介護福祉士試験 コミュニケーション技術- 介護におけるチームのコミュニケーション-合格するための過去問分析

介護におけるチームのコミュニケーション(過去問=試験対策)

○介護における記録の目的には、利用者の生活の向上、よりよい介護サービスを提供、介護福祉士の教育及びスーパービジョンなどがある。

○介護記録に書く事実には、主観的事実と客観的事実があり、利用者の主観的事実は支援活動において非常に重要である。

○介護記録を記述する場合には、「叙述体」・「要約体」・「説明体」などが使われる。

○護記録での叙述体は、客観的事実や起こった出来事をそのまま記録するときに使われる文体である。

○介護記録での逐語体は、介護従事者と利用者のやりとりを加工せず、そのまま記録した文体である。

○介護記録での要約体は、要点を整理してまとめるときに用いる文体である。

○介護記録での説明体は、出来事に対する介護従事者を解し、説明するときに用いる文体である。

○介護の記録は、援助チームのメンバーが見る場合があるので、本人の不利益になる事項は原則として公開しない。

○利用者にかかわるすべての者が、お互いの記録や情報を共有し利用者の自立援助に活用する。

○介護記録に記載した介護計画の内容については、利用者本人の承認を得ることが望ましい。

○利用者と家族は、介護記録を閲覧することができる。

〇介護記録は、介護計画の実施・評価に役立てるものであり、介護従事者の主観的判断も記録する。

〇介護記録は客観的な事実を書くことが重要であり、利用者の感情的な表現も記録する。

○記録者は署名をし、責任を明確にする。また介護記録等は鉛筆で記入してはならない。

〇介護記録は、利用者の状況を中心に記録する。

〇介護記録には、利用者の身体面も感情面もすべて記録する。

○記録は、介護従事者が事実を要約整理して記録するのが原則である。しかし利用者の問題状況を理解するためには逐語的に記録することも必要な場合がある。

○記録は、5W1H(時間・場所・主体・客体・原因・状態)の要素が必要である。

〇利用者の個人情報の保護には十分留意しなければならない。

○介護記録の書式は、利用者の情報を総合して判断するために定式的なものが必要になる。

○食事摂取量の記録には、「多い」「少ない」などの主観的な表現を用いることは好ましくない。

〇介護記録は、介護に関する裁判の際に証拠として採用されることもある。

○施設の介護職員が行う介護記録等は、利用者数、利用者の状態と介護内容、特別に変わった状況等を記録し、勤務交替時に報告する。

〇利用者のバイタルサインに異常を認めた場合、直ちに看護師等医療従事者に報告し、介護記録に記録する必要がある。

〇介護過程の記録の主目的は、介護計画が適切に実施されているか、目標が達成できているかを検証するものです

○ケアカンファレンスでは、参加メンバーは事前に資料をよく読み、疑問や意見をメモなどしておくことが大切である。

○ケアカンファレンスは、参加メンバーが知識・経験・技術を集結し、よりよいケアについて考える場なので、経験年数が長い、短いは関係なく意見を述べあうことが大切である。

○USBフラッシュメモリは、紛失や盗難の危険性が高いので介護記録等の情報の管理に留意する。

○「ヒヤリ・ハット」事例を共有する目的の一つに、事故の未然防止に役立つことがある。

○「ヒヤリ・ハット」事例を共有する目的の一つに、他人のヒヤリ・ハットを共有化できることがある。

○「ヒヤリ・ハット」事例を共有する目的の一つに人が経験したヒヤリ・ハットを知ることで、日常、問題視していなかった業務の中に潜在的な危険があることに気づくことがある。

○ ヒヤリ・ハット報告の義務付けによって、日頃は気づかなかった些細なミスに対しても意識するようになる。

○カンファレンスの場は、特にスーパービジョンの実践の場として極めて重要な意味を持っている。

○援助者間で報告・連絡しあう場合、事実と意思は区別しながら内容を一つひとつ確認し、必要に応じてメモを取る。

○施設の介護職員が行う記録等は、利用者数、利用者の状態と介護内容、特別に変わった状況等を記録し、勤務交替時に報告する。

○ブレインストーミング(brainstorming)の原則に、1.判断延期 2.自由奔放 3.質より量 4.結合改善がある。

介護におけるチームのコミュニケーション勉強メモ

介護記録を書く目的

介護の現場では、記録を残すことが法律で義務付けられています。また、記録は関係機関やご利用者・ご家族の閲覧されるものです。

①職員間で情報を共有し、継続的なケアを提供するため
②利用者の最新の状態や希望を、ケアプランに反映させるため
③利用者・家族側と、事業所・職員側の信頼関係を築くため
④職員の専門職としての研さん、意識向上のため
⑤事故や訴訟など、万一の事態に証拠として備えるため

介護記録の書き方 基本ポイント

「5W1H」を意識する
客観的事実と主観を分けて書く
略語・専門用語はなるべく控える
どんなケア・対処を取ったかを明記
ケア・対処を行った根拠も明記

介護記録の記述の形式

介護記録を記述する場合には、「叙述体」・「要約体」・「説明体」などが使われる。

(1)叙述体
叙述体とは、時間の順序に従って利用者の状況の変化や支援の内容などを記録していく方法です。この記録法では、過去からの時間の流れに沿って、何がどのように変化したのかがわかるとともに、どの時点で何が行われたのか、いつ誰がどのようなことを行ったのかなどが明確になります。
(2)要約体
要約体は、利用者に対する支援の内容などを項目ごとに整理してまとめるもので、全体像や要点を整理するのに適しています。この記述方法は、書き手の思考を通過して表現されるため、書き手の着眼点を明確にできるという特徴があります。必要な項目別に抽出して整理する方法なので、生活歴の記録、アセスメントの要約、各種報告書などによく用いられます。
(3)説明体
説明体は、事実に加えて、支援の過程で起こるさまざまな出来事に対する書き手の解釈や考察を記録する方法です。記録のなかには、事実と解釈や意見との区別がつきにくいものがありますが、「事実」と「事実に対する解釈・意見」とは区別して書くことが重要です。

カンファレンス

カンファレンスは「会議」という意味で、「ケアカンファレンス」とは医療や福祉の現場で、よりよい治療やケアのためにスタッフ等関係者が、情報の共有や共通理解を図ったり、問題の解決を検討するための様々な会議のことです。
スタッフが学びや気づきを深めるために、事例検討を行うこともあります。

ヒヤリハット報告書

ヒヤリハットとは、事故には至らなかったものの、「ヒヤリ」「ハッ」とした経験のことです。「ヒヤリハット報告書」とは、こうした経験を集め、情報共有することで、事故防止の対策を立てるための報告書です。

ヒヤリハット報告書の記入内容(例)
①利用者の基本情報
②発生時の状況(発生日時・場所・事故の種別・受傷程度)
③内容(発生時の状況・経緯・原因など)
④対応
⑤想定される事故
⑥再発防止に向けた対策

5W1Hを基本に短い文で書く
①When:いつ?(時間)
②Where:どこで?(場所)
③Who:誰が?(主体)
④What:なにを?なにが?(物・行動)
⑤Why:なぜ?どうして?(理由・原因
⑥How:どうした?どうする?(対応・対策)

客観的に書く
その場にいなかった管理者やスタッフが読んでも意味が正確に伝わるよう、見たまま、聞いたまま、客観的な事実を書くようにします。

専門用語・略語・施設独自の言葉は使わない
ヒヤリハット報告書は、管理者や介護職員だけが見るとは限りません。利用者のご家族など外部の方が見ることも考え、誰が読んでも理解できるよう記録する必要があります。リハビリパンツのことを「リハパン」、ナースコールのことを「NC」というように専門用語や略語、職場の人にしかわからない言葉は使わないようにしましょう。

ブレインストーミング

ブレインストーミングとは、複数人でアイデアを出し合い、ユニークで新しいアイデアを生み出すことを目的とした会議手法の一つです。

ブレインストーミングを成功させる4つの原則・ルール
(1)判断・結論を出さない
(2)ユニークなアイデアを歓迎する
(3)質より量を重視する
(4)アイデアを結合させる

ブレインストーミングの原則

1.判断延期
参加者はアイデアを出すことだけに専念して、判断は後ですればよいということ
2.自由奔放
発想は「自由奔放」
3.質より量
量をどんどん出せば良い質のものも出てくる、ということ
4.結合改善
集団で衆知を集めてアイデアをだすこと

介護福祉士試験 コミュニケーション技術- 介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション-合格するための過去問分析

介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション(過去問=試験対策)

○イーガン(Eagan.J)は、共感の技法を第一次共感及び第二次共感というレベルに分けた。

○第一次共感は基本的共感ともいわれ、相手の話をよく聴き、その話を理解し、話に含まれている思いを受け止め、内容の理解と思いをこちらの言葉に変えて応答する技法である。

○第二次共感は深い共感ともいわれ、第一次共感よりもさらに進んで、相手が表出していない心のなかに込められた思いも含めて応答する技法である。

○納得と同意を得る方法として「明確化」の技法があるが、まとまりのつかない場合に「たしかなことかどうか」を尋ねる技法である。

○納得と同意を得る方法として「焦点化」の技法があるが、利用者の話す内容を受け止め、介護者が自分のなかで理解し、まとめたうえで、全体として利用者に戻すことである。

○納得と同意を得る方法として「要約」の技法があるが、会話の内容、それが意図していることの意味、感情や思いの内容などを総合的にまとめ利用者に伝える技法のことである。

○納得と同意を得る方法として「総合的な直面化」の技法があるが、相手が自分の行動や行動がもたらす影響について、今よりも深くとらえられるようなきっかけを設けることである。

○質問の種類には「閉じられた質問」「開かれた質問」「重複する質問」「矢継ぎ早の質問」「なぜ?の質問」、「評価的な質問」「遠まわしの批判となる質問」などがある。

○「閉じられた質問」とは、「はい」または「いいえ」で答えられる質問のことである。閉じられた質問の欠点としては、この質問を多用することで利用者の意向を制限してしまうことです。

○「開かれた質問」とは、相手に自由を認め、相手が自分自身の選択や決定による答えを見つけることを促すものである。

○「重複する質問」には二つの型があり、一つは「…ですか?それとも…ですか?」と尋ねるものである。もう一つの型は、二つの異なった質問を同時に尋ねるものである。

○「矢継ぎ早の質問」は、たくさんの質問を短時間に行う場合に用いられる。

○「なぜ?」の質問は対人援助の過程ではあまり用いられることがない。

○ケースワークの原則である「個別化」とは、援助者は偏見や先入観を排し、人間についての知識を広く深く身に付けることを通して、用者を個人として理解するということである。

○ケースワークの原則である「秘密保持」とは、援助者は利用者に関する秘密を守らなければならないということである。

○ケースワークの原則である「非審判的態度」とは、援助者は利用者を審判したり、批判してはいけないということである。

○ケースワークの原則である「意図的な感情の表出」とは、援助者は利用者がその感情を自由に表現できるように援助しなければいけないということである。

○ケースワークの原則である「受容」とは、援助者は利用者の道徳的批判や価値観を超えて、あるがままを受け入れるということである。

○ケースワークの原則である「自己決定」とは援助者は利用者の自分で決める権利を認識しなければならないということである。

○ケースワークの原則である「統制された情緒関与」とは、利用者が援助者から適切な反応を受けたいというニーズを前もって認識し理解しなければならないということである。

○バイステック(Biestek,F.)は、個別援助技術(ケースワーク)での援助原則としてよく知られて7原則を提唱したが、それは個別化、意図的な感情表出、統制された情緒関与、受容、非審判的態度、自己決定、秘密保持である。

○社会的サービスの利用支援においては、利用者が自己決定しやすいように情報を適切に提供する必要がある。

○個人の援助にあたっては、援助の計画のためにお互いで得た情報を職種間で交換し合う。

○個人の援助にあたっては、関係する他の専門機関に援助を依頼するために情報を伝える。

〇個人の援助にあたっては、記録を職場で行う時間がない時であっても、家に持ち帰ってはならない。

○個人の援助にあたっては、話し合いや記録で得た情報を他人に伝える時には、本人・家族の了解をとるべきである。

○運動性失語は、ことば数が少なく、たどたどしい話し方になり聞いて理解することは難しくなるので、短いことばでゆっくり聞いてみる。

○全失語では、言葉を使ったコミュニケーションは難しいため、身振りや絵を見せてコミュニケーションをとるほうがよい。

○重度の失語症のある人とのコミュニケーションでは、「はい」「いいえ」で答えることができるような質問をする。

〇言語障害は、大脳の左半球の病変によって起こることが多い。

○脳卒中による失語症者とのコミュニケーションでは、短い文でゆっくり話しかける。

○うまく話せない脳卒中の失語症者に対しては、イエス・ノーで答えられるように質問を工夫する。

○認知症の人へのコミュニケーションの基本は、「ゆっくり」「短く」「簡潔に」である。

○認知症の人へのコミュニケーションの基本として、横から話しかけるとパニックをおこすことがあるので、相手の視野に入ってから、穏やかに話しかけることが大切である。

○認知症の人へのコミュニケーションでは説得したり、指摘は「屈辱感」として残り、自尊心を傷つけてしまうので注意する。

○認知症の人へのコミュニケーションでは言語的・非言語的コミュニケーションを駆使する。

○見えてないはずのものが「見える」と訴える認知症の人には否定しないで受容する。

○抑うつ状態にある人には、励ましや批判をしないようにしたほうがよい。

○抑うつ状態にある人には、さりげない会話からコミュニケーションのきっかけをつかむことが大切である。

○統合失調症の人とのコミュニケーションでは、妄想の内容を詳しく聞いたりせず、聞き役に徹する。

○統合失調症の人とのコミュニケーションでは、会話が現実離れしていても、否定しないことが大切である。

○聴覚障害者とのコミュニケーション手段は、多くの場合手話が用いられるので介護従事者は手話を覚えることが望ましい。

○感覚訓練によって視覚・聴覚などの重複障害者は、触覚や運動感覚を使ってコミュニケーションを図ることができるようになる。

○読話とは、聴覚障害者に対して発話者の口唇周辺の動きから音声を推測する方法のことをいう。

○聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは、話し相手は逆光にならないような位置で話しかける。

○聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは、1~1.5m離れることが読話に最適の距離である。

○聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは、はっきりと普通に話してよい。

○聴覚障害者については手話による通常のコミュニケーションの場合も、問題の性質によっては筆談を併用するとよい。

○視覚的情報を利用できるロービジョンの人には、文字でのコミュニケーションができる人もいる。

〇点字は、視覚障害者のコミュニケーション手段であり、点字で書かれたものは左から右に読んでいく。

○相談者がカウンセラーに対して起こす感情を「転移」、カウンセラーが相談者に対して起こす感情を「逆転移」という。

〇コミュニケーションでの直面化の技法とは、相手の態度や話の内容で矛盾している点を指摘する方法である。

○構音障害のある利用者とのコミュニケーションでは開かれた質問を行う、聞き取れないところは再度言ってもらうなどの配慮が必要である。

介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション勉強メモ

失語症

失語症とは、高次脳機能障害の1種であり、主には脳出血、脳梗塞などの脳血管障害によって脳の言語機能の中枢(言語野)が損傷されることにより、獲得した言語機能(「聞く」「話す」といった音声に関わる機能、「読む」「書く」といった文字に関わる機能)が障害された状態である。

失語症の種類

(1)ブローカ失語(運動性失語)
ブローカ野が損傷された場合、聞く能力よりも話す能力の低下が著しい傾向にあります。書く能力では、漢字よりひらがなの理解が難しくなります。 ブローカ野は手足を動かす運動野と近い位置にあるため、ほとんどの場合右半身まひを伴います。
(2)ウェルニッケ失語(感覚性失語)
ウェルニッケ野が損傷された場合で、話す能力よりも聞く能力が低下します。話し方は流暢ですが、辻褄の合わない発話だったり、錯語を交えて一方的に話したりするため、認知症や精神疾患と誤解されやすい種類の失語症です。
(3)失名詞失語
発話は流暢ですが、名詞の喚語困難が目立つ状態です。喚語困難は、言語中枢のいずれの部位が損傷を受けても起こりうる症状です。比較的軽度の失語症であり、日常会話には支障がない場合もあります。多くの場合、体のまひは伴いません。
(4)全失語
言語中枢が広範囲にわたり損傷を受けた場合で、もっとも重度の失語症です。全く話すことができなかったり、限られた同じ単語のみを繰り返す「残語(ざんご)」しか話せない状態が多くみられます。聞く能力の低下の程度には個人差がありますが、読み書きはほとんどできないことが多いようです。多くの場合、右半身まひを伴います。

共感

共感とは、コミュニケーション技法における基本的態度のひとつで、利用者の気持ちに寄り添い、利用者の体験したことや感じていることを共有し、理解しようとすることです。
第一次共感  基本的共感ともいわれ、話に含まれる感じ方、考え方、思いを受け止め、効き手側の言葉に変えて応答する技法
第二次共感  深い共感ともいわれ、表出されず心に込められた思いや行動の背景にある感情も含めて応答する技法

納得と同意を得る技法

明確化
相手の話しにまとまりがない場合などに、質問をするなどして確認し、内容をはっきりとさせる技法
言い換え
介護者側が別のよりわかりやすい言葉に言い換える技法
焦点化
相手との話の中から、介護者側が重要な点を見出して理解し、まとめたうえで相手に返す(フィードバックする)技法
要約
会話の内容、意味、感情などを総合的に理解し、要点をまとめて相手に伝える技法

開かれた質問(オープン・クエスチョン)

開かれた質問とは、質問された者が自由に答えることのできる質問法で、自由質問法、開放的な質問ともいう。

例としては、「どうしました?」「どのような症状ですか?」など。医療面接の最初に用いられることが多く、利点としては質問された患者が自分の考えを自分の言葉で話すため、回答者は満足感を得ることができる。欠点としては、質問された者が自由に答えてしまうため、話の収拾がつかなくなってしまう恐れがあり、冗長になることがある。

閉じられた質問(クローズド・クエスチョン)

質問された者が「はい」「いいえ」で答えることができる質問法を閉じた質問(または閉鎖的質問)という。従来の問診で多く用いられていた。

例としては、「歯が痛みますか?」「冷たい物がしみますか?」など。短時間で的確に情報を得ることができる反面、質問された者が受身となってしまい、回答者自身の考えを伝えづらくなる。

重複する質問

重複する質問」には、「赤と青のどちらが好きか」など、2つの選択肢を提示する質問と、「どこに住んでいますか、誰と住んでいますか」など、同時に2つの異なった質問を行うものがあります。
選択肢を示す質問は、閉じられた質問とほぼ同様で、答えを制限してしまいますが、答えを明確にする場合などは有効です。

バイスティックの7原則

個別化の原則
クライエントの抱える困難や問題は、どれだけ似たようなものであっても、人それぞれの問題であり「同じ問題は存在しない」とする考え方

意図的な感情表現の原則
クライエントの感情表現の自由を認める考え方。

統制された情緒関与の原則
ワーカー自身がクライエント自身の感情に呑み込まれないようにする考え方。

受容の原則
クライエントの考えは、そのクライエントの人生経験や必死の思考から来るものであり、クライエント自身の『個性』であるため「決して頭から否定せず、どうしてそういう考え方になるかを理解する」という考え方。

非審判的態度の原則
クライエントの行動や思考に対して「ワーカーは善悪を判じない」とする考え方。

自己決定の原則
「あくまでも自らの行動を決定するのはクライエント自身である」とする考え方。

秘密保持の原則
クライエントの個人的情報・プライバシーは絶対に他方にもらしてはならないとする考え方。

聴覚障害者のコミュニケーション手段

(1)口話
相手の口の動きを読み取って言葉を理解することを「読話」、自分でも声を出して言葉を伝えることを「口語」といいます。読話と口語を組み合わせたコミュニケーション方法が「口話」です。
(2)筆談
文字を書いてコミュニケーションを行う方法です。ペンや紙を使うものに限らず、手のひらに指で書いたり、空書きしたりする場合もこれに含まれます。専門家が行う「要約筆記」もあります。
(3)手話
手話と日本語は異なったコミュニケーション手段です。手話は「手指の動作」に加え「顔の動き」によって表現されます。手話は大きくわけて日本手話と日本語対応手話があります。
※聴覚障害者は、背中側から声をかけても気づくことが苦手な人もいます。横から声をかけたり、相手の顔の前で手を振ったりするようにします。その話をしている場にいたとしても、必要な情報は議事録、筆談、メモ、メールなどの文字情報でこまめに共有するようにしましょう。

統合失調症の人とのコミュニケーション

基本的なことは、

1 指示は具体的に
2 混乱させない
3 注意は論理的に
4 できるだけほめる などのことがあります。

認知症の方への上手な接し方

(1)ご本人のペースに合わせる
認知症の方は、ペースを乱されるとパニックに陥ってしまうことがあります。言葉や態度で急かしたり慌てさせたりせず、ゆっくりとご本人のペースに合わせましょう。また、話しかけるときは正面から近づき、ご高齢者の視野に入ってから声をかけて驚かせないようにします。
(2)分かりやすい言葉で簡潔に伝える
認知症の方は、一度に多くの話をすると理解できずに混乱してしまいます。「○○して、○○したら、○○しましょうか。」という言い方では分かりにくいため、「○○しましょうか。」「○○しましょうか。」…と短く区切って具体的に伝えます。また、「次はこうですよね」などと言葉を先取りせず、気長に待つことが大切です。
(3)言動ではなく気持ちに寄り添う
徘徊や妄想などの症状がある場合は、言動そのものではなくご本人の気持ちに寄り添ってみましょう。意味が分からない言動であっても、その方なりの理由があることが多いものです。常識を押しつけて説得するよりも、その言動の理由を見つけるよう努めて理解を示しましょう。
(4)「その人らしさ」を大切にする
「分からないこと」「できないこと」ばかりに目を向けず、「分かること」「できること」を探すことが重要です。時には好きなこと・得意なことをやっていただき、ご本人の自信に繋げていきましょう。また、人格否定するような命令口調や叱責は慎み、嫌な表情を見せないように注意します。
(5)スキンシップをはかる
不安や疎外感を感じやすい認知症の方は、冷たい態度に敏感です。「味方ですよ」という気持ちを込めて、手や肩などに優しく触れるスキンシップを心がけましょう。また、威圧感を与えないために、目線は同じ高さになるように合わせます。

うつ病の人とのコミュニケーション

(1)叱咤激励はしない。
(2)休養をとるように勧める。
(3)聞き上手になる。よく話を聞く。理解と共感を示す。
(4)会話の内容より、感情をくみ取る。
(5)「私はあなたの味方です。常にあなたに関心があります。」ということを伝える。
(6)病んでいる部分を指摘するのではなくて、健康な部分を評価する。

聴覚障害者のコミュニケーション

聴覚障害者のコミュニケーション方法には、手話、指文字、読話、補聴器、筆談などの方法があります。
(1)手話は、聴覚障害者の生活の中から生み出されてきた言語で、手や体の動きなどでコミュニケーションを取る方法です。同じ表現方法でも、表情や口形、位置や方向、強弱などで意味あいを持たせています。
(2)指文字は、50音をすべて指の動きで表現します。ただ、あまり多用すると読み取りが大変です。
(3)読話は、口の動きや、会話の前後関係から内容を類推する方法ですが、日本語の場合、同口形異音も多く、読話だけですべてを理解するのは困難です。
(4)筆談は、日本語の読み書きが充分できる聴覚障害者には有効な方法です。ただ、書くことだけでは細かいニュアンスが伝わりにくい面があります。
(5)補聴器は、残存聴力の活用からは有効な方法ですが、補聴器 をしたからといって、すべての言葉をはっきりと聞き分けられる訳ではないため、周囲の方々の協力が不可欠です。
身振り、空書といって空間に文字を書く方法などもあります。

介護福祉士試験 コミュニケーション技術-介護におけるコミュニケーションの基本-合格するための過去問分析

介護におけるコミュニケーションの基本(過去問=試験対策)

○メッセージを伝える伝達経路には、言語的チャンネルと非言語的チャンネルがある。

○コミュニケーションを妨げる要因を雑音というが、雑音の種類には物理的雑音、身体的雑音、心理的雑音などがある。

○物理的雑音には大きな音や耳障りな音、不適切な温度、汚れた空気などなど音以外の雑音がある。

○身体的雑音とは、疾病による聴力の障害、言語の障害、話し言葉の障害など身体障害があるためにコミュニケーションが妨げられている場合を示す。

○心理的雑音には、心理的防衛機制に加えて偏見や誤解に基づく先入観などがある。

○自己開示とは、自分自身に関する情報を、本人の意志のもとに特定の他者に対して言語を介して伝達することである。

○「私はあなたに十分関心をもっていますよ」と相手にごく自然に伝える身体的動作を、英語の頭文字をとって「SOLER」(ソーラー)と名付けている。

○関わりをもつ「ソーラー」の五つの基本動作は、①利用者とまっすぐに向かいあう。②開いた姿勢。③相手へ少し身体を傾ける。④適切に視線をあわせる。⑤リラックスして話を聞く、である。

○利用者・家族との関係づくりでは、他の利用者・家族と同じ対応ではなく個別性を重視する。

○介護職の身だしなみは、清潔感や機能性を重視する。

○利用者と家族の関係性は、見るだけでは十分に把握できないので、それぞれとコミュニケーションを図りながら理解していくことが大切である。

○コミュニケーションの基本として大切なことは、自分自身の感情に気付く(自己覚知)、相手をありのまま受け止める(受容)、利用者のお話をしっかり聞く(傾聴)などである。

○傾聴の主な目的は、お互いのよりよい信頼関係の築くことが目的となります。

○傾聴するときは、相手の言葉を妨げないで、じっくり聴く。

〇傾聴するときは、相手が緊張してしまうので目をじっと見つめないように聴く。

〇傾聴するときは、ゆっくりとうなづきながら聴く。

○利用者と介護従事者との相互の信頼関係の形成に関しては、利用者の緊張を和らげ親近感をもってもらうために「です、ます調」の会話、節度ある丁寧な言い方をすることが原則です。

○利用者と介護者との相互の信頼関係の形成を図るために、介護従事者は簡潔な自己紹介をした上で、利用者がどのような生活を送りたいかを聞く。

○高齢者のコミュニケーションで、利用者が事実と異なった話をしたときは、その都度誤りを指摘せずに最後まで相手の話をきくこと。

○高齢者のコミュニケーションの中で、「なぜ」「どうして」という問いかけは、利用者を混乱に追い込むことがある。

○介護援助におけるコミュニケーションでは、「はい」「いいえ」でしか答えられない質問は、利用者の言いたいことを制限し、介護従事者主導の展開になりがちである。

○コミュニケーション技法では、質問することも重要なポイントであるが、質問に答えるかどうかは、相手が決めるということを念頭に置いておく必要がある。

○介護でのコミュニケーションでは、相手に関心を持っていることを示すには、誠実な態度で相手の方へ少し体を傾ける姿勢などが好ましい。

○介護でのコミュニケーションでは、メッセージの伝達経路には、言語的チャンネルと非言語的チャンネルがあり、非言語的チャンネルがより多くを占めるといわれる。

○介護でのコミュニケーションでは利用者の主観的な訴えに耳を傾ける。

○自分の用いているコミュニケーションの方法が、利用者に不安を与えるような表現になっていないかどうかを振り返ることは自己覚知の一つである。

○要介護者のコミュニケーションでは、要介護者の言葉だけでなく、語調や表情にも気をつける。

○べッドで横になっている要介護者と会話するときには、同じ目の高さになるような姿勢をとる。

〇要介護者のコミュニケーションでは、声が小さく言葉が聞き取れないときは、聞き返しましょう。

○ホームヘルパーは、家族が介護の苦労を周囲の人々に理解されていないと訴える場合は、まずその訴えを親身に受けとめる。

〇介護従事者は、介護が老人や障害をもつ人たちに対する支援であり、家族間の「もめごと」にもは相談にのるのも介護従事者の役目です。

○介護従事者は、家族が要介護者との精神的なかかわりを大切にできるように支援する。

○在宅介護を円滑に進めるためには、家族成員間のコミュニケーションを図ることも重要である。

○要介護者とのコミュニケーションで会話をするときには、要介護者の言葉だけでなく、語調や表情にも気をつける。

○よい介護関係は、言語的コミュニケーションだけではなく、ボディ・ラングエッッジ(ジェスチャー)により成り立っている関係である。

○上手な聞き手は、細いな訴えを聞き取ろうとする姿勢をもち、会話の過程で適時・適切な応答ができる人をいう。

介護におけるコミュニケーションの基本勉強メモ

言語的チャンネルと非言語的チャンネル

メッセージを伝えるチャンネル(伝達経路)には、言語的チャンネル非言語的チャンネルがありますが、非言語的チャンネルが伝達経路の7~8割を占めて(伝わりやすい)います。

「バーバルコミュニケーション」(言語的チャンネル
・話し言葉を使用したコミュニケーション方法を示します。

「ノンバーバルコミュニケーション」(非言語的チャンネル
・身振りや雰囲気など、言語以外でのコミュニケーション方法を示します。

※「言語的チャンネル」よりも、「非言語的チャンネル」の方が、相手に与える影響が大きいと言われています。

コミュニケーションを妨げる要因:「雑音」

物理的雑音:大きな音や耳障りな音の他、不適切な温度、汚れた空気、悪臭など音以外の雑音がある。
身体的雑音:疾病による聴力の障害、言語の障害、話し言葉の障害などの身体障害の他、義歯や補聴器などの不具合があるためにコミュニケーションが妨げられている場合を示す。
心理的雑音:心理的防衛機制に加えて、偏見や誤解に基づく先入観などがある。

自己開示

よいコミュニケーションをとるには、お互いが「自己開示」をすることが大切です。
自己開示とは、自分自身に関する情報を、本人の意思に基づいて、特定の他者に対して知覚可能な形(言語など)で表現することです。

SOLER(ソーラー)

イーガンは、「関心をもっている」ことを、相手に自然に伝えられる「SOLER(ソーラー)」という5つの動作を示しました。

(Squarely):利用者とまっすぐに向かい合うこと
(Open):利用者に対して開いた姿勢をとること
(Lean):利用者の方へ少し体を傾ける
(Eye contact):利用者と適度に視線を合わせる
(Relaxed):リラックスして話を聞くこと

コミュニケーションの基本

「分かり合う」ためには、まず、相手との良好な信頼関係が必要です。

コミュニケーションの基本的な構成要素
①相手との間に信頼関係を作る
②自分の意見を伝え、相手を望ましい姿にリードする

コミュニケーションの基本的な流れ
①観察する
②合わせる
③聞く
④問いかける
⑤融合する(共感する)
⑥リードする(自分の意見を伝える)
⑦気づきが生まれる
⑧行動に結び付ける
⑨望ましい姿になる
観察や傾聴、質問など、それぞれのスキルの基本はとても簡単で、シンプルです。繰り返し練習すれば、身に付けるできます。

傾聴

傾聴とは、「耳」「目」「心」を傾けて真摯な姿勢で相手の話を聴くコミュニケーションの技法
相手の話を深く聴いたり、話し方や表情、姿勢、しぐさといった言葉以外の部分に注意を払ったりすることで、相手を理解します。
傾聴の特徴は2つ。
受容:相手を受け入れる
共感:話を聞いてその通りだと思う

ロジャーズの3原則
①自己一致
②共感的理解
③無条件の肯定的配慮

自己覚知

自己覚知とは、言葉通り「自分を知る」ことです。自分自身との対話によって、自分のことをよく把握することです。

自己覚知の有用性
利用者とのコミュニケーションにおいて、利用者の言動がどうしても受容できない、会話がかみ合わないなどの場合、相手は自分とは違う価値観を持っているということを冷静に認識できるでしょう。そうすれば、自分の許容範囲を広げることにより、利用者によりそった視点でていねいに対応することが可能になります。

介護福祉士国家試験 コミュニケーション技術=試験科目別出題基準と過去問分析

コミュニケーション技術-過去問5年間全掲載(第32回~第28回)

1.介護におけるコミュニケーションの基本

介護福祉士試験 コミュニケーション技術-介護におけるコミュニケーションの基本-合格するための過去問分析

1)介護におけるコミュニケーションの意義、目的、役割

2)利用者・家族との関係づくり

2.介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション

介護福祉士試験 コミュニケーション技術- 介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション-合格するための過去問分析

1)利用者・家族とのコミュニケーションの実際

・話を聴く技法
・利用者の感情表現を察する技法(気づき、洞察力、その他)
・納得と同意を得る技法
・相談、助言、指導
・意欲を引き出す技法
・利用者本人と家族の意向の調整を図る技法
・その他

2)利用者の状況・状態に応じたコミュニケーションの技法の実際

・感覚機能が低下している人とのコミュニケーション
・運動機能が低下している人とのコミュニケーション
・認知・知覚機能が低下している人とのコミュニケーション
・その他

3.介護におけるチームのコミュニケーション

介護福祉士試験 コミュニケーション技術- 介護におけるチームのコミュニケーション-合格するための過去問分析

1)記録による情報の共有化

・介護における記録の意義、目的
・介護に関する記録の種類
・記録の方法、留意点
・記録の管理
・介護記録の共有化
・情報通信技術(ICT)を活用した記録の意義、活用の留意点
・介護記録における個人情報保護
・介護記録の活用
・その他

2)報告

・報告の意義、目的
・報告・連絡・相談の方法、留意事項
・その他

3)会議

・会議の意義、目的
・会議の種類
・会議の方法、留意点
・その他

介護福祉士試験-『コミュニケーション技術』の過去問5年間全掲載-(第32回~第28回)

この記事を読むと分かること

  • 介護福祉士試験-『コミュニケーション技術』の5年間の過去問が分かる
  • 介護福祉士試験-『コミュニケーション技術』の5年間の過去問の正答が分かる
  • 介護福祉士試験-『コミュニケーション技術』の頻出問題と勉強方法が分かる

2020(令和2)年1月実施(第32回)

問題27 直面化の技法に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 利用者の感情と行動の矛盾点を指摘する。
2 うなずきやあいづちを用いて、利用者の話を促す。
3 利用者が話した内容を、整理して伝える。
4 利用者が話した内容を、別の言葉を使って簡潔に返す。
5 「はい」や「いいえ」だけで答えられる質問をする。

解答:1

問題28 意欲が低下した人とのコミュニケーションの基本として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。
1 考え方を変えるように促す。
2 早く元気を出すように励ます。
3 意欲が自然に回復するまで待つ。
4 意欲低下の背景を考える。
5 自己決定してもらうのは避ける。

解答:4

問題29 構音障害のある利用者とのコミュニケーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 閉じられた質問の活用を控える。
2 聞き取れないところは、再度言ってもらう。
3 はっきりと発音するように促す。
4 耳元で大きな声で話しかける。
5 筆談の活用を控える。

解答:2

問題30 視覚障害者とのコミュニケーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 挨拶するときは後ろから声をかける。
2 話しかけることは最小限にとどめる。
3 聴覚、触覚、嗅覚を活用する。
4 声の強弱などの準言語の活用は控える。
5 方向を示すときは「あちら」「そちら」と表現する。

解答:3

次の事例を読んで、問題31、問題32について答えなさい。
〔事例〕
Jさん(20歳、男性)は、中度の知的障害を伴う自閉症(autism)があり、2か月前から就労継続支援B型事業所を利用している。Jさんは、日常生活に関することは自分の感情を伝えることができるが、他者の感情を読み取ることや抽象的な言葉の理解は苦手である。また、社会的な善悪に照らして自分の言動を判断することが難しい。
ある日、事業所で作業中にJさんが興奮して他の利用者を叩いた。介護福祉職は二人を引き離し、Jさんを個室に連れて行って対応した。
作業終了後、同居している家族にJさんの出来事を伝えた。家族はJさんに、「どうしてそんなことをするの。いつもだめなことばかりして」とイライラした口調で叱った。

問題31 Jさんを個室に連れて行ったときの、介護福祉職のJさんに対する最初の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「人を叩くのは許されません」
2 「相手の気持ちを想像しましょう」
3 「自分のしたことを反省しましょう」
4 「ここで話をしましょう」
5 「なぜ叩いてしまったのですか」

解答:4

問題32 Jさんを叱った家族への介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 叱ることは正しいと支持する。
2 家族の対応は間違っていると否定する。
3 Jさんのこれまでの対応や思いを聴く。
4 家族の対応には介入せずに黙認する。
5 介護福祉職の指示どおりに対応するように伝える。

解答:3

次の事例を読んで、問題33、問題34について答えなさい。
〔事例〕
Kさん(80歳、男性)は、中等度の認知症(dementia)があり、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居中である。16時頃、KさんがL介護福祉職に、「仕事は終わりました。家に帰ります」と伝えてきた。その後、L介護福祉職がKさんの居室を訪問すると、Kさんは、「早く家に帰らなくては…」と言いながらタンスから衣類を取り出していた。

問題33 L介護福祉職が居室を訪問したときに、最初にとる対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 衣類をタンスへ戻すように促す。
2 居室から出ないようにお願いする。
3 ここに入居したことを覚えていないのかと質問する。
4 ここは仕事場ではないことを説明する。
5 挨拶しながら表情や行動を観察する。

解答:5

問題34 客観的事実を表す介護記録として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 16時頃、「仕事は終わりました。家に帰ります」という発言があった。
2 自宅のことが心配になって「家に帰る」という発言があった。
3 不安字に無断外出が心配されるため、様子の観察が必要と考える。
4 認知症(dementia)が悪化し、ここがどこなのかを理解していないようだ。
5 帰宅願望があったが、特に問題はなかった。

解答:1

2019(平成31)年1月実施(第31回)

問題27 利用者とのコミュニケーションにおいて逆転移が起きている事例に該当するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 自分か利用者を嫌いなのに、利用者が自分を嫌っていると思い込む。
2 亡くなった祖母と似ている利用者に、無意識に頻繁に関わる。
3 利用者に対する不満を直接ぶつけずに、机を強くたたいて発散する。
4 敬意を抱いている利用者の口癖を、自分もまねて用いる。
5 利用者に対する嫌悪の感情を抑え、過剰に優しく利用者に接する。

解答:2

問題28 介護福祉職が行う傾聴に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 利用者が抱いている感情を推察する。
2 利用者が話す内容を介護福祉職の価値観で判断する。
3 対話の話題を介護福祉職の関心で展開する。
4 利用者が体験した客観的事実の把握を目的とする。
5 利用者が沈黙しないように対話する。

解答:1

問題29 Hさん(75歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症して入院し、後遺症として左片麻輝か残った。退院後、介護老人保健施設に入所し、在宅復帰を目指してリハビリテーションに取り組んでいる。ある日, HさんはJ介護福祉職に「リハビリを頑張っているけれど、なかなかうまくいかない。このままで自宅に戻れるようになるのか…」と暗い表情で話しかけてきた。このときの、Hさんに対するJ介護福祉職の共感的な応答として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「不安な気持ちに負けてはいけません」
2 「きっと自宅に戻れますよ」
3 [Hさんが不安に思う必要はありません]
4 「不安に思っているHさんがかわいそうです」
5 「リハビリがうまくいかなくて不安なのですね」

解答:5

次の事例を読んで、問題30、問題31について答えなさい。
〔事例〕
Kさん(75歳、女性)は、小学校教諭を定年退職した後、しばらく趣味やボランティア活動を楽しんでいたが、認知症(dementia)を発症し、介護老人福祉施設に入所した。見当識障害や記憶力低下がみられた。入所後、初めて息子夫婦が面会に来た。
Kさんは息子に向かって、「ここで、国語を教えているの」と嬉しそうに語った。息子夫婦は面会を終えて、介護福祉職のところに相談したいとやって来た。困惑したような表情の息子から、「母が、学校で教えていると言った時、どうしたらよいでしょうか」と質問があった。

問題30 このときの、息子に対する応答として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「ここは学校ではないので、息子さんから直してあげてください」
2 「お母さんの教員としての誇りを大切にしてあげてください」
3 「お母さんの認識を改めるための何か良い知恵はありますか」
4 「認知症(dementia)が進行しているので仕方ありません」
5 「私たちも息子さんと同じように困っているんです」

解答:2

問題31 Kさんの病状は進み、自分から話すことはほとんどなくなり、こちらの問いかけにも応えたり応えなかったり、という状況になった。このようなKさんとコミュニケーションをとる方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 沈黙を守る。
2 表情を一定に保つ。
3 開かれた質問を使う。
4 ボディタッチを増やす。
5 コミュニケーションノートを使う。

解答:4

問題32 Lさん(30歳、女性)は、パートタイムで仕事をしながら、自宅で母の介護をしてきた。ある日、母の訪問介護(ホームヘルプサービス)で訪れたM訪問介護員(ホームヘルパー)に対して、Lさんは、「寝ている間に頭の中に機械が埋め込まれて、行動を監視されている」と興奮気味に訴えた。このときのM訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 それは現実のことではないと説明する。
2 気にしなくてもよいと話をそらす。
3 Lさんの訴えを肯定も否定もせずに聞く。
4 監視されているのは間違いないと肯定する。
5 Lさんの感情に合わせて興奮気味に接する。

解答:3

問題33 叙述体を用いて介護記録を作成するときの留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 情報を項目別に整理する。
2 問題のポイントを明確にする。
3 介護福祉職の解釈を記録する。
4 論点を明確にする。
5 利用者に起こったことをそのまま記録する。

解答:5

問題34 介護福祉職が行う報告の留意点に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 報告するときは、自分の意見を最初に述べる。
2 予定より時間がかかる業務であっても、完了後に報告する。
3 起こった事実は、抽象的な言葉で報告する。
4 指示を受けた業務の報告は、指示者に行う。
5 自分の推測を、事実であるとみなして伝える。

解答:4

2018(平成30)年1月実施(第30回)

問題27 受容の説明に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 価値観を尊重する。
2 問題行動を否定する。
3 言い分に同調する。
4 感情を分析する。
5 否定的感情を抑圧する。

解答:1

問題28 コミュニケーションがより円滑になるように、開かれた質問をする目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 初対面の利用者と会話を始めるときに緊張をほぐすきっかけをつくる。
2 話す気分になれなくて口数の少ない利用者と会話を続ける。
3 漠然としていて伝わらない利用者の考えを明確にする。
4 重度の認知症(dementia)でコミュニケーション能力が低下している利用者から情報を得る。
5 利用者の繰り返す同じ話を一旦止める。

解答:3

問題29 Kさん(75歳、女性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症して、1か月間入院した後、介護老人保健施設に入所した。Kさんは重度の運動性失語症(motor aphasia)のため、自分から話すことはなかった。入所して2か月ほど過ぎた頃、Kさんは、少しずつ言葉が話せるようになった。ある日の午後2時頃、介護福祉職に向かって、「お茶、いや、違う、お、お、違う、ええと」と話し始めたが、伝えたい言葉が見つからないようで、もどかしそうであった。この時のKさんへの介護福祉職の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「何を言いたいのでしょうか」
2 「もう1回繰り返してください」
3 「おやつの時間まで待ってください」
4 「何か飲みたいのですね。お水ですか?」
5 「言葉が出てきてよかったですね」

解答:4

問題30 抑うつ状態(depressive state)の利用者への介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 元気を出すように言う。
2 沈黙している理由を問いただす。
3 会話を促す。
4 気晴らしに散歩に誘う。
5 見守っていることを伝える。

解答:5

問題31 Lさん(75歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。中等度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断されて、担当のM介護福祉職(男性)を、既に亡くなった自分の夫であると認識している。何か心配なことがあると、M介護福祉職を探しだして「お父さん聞いて・・・」と不安そうな表情で話してくる。不安そうな表情で話すLさんへの、M介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 女性職員に対応してもらうように伝える。
2 夫は既に亡くなっていることを伝える。
3 Lさんの話しに耳を傾ける。
4 おしぼり畳みの軽作業を依頼する。
5 忙しくて手が離せないことを伝える。

解答:3

問題32 Aさん(97歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。最近、衰弱が進んで水も飲めなくなり、「もう、逝ってもいいんだけどね」とつぶやくことが増えた。ある日、夜勤の介護福祉職がAさんの様子を確認しようとベッドに近づくと、Aさんが目を開けて、「お迎えはまだかしらね」と穏やかな顔で言った。Aさんの発言に対する介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさ い。

1 何も考えずに早く寝た方がいいと就寝を促す。
2 Aさんの手を握り、ゆっくりさする。
3 そのような言葉を言ってはいけないと伝える。
4 明日、家族に連絡して来てもらうことを伝える。
5 いつものことだと思って、声をかけずにそのまま部屋を出る。

解答:2

問題33 介護業務の事故報告に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 口頭での報告は、結論を述べてから事故に至る経過を説明する。
2 事故報告書は、管理者以外は閲覧できないように保管する。
3 軽微な事故の場合は、後日報告する。
4 介護福祉職としての判断を除外して報告する。
5 記録した内容は、口頭での報告が不要である。

解答:1

問題34 ブレインストーミング(brainstorming)の原則に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 奇抜な意見を除いて、自由に意見を出す。
2 他人の意見が正しいかどうかをその場で判断する。
3 意見の質よりも、数多くの意見を出すことに価値を置く。
4 他人の意見を参考にしてはいけない。
5 他人の意見を自由に批判する。

解答:3

2017(平成29)年1月実施(第29回)

問題27 コミュニケーション技術の基本に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 言葉だけではなく,表情やしぐさにも注意しながら聞く。
2 理解できない話には,反応をせずに沈黙する。
3 利用者の発言が正しいかどうかを,評価しながら聞く。
4 介護福祉職が多く発言する方が,良い関係が構築できる。
5 利用者と家族の意見が異なるときは,家族の意見を優先する。

解答:1

問題28 Gさん(38歳,女性)は,筋萎縮性側索硬化症 (amyotropthhic lateral sclerosis:ALS)で,居宅介護を利用して,排泄と入浴の支援を受けながら,日中は車いすで過ごしている。同居の母親も要介護4で,訪問介護(ホームヘルプサービス)と通所介護(デイサービス)を利用しており,定年退職した父親が家事と二人の介護をしている。ある日,H介護福祉職の前でGさんが,最近,父親が体調不良でつらそうで…私が一人暮らしをした方が父も楽になるんだけど,だめだと言うし…と言った。Gさんに共感を示すH介護福祉職の対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 父親の気持ちを想像してみるように助言する。
2 Gさんの話に応えながら,気持ちを確認する。
3 障害者の一人暮らしに関する情報を提供する。
4 これからの生活について,自己決定を促す。
5 前向きな話題を出して,Gさんの気持ちを切り替えてもらう。

解答:2

問題29 重度の失語症(aphasia)のある人とのコミュニケーションの方法として。最も適切なものを1つ選びなさい。

1 五十音表を見せて,指でさしてもらう。
2 口を大きく開けて,声を出すように促す。
3 重度障害者用意思伝達装置を使う。
4 単語をひらがなで書いてもらう。
5 いくつかの絵の中から選んで,指でさしてもらう。

解答:5

問題30 中程度の老人性難聴(presbycusis)のある人とのコミュニケーションに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 補聴器には短期間で慣れると説明する。
2 認知症(dementia)がある場合は,補聴器の使用を避ける。
3 話し手の口元に注目するように促す。
4 耳元で,できるだけ大きな声で話す。
5 後ろから近づいて,静かに話しかける。

解答:3

問題31 介護記録をもとにまとめた事例を,地域での多職種による事例検討会で報告する場合の個人情報の取扱いとして,適切なものを1つ選びなさい。

1 家族情報は匿名化しない。
2 利用者の音声や映像は同意なしに使用できる。
3 利用者の氏名や住所は匿名化する。
4 介護記録のデータは匿名化せずに,電子メールで送受信する。
5 介護記録のデータを保存するときは,誰でも修正ができるようにパスワードは使用しない。

解答:3

問題32 ヒヤリ・ハット報告書に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 口頭で報告したことは,報告書に記載しなくてもよい。
2 報告者の責任を追及することを目的とする。
3 介護事故の状況を報告する。
4 管理者以外の職員の目にふれないように保管する。
5 事故報告書とは分けて記載する。

解答:5

次の事例を読んで,問題33.問題34について答えなさい。
〔事 例〕
Jさん(78歳,女性)は,軽度の認知症(dementia)がある。K訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問した時, Jさんは,K訪問介護員(ホームヘルパー)が前日に準備した夕食を食べていなかった。Jさんは,不安そうな表情で昨日から食卓にある料理を指さして,これは私か食べていいの?これは誰のもの?と, K訪問介護員(ホームヘルパー)に尋ねてきた。冷蔵庫の中のお茶を飲んでいただけで,他には何も食べていない様子だった。

問題33 食卓にある料理はJさんのものだと説明した後,Jさんに対するK訪問介護員(ホームヘルパー)の声かけとして,最も適切なものを1つ選びなさい。

1「なぜ食べなかったのですか」
2「食べなければだめですよ」
3「無理してでも食べてください」
4「一緒に作って食べましょう」
5「1日に3食は食べましょう」

解答:4

問題34 Jさんについてのケアカンファレンス(care conference)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 K訪問介護員(ホームヘルパー)はJさんに対する自分の感想を発言した。
2 K訪問介護員(ホームヘルパー)は支援状況を報告して,参加者に意見を求めた。
3 施設入所の時期について話し合った。
4 支援する関係者が全員参加したので,議事録は作成しなかった。
5 途中退席した参加者には,口頭で結果を伝えた。

解答:2

2016(平成28)年1月実施(第28回)

問題33 傾聴の技法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 最初に客観的事実を確認してから聴く。
2 相手の言葉を妨げないで、じっくり聴く。
3 相手の目をじっと見つめながら聴く。
4 早い動きでうなづきながら聴く。
5 解決策を提案しながら聴く。

解答:2

問題34 Gさん(70歳、男性)は、双極性感情障害があり、入退院を何度も繰り返してきた。最近、様々な考えがつながりもなく浮かんで多弁になる躁状態(そうじょうたい)になり、訪問介護(ホームヘルプサービス)に来たH介護福祉職にも次々に話しかけてきた。このときのH介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「一度にいろいろ話すことはやめてください」
2 「また入院することになりますね」
3 「いつもより気分が高ぶっていますよ」
4 「私にはよくわかりませんが…」
5 「もっとお話を聞かせてください」

解答:3

問題35 Jさん(82歳、女性)は、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で暮らしている。Jさんは朝食を済ませていたが、また朝食の準備を始めた。他の利用者が「さっき食べたでしょう」と言うと、Jさんは「まだです。今起きたばかりです」と答えた。このときのJさんに対する介護福祉職の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「おなかがすきましたか」
2 「さっき、食べたばかりですよ」
3 「後片づけまで終わりましたよ」
4 「もう一回たべるのですか」
5 「食事より掃除をしませんか」

解答:1

問題36 Kさん(72歳、女性)は、アルツハイマー型認知症である。認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で暮らしているが、いつも「夫に迷惑をかけて申し訳ない」と言っている。ある日、面会に来た夫に対して、「いつもお世話様です」と挨拶しながら、誰なのか分からないで不安そうな様子であった。Kさんへの介護福祉職の最初の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「誰でしょうか、覚えていますか」
2 「顔は覚えているけど、名前を忘れたのですね」
3 「頑張って思い出してみましょう」
4 「ご主人ですよ。来てもらってよかったですね」
5 「迷惑をかけて申し訳ないと伝えましょう」

解答:4

問題37 Lさん(70歳、男性)は、脳梗塞の後遺症で聴覚的理解と視覚的理解の障害があるが、発語はできる。日常会話で使用する単語は理解できるが、うまくコミュニケーションをとれないことが多い。介護福祉職が「明日は晴れですね。明日の午後散歩に行きましょう」と伝えると、Lさんは話の内容が分からない様子である。Lさんが理解できるような関わり方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 もう一度、低い声で同じ言葉を伝える。
2 もう一度、大きな声で同じ言葉を伝える。
3 「あした、散歩」と短い言葉で伝える。
4 「あした、さんぽ」とひらがなで書いて伝える。
5 言葉を1音ずつに区切って、「あ・し・た・さ・ん・ぽ」と伝える。

解答:3

問題38 Mさん(72歳、女性)は、介護老人保健施設に入所している。糖尿病性網膜症で、3か月前に右目を失明した。左目はかすかに見える状態である。聴覚機能、言語機能、認知機能に問題はない。Mさんへの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 Mさんの右側から話しかける。
2 Mさんの体に触れてから挨拶する。
3 物音を立てないように関わる。
4 「あそこ」「これ」と代名詞で説明する。
5 視覚情報は整理して口頭で伝える。

解答:5

問題39 箱型補聴器を使用する利用者と介護職のコミュニケーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 介護福祉職は、イヤホンを装着した耳に向かって話しかける。
2 介護福祉職は、できるだけ大声で話す。
3 利用者は、比較的聞こえる側の耳にイヤホンを装着する。
4 利用者は、箱型補聴器を会話の時に限って使用する。
5 利用者は、雑音のおおい場所では箱型補聴器の音量を上げる。

解答:3

問題40 介護記録に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 介護福祉職の意見を中心に記録する。
2 調査・研究目的で記録を利用することは避ける。
3 記録は非言語的コミュニケーションのツールとして活用する。
4 利用者と家族は記録を閲覧することができる。
5 介護保険法では記録の様式を統一している。

解答:4

まとめ

介護福祉士試験-『コミュニケーション技術』の過去問5年間全掲載-(第32回~第28回)

介護福祉士国家試験「コミュニケーション技術」覚え方・勉強方法は?科目系列マップで頭の整理!

「コミュニケーション技術」は、意外に勉強しやすい話をよく聞きます。
この科目は、問題数も多くまた全体を把握しにくいものです。。
そこで、科目系列マップをこしらえてみました。

コミュニケーション技術 科目系列マップ

※PDFの画像をページ内に表示したため、とても小さく表示されていると思いますので欲しい方はメールにて連絡してください。お知らせ頂いたメール宛てにPDFファイルと添付させていただきます。

介護におけるコミュニケーションの基本

1)介護におけるコミュニケーションの意義、目的、役割

2)利用者・家族との関係づくり

介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション

1)利用者・家族とのコミュニケーションの実際

  • 話を聴く技法
  • 利用者の感情表現を察する技法(気づき、洞察力、その他)
  • 納得と同意を得る技法
  • 相談、助言、指導
  • 意欲を引き出す技法
  • 利用者本人と家族の意向の調整を図る技法
  • その他

2)利用者の状況・状態に応じたコミュニケーションの技法の実際

  • 感覚機能が低下している人とのコミュニケーション
  • 運動機能が低下している人とのコミュニケーション
  • 認知・知覚機能が低下している人とのコミュニケーション
  • その他

介護におけるチームのコミュニケーション

1)記録による情報の共有化

  • 介護における記録の意義、目的
  • 介護に関する記録の種類
  • 記録の方法、留意点
  • 記録の管理
  • 介護記録の共有化
  • 情報通信技術(ICT)を活用した記録の意義、活用の留意点
  • 介護記録における個人情報保護
  • 介護記録の活用
  • その他

2)報告

  • 報告の意義、目的
  • 報告・連絡・相談の方法、留意事項
  • その他

3)会議

  • 会議の意義、目的
  • 会議の種類
  • 会議の方法、留意点
  • その他

まとめ

介護福祉士の国家試験対策では、全問正解(125点)を取る必要がないことをしっかりと理解しておいて下さい。満点を取ろうとするからすべての過去問に取り組んで、点数が取れないと頭を抱えてしまう受験生が多くいます。そんな時には、一息置いて70%~80%で良いんだと。

コミュニケーション技術まとめ

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介護福祉士「コミュニケーション技術」の勉強方法と出題傾向は?過去問第31回(2018年度)~第27回(2014年度)




この記事を読むと分かること

  • 介護福祉士「コミュニケーション技術」の過去5年間の出題傾向が分かる
  • 介護福祉士「コミュニケーション技術」の頻出問題が分かる
  • 介護福祉士「コミュニケーション技術」の勉強方法が分かる
  • 最近の傾向として、基本的な出題の他、聞きなれない語句が出題されている。実践をイメージしながら、万遍なくテキストを学習しておくことが大切である。

    最近の出題傾向としては、障害のある人へのコミュニケーション方法を問う出題が多く、各障害の特徴や具体的な対応、留意点を整理して学習しておくことが大切である。

    介護福祉士「コミュニケーション技術-過去問」第31回(2018年度)

    「コミュニケーションの基本」から2問
    「利用者の状況・状態に応じたコミュニケーション」から事例で4問
    「介護記録」「報告」からはそれぞれ各1問。

    介護福祉士「コミュニケーション技術-過去問」第30回(2017年度)

    「コミュニケーションの基本」から、受容、及び開かれた質問をする目的
    「利用者の状態・状況に応じたコミュニケーション」から、抑うつ状態の利用者への対応、及び短文事例3問

    短文事例3問では、運動性失語症、及びアルツハイマー型認知症、そして、衰弱が進み「お迎えはまだかしらね」と言っている利用者への対応を問う出題

    介護福祉士「コミュニケーション技術-過去問」第29回(2016年度)

    問題27、非言語的コミュニケーションの意義を問う出題となっている。
    問題29、30、障害のある人とのコミュニケーションからの出題
    問題31、介護記録からの出題
    問題32、報告に関しては、ヒヤリハットからの出題
    事例問題では、
    問題28、居宅介護における介護福祉職の共感のあり方
    問題33、軽度の認知症のある人への訪問介護員の対応の仕方
    問題34、ケアカンファレンスのあり方に関する出題

    介護福祉士「コミュニケーション技術-過去問」第28回(2015年度)

    問題34は、双極性感情障害がある利用者への対応の仕方の問題。
    問題36は、アルツハイマー型認知症のある利用者への対応
    問題37は、脳梗塞の後遺症で聴覚的理解、視覚的理解の障害のある利用者への対応
    問題39は、箱型補聴器を使用する利用者への対応の仕方を問う問題

    介護福祉士「コミュニケーション技術-過去問」第27回(2014年度)

    問題38は、介護職が行う報告に関する出題
    実際の場面を想定して報告を具体的にどう活用するのかをイメージできないと間違いやすい問題である。
    介護現場での具体的な場面を想定した学習をしておくべきだろう。

    まとめ

    第31回(平成30年度)介護福祉士国家試験

    問題 27 利用者とのコミュニケーションにおいて逆転移が起きている事例に該当するものとして,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
    問題 28 介護福祉職が行う傾聴に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
    問題 29 このままで自宅に戻れるようになるのか…」と暗い表情で話しかけてきた。このときの,Hさんに対するJ介護福祉職の共感的な応答として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

    次の事例を読んで,問題 30,問題 31 について答えなさい。
    問題 30 このときの,息子に対する応答として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
    問題 31 このようなKさんとコミュニケーションをとる方法として,最も適切なものを 1つ選びなさい。

    問題 32 Lさんは,「寝ている間に頭の中に機械が埋め込まれて,行動を監視されている」と興奮気味に訴えた。このときのM訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
    問題 33 叙述体を用いて介護記録を作成するときの留意点として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
    問題 34 介護福祉職が行う報告の留意点に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

    引用:https://fukushi.akamaru.jp/exam/ana_kaigo/gozen.html




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