介護福祉士試験 認知症の理解-医学的側面から見た認知症の基礎①-合格するための過去問分析

医学的側面から見た認知症の基礎①(過去問=試験対策)

認知症による障害

○記憶障害とは、記憶を思い出すことができない、また、新たなことを覚えることができないなどという、記憶に関する障害の総称である。

○記憶障害になると同じことを何回も繰り返したり、つい先ほどあったことをすぐに忘れるなどの症状がでてくる。

○記憶障害が進行すると、物をしまったことを忘れて「物盗られ妄想」などを引き起こしてしまうことがある。

○見当識障害とは、人や周囲の状況、時間、場所など自分自身が置かれている状況などが正しく認識できない障害である。

○見当識障害では、時間の見当識、場所の見当識、人物の見当識が損なわれる。

○認知症における「巣症状」とは失行、失語、片麻痺、感覚障害、言語障害などの局所神経障害を示す。

○失行とは、運動機能そのものが障害されたわけではないのに手や足が動くのにまとまった動作や行為が出来ないことをいう。

○失語は、構音器官や聴覚などに障害がないのに、言語機能が失われた状態のことである。

○認知症における「遂行機能の障害」とは、計画をたてて一連の作業をすることが出来なくなる障害のことをいう。 

○認知症では、記憶障害、自発性低下、意欲 低下、無関心がみられる。

○認知症における実行機能は、「目的をもった一連の行動を自立して有効に成し遂げるために必要な機能」と定義されている。

○認知症の実行機能障害では、テレビのリモコンなど電化製品が使えなくなるということがある。

○認知症の実行機能障害では、段取りをたてて実行することができない。

○正常圧水頭症では、認知症、歩行障害、尿失禁の症状がでてくる。

○「失行」とは、運動麻痺や知覚麻痺などはなく、頭では理解しているのにもかかわらず、動作や行動ができなくなった状態である。

○軽度認知症では、記憶力低下の訴えがある。

○軽度認知症は、認知機能(記憶、決定、理由づけ、実行など)のうち1つの機能に問題が生じてはいるがが、日常生活には支障がない状態のことをいう。

医学的側面から見た認知症の基礎①の勉強メモ

認知症の中核症状

(1)記憶障害
認知症を発症すると、早期に記憶する能力の障害が起こる。数分前に見聞きしたことや自分がした行動でも思い出せなくなってしまう。アルツハイマー型認知症ではとくに、経験したできごとに関する「エピソード記憶」が思い出せなくなることが多い。
(2)見当識障害
今日が何月何日で今何時くらいかわからない。自分の置かれた状況が把握できなくなり、ひとり取り残されてしまったような状態になるのが見当識障害です。
(3)失行
体を動かせるにもかかわらず、自分が目的を持った行動の方法がわからなくなる状態。以前は普通にできていたことができなくなってしまいます。
(4)失認
体の器官(目・耳・鼻・舌・皮膚等)に問題がないにもかかわらず、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感に関係する認知能力が正常に働かなくなる状態。
(5)失語
脳梗塞などの原因で血管性認知症になってしまい、脳の言語に関わる部位が損傷することで「聞く・話す・読む・書く」といった音声・文字などの言語情報に関わる機能が失われた状態。言語障害があると、自分と他人とのコミュニケーションがうまくできなくなり、抑うつ状態になりやすくなります。
(6)実行機能障害
計画を立てて順序よく物事をおこなうことができなくなること。ある目標に向かって手順通りにできない、自立できないことで日常生活をひとりでできなくなってしまいます。

軽度認知障害(MCI)とは

軽度認知障害(MCI)の臨床的な定義>
①記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
②客観的に1つ以上の認知機能(記憶や見当識など)の障害が認められる
③日常生活動作は正常
④認知症ではない
高齢者の4人に1人は軽度認知障害(MCI)もしくは認知症であるといわれています。

介護福祉士試験 認知症の理解-認知症を取り巻く状況-合格するための過去問分析

認知症を取り巻く状況(過去問=試験対策)

認知症ケアの歴史

○明治の始めに設置された癲狂院(てんきょういん)、その後の精神病院が主に認知症の人に対する処遇を行うことになった。

○1963年に老人福祉法が制定され養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホームなど老人福祉施設が体系化され老人福祉施策の基本枠組みが形成された。

○1980年に京都市で「ぼけ老人をかかえる家族の会(現在・認知症の人と家族の会)が発足した。

○1984年から「痴呆性老人処遇技術研修事業」がスタートし、すべての特別養護老人ホームにおいて寮母を対象とした処遇技術研修が行われるようになった。

○1987年、出雲市のことぶき園で日本ではじめての認知症グループホームが誕生した。

○近年、認知症グループホームや宅老所等の小規模化したケアの有効性を取り入れたユニットケアという考え方が大型施設に取り入られるようになった。

○2000年の介護保険法改正では、身体拘束については、緊急及びやむを得ない場合は条件付きで認められることになった。

○2004年12月から、現在の「認知症」という言葉が行政用語として統一されるようになった。

認知症ケアの理念

○パーソンセンタードケアとは、疾病あるいは症状を対象にしたアプローチではなく、生活する個人を対象とするケアである。

○パーソンセンタードケアの理念は、認知症になってもその人らしくいきいきと生活できるように個別のケアをすることである。

○認知症ケアの理念とは、その人らしくあり続けるための援助である。また、その人らしい生き方とは、何よりも人間らしい生き方である。

○認知症の人とコミュニケーションをとるときに大切なことは、本人が考え思っている「現実」を否定するのではなく、それを認めて共感的に受け入れることである。

○国による認知症対策として「認知症対策等総合支援事業」がある。

○国は平成17年度の「認知症を知る一年」を足がかりに、認知症に関する理解を高めるために「認知症サポーター100万人キャラバン」による学習会を展開している。

○認知症サポーターは、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、認知症の人を支援する。

○認知症人の安心・安全をサポートする制度のひとつに成年後見制度がある。

○社会福祉法による日常生活自立支援事業は、都道府県社会福祉協議会の事業で、福祉サービスお利用手続きや生活費の管理が難しい人に対して手続きや金銭管理の手伝いをおこなうものである。

○高齢者虐待防止法は高齢者等の虐待防止だけでなく、養護者に対する支援も盛り込まれている。なお虐待防止法では虐待を発見した住民の市町村への通報義務や、市町村の立ち入り調査権などが認められた。

○認知症の人に対する地域密着型サービスには、認知症対応型通所介護、認知症対応型共同生活介護がある。

○小規模多機能型居宅介護は、通所介護を中心に利用しながら、必要に応じてショートステイや訪問介護を受けることができるサービスである。

○小規模多機能型居宅介護では、ケアマネージャー・看護師及び準看護師の配置が必要である。

○小規模多機能型居宅介護の事業は、25人以下の登録制となっている。

○介護保険法における認知症対応型共同生活介護(グループホーム)では、家庭的な雰囲気によって、症状の安定が図られる。

認知症高齢者の現状と今後

○認知症患者は2025年に700万人を突破。65歳以上の5人に1人と予想されている。

○介護保険では、人数の割合に対して費用の割合が高いが、これは認知症の利用者一人当たりの利用額が高いことが理由となっている。

○寝たきりの認知症の人のサービス利用は、半数以上が施設の利用者となっている。

○動ける認知症の人は、施設利用者が2割未満、8割以上が在宅サービスの利用者となっている。

認知症を取り巻く状況の勉強メモ

日本における認知症施策の変遷

2000年:介護保険法施行

それまで日本の高齢者介護は家庭内で解決するものとされてきたが、介護の役割を主に担うと一方的に考えられていた女性の社会進出が進んだことや、多世代居住の減少により介護の担い手が不足したことから、「介護の社会化」が叫ばれるようになった。同時にこれまでの「措置制度」であった高齢者福祉から、高齢者も主体的な権利を持つ「契約者」としてみなされるようになり、自立と共にその権利擁護も重視されるようになった。

2004年:「痴呆症」から「認知症」へ呼称変更

「認知症」へ呼称変更することが決定した。検討会では、呼称変更を機に、認知症に対する正しい理解の促進や権利擁護など周知を図ることを目指した。

2008年:「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」報告書

具体的な対応項目
①実態の把握
②研究開発の加速
③早期診断の推進と適切な医療の提供
④適切なケアの普及及び本人・家族支援
⑤若年性認知症対策

2012年:「今後の認知症施策の方向性について」

それまでの施設入所や入院を仕方のないものとして捉える方向性から、「認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けることができる社会」を目指すべく、「自宅→グループホーム→施設あるいは一般病院・ 精神科病院」というような不適切なケアの流れを変え、むしろ逆の流れとする標準的な「認知症ケアパス」(状態に応じた適切なサービス提供の流れ)を構築することを基本目標とした。またそうした施策の推進に向けた調査研究の充実を図ることも明記された。

2012年:「認知症施策推進五ヵ年計画」(オレンジプラン)

オレンジプランは、以下の7本柱で構成された。
標準的な認知症ケアパスの作成・普及
①早期診断・早期対応
②地域での生活を支える医療サービスの構築
③地域での生活を支える介護サービスの構築
④地域での日常生活・家族の支援の強化
⑤若年性認知症施策の強化
⑥医療・介護サービスを担う人材の育成

2013年:G8認知症サミット

2013年12月にイギリスで初めて「G8認知症サミット」が開催された。同会議では「認知症研究については新しい国際的なアプローチ、たとえば一国の取り組みではなく、各国共通の目的として研究を加速すること」が合意された。

2014年:認知症サミット日本後継イベント

「G8認知症サミット」を受け、「新しいケアと予防のモデル」をテーマとし、2014年11月に東京にて「認知症サミット日本後継イベント」が開催された。「①早期診断・早期対応とともに、医療・介護サービスが有機的に連携し、認知症の容態に応じて切れ目なく提供できる循環型のシステムを構築すること、②認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて、省庁横断的な総合的な戦略とすること、③認知症の方ご本人やそのご家族の視点に立った施策を推進すること」の3つを柱とした新たな戦略の策定が発表された。

2015年:「認知症施策推進総合戦略認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~」(新オレンジプラン)

2015年1月には「新オレンジプラン」が発表された。新オレンジプランは、認知症の人やその家族をはじめとした様々な関係者から幅広く意見を聞き、認知症の人やその家族の視点に立って立案された。2025年までが対象期間だが、3年ごとに数値目標等を見直すこととしている。また策定において、厚生労働省のみならず、内閣官房、内閣府、警察庁、金融庁、消費者庁、総務省、法務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省及び国土交通省と共同で作成された点が、これまでのプランと大きく異なる。

認知症ケアの理念

パーソン・センタード・ケア

パーソン・センタード・ケアとは、認知症をもつ人を一人の「人」として尊重し、その人の立場に立って考え、ケアを行おうとする認知症ケアの一つの考え方。
自然科学や神学を修めた後に老年心理学教授となったトムキットウッドが、1980年代末の英国で提唱。
認知症の方の持っている「心理的ニーズ」を理解する上で「一人の人間として無条件に尊重されること」を中心にし、「共にあること」「くつろぎ」「自分らしさ」「結びつき」「たずさわること」という6つのことが重要であると考えた。

2025年 高齢者5人に1人が認知症の時代へ

認知症サポーター

認知症サポーターとは、認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で、認知症の人や家族に対してできる範囲で手助けをする人のこと。
1.認知症に対して正しく理解し、偏見をもたない
2.認知症の人や家族を温かい目で見守ることができる
3.近くの認知症の人や家族に、自分ができる簡単なことを実践できる
4.地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる
5.全ての人が住みやすいまちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する

認知症高齢者の現状と今後

・2025年には65歳以上の認知症患者数が約700万人に増加
・健康寿命が延びているが、平均寿命に比べて延びが小さい
・介護を受けたい場所は「自宅」が男性約4割、女性3割、最期を迎えたい場所は「自宅」が半数を超える

介護福祉士国家試験 認知症の理解=試験科目別出題基準

認知症の理解-過去問5年間全掲載(第32回~第28回)

1.認知症を取り巻く状況

介護福祉士試験 認知症の理解-認知症を取り巻く状況-合格するための過去問分析

1)認知症ケアの歴史

2)認知症ケアの理念

3)認知症高齢者の現状と今後

4)認知症に関する行政の方針と施策

2.医学的側面から見た認知症の基礎

介護福祉士試験 認知症の理解-医学的側面から見た認知症の基礎①-合格するための過去問分析

介護福祉士試験 認知症の理解-医学的側面から見た認知症の基礎②-合格するための過去問分析

介護福祉士試験 認知症の理解-医学的側面から見た認知症の基礎③-合格するための過去問分析

介護福祉士試験 認知症の理解-医学的側面から見た認知症の基礎④-合格するための過去問分析

介護福祉士試験 認知症の理解-医学的側面から見た認知症の基礎⑤-合格するための過去問分析

1)認知症による障害

2)認知症と間違えられやすい症状

3)認知症の原因となる主な病気の症状の特徴

4)若年性認知症

5)病院で行なわれる検査、治療の実際

3.認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活

介護福祉士試験 認知症の理解-認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活①-合格するための過去問分析

介護福祉士試験 認知症の理解-認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活②-合格するための過去問分析

1)認知症の人の特徴的な心理・行動

2)認知症に伴う機能の変化と日常生活への影響

4.連携と協働

介護福祉士試験 認知症の理解-連携と協働-合格するための過去問分析

1)地域におけるサポート体制

2)チームアプローチ

5.家族への支援

介護福祉士試験 認知症の理解-家族への支援-合格するための過去問分析

1)家族への支援

介護福祉士試験 認知症の理解-その他-合格するための過去問分析

介護福祉士国家試験「認知症の理解」覚え方・勉強方法は?科目系列マップで頭の整理!

「認知症の理解」は、意外に勉強しやすい話をよく聞きます。
この科目は、問題数も多くまた全体を把握しにくいものです。。
そこで、科目系列マップをこしらえてみました。

認知症の理解 科目系列マップ

※PDFの画像をページ内に表示したため、とても小さく表示されていると思いますので欲しい方はメールにて連絡してください。お知らせ頂いたメール宛てにPDFファイルと添付させていただきます。

認知症を取り巻く状況

1)認知症ケアの歴史

2)認知症ケアの理念

3)認知症高齢者の現状と今後

  • 認知症高齢者の数の推移、その他

4)認知症に関する行政の方針と施策

  • 認知症高齢者支援対策の概要(相談対策の整備、在宅対策、施設対策、権利擁護対策、地域密着型サービス、その他)

医学的側面から見た認知症の基礎

1)認知症による障害

  • 記憶障害
  • 見当識障害
  • 失語、失行、失認、その他

2)認知症と間違えられやすい症状

  • うつ病
  • せん妄

3)認知症の原因となる主な病気の症状の特徴

  • アルツハイマー型認知症
  • 血管性認知症
  • レビー小体型認知症
  • 前頭側頭型認知症
  • クロイツフェルト・ヤコブ病
  • その他(慢性硬膜下血腫等)

4)若年性認知症

5)病院で行なわれる検査、治療の実際

  • 検査
  • 治療
  • 予防

認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活

1)認知症の人の特徴的な心理・行動

  • 認知症が及ぼす心理的影響
  • 認知症の人の特徴的な行動障害
  • 周辺症状の背景にある、認知症のある人の特徴的なこころの理解(混乱、不安、怯え、孤独感、怒り、悲しみ、その他)

2)認知症に伴う機能の変化と日常生活への影響

  • 認知症の人の特性を踏まえたアセスメント(保たれている能力と低下している能力の把握、家族との関係の把握、その他)
  • 環境変化が認知症の人に与える影響(なじみの人間関係、居住環境、その他)
  • その他

連携と協働

1)地域におけるサポート体制

  • 地域包括支援センターの役割・機能
  • コミュニティ、地域連携、まちづくり
  • ボランティアや認知症サポーターの役割・機能

2)チームアプローチ

  • 多職種協働の継続的ケア

家族への支援

1)家族への支援

  • 家族の認知症の受容の過程での援助
  • 家族の介護力の評価
  • 家族のレスパイト
  • その他

まとめ

介護福祉士の国家試験対策では、全問正解(125点)を取る必要がないことをしっかりと理解しておいて下さい。満点を取ろうとするからすべての過去問に取り組んで、点数が取れないと頭を抱えてしまう受験生が多くいます。そんな時には、一息置いて70%~80%で良いんだと。

認知症の理解まとめ

この介護福祉士 認知症の理解 問題がスゴイことになってる!

「介護福祉士 認知症の理解 問題」を知らなかったら

外国人に過酷な介護福祉士の試験Asahi
認知症の理解それ自体は大事だとしても「つじつまの合わない言い方」という日本語を理解していなければ解けない問題を出す意味は、どこにあるのでしょう。
第31回介護福祉士試験問題 解答解説 問題77-86 認知症の理解 | 31回介護福祉士

「介護福祉士 認知症の理解 問題」ツイートまとめ

まとめ

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「発達と老化の理解」の検索結果

介護福祉士「認知症の理解」の勉強方法と出題傾向は?過去問第31回(2018年度)~第27回(2014年度)

この記事を読むと分かること

  • 介護福祉士「認知症の理解」の過去5年間の出題傾向が分かる
  • 介護福祉士「認知症の理解」の頻出問題が分かる
  • 介護福祉士「認知症の理解」の勉強方法が分かる
  • 介護福祉士「認知症の理解-過去問」第31回(2018年度)

    問題77認知症の基本的な対応知識
    問題78には2016年の国民生活基礎調査から見えてきたデーターを基に介護の実態の作図を読み取り現実理解をしたうえでの解答を促していた。これから益々増加していく認知症の人と、 在宅での老老介護の過酷な実態の理解が必要であることが示された。

    問題79、80、81、82,83は地域に多く見られる軽度認知障害の様子を知っているかが問われ
    問題84は原因となる疾患とその特徴的な行動心理症状(BPSD)を問い
    問題85においては重度の認知高齢者へ胃瘻栄養法の支援のあり方としてどのようなことが適切かの解答を促された。

    介護福祉士「認知症の理解-過去問」第30回(2017年度)

    問題77は相手の思いを察する基本的な関わり方
    問題78、79、80は種類の異なる認知症の特徴的な症状理解がされているか否か。
    問題81は日常の生活から認知症の人の機能を評価できる知識と術を理解しているかが問われた
    問題82はメタボリックシンドロームという言葉を解答設問
    問題83においては日常生活の中に表れる症状への本人の不安な思いを察し親身に対応するということ
    問題84においては働き盛りの若年性認知症になった人の家族の思いを考えられれば解答に導けたと思われる。
    問題85は地域包括ケアが進められていく中、近隣の助け合いの気持ちを持って相談できる場を理解しているかが問われている。
    問題86では、認知症の人の行動心理症状を考え、思いを察する。

    介護福祉士「認知症の理解-過去問」第29回(2016年度)

    問題77は、グループホームが認知症の人にとってどのような場であるのかということを正しく理解しているかどうか?
    問題78~83までにおいては、幅広い認知症の種類とその特徴的な症状を知識として理解していれば、解答できたと思われる。
    問題79の、うつ病に伴って認められる仮性認知症の特徴を選ぶということ
    問題84、85、86においては、認知症高齢者とその家族が、住み慣れた地域でその人らしく生活を継続するために、生活の支援者として認知症の人の精神面への配慮の在り方や、支援者としての役割の理解、家族からの相談にのるときの対応の在り方などが問われていた。

    介護福祉士「認知症の理解-過去問」第28回(2015年度)

    問題77、78においては、高齢期に認知機能が低下し不安な思いが募るようになっても昔の出来事や懐かしい物事を回想するという方法を用いて、脳の活性化を促し認知症の予防や進行を遅らせる効果があることの理解を示しており、またそのような方々が在宅に多く暮らしていることを私たちは知っていなければならないという問いかけであった。
    問題79,80においては、介護支援者として日常生活の様子(機能)によってアルツハイマー型認知症の病期や、どのような認知症かを想定できるか?が問われた。
    問題81~85までは認知症のことを広く学んで、病気の特徴や症状にあった理解と適切な支援知識があれば困難な問題ではなかった。

    介護福祉士「認知症の理解-過去問」第27回(2014年度)

    認知症ケアの概念の問いがあり、その人に視点を持って見る行動や、意思疎通の様子から介護の度合いを判断する知識が問われていた(問77、78)。
    認知症と間違えられやすい症状で、せん妄とは?早期発見で改善可能な認知症は?(問題79、80)との出題
    まず認知症を疑うときには様子をよくみる。早期に専門医受診という意識が専門職には重要という視点である。
    問題85、86も、これからの介護福祉職としては地域におけるサポート体制の理解を深めることが必要であることを意味していた。

    まとめ

    引用:https://fukushi.akamaru.jp/exam/ana_kaigo/gogo.html

    介護福祉士国家試験 過去問のおすすめ無料解説は?令和元年(第32回)受験対策~認知症の理解~

    ~認知症の理解~

    第31回(平成30年度)の問題

    ~ 認知症の理解~関連ページ

    介護福祉士 「認知症の理解」出題基準及び合格基準を知っていますか?第32回(2019年度)

    介護福祉士試験直前過去問対策~認知症の理解~第31回(平成30年度)

    介護福祉士 「認知症の理解」独学で一発合格勉強方法第30回(H29年度)過去問77~86無料解説

    介護福祉士 「認知症の理解」独学で一発合格勉強方法第29回(H28年度)過去問77~86無料解説

    介護福祉士 「認知症の理解」独学で一発合格勉強方法第28回(H27年度)過去問77~86無料解説

    認知症の理解(Youtube動画)

    介護福祉士受験対策ワンポイント講座(認知症の理解)講師:馬淵敦士

    介護福祉士受験対策講座~認知症の理解~

    認知症の比較問題のポイント6分:介護福祉士試験対策より

    介護福祉士 「認知症の理解」出題基準及び合格基準を知っていますか?第32回(2019年度)

    1 出題形式等

    筆記試験の出題形式は五肢択一を基本とする多肢選択形式とし、問題に図表等を用いることがある。

    出題数は125問、総試験時間数は220分とする。

    2 「総合問題」

    4領域(人間と社会、介護、こころとからだのしくみ、医療的ケア)の知識及び技術を横断的に問う問題を、事例形式で出題する。

    3 各領域の出題予定数

    1 人間と社会
       人間の尊厳と自立
       人間関係とコミュニケーション
       社会の理解

    16問
    2 介護
       介護の基本
       コミュニケーション技術
       生活支援技術
       介護過程
    52問
    3 こころとからだのしくみ
       発達と老化の理解
       認知症の理解
       障害の理解
       こころとからだのしくみ
    40問
    4 医療的ケア
       医療的ケア
    5問
    5 総合問題12問

    介護福祉士国家試験 試験科目別出題基準

    認知症の理解

    中項目小項目
    認知症ケアの歴史
    認知症ケアの理念
    認知症高齢者の現状と今後 認知症高齢者の数の推移、その他
    認知症に関する行政の方針と施策 認知症高齢者支援対策の概要(相談対策の整備、在宅対策、施設対策、権利擁護対策、地域密着型サービス、その他)
    認知症による障害 記憶障害
    見当識障害
    失語、失行、失認、その他
    認知症と間違えられやすい症状 うつ病
    せん妄
    認知症の原因となる主な病気の症状の特徴 アルツハイマー型認知症
    血管性認知症
    レビー小体型認知症
    前頭側頭型認知症
    クロイツフェルト・ヤコブ病
    その他(慢性硬膜下血腫等)
    若年性認知症
    病院で行なわれる検査、治療の実際 検査
    治療
    予防
    認知症の人の特徴的な心理・行動 認知症が及ぼす心理的影響
    認知症の人の特徴的な行動障害
    周辺症状の背景にある、認知症のある人の特徴的なこころの理解(混乱、不安、怯え、孤独感、怒り、悲しみ、その他)
    認知症に伴う機能の変化と日常生活への影響 認知症の人の特性を踏まえたアセスメント(保たれている能力と低下している能力の把握、家族との関係の把握、その他)
    環境変化が認知症の人に与える影響(なじみの人間関係、居住環境、その他)
    その他
    地域におけるサポート体制 地域包括支援センターの役割・機能
    コミュニティ、地域連携、まちづくり
    ボランティアや認知症サポーターの役割・機能
    チームアプローチ 多職種協働の継続的ケア
    家族への支援 家族の認知症の受容の過程での援助
    家族の介護力の評価
    家族のレスパイト
    その他
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