自立にむけた介護(寝たきり高齢者)(過去問=試験対策)

○寝たきりになる要因として、脳卒中などの病気や事故による障害、家族介護力の低下、高齢者本人の意欲、介護サービスの不足などが指摘されている。

○長期間の臥床によって、関節の拘縮が生じると、動きに痛みが伴うためにますます動かさなくなるといった悪循環が生じる。

○寝たきりによって精神活動は低下し、無気力な状態やうつ的な状態になることがある。

○寝たきりから回復させるために、足底を床につけた端座位を保持することは効果的である。

○寝たきりを防止するためには、メリハリのある生活を心がけることが大切で、寝食分離が基本である。

○寝たきりでは脳への剌激が少なくなり、思考力も衰えてくるので、体位を変え、視界を広げることも重要である。

○寝たままの状態で排泄を続けた場合、尿路感染症を引き起こしやすくなることを、介護従事者は、常に念頭に置く必要がある。

○高齢者は家族に遠慮して介護を頼みにくいことがあるので、介護従事者は、家族の人間関係などにも留意する必要がある。

○早い段階から医療関係者と連携することも、介護従事者にとっては必要なことである。

○寝たきり高齢者は、無気力な状態やうつ的な状態となり、睡眠障害をきたすなど精神活動が低下する傾向がある。

○寝たきり高齢者の合併症とその予防については、褥瘡予防には体位変換が有効である。

○寝たきり高齢者の合併症とその予防については、尿路感染対策として水分摂取は有効である。

○寝たきり状態の場合でも、残存機能を活用しながら体位変換を行う。

○寝たきり高齢者については、体位を変える場合には、皮膚に摩擦を起こさないように配慮する。

○寝たきり高齢者については、肘や踵(かかと)などにも褥瘡ができるので、注意して観察する。

〇寝たきり高齢者に生じやすい状態では尖足、誤嚥性肺炎、尿路感染、便秘などがあるが尖足については間接可動域訓練、誤嚥性肺炎については口腔ケア、尿路感染については水分摂取、便秘については腹部マッサージが有効である。

自立にむけた介護(寝たきり高齢者)の勉強メモ

寝たきりの原因

1位脳卒中(24・1%)
2位認知症(20・5%)
3位高齢による衰弱・老衰(13・1%)
4位骨折・転倒(9・3%)
5位関節疾患(7・4%)

寝たきりで起こる廃用症候群

廃用症候群とは気づかぬうちに運動能力が衰え、自分で動くことが思うようにできなくなるだけでなく、ほかの体調不調を起こしてしまう病気のことです。
代表的な症状
・筋萎縮
・関節拘縮
・骨萎縮
・心肺機能の低下
・誤嚥性肺炎
・血栓塞栓症
・うつ状態
・床ずれ

褥瘡

褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。一般的に「床ずれ」ともいわれています。
褥瘡を発生させる要因
<個体要因>
基本的日常生活自立度、病的骨突出、関節拘縮、栄養状態、浮腫、多汗、尿・便失禁
<環境・ケア要因>
体位変換、体圧分散用具、頭側挙上、座位保持、スキンケア、栄養補給、リハビリテーション、介護力

褥瘡発生部位の順番
①仙骨部(47.2%)
②その他(16.4%)
③尾骨部(16.0%)
④踵骨部(12.4%)
⑤大転子部(10.7%)
⑥坐骨結節部(5.9%)
⑦腸骨稜部(5.3%)

褥瘡(床ずれ)を予防するための留意点

①発赤が認められた場合、注意して観察し、早めに医師や訪問看護師に相談する
②低反発マットなどの除圧器具を有効利用する
③自分で寝返りを打てない場合、およそ2時間をめどに体位変換
④エアマットレスを使用し、体に圧力がかかる時間を少なくする
⑤皮膚のケア(皮膚の清潔・保湿・保護)に努める
⑥低栄養状態に陥らないよう、バランスのとれた食事を摂る

誤嚥性肺炎—口腔ケア
尿路感染—水分摂取
便秘—腹部マッサージ

PAGE TOP