高齢者と健康①(過去問=試験対策)

○高齢者に多い腹痛の原因となる病気は、「腸閉塞」、「消化性潰瘍」、「大腸腫瘍」の3つである。

○高齢者は、関節か骨の疼痛が問題になるが、主な疾患として「変形性関節症」、「関節リウマチ」、「腰背部脊椎骨の骨粗鬆症」がある。

○変形性股関節症は、軽度の股関節脱臼が年月を経て股関節の変形にいたったものが多い。

○肩関節周囲炎(通称:五十肩)は高齢期に入るとほとんど再発や悪化はしないのが特徴であるが、この理由としては、痛みを引き起こす腕の動きを高齢の人たちはあまりしない、ということも関係している。

○耳鳴りや難聴を伴うメニエル病は、回転性めまいの代表的なものであるが高齢者では頻度の少ない疾患である。

○高齢者で多い回転性めまいの疾患は、「良性発作性頭位眩暈症」である。

○動揺感を伴うめまいは、脳動脈硬化が進んだ高齢者によく見られる。

○立ちくらみや失神を伴うめまいは。転倒や転落事故、または骨折につながるので注意が必要である。

○食欲不振や体重減少が現れる消化器系疾患には、胃潰瘍、胆嚢癌(たんのうがん)、大腸癌などがある。

○浮腫とは、顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れることをいう。

○浮腫の原因としては同じ姿勢で長時間座っていたり立ったりしていると静脈血を心臓に押し上げる力が弱まり浮腫が出来やすくなる。このことで下肢の静脈に血栓ができやすくなるが、エコノミー症候群や静脈血栓症なども同じメカニズムで発生する。

○高齢期での慢性の咳の原因で最も多いのが、閉塞性換気障害で、病名としては慢性気管支炎や肺気腫などである。

○高齢者の咳の原因として、肺結核がある。

○高齢者にみられる「かゆみ」の原因となるものに、皮脂欠乏性皮膚炎、接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、白癬、疥癬、湿疹、痒疹などがある。

○高齢前期の睡眠障害は配偶者の死、自分の病気、家族関係の悩みなどで「うつ病」や「神経症」の兆候であることもある。

○高齢後期の睡眠障害は慢性疾患による生活障害や睡眠リズムの変化が原因となることが多い。

○高齢者の便秘の原因は機能性便秘が大半を占めているが、これは大腸そのものには異常がないが、大腸の機能低下や異常が ある場合に起こる便秘のことである。

○便秘の定義として、・排便が3日以上つづけてない・排便をするときに固くて不快感があるなどがある。

○高齢者にみられる器質性便秘の多くは、大腸がんである。

○高齢女性では、尿の潜血反応が陽性になることが多いが、この原因として膀胱炎や膀胱がんなどがある。

○高齢者の脱水時の症状として、頻脈がある。

○脱水症の時は、体液量の減少によって1回心拍出量が減少し、血圧が低下する。

○脱水症状としては、口渇・口唇の乾燥・尿量の減少・頭痛・全身倦怠感・食欲不振・めまい・嘔気・嘔吐などが挙げられる。

○脱水症状の観察のポイントは、口渇、口唇の乾燥、脇の下の乾燥、肌荒れなどである。

○脱水の種類には、高張性脱水、低張性脱水、等張性脱水などがある。

○褥瘡の発生部位として、仙骨部が多い。

○高齢者は、複数の薬剤間の相互作用が起こりやすい。

高齢者と健康①の勉強メモ

腹痛で搬送される主な疾患

①胃潰瘍・十二指腸潰瘍
②イレウス(腸閉塞)
③虫垂炎(盲腸)
④大動脈解離
⑤尿路結石

めまいの種類と原因

(1)回転性のもの
・耳鳴り・難聴を伴なう→メニエール病突発性難聴など
・耳鳴り・難聴はない→良性発作性頭位めまい症(BPPV)など
・頭痛や意識障害がある→脳卒中など脳の病気

(2)浮動性・動揺性のもの
・視力障害(眼科疾患)
・高血圧
・脳腫瘍、脳血管障害など脳の病気
・うつ病など心因性の病気など
(3) 失神性発作
・起立性調節障害
・不整脈など

「かゆみ」の原因

皮膚の病気(最も一般的な原因)
・乾燥した皮膚
・アトピー性皮膚炎(湿疹)
・接触皮膚炎
・じんま疹
・皮膚真菌感染症
他の臓器の病気(全身性疾患)
・アレルギー反応(例:食品、薬、かみ傷、刺し傷などに対する、体全体に影響を及ぼす反応)
・胆嚢や肝臓の病気(胆石など)
・慢性腎臓病
薬と化学物質
薬や化学物質を内服したり、皮膚に塗ったりした場合にかゆみが生じることがあります

高齢者の便秘の原因

高齢者に起こる「便秘」は、加齢に伴う食事量やADL(日常生活動作)の低下、生理的機能の低下などの原因で起る。
(1)身体活動や食事摂取量の低下
・腸内容の減少、腸管壁への物理的 ・ 拡張刺激の減弱、腸局所血流の低下
・腸管の緊張や蠕動運動の低下
(2)腸管筋層の萎縮、結合織の増加
・大腸を支える組織の緊張・運動の低下
(3)大腸憩室の増加
・腸管壁緊張低下の助長
(4)腸の神経の変化
(5)腸管の分泌低下
・便硬度の増大
(6)腸がおならを吸収する機能の低下
・腸管内腔の拡張、腸がおなかの中で曲がる部分の異常
(7)直腸壁の感受性低下
・排便反射の低下~消失
(8)排便に関する筋力(腹筋・横隔膜筋・骨盤底筋群等)の低下
・腹圧の低下、直腸と肛門の角度を保つ力の低下
(9)高齢者に多くみられる疾患との関連
・脳血管障害、肺気腫、心不全
(10)高齢者のライフスタイルと心理的要因
・少ない食事量
(11)繊維成分の少ない食事内容、水分摂取の低下、便意の抑制
(12)浣腸や下剤の習慣性

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脱水症

脱水症とは、水分と塩分からなる体液が不足した状態のことを指す。
脱水症を疑うサイン
①急激な体重減少
②体温上昇
③中枢神経の異常
④消化機能の異常
⑤神経・筋機能の異常

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