介護福祉士試験 障害の理解-家族への支援-合格するための過去問分析

家族への支援(過去問=試験対策)

○レスパイトサービスとは、障害のある人とそのご家族が安心してゆったりとした生活が送れるように、障害のある人を一時的に介護する支援サービスである。

○レスパイトサービスは、在宅派遣型のサービスと、ショートステイ型のサービスの組み合わせで行われる。

○レスパイトケアとは、在宅介護の要介護状態の利用者が、福祉サービスなどを利用している間、介護をしている家族などが一時的に介護から解放され、休息をとれるようにする支援のことである。

家族への支援

レスパイトサービス事業

レスパイトサービス事業は、障害者総合支援法に基づき、在宅の障がい者及び障がい児の介護者の地域生活を支援するため、介護者の疾病、冠婚葬祭等により、介護が困難となった場合、介護者に代わって、一時的に障がい者を保護するもの。サービス費の支給対象者は、当該市町村に住所を有する在宅の障がい者及び障がい児

レスパイトケア

レスパイト(respite)とは、「休息」「息抜き」「小休止」という意味。

レスパイトケアとは、在宅で介護を行っている家族が、一時的に介護から離れて休息を取れるようにするためのサービスのことをいう。
訪問介護やデイサービス、ショートステイなどのサービスを利用して、一時的に被介護者と離れる方法です。その間に介護者は休息をとったり、旅行や外出などでリフレッシュすることができる。
インフォーマルサービスとして、普段は介護していない親族や、友人、近隣などが支援することも含む。

レスパイトケアに該当する介護サービス
・短期入所生活介護(ショートステイ)
・短期入所療養介護(ショートステイ)
・通所介護(デイサービス)
・通所リハビリテーション(デイケア)
・認知症対応型通所介護

介護福祉士試験 障害の理解-連携と協働-合格するための過去問分析

連携と協働(過去問=試験対策)

○障害者総合支援法で相談支援事業が市町村の責務として位置づけられ、そ.コーディネート機能を担うため、相談支援専門員が配置されている。

○障害者総合支援法で相談支援専門員はサービス利用計画」を作成するとともに、当該サービス利用計画に基づく障害福祉サービスの提供が確保されるよう指定障害福祉サービス事業者等その他の者との連絡調整をおこなうことと規定されている。

○リハビリテーション専門職には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、視能訓練士などがある。

○「理学療法士及び作業療法士法」での「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。 また「作業療法」とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。

○「義肢装具士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、義肢装具士の名称を用いて、医師の指示の下に、義肢及び装具の装着部位の採型並びに義肢及び装具の製作及び身体への適合を行うことを業とする者をいう。

○言語聴覚士(ST)は、言語聴覚士法に基づき言語聴覚機能に起因するコミュニケーション障害に対し、検査、評価、治療、指導にあたるものであり、国家試験による資格である。

○視能訓練士は、斜視の矯正等を行うもので、視能訓練士法に基づく国家試験による資格である。

○障害者法定雇用率が平成30年4月より、民間企業では2.2%、国や地方公共団体では2.5%に引き上げられた。

連携と協働の勉強メモ

リハビリテーションに密接にかかわる「3つの専門職」

理学療法士(略称:PT)
病気やケガの影響で機能が損なわれた部位に対し、ストレッチや筋肉トレーニング、マッサージや温熱療法などを組み合わせ、基本的な動作ができるようリハビリテーションを実施します。
機能の回復だけでなく、症状の悪化を予防することも理学療法士の仕事です。

作業療法士(略称:OT)
日常生活を営むためには、さまざまな動作が伴います。理学療法により機能が回復した部位に対し、具体的な動作ができるようにトレーニングするのが主な仕事です。また、精神分野の障害を持つ人に対し、社会復帰への手助けを行うためのリハビリテーションを実施するなど、「心のリハビリテーション」も行います。

言語聴覚士(略称:ST)
聴覚や発声に不安がある患者様の「聞く」「話す」といったコミュニケーション能力を回復させるだけでなく、「食べ物などを噛む、飲み込む」こと、いわゆる誤嚥に不安がある(嚥下(えんげ)障害)方へのサポートも行います。

これらの3つの専門職はそれぞれ連携しながらさまざまなリハビリテーションを行い、患者様の生活の質を上げていくことが主な仕事となります。

3つの専門職以外のリハビリ関連資格

柔道整復師 
日本古来の東洋医学の観点をもとにし、捻挫や打撲、骨折からの回復に向け、自身の手技を用いて患者様の治癒能力を最大限に高めます。いわゆる「ほねつぎ」とも呼ばれております。
理学療法士同様に運動療法・物理療法・温熱療法などを施術することがありますが、痛みや違和感があるものの過度な損傷がなく慢性化した症状などに関しては、医師の診察がなくとも施術(骨折などについては医師の指示が必要)できる点が大きな違いといえます。また法律上は、応急処置を行う職業ですので怪我など限られた範囲の治療となります。

※理学療法士は怪我だけでなく病気(脳卒中・脊髄損傷・心臓疾患・呼吸器疾患・難病など多岐にわたる)によって衰えてしまった身体機能をリハビリを行う事で機能回復を支援し、自立した日常生活が送れるようサポートする点から、より広範囲な役割を担う職業です。

あん摩マッサージ指圧師
患者さんの症状(肩こり、腰痛、頭痛など)を、徒手(あん摩・マッサージ・指圧)にて解消・軽減することを仕事としています。

視能訓練士
視力の測定や眼鏡・コンタクトの処方に必要な検査などを行うほか、病気やケガの予後に対し視力回復のためにリハビリを実施します。
実際のところ、一部の視力・視野の検査は無資格でも行えます(メガネ屋さんのスタッフがする視力検査など)。
視能訓練士が今注目されている理由は、各種検査を行うことよりも、専門的な知識をもってリハビリテーションを実施できる点です。
高齢化社会により緑内障・白内障などの疾患由来の視力低下が年々増えており、医師と連携して、眼科医療のチームの要となる職業です。

義肢装具士
四肢の疾患やケガにより体の一部を失ってしまった患者様に対し、義手や義足を制作する仕事です。
体の大きさや動かし方の癖は、患者様それぞれに個性があり、単にマニュアル通りに装具を制作するのではなく、患者様一人ひとりに寄り添った対応が求められます。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑩-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑩(過去問=試験対策)

その他

○盲ろう重複障害には、「全盲ろう」、「弱視ろう」、「盲難聴」、「弱視難聴」の四タイプがある。

○視覚と難聴の活用がむずかしい、盲ろう者は触手話や指点字、手書き文字などの触覚を使用してコミュニケーションをとる。

○重症心身障害者(児)の発症時期は、出生前の原因が29%、出生児及び出生後1週間以内の原因が37%であり、出産前後の疾患が6割以上を占めている。

○重症心身障害者(児)の推定数は、全国で約4万人である。

○障害者に対しての共感していることを表現する形式として、感情の受容、感情の明確化などがある。

○障害者のレクリエーションの実施に当たっては、活動の成果はもとより、途中の経過を重視する姿勢が大切である。

○強い劣等感を抱いている障害者は、人の中に出ることをためらう傾向がある。

○中途障害は、一般に心理的な衝撃となってその個人に重い負担を強いることになる。

○中途障害者は、受傷の直後からしばらくの間は、自己評価を下げる気持が強くはたらくが、自分のプラスの面を自覚するにつれてそのような気持は後退する。

○中途障害では、障害の種類によって障害者個人への心理的な影響は異なるが、一時的にせよ不運とか不幸という気持は共通に存在する。

○中枢神経系障害者の中には、転導性、統合困難というような行動特徴を呈する者がいる。

○身体障害の発生は、一般に本人や家族にストレスをもたらすが、その強さや性質は、その本人の発達段階を追って変動し、また個人差も大きい。

○一般に、重度の障害をもつ児童の場合、経験的背景が片寄る傾向があるので、考え方が抽象的、観念的に流れないよう直接経験の指導原理が尊重される。

○感覚系機能障害者への対応は、物理的、地理的な行動制限だけでなく、広く人間関係までも含めた社会的行動を視野に収める必要がある。

○視覚障害のある幼児が失明を自覚するのは、一般的には成長して集団の中に入り、周囲の自分に対する対応が違うことを意識したときだと言われている。

○進行性の疾患にもとづく障害者の場合には、非進行性の疾患による者に比べて、障害の進行とともに情緒不安定などの心理的変化が生じるので、長期の心理的なサポートが必要になる。

○障害者が外出したときにじろじろと見られたり、無視されたりすると疎外感や孤独感が生じる。このような周囲の態度によって生じるバリアを心理的バリアという。

○障害者への情報的バリアは、障害者の社会参加の機会を制限し、社会からの隔絶感をもたらしやすい。

○薬物依存症者のセルフヘルプグループが運営するダルク(DARC)では、グループミーティングなどを行いながら、傷ついた心と身体を癒して日常生活への回復を目指している。

○学習障害の子供は、知的な発達が全般的に遅れているために、読み書きや計算が苦手である。

○注意欠陥・多動障害の子どもは、中度・重度の知的障害や自閉症が認められないにもかかわらず、「不注意」、「多動症」、「衝動性」などによって日常生活に困難を伴う。

○防衛機制(適応機制)の抑圧とは、実現困難な欲求を心の中におさえこんでしまう機制である。

○防衛機制(適応機制)の退行とは、子どものように甘えたり、すぐに泣いたりすることである。

○防衛機制(適応機制)の逃避とは、自分の立場を正当化し、失敗感や劣等感から逃れようとすることである。

○防衛機制(適応機制)の反動形成とは、 周囲の手助けを拒否して、自分を強くみせようとすることである。

○防衛機制(適応機制)の昇華とは、欲求不満に陥った場合に、芸術やスポーツに打ち込んで満足を得る行動のことである。

○呼吸機能障害のある人は、安楽な姿勢を保つようにする。

○呼吸機能障害のある人の呼吸法は、腹式呼吸で吐くことを意識して、ゆっくりと行うように心がけます。また、吐くときは口笛を吹くように空気の通り道を細くする口すぼめ呼吸をする。

障害の医学的側面の基礎的知識⑩の勉強メモ

防衛機制

防衛機制とは、自分自身の心を、さまざまな方法で守ること。


自分自身の中で、自分自身が受け入れられない考え方や感情、記憶を否定し、なかったこととしたり、無理矢理忘れようしたりすること。

抑制
不安を感じるような物事について、意識的に考えないようにしたり、願っても手に入れることが難しいと思われることについて、考えるのを避けたりすること。

昇華
現実の社会で認められない欲求や衝動を、芸術やスポーツといった誰にでも認められる高次の価値を実現することで発散する。例えば、性的欲求を詩や小説に表現 することなどである。

合理化
何かと理由をつけて、自分自身の正当性を確保したり、ほかのものに責任転嫁をしたりすること

置き換え
実際に不安や恐怖、怒りを感じる対象ではなく、代理となるものに、その不安や恐怖、怒りを感じたり、ぶつけたりすること。

知性化
感情や痛みを難解な専門用語を延々と語る などして観念化し、情緒から切り離す機制

退行
耐え難い事態に直面したとき、現在の自分より幼い時期の発達 段階に戻ること。

逃避
「葛藤」を引き起こすような状況から逃げ出すことで、不安や緊張、恐怖をなくし、自分自身を守ろうとすることです
現状が苦しいので、他のものに心的エネルギーを出して、現状の苦しさを回避すること

同一化
他人が持っている優れた能力や実績を、自分のものであるかのようにみなしたり、感じたりすること。

投影
自分自身が「抑圧」している考え方や感情を、ほかの人が持っているように感じてしまうことです。

反動形成
「抑圧」した考えや感情と正反対のことをする「防衛機制」です。
自分の弱さを人に知られたくないし自分も認めたくないので、それを克服すべく他の極端に走る。

補償
たとえば、勉強ができないという劣等感を、スポーツをがんばって、ほかの人より優れることで補おうとするようなこと

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑨-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑨(過去問=試験対策)

難病等→難病等の種類と原因と特性

○難病とは、原因不明で確かな治療法がないため、徐々に進行し重い身体の障害や後遺症のある疾患の総称である。

○難病の一つである脊髄小脳変性症は、運動失調を主な症状とする神経疾患の総称である。

○脊髄小脳変性症は、言葉の各音節の間隔や大きさが不均一、不明瞭で、酔っぱらったような、時には爆発性の発声となります。

○難病の一つである多発性硬化症は、中枢性脱髄疾患の一つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多彩な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患である。

○難病の一つである筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患である。

○筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、嚥下障害をおこすことがある。

○筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、呼吸障害がみられる。

○難病の一つであるスモン病は、整腸剤のキノホルムが原因とされる神経系疾患である。

○難病の一つであるパーキンソン病は、脳内のドーパミン不足とアセチルコリンの相対的増加とを病態とし、錐体外路系徴候を示す疾患である。

○難病の一つであるベーチェット病は、再発・寛解を繰り返す原因不明の慢性疾患で、自己免疫疾患の一つである。

○難病の一つである悪性関節リウマチは、既存の慢性関節リウマチ(RA)に、血管炎をはじめとする関節外症状を認め、難治性もしくは重篤な臨床病態を伴うものである。

○関節リウマチでは、関節保護のために、固くにぎる動作は避けなければならない。

○関節リウマチでは、和式トイレの場合はしゃがむことで膝関節に負担がかかるので補高便座をのせたほうがいい。

○関節リウマチは、全身性の病気であり、全身の関節に炎症(関節炎)がおこり、長い年月をかけて徐々に進行しますが、この関節リウマチのなかで、全身の血管に炎症(血管炎)を伴う場合を特に悪性関節リウマチと呼びます。

○リンパ浮腫は、リンパを輸送するシステムのトラブルにより、リンパをうまく血液中に戻すことができず、細胞と細胞の間にリンパがたまり、その結果腕や足に腫れやむくみ(浮腫)があらわれるものである。

○リンパ浮腫の予防の一つに体重の減量がある。

○難病の一つである全身性エリテマトーデスは、全身の臓器に原因不明の炎症が起こる、自己免疫疾患の一種である。

○難病のある人は、終末期になると疾患の進行による多臓器不全などが原因で死亡することが多くなる。

○HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、セックスや輸血で感染するが多い。現在エイズ予防のためのワクチンは開発されていない。

○慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、腕を高くあげる動作を繰り返し行うと息苦しさが増すので注意が必要である。

○慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、食欲・意欲の低下を訴えることがあるので高カロリーの食事を摂取するようにする。

○クーロン病は、口から肛門まで、全消化管に炎症性の潰瘍などの病変ができる疾患です。

○筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気である。

障害の医学的側面の基礎的知識⑨の勉強メモ

難病

難病とは、発病の原因が明確でないために治療方法が確立しておらず、長期の療養を必要とする疾患。

難病の定義(「難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)」)
発病の機構(原因)が明らかでない
治療方法が確立していない
希少な疾患である(がん、精神疾患、感染症、アレルギー疾患等、個別の施策体系が確立している疾患は含まれない)
長期の療養を必要とする
難病法は、国をあげて、難病治療の研究を進め、難病のある人の医療費負担を軽減すること、治療を継続しながら社会参加できるような総合的支援を進めることを定めています。

脊髄小脳変性症

脊髄小脳変性症は、歩行時のふらつきや、手の震え、ろれつが回らない等を症状とする神経の病気。
小脳を中心とした神経の変性によって生じる疾患を総称。

多発性硬化症

多発性硬化症は、免疫細胞が中枢神経(脳・脊髄)や視神経に炎症を起こして、神経組織を障害する自己免疫疾患。
中枢性脱髄疾患の一つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多彩な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患である。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)

重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患である。
嚥下障害をおこすことがある。
呼吸障害がみられる。

ベーチェット病

ベーチェット病とは、口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの症状を主症状とする慢性の全身性炎症性疾患
再発・寛解を繰り返す原因不明の慢性疾患で、自己免疫疾患の一つである。

指定難病病名一覧表

指定難病と診断され、病状の程度が「重症度分類等」という基準において一定の程度以上であったり、継続的な高額医療費の負担のある場合、医療費助成制度の対象となる。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑧-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑧(過去問=試験対策)

発達障害→発達障害の種類と原因と特性

○発達障害支援法は、平成16年に成立し平成17年度から施行された。

○発達障害の一つである「学習障害」とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。

○発達障害の一つである「注意欠陥多動性障害」とは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。

○発達障害の一つである「広汎性発達障害」は、社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった、人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴としている。

○「広汎性発達障害」では、変化に対応できないときは混乱してしまい、パニックを起こしてしまうことがある。

○「広汎性発達障害」では、同じ行動パターンや興味にこだわったり、場所、時間や道順を変更できないことや、ルール違反を極点に嫌ったりする傾向がある。

○「広汎性発達障害」は、「自閉症」「アスペルガー症候群」「レッド症候群」「小児期崩壊性障害」「その他の自閉症」という5つ障害の総称である。

○自閉症では言葉かけは、短く、簡潔にすることが大原則である。

○自閉症への対応として予定の変更があるときは、メモや絵を使って、予告する。

○自閉症スペクトラム障害の特性として、社会性の障害がある。

障害の医学的側面の基礎的知識⑧の勉強メモ

発達障害

発達障害とは、発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。

発達障害の3つのタイプ

(1)自閉症スペクトラム障害(ASD)

①社会性と対人関係の障害
②コミュニケーションや言葉の発達の遅れ
③行動や興味の偏り

(2)ADHD(注意欠如・多動性障害)
ADHDは、注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害とも呼ばれ、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状が見られる障害

(3)学習障害(LD)
学習障害(LD)とは、全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力に困難が生じる発達障害のこと。

広汎性発達障害

広汎性発達障害とは、対人関係およびコミュニケーション能力の障害やパターン化した行動、強いこだわりなどの特徴がみられる障害の分類のこと。

・社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった、人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴としている。
・変化に対応できないときは混乱してしまい、パニックを起こしてしまうことがある。
・同じ行動パターンや興味にこだわったり、場所、時間や道順を変更できないことや、ルール違反を極点に嫌ったりする傾向がある。

自閉症
「対人関係の障害」「コミュニケーションの障害」「こだわり、興味のかたより」の3つの特徴がある障害

アスペルガー症候群
「対人関係の障害」と「パターン化した興味や活動」の2つの特徴があるが、言葉の発達の遅れや知的発達の遅れはない。

レッド症候群
生後5ヶ月間は正常な発達がみられますが、以降、頭周り(頭囲)の成長が減速、それまでに獲得した手先を使う機能が失われ、両手をもみ合わせるような動きを繰り返し行うようになる。

小児期崩壊性障害
2歳ごろまでは正常であった心身の発達が、ある時点から急激に退行していくのが特徴です。対人関係の問題やこだわりなど、自閉症と同様の症状が現れるとされ、10歳以前に発症した場合にのみ診断される。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑦-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑦(過去問=試験対策)

知的障害→知的障害の種類と原因と特性

○国際疾病分類では、知能テストによって測定した知能の状態によって、軽度、中度、重度、最重度に分けられている。

○ダウン症候群は、突然変異が原因で21番目の常染色体異常により発症します。

○ダウン症候群は、遺伝子を含む染色体の異常である。

○ダウン症候群は、21番目の染色体が普通は2本であるのに対し、3本あるために、様々な症状を起こすものである。

○ダウン症候群は。高齢出産で発生しやすくなる。

○ダウン症候群に対する治療方法は現在のところない。

○ダウン症候群の症状として、先天性心疾患、器質性障害、難聴などがある。

○知的障害の特徴として、てんかんの合併率が高い。

○知的障害は、おおむね幼少期までに脳がなんらかの障害を受けたために、知的発達が遅れることで起こると言われている。

障害の医学的側面の基礎的知識⑦の勉強メモ

知的障害

知的障害とは、18歳までの発達期に生じる知的発達の遅れにより、社会生活に適応する能力に制限がある状態のこと

知的障害の定義
①知的機能に制約があること
②応行動に制約を伴う状態であること
③発達期に生じる障害であること
※法令上、一般的な知的障害の定義は存在しない。

知的障害は、知的能力の発達の程度と、適応能力の状態の両方を見て判断される。
知的能力は、知能検査によって測られ、IQ70以下だと知的障害に該当する可能性がある。
適応能力とは社会生活に適応する能力のことで、集団のルールを守ったり、集団の中での自分の役割を果たしたり、他人と良好な関係を築くなどの能力を指す。

知的障害の原因

(1)病理的要因
先天性の疾患や、出産時の事故などが原因で起こる知的障害です。ダウン症候群やレット症候群などの染色体異常によるものや、脳機能の先天的疾患である自閉症スペクトラム障害、出産時の酸素不足や脳への圧迫などの事故、生後の高熱による後遺症などがある。

(2)生理的要因
病理的要因となる疾患はないものの、たまたま知能指数が低く、IQが知的障害とみなされる範囲に入っている場合。

(3)環境要因
脳が発達する乳幼児期に、養育者による虐待や育児放棄などがあると脳の発達が遅れ、知的障害の原因となることがある。

ダウン症候群

ダウン症候群は、体細胞の21番染色体が通常より1本多く存在し、計3本(トリソミー症)になることで発症する先天性疾患群である。

ダウン症では、筋肉の緊張低下・特徴的顔貌・成長障害などが見られ、全体的にゆっくり発達します。心疾患などを伴うことも多い。
ダウン症の方はとても特徴のある顔立ちを呈しており、共通する特徴として、全体的に平坦な顔貌、厚い唇、大きな舌、つり上がった眼等があります。
ダウン症の発症率は、約700人に1人と推測されている。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識⑤合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識⑤(過去問=試験対策)

精神障害→精神障害の種類と原因と特性

○統合失調症の陽性症状には、幻覚(幻聴、幻視など)、妄想、思考の障害(洞察力の欠如、支離滅裂な言語など)、強いイライラ、激しい興奮などがある。

○統合失調症の陰性症状には、感情の鈍磨、興味の喪失、引きこもり、意欲の低下、身だしなみ、衛生面にかまわない、食事に無関心、気分の落ち込みなどがある。

○統合失調症の基本治療薬は、抗精神病薬、抗不安薬、睡眠薬が、抗うつ薬などが使われる。

○統合失調症のリハビリテーションとしては、レクリエーション、作業療法、日常生活技能、疾病管理技能の訓練、社会生活技能訓練などがある。

○鬱病は気分が沈み、行動や動作が緩慢になり、食欲低下や不眠や頭痛などの身体状況も現れ日常生活に支障をきたすものである。

○躁うつ病(双極性障害)は、躁状態とうつ状態が繰り返すものである。

○躁状態とは、考えが次から次へとわきおこり、気分が高揚していらいらしたり誇大妄想を抱いたり、疲れをみせず不眠不休で活動したりするものである。

○外因性精神障害には、薬物乱用やアルコールによる障害が相当する。

○心因性精神障害とは、環境やストレスが原因と推定されるもの いわゆる神経症、適応障害などをいう。

○幻覚とは、実際には感覚刺激がないのに知覚することである。

○幻聴とは、あるはずのないことが聞こえてくる体験のことである。

○悪性症候群とは、抗精神病薬治療中に、原因不明の発熱、意識障害、筋強剛、振戦および発汗、尿閉などの自律神経症状を呈し、死亡することもある疾患のことをいう。

○日本では約31万人の精神科病棟の入院患者がいるが、約4.9万人が退院可能であると推計されている。

○心理教育プログラムは、病気の概要や治療方法・経過を知ることで病気に対する理解を深め、今後の日常生活での対処法、再発防止について学ぶものである。

○精神疾患は、外因性 (器質性、症状性、中毒性) 、内因性、心因性に分類されている。

障害の医学的側面の基礎的知識⑤の勉強メモ

精神疾患

精神疾患とは、脳の障害や損傷などによる働きの変化が原因で、感情や行動に著しいかたよりが見られる状態のことです。統合失調症やうつ病などいろいろな病気の総称
厚生労働省の調査によると、精神疾患の患者数は増加傾向にある。
1999年:約204万1000人
2014年:約392万4000人

原因によって3つに分類

外因性精神障害
外傷や疾患、薬物の影響などはっきりした理由で脳神経の働きが阻害され、精神症状がみられるものです。原因としては、脳挫傷や感染症などが挙げられる。

心因性精神障害
心理的ストレスが原因で症状が出てくるものです。ストレス反応(急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD))や適応障害などの神経症がある。

内因性精神障害
原因がはっきりしないのに精神症状が見られるものです。代表的なものとしては統合失調症、気分障害(うつ病、双極性障害)が挙げられる。

精神疾患の種類

(1)統合失調症

思考や行動、感情などを1つの目的に沿ってまとめていく能力、つまり「統合」する脳の力が落ちている状態。
初期には幻覚や妄想などが現れる「陽性症状」が強く表れ、以降はうつ病のように無気力になる「陰性症状」が長く続く。

(2)うつ病(大うつ病性障害)
抑うつ気分、意欲の低下、注意力・判断力の低下などの精神症状、およびだるさや睡眠障害といった身体症状が継続して、通常の生活が送れなくなってしまう病気。
精神的ストレスや身体的ストレスが重なると発症するとも言われている。

(3)双極性障害(躁うつ病)

うつ病と似たようなうつ状態とともに、その対極とも言える躁状態も出現し、これらを数カ月おきにくりかえす病気。
躁状態になると、寝ることなく動き回り続けたり多弁になったりしてエネルギッシュになったりする。
一方、うつ状態になると、すべてのことに興味がなくなって無気力状態になる。

精神疾患の薬物療法

抗精神病薬
抗うつ薬
気分安定薬
抗不安薬、睡眠薬

統合失調症の陽性症状
幻覚(幻聴、幻視など)、妄想、思考の障害(洞察力の欠如、支離滅裂な言語など)、強いイライラ、激しい興奮などがある。

統合失調症の陰性症状
感情の鈍磨、興味の喪失、引きこもり、意欲の低下、身だしなみ、衛生面にかまわない、食事に無関心、気分の落ち込みなどがある。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識④-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識④(過去問=試験対策)

身体障害 →内部障害の種類と原因と特性

○内部障害は内臓機能の障害であり、身体障害者福祉法では6種類の機能障害が定められている。

○内部障害で最も多いのは、心臓機能障害(46.3万人)であり、じん臓機能障害(20.2万人)、ぼうこう・直腸機能障害(9.1万人)、呼吸器機能障害(8.9万人)、小腸機能障害(0.3万人)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害(0.2万人)の順となっている。

○身体障害者福祉法で定めている内部障害には、人数の多い順に記すと、心臓機能障害、腎臓機能障害、膀胱・直腸機能障害、呼吸器機能障害、小腸機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害(HIV)がある。

○大腸がんでは、消化管ストーマが必要となる場合がある

○エイズ(AIDS)は、 ヒト免疫不全ウイルス (HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のことである。

○HIVに感染した場合は、身体障害者福祉法に定められた基準により免疫機能障害者として「身体障害者手帳」が交付される。

○HIVに感染した場合は、障害者総合支援法に基づく自立支援医用費の給付の対象になる。

○HIVに感染している利用者のみならず感染症などの利用者の介護の場では、スタンダードプリコーションを採用することが大切である。

○B型肝炎、C型肝炎については、抗ウイルス療法の医療費助成が受けられる。

○肝機能障害については、平成22年4月から身体障害者に含まれた。

○肝機能障害者は、障害者総合支援法による更生医療をうけることができる。

○ストーマとは、消化管や尿路の疾患などにより、腹部に便又は尿を排泄するために増設された排泄口のことである。

○ストーマを持つ人を「仲間」という意味合いで「オストメイト」と呼ぶ。

○ストーマには、肛門括約筋に代わるものがないので、便や排ガスを我慢することができない。

○泌尿器系ストーマは、排尿括約筋に代わるものがないので排尿を我慢することができない。

障害の医学的側面の基礎的知識④の勉強メモ

内部障害

内部障害とは
心臓機能障害
腎臓機能障害
呼吸器機能障害
膀胱・直腸機能障害
⑤小腸機能障害
ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害の6つの障害のこと
身体障害者福祉法に定められた身体障害の総称。

(1)心臓機能障害

心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、弁膜症、高度な不整脈などの疾患が原因で心臓の機能が低下してしまう障害。
適切な治療としては、手術、薬物療法、ペースメーカーの埋め込みなどを受けることで症状は安定する。

(2)呼吸器機能障害

肺結核後遺症や肺気腫、慢性気管支炎などの疾患が原因で肺呼吸が不十分となり、肺胞内のガス交換が妨げられて起こる障害。
主な症状は、慢性的な呼吸困難、咳や息切れの症状がある。
症状を安定させ、改善させる治療法としては、酸素療法、薬物療法、吸入などがあ。

(3)腎臓機能障害

慢性腎不全、糖尿病性腎症などの疾患が原因で腎臓の機能が低下してしまうもの。
食事、薬物、運動などの保存療法を適切に行っていて症状が安定している。
保存療法で改善できない症状がある場合には、人口透析を行うこと必要がある。

(4)膀胱、直腸機能障害

脊髄損傷、先天性奇形、炎症性疾患、悪性腫瘍などの疾患が原因で膀胱や直腸の機能低下又は喪失することで排泄機能が妨げられるもの。
排尿と排便のコントロール、ストーマのケア、食事など、生活管理をきちんと行えば日常生活を送ることは可能。
ストーマとは、人工的に造設した腸内容や尿の排泄孔のことです。ストーマ用装具は身体障害者福祉法で補装具として交付される。

(5)小腸機能障害

クローン病、小腸軸捻転、先天性小腸閉塞症などの疾患が原因で小腸機能の低下又は喪失のために栄養の維持が困難になる消化吸収をつかさどる器官の障害。
治療法は、食事制限や食事のコントロールが中心となる。

(6)ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染したことが原因で免疫機能が低下してしまう障害。
免疫機能が低下するため、ウイルスや細菌などの弱い病原体でもすぐに感染し病気になったり、脳や神経に症状が出たりすることがある。
平成10年4月から、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、身体障害者福祉法による障害認定の対象となった。

身体障害者手帳手帳の交付対象となる障害

・視覚障害
・聴覚障害
・平衡機能障害
・音声・言語機能障害
・そしゃく機能障害
・肢体不自由
・心臓機能障害
・じん臓機能障害
・呼吸器機能障害
・膀胱又は直腸機能障害
・小腸機能障害
・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害
・肝臓機能障害

ストーマ

ストーマとは、手術によっておなかに新しく作られた、便や尿の排泄の出口のこと。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識③-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識③(過去問=試験対策)

身体障害 →肢体不自由の種類と原因と特性

○全国の身体障害者数は約348万人であり、このうちの約半数が肢体不自由である。

○肢体不自由者の約61%が65歳以上であり高齢化が進んでいる。

○肢体不自由者の障害種別の割合は多い順に、下肢機能障害、上肢機能障害、全身性運動機能障害、体幹機能障害、上肢切断、下肢切断である。

○肢体不自由の原因となる疾患は、脳血管障害が最も多い。

○麻痺には、運動麻痺、感覚麻痺、知覚麻痺がある。

○感覚麻痺、知覚麻痺とは触覚、痛覚、温冷覚などの感覚が消失する麻痺である。

○片麻痺は右側、左側の半身のどちらかに麻痺があるものである。

○片麻痺のある人の自走用標準型車いすは、健側足底部が床に着くように、座面の高さを設定する。

○対麻痺とは、両方の上肢、または両方の下肢に麻痺があるもので、胸髄レベル以下の損傷では両下肢の麻痺(対麻痺)を生じる。

○四肢麻痺とは、両方の上下肢に麻痺があるものである。

○脳性麻痺による麻痺の種類には、痙直型、アテトーゼ型、強直型、失調型、混合型がある。

○中途障害者の典型的な障害受容課程は、1:ショック期2:否認期3:混乱期4:受容期がある。

○「義肢装具士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、義肢装具士の名称を用いて、医師の指示の下に、義肢及び装具の装着部位の採型並びに義肢及び装具の製作及び身体への適合を行うことを業とする者をいう。

○脳性麻痺は、⼿⾜が過剰に動きすぎる「アテトーゼ型」、バランスがとりにくくなる「失調型」などがある。

障害の医学的側面の基礎的知識③の勉強メモ

肢体不自由

肢体不自由とは、病気やケガなどにより、上肢・下肢・体幹の機能の一部、または全部に障害があるために、「立つ」「座る」「歩く」「食事」「着替え」「物の持ち運び」「字を書く」など、日常生活の中での動作が困難になった状態をいいます。
身体障害者福祉法に定められている障害の分類のうちで最も対象者が多く、身体障害者手帳を交付されている人の約半数を占める。
要因のほとんどが、脳疾患(とりわけ、CPと呼ばれる脳性まひ)とされる。

肢体不自由の等級

肢体不自由は上肢、下肢、体幹の機能によって評価される。
①上肢不自由
②下肢不自由
③体幹不自由

肢体不自由の原因疾患

先天的原因
・母体への薬剤投与の副作用
・その他

後天的原因
・脳疾患・・・ほぼ8割弱が脳疾患が原因とされています。
・脳性まひ・・・肢体不自由者における脳疾患を持つ者のほとんどが、脳性まひに起因するといわれています。
・脳梗塞
・四肢切断
・骨肉腫
・糖尿病性壊疽
・脊髄損傷
・閉塞性動脈硬化症による皮膚潰瘍

障害者数の概数

①身体障害者(身体障害児を含む):436万人
②知的障害者(知的障害児を含む):808万2千人
③精神障害者:392万4千人

障害別にみた障害者数(構成比)

・視覚障害:7.3%
・聴覚・言語障害:8.0%
・肢体不自由:45.0%
・内部障害:28.9%
・重複障害(再掲):17.7%

脳性麻痺

脳性麻痺による麻痺の種類には、痙直型、アテトーゼ型、強直型、失調型、混合型がある。

痙直型(けいちょくがた)
筋肉の緊張が強く、四肢の突っ張りが強くあらわれ、外部から動かそうとしても動かせないことがあります。
アテトーゼ型
自分の意志では運動がコントロールできない勝手な動き(不随意運動)がみられます。
強直型
関節の動きが硬くなります。
失調型
動作のバランスが悪く、不安定な運動になり、歩行などのふらつきがみられます。
混合型
様々な型が混じった麻痺のことを言います。

理学療法とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。

作業療法とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。

介護福祉士試験 障害の理解-障害の医学的側面の基礎的知識②-合格するための過去問分析

障害の医学的側面の基礎的知識②(過去問=試験対策)

身体障害 →聴覚障害、言語機能障害の種類と原因と特性

○聴覚障害のある人は、難聴者、中途失聴者、ろう者に分類される。

○難聴者とは補聴器等を用いて言葉が少し聞こえ言葉でのコミュニケーションが可能な人のことをいう。

○難聴者の介護を行う場合は、明るい静かな場所でゆっくり反し、介護者の意志が十分に伝わったのか確認する必要がある。

○中途失聴者とは、人生の途中で耳が聞こえなくなった人で話し言葉は明瞭であるが、ほとんど聞こえない者をいう。

○ろう者とは、話し言葉が不明瞭な場合が多く手話によるコミュニケーションが中心である。

○聴覚障害は損傷の部位によって、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴にわけられる。

○伝音性難聴とは、外耳と鼓膜及び中耳、つまり音を伝える器官の障害による難聴である。

○感音性難聴は、内耳か又は聴覚神経に障害がある難聴で医学的な治療が困難である。

○混合性難聴は、伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴を併せ持った難聴である。

○老人性難聴は高音域から始まる。

○言語障害とは、発音が不明瞭であったり、普通のリズムで話せないために話し言葉が不明瞭であったりする状態をいいます。

○言語障害の原因として、進行性筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、喉頭がん、脳性麻痺、脳血管障害によるものなどがある。

○発話が困難な言語障害のある人については、コミュニケーションエイドなどを用いてコミュニケーションを図ることが可能である。

○失語症とは正常な言語を習得した成人の言語の理解や表出が障害された状態をいう。

○音声言語習得の中途失明者の場合、時間が経つと発音の明瞭度は低下することが多い。

○発声障害には、咽頭(いんとう)摘出により食道発声が必要になるような場合のほかに、心理的な原因によるものも含まれる。

○吃音(きつおん)では、構音は明瞭でも話し言葉の流れに障害があり、場面や相手によってその状態は左右されやすい。

○構音障害のある脳性麻痺者の場合、コミュニケーションの代替手段として携帯型対話装置やワープロなどが、しばしば用いられる。

○言語聴覚士(ST)は、言語聴覚士法に基づき言語聴覚機能に起因するコミュニケーション障害に対し、検査、評価、治療、指導にあたるものであり、国家試験による資格である。

○話しかけられたことがよく理解できない失語症者には、短い言葉でゆっくり話しかけたほうがよい。

○脳血管障害(脳卒中)の失語症は、左大脳半球の障害でおこることが多い。

○脳梗塞による失語症には思ったことが言葉にならないという「運動性失語」、他人の言うことが理解できなくなる「感覚性失語」などがある。

○失語症には、五十音表を活用してコミュニケーションはできない。

○重度の失語症のある人とのコミュニケーションでは、「はい」「いいえ」で答えることができるような質問をする。

○言語障害は、大脳の左半球の病変によって起こることが多い。

○脳卒中による失語症者とのコミュニケーションでは短い文でゆっくり話しかける。

○うまく話せない脳卒中の失語症者に対しては、イエス・ノーで答えられるように質問を工夫する。

○言語障害者(児)にみられる心理上の問題は、人間関係の中で表れるフラストレーションということもできる。

○言語障害での吃音は、話しことばのリズムあるいは流暢さの障害であるから、その部分を十分に治療すれば治癒する。

○言語障害者への援助に際しては、言語以外の表情や身ぶり、視線などからも何を伝えたいのかをくみ取るように心掛けることが必要である。

○言語に障害のある人と話すときに、相手の言うことが聞き取れない場合には、同じことを何回も聞き直すのではなく、他の方法を用いてその内容を確認していく方がよい。

○一般的に言語中枢は左側の脳にあるので、失語症の人の身体のまひは右半身が多い。

○脳の病気やけがなどによって生じる言語障害には、失語症とまひ性構音障害がある

○失語症者が話そうとしているときは、せかせないでゆっくり聞いたほうがよい。

障害の医学的側面の基礎的知識②の勉強メモ

難聴の分類

(1)聴力よる難聴の分類

①軽度
②中等度
③高度
④重度

(2)聞こえ方による難聴の分類

①伝音難聴
②感音難聴
③混合難聴 

(3)発症時期による分類

①先天性難聴
②中途失聴
③幼児難聴
④高齢者難聴

聴覚障害は、障害のある部位によって大きく「感音難聴」「伝音難聴」「混合性難聴」に分けられ、聞こえ方も違っています。

感音難聴
音を電気信号として感じる部分に障害があり、言葉が聞こえにくいという症状です。補聴器:×

伝音難聴
音の振動を感じる部分に障害があり、音が聞こえにくいという症状。補聴器:〇

混合性難聴
伝音難聴と感音難聴とが混在した症状。補聴器:△(役立つ場合もある)

聴覚障害者のコミュニケーション方法

手話は、聴覚障害者の生活の中から生み出されてきた言語で、手や体の動きなどでコミュニケーションを取る方法です。同じ表現方法でも、表情や口形、位置や方向、強弱などで意味あいを持たせています。

指文字は、50音をすべて指の動きで表現します。ただ、あまり多用すると読み取りが大変です。

読話は、口の動きや、会話の前後関係から内容を類推する方法ですが、日本語の場合、同口形異音も多く、読話だけですべてを理解するのは困難です。

筆談は、日本語の読み書きが充分できる聴覚障害者には有効な方法です。ただ、書くことだけでは細かいニュアンスが伝わりにくい面があります。

補聴器は、残存聴力の活用からは有効な方法ですが、補聴器 をしたからといって、すべての言葉をはっきりと聞き分けられる訳ではないため、周囲の方々の協力が不可欠です。

聴覚障害の原因

(1)遺伝的な要因
(2)遺伝以外の要因
①風疹
②サイトメガロウイルス感染
③トキソプラズマ
④ヘルペス感染
⑤梅毒 など
そのほか、
⑥早産(妊娠37週未満での出産)
⑦出生後の頭部外傷や、幼小児期の感染症(髄膜炎、麻疹、水痘)
⑧ある種類の薬(ストレプトマイシンという抗生物質など)

言語障害

失語症

失語症とは、高次脳機能障害の1種であり、主には脳出血、脳梗塞などの脳血管障害によって脳の言語機能の中枢(言語野)が損傷されることにより、獲得した言語機能(「聞く」「話す」といった音声に関わる機能、「読む」「書く」といった文字に関わる機能)が障害された状態である。

運動性構音障害

運動障害性構音障害とは、神経一筋系の病気による発声発語運動の障害です。脳血管疾患や脳の外傷や腫瘍などによる、発語の運動を担う中枢の障害です。

機能性構音障害

機能性構音障害とは、ことばを理解しているし、伝えたいことばははっきりしているのですが、音を作る器官やその動きに問題があって発音がうまくできない状態。

器質性構音障害

器質性構音障害とは、共鳴の異常や口腔内圧を十分に高められないために,異常な代償パターンによる誤った構音の状態が習慣化したものである。

吃音

吃音とは、言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないこと。「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す。

言語発達障害

言語発達障害とは、知的障害やコミュニケーション関係の問題など様々な原因で、ことばの発達が遅れることがあります。

言語障害のコミュニケーション方法

(1)失語症の人とのコミュニケーション
ゆっくりと、短くわかりやすい言葉で話しかけましょう。言葉で伝わりにくいときは、写真や絵カード、ジェスチャーなどを用いて話し、なかなかイメージが伝わらないときは、実物を指で指して具体的に伝えます。一度で伝わらない場合は、繰り返し話し、伝え方を工夫する。

(2)構音障害の人とのコミュニケーション
基本的に言語知識には問題はないので、相手が思っていることを伝えやすいよう、コミュニケーションのとり方を工夫することが重要です。話し言葉だけでのコミュニケーションが難しい場合は、紙や磁気ボードなどに書く(筆談する)ことでコミュニケーションが図れます。書くことが難しい場合は、コミュニケーションボード(50音表)、スマートフォン・パソコン・タブレット・意思伝達装置などのツールを用いることでスムーズに伝え合うことができます。

言語障害の原因

言語や聴覚に障害を持ち適切に話せなくなる言語障害にはいくつかの要因があります。脳出血や脳梗塞などの脳の血管の障害により唇や舌などの発語組織の神経にトラブルが発生してしまい、筋肉の麻痺連動性が失われることで起こります。また学習障害により対人関係が育たないことによって言語を学ぶ機会が少ないことが原因となる場合もあります。