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ケアマネ試験の過去問より厳選!用語集「ら行」
ら
り
リアリティ・オリエンテーション | 現実見当識練習ともいう。時間や場所、人物についての正しい情報を繰り返し示すことで、失われた見当識を改善する。 |
理学療法 | 身体に障害のあるものに対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行わせたり電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えたりすること。 |
離島などにおける相当サービスの事業者 | 離島などで、指定サービスや基準該当サービスの確保が望めない地域では、指定サービスや基準該当サービス以外の、それらに相当するサービスを、各市町村の判断で保険給付の対象とすることができる(法人格は不要)。 |
リハビリテーション | <WHOの定義>リハビリテーションとは、能力障害あるいは社会的不利を起す諸条件の悪影響を減少させ、障害者の社会的統合を実現することをめざすあらゆる措置を含むものである。リハビリテーションは障害者を訓練してその環境に適応させるだけでなく、障害者の直接的環境および社会全体に介入して彼らの社会統合を容易にすることも目的とする。 |
リハビリテーションの三つの段階 | 急性期…障害を受けて間もない時期 入院中、主に病院で行われる 回復期…障害の改善が著しい時期 退院後病院で行われる 維持期…症状が安定した時期 介護保険の対象者が多い ※介護保険制度のリハビリテーションは維持期に行われる |
リハビリの実際 | 歩けない人…マヒや拘縮がある場合が多いため、廃用症候群予防、間接可動域の維持、筋力の維持を目的とする。日中は座位生活が送れるよう訓練 歩ける人…現状維持だけでなく、より活動的な生活ができるよう支援。体力の維持や増進だけでなくIADLの獲得やレクを取り入れ楽しむ |
リビングウィル | ターミナル期においてどのような医療や介護を望むのかと言う、その人の意思表明。 |
利用者負担 | 原則1割負担を行う。ただし一定以上の所得がある第1号被保険者は2~3割負担となる。 |
良性発作性頸位めまい症 | 本来は、内耳にある耳石が三半規管に移動してしまい、頭を動かしたときに、耳石が三半規管を刺激して、激しい回転性のめまいを生じる。 |
療養通所介護 | 難病などにより重度の介護を必要とする、またはがん末期の要介護者で、サービス提供にあたり情事の看護師による観察が必要な人を対象とする通所介護。 |
療養通所介護計画 | 療養通所介護の管理者は、療養通所介護計画を作成する。 |
療養に関する事項 | 介護認定審査会において、要介護状態または要支援状態の軽減または悪化の防止のために必要な療養に関する事項に関して、市町村に意見を述べることができる。 |
緑内障 | 眼圧が上昇することで視神経を障害させやすくなる状態の事。日本での中途失明原因の第1位である。 |
る
れ
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群) | 夜になると出現する下肢を中心とした異常感覚により不眠、過眠を引き起こす病気。 |
レビー小体型認知症 | アルツハイマー型認知症に次いで多い認知症。男性の方が多く、女性の約2倍と言われています。初期の段階で物忘れよりも、本格的な幻視が見られる場合が多い起立性低血圧、血圧の変動、失神、便秘などの自律神経症状は高い確率でみられる。 |
レム睡眠行動障害 | 浅い睡眠であるレム睡眠の時に、身体が動き出してしまう睡眠障害。悪夢により大きな声で叫んだり、暴れたりする。 |
ろ
労作性狭心症 | 冠動脈の狭窄のため心筋への血流が減少し、おもに階段を登るなどの運動時に胸部症状が生じる。労作性狭心症では、歩行や階段などの労作によって症状が生じ、安静にすると治まります。食後や寒冷時などに増悪することがあります。 |
老人医療制度 | 老人保健法に基づく制度。老人医療の中心として訪問看護やデイケアなどの医療サービスを提供していたが、平成18年6月の「健康保険法等の一部を改正する法律」により、老人保健法は「高齢者の医療の確保に関する法律」へと改正された。平成20年4月の同法の施行により、高齢者の医療は長寿医療制度(後期高齢者医療制度)として、同法に基づいて行われている。 |
老人性認知症疾患療養病棟 | 老人性認知症疾患に対する精神科医療を行うための専門病棟。特に幻覚や妄想などの精神状態、徘徊などの問題行動があり、在宅や施設において介護が困難な患者の医療を行う。 BPSDの著しい要介護者に対し、集中的な医療ケアを提供。 対応 ・薬物療法、精神療法、作業療法などを行い、BPSD軽減を目指す ・症状の改善や消失を図り、在宅復帰を目標にケアを行う ・やむを得ず身体拘束を行う場合は、精神保健指定医の診断が必要 |
老人福祉制度 | 保健、医療、所得保障、雇用、住宅など高齢者の心身の健康を保持し、生活の安定や社会参加を図るための諸施策をいう。狭義には、老人福祉法を中心とした諸制度を指し、大別して、①要援護高齢者へのホームヘルプサービスなどの在宅福祉対策、②特別養護老人ホームの入所措置などの施設福祉対策、③老人クラブへの助成などの社会活動促進対策に分けることができる。なお、介護保険制度創設以前には措置制度による老人福祉制度が高齢者の公的介護の中心だった。 |
老人福祉制度による措置との給付調整 | やむ負えない事由があり、特別養護老人ホームへの入所や在宅福祉サービスの利用が老人福祉法に基づく「措置」により行われる。①本人が家族の虐待・無視を受けている場合。②認知症などで意思能力が乏しく、かつ本人を代理する家族がいない場合。 |
労働者災害補償保険 | 社会保険のひとつで、労働者災害補償保険法に基づいて行われる。労災保険ともいう。民間労働者については、労働者災害補償保険法又は船員保険法が適用されるが、公務員等については、国家公務員災害補償法等それぞれの法令によって補償されている。介護保険との関係は、労災保険給付が優先する。 |
老年期うつ病 | 老年期のうつ病をいう。若い頃に初発したうつ病が再発する場合と老年期に初発する場合がある。老年期は死別、失職などの喪失体験や身体的疾病など、うつ病の状況因が多く、うつ病に罹患しやすいといわれる。認知症との区別が難しい場合もあり、身体的合併症に配慮を要する。また、薬物の副作用に注意が必要である。 |
老年期幻覚妄想状態 | 女性が男性の約二倍発症。聴力や視力に障害がある場合発症が多く、これらの要因に精神や環境の要因が加わり発症するのではないかといわれている。 原因…不明 症状…幻覚では幻聴、妄想では被害妄想や迫害妄想などの思考の誤りが多い 治療…抗精神病薬の使用 |
老年期気分障害(老年期躁うつ病) | 気分障害、躁状態(気分高揚)とうつ状態(落ち込み)がある 50~64歳に好発、老年人口の3~5% 原因…配偶者や友人の死、家庭内トラブル、疾病など 症状…落ち込んだ気分、睡眠障害、頭痛。自殺の原因にも 治療…抗うつ薬(SSRI) |
老年期神経症 | 心理的要因に環境要因が加わり発症。女性の発症が多い。様々な不安により発症 ①抑うつ神経症 原因…喪失体験 症状…悲壮感、孤独感 ②不安神経症 症状…心悸亢進、発汗、息苦しさを伴う不安発作、全般性不安障害 ③心気症 症状…過度に健康を心配し、悪い方向に解釈し訴える |
老年期パーソナリティ障害 | 精神障害や脳神経の疾患がないのに著しい性格の偏りがみられる疾患 原因…喪失体験、性格の偏りが著しくなった状態が生じる 症状…自己中心的、頑固、非協力的、猜疑的、いじわる。トラブルを起こしやすい 治療…もともとの性格ともいえるので治療困難 |
老年期の統合失調症 | 統合失調症は思春期に発病することが多い。幻覚、妄想、興奮など様々で、寛解と再燃を繰り返す慢性疾患 症状…統合失調症に罹患した人が高齢者になると、激しい症状はなくなり、無関心、自閉的、感情鈍麻がみられる 治療…服薬継続、内心世界を理解したかかわり |
老年性症候群 | 高齢期の生活機能を低下させ、生活の質を低下させる状態の事。意識障害、せん妄・抑うつ・認知機能障害・不眠・低栄養、食欲不振、脱水・めまい、ふらつき・視聴覚障害・手足のしびれ・フレイル(虚弱)、サルコペニア、廃用症候群・尿失禁・嚥下障害、誤飲・褥瘡がある。 |
老年症候群 | 高齢者によくみられる病態。 ・精神、心理的障害…認知症、せん妄、抑うつ ・移動能力障害…寝たきり、廃用症候群、転倒、骨折 ・排泄機能障害…排尿障害、便秘、失禁 ・感覚障害…視覚、聴覚、味覚障害 ・栄養摂取生涯…低栄養、脱水 ・その他…めまい、失神、褥瘡、不眠 等 |
老齢福祉年金 | 国民年金が発足した1961年(昭和36年)の当時に既に高齢等であったことを理由に国民年金を受け取ることができない人々を救済するために設けられた制度。国民年金の受給資格が満たせない人(1911(明治44)年4月1日以前に生まれた人など)が受けられる年金。 |
終わりに
介護福祉士・ケアマネ試験 覚える用語集「ら行」/独学合格勉強方法