老年期の発達と成熟②(過去問=試験対策)

○老化にうまく適応した幸せな老年期の生き方を「サクセスフル・エイジング」という。

○総合的な健康指標として、健康関連QOLがある。

○ロートンは、QOL(生活の質)を4つの領域にわけて考えるモデルを提案した。

○高齢者の基本的なパーソナリティについては、老化によって変化が少ないという結果が報告されている。

○ベックの老年期の自我発達理論では、エリクソンの老年期の発達課題で3つの課題とそれに対する挑戦に直面するとしている。

○発達に影響する要因として、遺伝説と環境説がある。

○今日では発達は遺伝と環境との相互作用の結果によっておこり、遺伝も環境も影響すると考えられている。

○老化については、老廃物蓄積説とプログラム説がある。

○社会的老化についてムーア(Moore.P)は、文化差や地域差が高齢者に強く影響を与えているとしている。

○ユングは、人生後半の人間の心の変化のプロセスを、衰退としてではなく、成長、発達としてとらえた。

○ユングは、40歳前後を「人生の正午」に例え、それ以降の中年期を老年期に至るまでの準備期間であると説明した。

○サードエイジング(第三世代)論を成田健一が展開しているが、この世代は達成感にあふれた人生の最盛期であり人格や夢の完成期であるとしている。

○老化による心身機能の変化の程度は、同じ暦年齢であっても個人差が大きいのが特徴である。

○高齢者の社会活動性と人生への満足度の関係については、活動理論と離脱理論がある。

○高齢者の社会活動理論では、高齢者はそれ以前と同じ心理社会的な欲求をもっているほうが満足度が高いとしている。

○高齢者の社会離脱理論では、高齢者が社会活動を縮小することは自らの老化に応じて選択することであり、ごく自然であるとしている。

○高齢者と家族の関係の調査では「心の支えとなっている」は配偶者と子供ではそれぞれ半数以上となっている。

○老年期の社会的関係の大きな特徴として、喪失体験がある。

〇生理的老化の学説で、エラー破局説では、細胞内の遺伝子に突然変異が不規則に起こり、それが蓄積していくことによって細胞の分裂能が消失し、細胞の寿命が尽きるという説です。

〇生理的老化の学説で、消耗説では、活生命の維持に必要なものが徐々に失われるとする説です。

〇生理的老化の学説で、フリーラジカル説では、ミトコンドリアで産生されるフリーラジカルが老化をもたらすとする説です。

〇生理的老化の学説で、機能衰退説では、生命の維持に必要なものが徐々に失われるとする説です。

○生理的老化の学説で、老化プログラム説では、人の細胞分裂の回数があらかじめ決まっていることで老化が生じると考える。

老年期の発達と成熟②の勉強メモ

QOL=「生活の質」

Lawton(ロートン)は、QOL=「よい生活(good life)」

「行動能力」
「心理的ウェルビーイング」
「認知された生活の質」
「客観的環境」の 4つをあげている

離脱理論・活動理論・継続性理論

離脱理論とは
1961に提唱された。高齢者と社会が離れていくことは避けられないとし、田舎で暮らすような生き方が高齢者の生き方として理想的であるとした。活動理論に反する理論。

活動理論とは
離脱理論に反する理論として、1968に提唱された。理想的な老化とは、年齢によらず、可能な限りこれまでの活動を保持することであるとした。

継続性理論とは
1987年に提唱。高齢者が、自身の過去の経験やこれまでに果たしてきた社会的な役割を活かすような選択を行ない、社会もそれによって安定するということ考え方を前提とした理論。

老化(現象)とは成熟期以後、加齢とともに各臓器の機能、あるいはそれらを統合する機能が低下し、個体の恒常性を維持することが不可能となり、 ついには死に至る過程(現象)をいう。

老化学説

プログラム説(遺伝子説)
寿命は遺伝子によって制御されており、老化は遺伝子にプログラムされているという説
エラー説
DNA、RNA-蛋白合成系が突然変異、変性により変異しこの集積によって細胞の機能障害、老化をもたらすという説
cross-linkageによる蛋白の変性説
フリーラジカル説
フリーラジカルが蛋白、核酸、脂肪、コラーゲンなどに障害を与え、この蓄積が細胞機能を低下させ老化をひきおこすという説
免疫異常説
加齢に伴い変性蛋白が増加し、これに対して免疫担当細胞の機能低下により、自己抗体が増加する。こうして自己免疫反応が惹起され老化がもたらされるという説。
代謝調節異常説
細胞の代謝回転が細胞分裂速度に影響して、老化や寿命を支配するという説

アンチエイジングの目的
病的老化を予防して健康で長生きしよう

病的老化は、この生理的老化にさまざまな疾患や環境などの外部因子がストレスとして加わることによって、さらに生体生命維持にとっての不利益が加わり、寿命が短縮する変化である。疾患罹患時に比較的急速に生じるが、疾患などが治癒することで回復する可能性があり、可逆的である。

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