昼寝をするように促す。

3 夕方に,散歩をするように促す。

4 寝る直前に熱いお風呂に入るように促す。

5 眠くなるまで,テレビを見て過ごすように促す。

正答:3

問題 57 パーキンソン病(Parkinson disease)(ホーエン・ヤール重症度分類ステージ3)の高齢者の寝室環境に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 ベッドは介護者に合わせた高さにする。

2 ベッドに手すりをつける。

3 マットレスは体が沈みこむものを選ぶ。

4 ベッドサイドの床にクッション性のあるマットを敷く。

5 枕は頸部前屈になるような高さにする。

正答:2

問題 58  Dさん(75 歳,女性)は,以前は散歩が好きで,毎日, 1 時間ぐらい近所を歩いていた。最近,心不全(heart failure)が進行して歩行がゆっくりとなり,散歩も出かけず,窓のそばに座って過ごすことが多くなった。食事は,すぐおなかがいっぱいになるからと, 6 回に分けて食べている。夜,「横になると呼吸が苦しい時があり,眠れていない」という言葉が聞かれるようになった。Dさんへの安眠の支援に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 寝る前に,肩までつかって入浴する。

2 寝る 30 分前に,少量の食事を摂取する。

3 以前のように,毎日 1 時間の散歩を再開する。

4 就寝時は,セミファーラー位にする。

5 朝,目覚めた時にカーテンを開ける。

正答:4

問題 59 終末期にある利用者を施設で看み と取る家族への支援として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 毎日面会に来るように促す。

2 家族が利用者のためにできることを提案する。

3 積極的な情報提供は控える。

4 感情を表出しないように助言する。

5 パブリックスペースを用意する。

正答:2

問題 60 施設において,介護福祉職の行う死後の処置として,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 義歯ははずす。

2 衣服は施設が指定したものを用いる。

3 着物の場合は右前に合わせる。

4 着物の場合は帯おびひも紐を縦結びにする。

5 死後の処置は,死後 3 時間経過してから行う。

正答:4

終わりに

「生活支援技術」は、過去問を繰り返し解いて、理解して何度も解いてくるうちに何となく理解できる科目です。あまり深追いをしないでも良い科目になりますので、全8問をしっかりと取りに行きましょう。

試験日までまだ日数がありますので、仕事をしながらご利用者様などと照らし合わせて理解すると脳に定着する知識になりますので、是非頑張ってくださいね。

介護福祉士 「コミュニケーション技術」独学で一発合格勉強方法第30回(H29年度)過去問27~34無料解説

独学で一発合格する方法

「コミュニケーション技術」は、点数を取れる科目です。現場でお仕事をしている人にとっては、毎日の業務でご利用者様とのコミュニケーションをしっかりと取れている方にとっては、ご利用者様像を思い起こせば理解するのも簡単な科目です。問題も8問出題されますので、全問正解できるようにしっかりと勉強して理解しましょう。

「コミュニケーション技術」は、「人間関係とコミュニケーション」と同じ科目群になりますので、これは点数稼ぎには取って付けの科目群になります。しっかりとコミュニケーション技術について理解しておきましょう。

「コミュニケーション技術」については、

「介護におけるコミュニケーションの基本」
「介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション」
「介護におけるチームのコミュニケーション」より8問(事例問題2問を含む)出題されます。

出題基準

1: 介護におけるコミュニケーションの基本
     1)介護におけるコミュニケーションの意義、目的、役割
     2)利用者・家族との関係づくり
2:介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション
     1)利用者・家族とのコミュニケーションの実際
     2)利用者の状況・状態に応じたコミュニケーションの技法の実際
3:介護におけるチームのコミュニケーション
     1)記録による情報の共有化
     2)報告
     3)会議

問題 27 受容の説明に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 価値観を尊重する。

2 問題行動を否定する。

3 言い分に同調する。

4 感情を分析する。

5 否定的感情を抑圧する。

正答:1

問題 28 コミュニケーションがより円滑になるように,開かれた質問をする目的として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 初対面の利用者と会話を始めるときに緊張をほぐすきっかけをつくる。

2 話す気分になれなくて口数が少ない利用者と会話を続ける。

3 漠然としていて伝わらない利用者の考えを明確にする。

4 重度の認知症(dementia)でコミュニケーション能力が低下している利用者から情報を得る。

5 利用者の繰り返す同じ話を一旦止める。

正答:3

問題 29  Kさん(75 歳,女性)は,脳伷塞(cerebral infarction)を発症して, 1 か月間入院した後,介護老人保健施設に入所した。Kさんは重度の運動性失語症(motoraphasia)のため,自分から話すことはなかった。入所して 2 か月ほど過ぎた頃,Kさんは,少しずつ言葉が話せるようになった。ある日の午後 2 時頃,介護福祉職に向かって,「お茶,いや,違う,お,お,違う,ええと」と話し始めたが,伝えたい言葉が見つからないようで,もどかしそうであった。この時のKさんへの介護福祉職の言葉かけとして,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 「何を言いたいのでしょうか」

2 「もう 1 回繰り返してください」

3 「おやつの時間まで待ってください」

4 「何か飲みたいのですね。お水ですか?」

5 「言葉が出てきてよかったですね」

正答:4

問題 30 抑うつ状態(depressive state)の利用者への介護福祉職の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 元気を出すように言う。

2 沈黙している理由を問いただす。

3 会話を促す。

4 気晴らしに散歩に誘う。

5 見守っていることを伝える。

正答:5

問題 31  Lさん(75 歳,女性)は,介護老人福祉施設に入所している。中等度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)と診断されて,担当のM介護福祉職(男性)を,既に亡くなった自分の夫であると認識している。何か心配なことがあると,M介護福祉職を探しだして,「お父さん聞いて…」と不安そうな表情で話してくる。不安そうな表情で話すLさんへの,M介護福祉職の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 女性職員に対応してもらうように伝える。

2 夫は既に亡くなっていることを伝える。

3 Lさんの話に耳を傾ける。

4 おしぼり畳みの軽作業を依頼する。

5 忙しくて手が離せないことを伝える。

正答:3

問題 32  Aさん(97 歳,女性)は,介護老人福祉施設に入所している。最近,衰弱が進んで水も飲めなくなり,「もう,逝ってもいいんだけどね」とつぶやくことが増えた。ある日,夜勤の介護福祉職がAさんの様子を確認しようとベッドに近づくと,Aさんが目を開けて,「お迎えはまだかしらね」と穏やかな顔で言った。Aさんの発言に対する介護福祉職の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 何も考えずに早く寝た方がいいと就寝を促す。

2 Aさんの手を握り,ゆっくりさする。

3 そのような言葉を言ってはいけないと伝える。

4 明日,家族に連絡して来てもらうことを伝える。

5 いつものことだと思って,声をかけずにそのまま部屋を出る。

正答:2

問題 33 介護業務の事故報告に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 口頭での報告は,結論を述べてから事故に至る経過を説明する。

2 事故報告書は,管理者以外は閲覧できないように保管する。

3 軽微な事故の場合は,後日報告する。

4 介護福祉職としての判断を除外して報告する。

5 記録した内容は,口頭での報告が不要である。

正答:1

問題 34 ブレインストーミング(brainstorming)の原則に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 奇抜な意見を除いて,自由に意見を出す。

2 他人の意見が正しいかどうかをその場で判断する。

3 意見の質よりも,数多くの意見を出すことに価値を置く。

4 他人の意見を参考にしてはいけない。

5 他人の意見を自由に批判する。

正答:3

終わりに

「コミュニケーション技術」は、過去問を繰り返し解いて、理解して何度も解いてくるうちに何となく理解できる科目です。あまり深追いをしないでも良い科目になりますので、全8問をしっかりと取りに行きましょう。

試験日までまだ日数がありますので、仕事をしながらご利用者様などと照らし合わせて理解すると脳に定着する知識になりますので、是非頑張ってくださいね。

介護福祉士 「介護の基本」独学で一発合格勉強方法第30回(H29年度)過去問17~26無料解説

独学で一発合格する方法

「介護の基本」は、点数を稼げる科目です。現場で介護の仕事をしている人にとっては、日々行っている業務を、そしてご利用者様像を思い起こせば理解するのは簡単な科目です。問題も10問出題されますので、全問正解できるようにしっかりと勉強して理解しましょう。

「介護の基本」は、初っ端の第1問・第2問の「人間の尊厳と自立」と同じ科目群になり、「人間の尊厳と自立」がなかなか難しい科目になりますので、こちらは捨て科目にして「介護の基本」でできる限り点数を稼ぐようにしましょう。

「介護の基本」については、

「介護福祉士を取り巻く状況」
「介護福祉士の役割と機能を支えるしくみ」
「尊厳を支える介護」
「自立に向けた介護」
「介護を必要とする人の理解」
「介護サービス」
「護実践における連携」
「介護従事者の倫理」
「介護における安全の確保とリスクマネジメント」
「介護従事者の安全」に関する問題が10問出題されます。

出題基準

1: 介護福祉士を取り巻く状況
     1)介護の歴史
     2)介護問題の背景
2:介護福祉士の役割と機能を支えるしくみ
     1)社会福祉士及び介護福祉士法
     2)専門職能団体の活動→○ 専門職集団としての役割、機能、その他
3: 尊厳を支える介護
     1)QOL
     2)ノーマライゼーション
     3)利用者主体
4:自立に向けた介護
     1)自立支援
     2)個別ケア
     3)ICF
     4)リハビリテーション
5:介護を必要とする人の理解
     1)人間の多様性・複雑性の理解
     2)高齢者のくらしの実際
     3)障害のある人のくらしの理解
     4)介護を必要とする人の生活環境の理解
6:介護サービス
     1)介護サービスの概要
     2)介護サービス提供の場の特性
7:介護実践における連携
     1)多職種連携(チームアプローチ)
     2)地域連携
8:介護従事者の倫理
     1)職業倫理
     2)利用者の人権と介護
     3)プライバシーの保護
9:介護における安全の確保とリスクマネジメント
     1)介護における安全の確保
     2)事故防止、安全対策
     3)感染対策
10: 介護従事者の安全
     1)介護従事者の心身の健康管理

介護の基本

問題 17 2017 年( 平 成 29 年 )4 月 現 在, 経 済 連 携 協 定(Economic PartnershipAgreement)に基づく介護福祉士候補者等の受入れに関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。

1 介護福祉士候補者の受入れは,2002 年度(平成 14 年度)から始まった。

2 対象となる国は,東南アジア 6 か国である。

3 介護福祉士候補者の受入れ施設の要件は,常勤介護職員の 2 割以上が介護福祉士であることである。

4 介護福祉士候補者の在留期間は, 3 年である。

5 介護福祉士として介護業務に従事する限り,日本に在留できる。

正答:5

問題 18 社会福祉士及び介護福祉士法に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 介護に従事している者は,介護福祉士を名乗ることができる。

2 介護福祉士の業として,介護者に対する介護に関する指導が含まれる。

3 成年被後見人や被保佐人は,介護福祉士となることができる。

4 介護福祉士は信用失墜行為をした場合,罰則により 1 年以下の懲役または 30 万円以下の罰金に処せられる。

5 介護福祉士国家試験に合格した日から,介護福祉士を名乗ることができる。

正答:2

問題 19 介護における自立に向けた支援に関する記述として,最も適切なものを 1つ選びなさい。

1 機能回復訓練を中心に介護計画を作成すること

2 他者の支援を受けずに,自らの力で生活できる状態にすること

3 本人の意思よりも,介護者からみた自立を優先すること

4 介護を受けていても社会参加できるように支援すること

5 自分で着衣し終わるまで,何時間でも介護者が見守ること

正答:4


問題 20 Hさん(75 歳,女性)は, 1 か月前に介護老人福祉施設に入所した。脳伷塞(cerebral infarction)の後遺症として,左片麻痺があり,認知症(dementia)と診断されている。看護師として長年勤め,退職時は看護部長であった。Hさんは日頃から,介護福祉職に苦情を言い,周りの利用者とのトラブルも絶えない。特に日中の入浴に関しては,拒否が強く,「私は仕事があるから,夜に一人でお風呂に入りたい」という訴えが続いている。介護福祉職のHさんへの対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 施設長から,特別扱いはできないことを説明してもらう。

2 夜の,居室での全身清拭に変更する。

3 Hさんの対応を,施設の看護職員に任せる。

4 家族から,既に退職していることを説明してもらう。

5 Hさんの働いていた頃の話を詳しく聴く。

正答:5

問題 21 看護小規模多機能型居宅介護に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 居宅サービスに位置づけられている。

2 長期間の宿泊を目的としている。

3 管理者は医師とされている。

4 都道府県域でのサービス提供を行う。

5 看護と介護を一体的に提供する。

正答:5

問題 22 個人情報を使用するに当たり,本人や家族への説明と同意が不要となるケースとして,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 意識消失とけいれん発作を起こした利用者の個人情報を救急隊員に提供する場合

2 指定介護事業者が,サービス担当者会議に利用者の個人情報を提供する場合

3 行事で撮影した利用者の顔写真を,施設の広報誌に使用する場合

4 転居先の施設の求めに応じて,利用者の個人情報を提供する場合

5 実習生が,利用者の個人情報を閲覧する場合

正答:1

問題 23 介護老人福祉施設における防災対策に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 消防法において,年 1 回以上の消火・避難訓練が義務づけられている。

2 大規模災害時には,災害派遣医療チーム(DMAT)の活動拠点本部になることが義務づけられている。

3 災害対策基本法に基づき,避難行動要支援者名簿の作成が,施設長に義務づけられている。

4 避難訓練は,混乱が想定される夜間は避ける。

5 施設が作成する非常災害対策計画の内容は,職員間で十分に共有する。

正答:5

問題 24 一人暮らしの認知症高齢者のJさんが,一昨日,訪問販売で高価な寝具を購入して,家族が困惑している。この家族への介護福祉職の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 Jさんが他者と関わらないように助言する。

2 国民生活センターで,契約を解除してもらうように伝える。

3 施設入所を勧めて,消費者被害を繰り返さないようにする。

4 クーリング・オフ制度を利用して,契約を解除できることを伝える。

5 自己破産制度を活用して,自己破産を勧める。

正答:4

問題 25 「育児・介護休業法」に基づく,休業や休暇などの取得に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 育児休業期間は,子が満 3 歳になるまでである。

2 子の小学校就学前まで短時間勤務制度を活用できる。

3 子が病気等をしたときは, 3 歳まで年に 10 日間の看護休暇を取得できる。

4 要介護状態にある家族の通院の付添いをするときは,介護休暇を取得できる。

5 介護休業とは, 2 か月以上要介護状態が続いている家族を介護するためのものである。

(注)「育児・介護休業法」とは,「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」のことである。

正答:4

問題 26 「ストレスチェック制度」に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 ストレスチェックは会社の上司が実施する。

2 ストレスチェックは,労働者数 30 人以上の事業者に義務づけられている。

3 労働者のメンタルヘルス不調の未然防止が主な目的である。

4 実施した結果は,事業者から労働者に対して通知することが義務づけられている。

5 各事業所で 2 年に一度実施することが規定されている。

(注)「ストレスチェック制度」とは,労働安全衛生法で定める「労働者に対して行う心理的な負担の程度を把握するための検査及びその結果に基づく面接指導の実施等を事業者に義務づける制度」のことである。

正答:3

終わりに

「介護の基本」は、過去に出題されている過去問を繰り返し解いて、理解することである程度の点数は取れると思います。さらに深堀りして理解力を増やしていくことで、「介護の基本」の全10問正解も夢ではありません。普段のお仕事から考えながらお仕事をしていれば絶対に大丈夫ですよ。

試験日までまだ日数がありますので、仕事をしながらご利用者様などと照らし合わせて理解すると脳に定着する知識になりますので、是非頑張ってくださいね。

介護福祉士 「社会の理解」独学で一発合格勉強方法第30回(H29年度)過去問5~16無料解説

独学で一発合格する方法

「社会の理解」については、現場で介護の仕事をしている人にとっては、なかなか理解できない、難しい科目になっています。社会保険などの介護においては周辺的な、しかし重要な問題です。それぞれについて、ご利用者様と照らし合わせて理解すると覚えやすい科目にはなっていますが、しっかりと時間をかけて勉強する必要があります。

「社会の理解」は、「社会の理解」の単独科目群になります。全12問出題されますが、絶対に0点を取らないように!1科目でも0点があると他の科目群が合格基準点に達していても不合格になってしまいますので注意が必要です。この科目はちょっと難しい科目になるのであまり深追いをしないようにしましょう。

「社会の理解」については、

「生活と福祉」
「社会保障制度」
「介護保険制度」
「障害者総合支援制度」
「介護実践に関連する諸制度」より12問出題されます。

出題基準

1:生活と福祉
     1)家庭生活の基本機能
     2)家族
     3)地域
     4)社会
     5)ライフスタイルの変化
     6)社会構造の変容
     7)生活支援と福祉
2:社会保障制度
     1)社会保障の基本的な考え方
     2)日本の社会保障制度の発達
     3)日本の社会保障制度のしくみの基礎的理解
     4)現代社会における社会保障制度
3:介護保険制度
     1)介護保険制度創設の背景及び目的
     2)介護保険制度の動向
     3)介護保険制度のしくみの基礎的理解
     4)介護保険制度における組織、団体の機能と役割 国の役割
     5)介護保険制度における専門職の役割
4: 障害者総合支援制度
     1)障害者総合支援制度創設の背景及び目的
     2)障害者総合支援制度のしくみの基礎的理解
     3)障害者総合支援制度における組織、団体の機能と役割 国の役割
5: 介護実践に関連する諸制度
     1)個人の権利を守る制度の概要
     2)保健医療福祉に関する施策の概要
     3)介護と関連領域との連携に必要な法規
     4)生活保護制度の概要 生活扶助、介護扶助

社会の理解

「社会の理解」については、

「生活と福祉」
「社会保障制度」
「介護保険制度」
「障害者総合支援制度」
「介護実践に関連する諸制度」より12問出題されます。

この社会の理解については、様々な制度に関する問題になりますので、法律の勉強になりますが、一度身につけてしまえば簡単な科目です。

出題基準

1:生活と福祉
     1)家庭生活の基本機能
     2)家族
     3)地域
     4)社会
     5)ライフスタイルの変化
     6)社会構造の変容
     7)生活支援と福祉
2:社会保障制度
     1)社会保障の基本的な考え方
     2)日本の社会保障制度の発達
     3)日本の社会保障制度のしくみの基礎的理解
     4)現代社会における社会保障制度
3:介護保険制度
     1)介護保険制度創設の背景及び目的
     2)介護保険制度の動向
     3)介護保険制度のしくみの基礎的理解
     4)介護保険制度における組織、団体の機能と役割 国の役割
     5)介護保険制度における専門職の役割
4: 障害者総合支援制度
     1)障害者総合支援制度創設の背景及び目的
     2)障害者総合支援制度のしくみの基礎的理解
     3)障害者総合支援制度における組織、団体の機能と役割 国の役割
5: 介護実践に関連する諸制度
     1)個人の権利を守る制度の概要
     2)保健医療福祉に関する施策の概要
     3)介護と関連領域との連携に必要な法規
     4)生活保護制度の概要 生活扶助、介護扶助


問題 5  「2016 年(平成 28 年)国民生活基礎調査」(厚生労働省)による世帯状況に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。

1 「夫婦と未婚の子のみの世帯」,「単独世帯」,「夫婦のみの世帯」のうち,最も多い世帯構造は「夫婦のみの世帯」である。

2 「高齢者世帯」は全世帯の 30%を上回っている。

3 世帯類型別にみると,「母子世帯」の割合は, 5 %を上回っている。

4 65 歳以上の「単独世帯」では,男性よりも女性が多い。

5 65 歳以上の男性の「単独世帯」における年齢構成では,男性は 75~79 歳が最も多い。

正答:4

問題 6 現在の日本の雇用に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 終身雇用型の正規雇用はなくなった。

2 正規雇用も非正規雇用も,雇用保険の加入率に差はない。

3 65 歳以上の者の就業率は 2011 年(平成 23 年)以降減少している。

4 非正規雇用の割合は,全雇用者数の 3 分の 1 を上回っている。

5 パート・アルバイトの割合は,非正規雇用労働者数の 30%を下回っている。

正答:4

問題 7 地域包括ケアシステムを支える互助の説明として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 所得保障を中心としたナショナルミニマム(national minimum)の確保

2 地域福祉向上のための住民の支え合い

3 市場サービスの購入

4 介護保険制度における介護サービスの利用

5 「高齢者虐待防止法」に基づく虐待への対応

(注)「高齢者虐待防止法」とは,「高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。

正答:2

問題 8 日本国憲法第 25 条で定められている権利として,正しいものを 1 つ選びなさい。

1 幸福追求権

2 新しい人権

3 思想の自由

4 財産権

5 生存権

正答:5

問題 9  Eさん(64 歳,男性)は, 4 年前に企業を定年退職して無職であり,専業主婦の妻と二人で年金生活をしている。他の家族の医療保険の被扶養者ではない。ある日,Eさんは,自宅の庭掃除をしている時に転倒して,大だいたいこつ腿骨を骨折(fracture)した。そのため病院で手術をすることになった。次の制度のうち,医療費の支払いに適用できるものとして,正しいものを 1 つ選びなさい。

1 国民健康保険

2 介護保険

3 労働者災害補償保険

4 健康保険

5 後期高齢者医療

正答:1

問題 10 介護保険法第 1 条に規定されている内容に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。

1 高齢社会対策の基本理念や基本となる事項を定める。

2 福祉サービス利用者の利益の保護及び地域福祉の推進を図る。

3 介護が必要となった者等が尊厳を保持し,その有する能力に応じ自立した日常生活を営めるよう,保険給付を行う。

4 疾病,負傷若しくは死亡又は出産に関して保険給付を行う。

5 老人の福祉に関する原理を明らかにし,老人に対し,心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な措置を講じる。

正答:3

問題 11 介護保険制度における地域ケア会議の目的として,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 居宅サービス計画の作成

2 事業所の事業運営の推進

3 市町村介護保険事業計画の策定

4 個別ケースの課題分析等を行うことによる地域課題の把握

5 介護認定の審査判定

正答:4

問題 12 「障害者差別解消法」に基づく対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 車いすを使用している障害のある人がバスに乗車する時に,介助を依頼された乗務員が身体障害者手帳の提示を求めて,乗車を許可した。

2 聴覚に障害のある人が市の窓口に来た時に,窓口担当者が手話通訳者と一緒に来るように伝えた。

3 視覚に障害のある人がレストランに一人で入った時に,店員が介助者と一緒に来るように求めた。

4 知的障害のある人が市役所の会議に出席した時に,本人の申出に応じて,わかりやすい言葉で書いた資料を,主催者が用意した。

5 精神障害のある人がアパートの賃貸契約をする時に,不動産業者が医師の診断書の提出を求めた。

(注)「障害者差別解消法」とは,「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである

正答:4

問題 13 「障害者総合支援法」における補装具として,正しいものを 1 つ選びなさい。

1 車いす

2 手すり

3 スロープ

4 床ずれ防止用具

5 簡易浴槽

(注)「障害者総合支援法」とは,「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

正答:1

問題 14 特定健康診査に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 胸囲の検査が含まれる。

2 生活習慣病(life-style related disease)の検査が含まれる。

3 がん検診が含まれる。

4 受診の後で,希望者には特定保健指導が行われる。

5 対象は 75 歳以上の者である。

正答:2

問題 15  Fさん(75 歳,女性,要介護 3 )は訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して,自宅(持ち家)で一人暮らしをしている。年金と貯金で生活してきたが,貯金もなくなって利用者負担額の支払いができないので,来月から訪問介護(ホームヘルプサービス)を断りたいとG訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。G訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 所属する事業所に,来月から訪問介護(ホームヘルプサービス)の利用がなくなると伝える。

2 扶養義務者がいたら,援助をしてもらうように勧める。

3 生活保護制度の申請を勧める。

4 金融機関から借入れをするように勧める。

5 担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に検討を依頼する。

正答:5

問題 16 サービス付き高齢者向け住宅に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 各居住部分には,台所,水洗便所,収納設備,洗面設備及び浴室の設置が義務づけられている。

2 居室の面積基準は,15 m2 である。

3 食事の提供が義務づけられている。

4 入居者は必要に応じて,介護保険サービスの利用ができる。

5 対象者は,単身高齢者に限られている。

正答:4

介護福祉士 「人間関係とコミュニケーション」独学で一発合格勉強方法第30回(H29年度)過去問3~4無料解説


人間関係とコミュニケーション

問題 3 利用者との関係を構築するためのコミュニケーションの基本として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 聞き手に徹する。

2 声の高低や抑揚を一定に保つ。

3 身振りや手振りは最小限にする。

4 介護福祉職の主観を基準にする。

5 利用者の生活史を尊重する。

正答:5

問題 4  Cさん(87 歳,女性)は,介護老人保健施設に入所している。最近,Cさんがレクリエーション活動を休むことが多くなったので,担当のD介護福祉職はCさんに話を聞いた。Cさんは,「参加したい気持ちはあるので,次回は参加します」と言いながらも,浮かない表情をしていた。D介護福祉職は,「自分の気持ちを我慢しなくてもいいですよ」とCさんに言った。この時のD介護福祉職の言葉かけに該当するバイステック(Biestek, F.)の7原則の内容として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 秘密保持

2 自己決定

3 非審判的態度

4 意図的な感情表出

5 個別化

正答:4

独学で一発合格する方法

「人間関係とコミュニケーション」については、極端な話をすると、勉強しなくても良いと考えています。と言うのは、一般的な社会生活の中ですでに身についている人間関係について考えれば、解ける問題ばかりなのです。

「人間関係とコミュニケーション」は、「コミュニケーション技術」と一緒の科目群名なるので、どちらにしてもコミュニケーション術なので普段のあなたが行っていることを思い起こせば大丈夫な科目で、実は点数が稼げる科目なのです。

「人間関係とコミュニケーション」については、

「人間関係の形成」
「コミュニケーションの基礎」に関する問題が2問出題されます。

出題基準

1:人間関係の形成
     1)人間関係と心理
        →自己覚知,他者理解,ラポール,その他
2:コミュニケーションの基礎
     1)対人関係とコミュニケーション
        →対人関係・コミュニケーションの意義,コミュニケーションの概要
     2)コミュニケーションを促す環境
     3)コミュニケーションの技法
        →対人距離
     4)道具を用いた言語的コミュニケーション
        →機器を用いたコミュニケーション,記述によるコミュニケーション

終わりに

「人間関係とコミュニケーション」は、普段のあなたのコミュニケーション術が問われる問題ですが、普段行っていることなのでそんなに難しく考える科目ではありません。

また、同じ科目群に「コミュニケーション技術」があり、「人間関係とコミュニケーション」が2問と「コミュニケーション技術」が8問で、合計10点は、普段のあなたのコミュニケーション法で答えることができる科目群になっていますので、点数を稼げる科目であることをお伝えしておきます。

介護福祉士 「人間の尊厳と自立」独学で一発合格勉強方法第30回(H29年度)過去問1~2無料解説

人間の尊厳と自立

問題 1 1960 年代後半からアメリカで展開した自立生活運動に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。

1 障害者自身の選択による自己決定の尊重を主張している。

2 障害者の自立生活は,施設や病院で実現されるとしている。

3 「ゆりかごから墓場まで」の実現に向けた制度設計を目指している。

4 障害者が機能回復を図ることを「自立」としている。

5 介護者を生活の主体者として捉えている。

正答:1

問題 2  Aさん(65 歳,男性,要介護 2 )は,昨年,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)と診断された。妻は既に亡くなり,娘のBさん(35 歳)は遠方に嫁いでいる。Aさんは,現在,認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で生活している。Aさんは介護福祉職に対して,「Bは頭もいいし,かわいいし,きっと妻に似たんだな」とよく話していた。Bさんが面会に来た時,「誰だい。ご親切にありがとうございます」というAさんの声と,「私はあなたの娘のBよ,忘れちゃったの」「お父さん,しっかりしてよ」と怒鳴るBさんの声が部屋から聞こえた。介護福祉職がAさんへのアドボカシー(advocacy)の視点からBさんに行う対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 Aさんへの行動は間違っていると話す。

2 Bさんに対するAさんの思いを話す。

3 Aさんの成年後見制度の利用を勧める。

4 Aさんとはしばらく面会しないように話す。

5 Bさんの思いをAさんに伝えると話す。

正答:2

介護福祉士の資格を取るためには、国家試験を受験して合格しなければなりません。あなたが一番悩むのが「筆記試験」だと思います。そこで介護福祉士の受験対策の一つの手段、「過去問」を使っての勉強方法を科目ごとにお伝えしましょう。

介護福祉士国家試験とは?

毎年1月の日曜日に「介護福祉士国家試験(筆記試験)」が実施されます。筆記試験の科目は以下の通りです。

人間の尊厳と自立
人間関係とコミュニケーション
社会の理解
介護の基本
コミュニケーション技術
生活支援技術
介護過程
発達と老化の理解
認知症の理解
障害の理解
こころとからだのしくみ
医療的ケア
総合問題

<筆記試験の合格基準(第29回(平成28年度))>
次の2つの条件を満たした者を筆記試験の合格者とする。
ア 総得点125点に対し、得点75点以上の者(総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正した。配点は1問1点である。)。
イ アを満たした者のうち、以下の「11科目群」すべてにおいて得点があった者。
①人間の尊厳と自立、介護の基本
②人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
③社会の理解
④生活支援技術
⑤介護過程
⑥発達と老化の理解
⑦認知症の理解 ⑧障害の理解
⑨こころとからだのしくみ
⑩医療的ケア ⑪総合問題

介護福祉士受験対策は?

毎年10万人を超える受験者がいる中、合格率が50%前後とそれほど難しい試験ではありません。過去問を中心に勉強することを推奨している人が多くいます。そこで、試験年度ごと、科目ごとに過去問を勉強するための情報を提供します。

第31回(平成30年度)介護福祉士国家試験-平成31年1月27日(日曜日)-

「 介護福祉士試験 人間の尊厳と自立 」 一覧

「 介護福祉士試験 人間関係とコミュニケーション 」 一覧

「 介護福祉士試験 社会の理解 」 一覧

「 介護福祉士試験 介護の基本 」 一覧

「 介護福祉士試験 コミュニケーション技術 」 一覧

「 介護福祉士試験 生活支援技術 」 一覧

「 介護福祉士試験 介護過程 」 一覧

「 介護福祉士試験 発達と老化の理解 」 一覧

「 介護福祉士試験 認知症の理解 」 一覧

「 介護福祉士試験 障害の理解 」 一覧

「 介護福祉士試験 こころとからだのしくみ 」 一覧

「 介護福祉士試験 医療的ケア 」 一覧

「 介護福祉士試験 総合問題 」 一覧

終わりに

今回は、来年1月に行われる介護福祉士国家試験の勉強に役立つ学習方法などを科目別に分け、分かりやすいようにしたつもりです。
が、初めての受験を控えてどうやって勉強をやってよいかと、迷っている人にはより混乱を招いてしまうかもしれません。
分からないことがあれば、遠慮なく質問してください。できる限りお答えしたいと思います。

第21回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況

第21回ケアマネ試験 実施状況

試験期日

平成30年10月14日(日)

合格者数等

受験者数:49,333人
合格者数:4,990人
合格率:10.1%

これまでの試験の合格率

第1回(平成10年度): 44.1 %
第2回(平成11年度): 41.2 %
第3回(平成12年度): 34.2 %
第4回(平成13年度): 35.1 %
第5回(平成14年度): 30.7 %
第6回(平成15年度): 30.7 %
第7回(平成16年度): 30.3 %
第8回(平成17年度): 25.6 %
第9回(平成18年度): 20.5 %
第10回(平成19年度): 22.8 %
第11回(平成20年度): 21.8 %
第12回(平成21年度): 23.6 %
第13回(平成22年度): 20.5 %
第14回(平成23年度): 15.3 %
第15回(平成24年度): 19.0 %
第16回(平成25年度): 15.5 %
第17回(平成26年度): 19.2 %
第18回(平成27年度): 15.6 %
第19回(平成28年度): 13.1 %
第20回(平成29年度): 21.5 %
第21回(平成30年度): 10.1 %

これまでの試験の受験者数

第1回(平成10年度): 207,080 人
第2回(平成11年度): 165,117 人
第3回(平成12年度): 128,153 人
第4回(平成13年度): 92,735 人
第5回(平成14年度): 96,207 人
第6回(平成15年度): 112,961 人
第7回(平成16年度): 124,791 人
第8回(平成17年度): 136,030 人
第9回(平成18年度): 138,262 人
第10回(平成19年度): 139,006 人
第11回(平成20年度): 133,072 人
第12回(平成21年度): 140,277 人
第13回(平成22年度): 139,959 人
第14回(平成23年度): 145,529 人
第15回(平成24年度): 146,586 人
第16回(平成25年度): 144,397 人
第17回(平成26年度): 174,974 人
第18回(平成27年度): 134,539 人
第19回(平成28年度): 124,585 人
第20回(平成29年度): 131,560 人
第21回(平成30年度): 49,333人

第21回職種別合格者数 ベスト5

第1位:介護福祉士(2,452 人、49.1 %)
第2位:看護師、准看護師(935 人、18.7 %)
第3位:社会福祉士(519 人、10.4 %)
第4位:理学療法士(361 人、7.2 %)
第5位:作業療法士(194 人、3.9 %)

終わりに

「ケアマネ試験、合格率は過去最低の10.1% 合格者数は超大幅減」というニュース記事を読んで、上記の通りになっていました。
受験者数は、受験資格の変更に伴い、例年は10万~15万人いたのに、第21回に関しては、5万人を切る有様、わずか49,333人でした。
合格者数も4,990人で合格率が、わずか10.1%と過去最低になってしまいました。

第22回のケアマネ試験に挑戦する受験生は、以上のような実際があることを念頭において、勉強に励んでください。

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