この記事を読むと分かること

  • ケアマネ試験「保健医療サービス分野」の7年間の過去問が分かる
  • ケアマネ試験「保健医療サービス分野」の7年間の過去問の正答が分かる
  • ケアマネ試験「保健医療サービス分野」の頻出問題と勉強方法が分かる

2020(令和2)年(第23回)

問題26 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1.老年症候群では、高齢期において生活機能の低下がみられる。
2.高齢者では、身体的な衰えや機能障害、慢性疾患の罹患、家族との死別などにより抑うつが高頻度にみられる。
3.高齢者では、エネルギーの消費が多くなるため、食欲が増す。
4.高齢者では、若年者に比べて体内水分貯蔵量が少なく、口渇も感じにくいため、脱水のリスクが高い。
5.内耳から大脳に異常があるために生じる難聴を、伝音性難聴という。

解答:1、2、4

問題27 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1.激しく出血している場合は、出血部位よりも心臓から遠い部位を圧迫して止血する。
2.誤嚥による呼吸困難では、「喉に手を当てる」などの窒息のサインやチアノーゼなどの症状が出現する。
3.洗剤や漂白剤を飲み込んだ場合は、無理に吐かせる。
4.衣服の下をやけどしている場合は、衣服を脱がさずその上から流水を当てる。
5.寝たきりの高齢者に吐き気があるときは、身体を横向きにして、吐物の誤嚥を防ぐ

解答:2、4、5

問題28 高齢者にみられる疾病について正しいものはどれか。3つ選べ。

1.変形性関節症は、高齢者に多く発症する。
2.筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、筋力低下による運動障害は生じない。
3.高次脳機能障害における失語症には、話そうとするが言葉が出てこないという症状も含まれる。
4.パーキンソン病では、認知障害はみられない。
5.骨粗鬆症は、骨折の大きな危険因子である。

解答:1、3、5

問題29 次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

1.稽留熱では、急激な発熱と解熱を繰り返す。
2.心房細動では、心房の正常な収縮と拡張ができなくなる。
3.飲酒は、起立性低血圧の原因とはならない。
4.ジャパン・コーマ・スケール(JCS)では、数値が大きいほど意識レベルが低い。
5.口すぼめ呼吸で息を吐くと、気管支内の圧力が高くなり、気管支の閉塞を防ぐ。

解答:2、4、5

問題30 検査について適切なものはどれか、2つ選べ。

1.高齢者では膝などの関節が十分に伸びなくなるので、BMI(Body Mass Index)は本来の値より小さくなる。
2.CRP(C反応性たんぱく質)は、体内で炎症が起きているときに低下する。
3.ヘモグロビンA1cの値は、過去6か月間の平均血糖レベルを反映している。
4.腹囲が男性85㎝以上、女性90㎝以上の場合は、メタボリックシンドロームの診断において腹部型の肥満とされる。
5.24時間心電図(ホルター心電図)検査は、不整脈がある場合や狭心症が疑われる場合に行われる。

解答:4、5

問題31 食事について適切なものはどれか。3つ選べ。

1.摂食・嚥下プロセスの口腔期では、視覚、触覚、嗅覚の認知により、無条件反射で唾液が分泌される。
2.摂食・嚥下プロセスの咽頭期では、咽頭に食塊が入ると、気道が閉じられて食道に飲み込まれる。
3.食事の介護のアセスメントでは、摂食動作ができているかを確認する。
4.食事の介護のアセスメントでは、食欲がない場合には、痛み、口腔内の状態、服薬状況などを確認する。
5.医師は、食事の介護のアセスメントに関わる必要はない。

解答:2、3、4

問題32 褥瘡について適切なものはどれか。3つ選べ。

1.褥瘡とは、体外からの圧力による皮下の血流障害により、細胞が壊死してしまう状態をいう。
2.半座位や座位では、肩甲骨部には発生しない。
3.発生要因には、病気や加齢による身体組織の耐久性低下がある。
4.同一部位への長時間にわたる圧力を減少させるためには、耐圧分散用具を用いるとよい。
5.指定介護老人福祉施設において、褥瘡マネジメント加算は算定できない。

解答:1、3、4

問題33 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1.高齢者では、特に疾患がなくても、気道の閉じるタイミングが遅れることで誤嚥が生じやすくなる。
2.歯の噛み合わせは、咀嚼だけでなく、嚥下にも影響する。
3.唾液腺を刺激しても、唾液は分泌されない。
4.食物残渣は、口臭の原因となる。
5.摂食・嚥下リハビリテーションは、医師のみで行う。

解答:1、2、4

問題34 認知症のケアや支援について適切なものはどれか。3つ選べ。

1.認知症初期集中支援チームは、都道府県が配置する。
2.認知症カフェは、認知症初期集中支援チームが運営することとされている。
3.認知症初期集中支援チームの対象者は、原則として、40歳以上で、在宅で生活しており、かつ認知症が疑われる人又は認知症の人である。
4.パーソン・センタード・ケアは、認知症を持つ人を一人の「人」として尊重し、その人の立場に立って考え、ケアを行おうとする認知症ケアの一つの考え方である。
5.認知症施策推進大綱では、認知症の人本人からの発信支援を推進するよう明記されている。

解答:3、4、5

問題35 老年期の精神障害について適切なものはどれか。3つ選べ。

1.老年期うつ病では、心気的な訴えは少ない。
2.老年期うつ病では、気分の落ち込みよりも、不安、緊張、焦燥が目立つ。
3.老年期の統合失調症の症状の再発は、配偶者や親近者の死が要因となることがある。
4.老年期のアルコール依存症は、認知症を合併することはない。
5.遅発パラフレニーは、老年期の妄想性障害の代表的な疾患とされている。

解答:2、3、5

問題36 次の記述について適切なものはどれか。2つ選べ。

1.患者が医師から説明をきちんと受けた上で同意することをインフォームド・コンセントという。
2.医師個人の経験だけに頼るのではなく、科学的な根拠に基づいた医療をナラティブ・ベースド・メディスン(Narrative Based Medicine:NBM)という。
3.個々の人間の感じ方や考え方に耳を傾けて自己決定を促す医療をエビデンス・ベースド・メディスン(Evidence Based Medicine:EBM)という。
4.予後とは、疾患が今後たどり得る経過のことをいう。
5.疾患の予後に関する情報は、高齢者本人にのみ説明する必要がある。

解答:1、4

問題37 通所リハビリテーション又は介護予防通所リハビリテーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1.通所リハビリテーションに係る単位数は、事業所の規模とは無関係に設定されている。
2.リハビリテーション会議は、利用者およびその家族の参加が基本とされている。
3.通所リハビリテーション計画に位置付けられていなくても、事業所の屋外で指定通所リハビリテーションのサービスを提供することができる。
4.介護予防通所リハビリテーションにおいて、利用者の居宅と指定介護予防通所リハビリテーション事業所との間の送迎を実施しない場合であっても、利用者の同意があれば、基本報酬を算定でき
る。
5.指定通所リハビリテーション事業所の管理者は、専ら指定通所リハビリテーションの提供に当たる看護師に管理の代行をさせることができる。

解答:2、4、5

問題38 次の記述について正しいものはどれか。2つ選べ。

1.栄養素の摂取不足によって、メタボリックシンドロームが引き起こされる。
2.摂食・嚥下機能に合わない食事形態での提供は、誤嚥や窒息を招くことがある。
3.介護保険の短期入所療養介護では、栄養マネジメント加算が算定できる。
4.経口維持加算は、現に経管により食事を摂取している者も対象となる。
5.介護保険の施設サービスにおける栄養マネジメント加算は、管理栄養士が継続的に入所者ごとに栄養管理をした場合に算定できる。

解答:2、5

問題39  染の予防について適切なものはどれか。3つ選べ。

1.標準予防策(スタンダード・プリコーション)とは、感染症の有無にかかわらず、すべての人に実施する感染予防対策である。
2.感染症を予防するためには、感染源の排除、感染経路の遮断、宿主の抵抗力の向上が重要である。
3.手袋を使用すれば、使用後の手指衛生は必要ない。
4.インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染である。
5.肺炎球菌ワクチンを接種すれば、すべての肺炎を予防できる。

解答:1、2、4

問題40 在宅医療管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

1.在宅中心静脈栄養法は、医療処置として栄養を補う方法である。
2.在宅中心静脈栄養法では、長期にカテーテルが体内にあるが、細菌感染を引き起こすことはない。
3.ストーマには、消化管ストーマと尿路ストーマがある。
4.腹膜透析の管理について、利用者や家族が在宅で処置を行うことは禁止されている。
5.在宅酸素療法では、携帯用酸素ボンベを使用して外出することができる。

解答:1、3、5

問題41 ターミナルケアに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1.本人の人生観や生命観などの情報は、関係者で共有すべきではない。
2.リビングウィルとは、本人の意思が明確なうちに、医療やケアに関する選択を本人が表明しておくことをいう。
3.重度の認知症機能障害などを有する利用者の場合に、家族に加えて複数の医療・介護専門職が集まって方針を決める方法をコンセンサス・ベースド・アプローチという。
4.医学的観点だけに基づく診療方針の決定では、本人の意向に反する結果となるおそれがある。
5.介護保険の特定施設では、ターミナルケアは提供できない。

解答:2、3、4

問題42 訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1.特別訪問看護指示書があるときは、7日間に限り、医療保険による訪問看護を提供することができる。
2.訪問看護事業を行う事業者は、指定訪問看護ステーションに限られる。
3.指定訪問看護事業者は、主治の医師に訪問看護計画書及び訪問看護報告書を提出しなければならない。
4.訪問看護の根拠法には、高齢者医療の確保に関する法律も含まれる。
5.利用者が短期入所療養介護を利用している場合には、訪問看護費は算定できない。

解答:3、4、5

問題43 指定看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1.事業所の登録定員は、29人以下である。
2.事業者は、看護サービスを提供する場合は、1人の利用者について複数の医師から指示を受けなければならない。
3.事業者の管理者は、必ずしも保健師又は看護師でなくてもよい。
4.その利用者については、訪問介護費を算定することができない。
5.事業所には、介護支援専門員を配置する必要はない。

解答:1、3、4

問題44 介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

1.要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者に対してサービスを行う施設と定義されている。
2.従来型の多床室に係る介護報酬は、在宅強化型と基本型の2類型だけである。
3.人員に関する基準には、医療分野から介護分野まで幅広い職種が含まれている。
4.利用者の平均要介護度は、介護老人福祉施設の入所者のそれより低い。
5.終末期にある利用者は、皆無である。

解答:3、4

問題45 介護医療院について正しいものはどれか。 3つ選べ。

1.要介護者であって、主としてその心身の機能の維持回復を図り、居宅における生活を営むことができるようにするための支援が必要な者に対してサービスを行う施設と定義されている。
2.入所対象者には、身体合併症を有する認知症高齢者も含まれる。
3.介護医療院の創設により、介護療養型医療施設は2018(平成30)年4月にすべて廃止された。
4.定員 100人のⅡ型療養床の場合には、常勤換算で1人の医師の配置が必要である。
5.入所者1人当たりの療養室の床面積は、8㎡以上とされている。重要である。

解答:2,4,5

2019(平成31)年(第22回)

問題26 呼吸について適切なものはどれか。2つ選べ。
1.⾼齢者は、⼀般に、若年者と⽐べ、1回換気量は低下する。
2.頻呼吸は、発熱や⼼不全でもみられる。
3.⼼不全による呼吸困難は、起座位⼜は半座位で増強し、臥位で軽減する。
4.下顎呼吸は、慢性気管⽀炎や肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者でよくみられる。
5.チェーンストークス呼吸では、⼩さい呼吸から徐々に⼤きい呼吸となり、その後徐々に⼩さい呼吸となって、⼀時的な呼吸停⽌を伴う呼吸状態を繰り返す。

解答:2、5

問題27 ⾷事について適切なものはどれか。2つ選べ。
1.摂⾷・嚥下プロセスの先⾏期(認知期)は、⾷べ物を咀嚼する段階である。
2.摂⾷・嚥下プロセスの咽頭期の障害では、胃からの逆流がみられる。
3.⾷事の介護のアセスメントには、福祉⽤具専⾨相談員が関わることもある。
4.⾷事の介護のアセスメントには、利⽤者が調理を⾏っているかどうかの確認は含まれない。
5.⾷事の介護のアセスメントでは、利⽤者の普段の活動性や睡眠状況も確認する。

解答:3、5

問題28 睡眠について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.床に就いてもなかなか眠れないことを、熟眠障害という。
2.眠りが浅く、すっきりと⽬覚められないことを、早朝覚醒という。
3.かゆみによって睡眠障害が⽣じることがある。
4.薬の副作⽤によって、夜間に興奮⼜は覚醒し、不眠になることがある。
5.起床時の覚醒⽔準を⾼めるケアを⾏うことで、規則的な排便リズムへの効果が期待できる。

解答:3、4、5

問題29 ⼝腔機能や⼝腔ケアについて正しいものはどれか。3つ選べ。
1.摂⾷・嚥下は、中枢神経と末梢神経により制御されている。
2.嚥下反射により、⾷物が気道に⼊らないよう気管の⼊り⼝が閉鎖される。
3.すべての⻭を喪失しても、咀嚼能⼒は低下しない。
4.脱落した粘膜上⽪細胞も、⼝臭の原因となる。
5.⼝腔内を清掃する際は、義⻭は外さない。

解答:1、2、4

問題30 認知症について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.抗精神病薬が過量だと、意欲や⾃発性などの低下(アパシー)をきたす場合がある。
2.若年性認知症⽀援コーディネーターは、すべての市町村に配置されている。
3.認知症の評価として、⻑⾕川式認知症スケールが⽤いられている。
4.認知症の評価として、Mini-Mental State Examination(MMSE)が⽤いられている。
5.レビー⼩体型認知症では、幻視はみられない。

解答:1、3、4

問題31 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1.フレイルとは、健康な状態と介護を要する状態の中間的な状態である。
2.⾼次脳機能障害の主な症状には、失⾏や失認が含まれる。
3.⼼筋梗塞は、冠動脈が破裂して起こる疾患である。
4.糖尿病は、肝臓で作られるインスリンの不⾜によるものである。
5.⾼齢者に多い⾻折部位には、⼤腿⾻頸部や胸腰椎が含まれる。

解答:1、2、5

問題32 次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.⾃治体によっては、救急⾞を呼ぶべきかどうかの相談に対応する窓⼝がある。
2.介護保険施設の介護職員であれば、研修を受けなくても、喀痰吸引を⾏える。
3.⾼齢者によくみられる疾患には、⽇常の⽣活機能に障害を引き起こすものが多くある。
4.⾼齢者は、加齢により⽣体機能が低下しているため、薬剤の副作⽤が出やすい。
5.⼀次救命処置とは、医師の指⽰のもとに救急隊員が⾏う応急処置のことである。

解答:1、3、4

問題33 ⾼齢者の急変時の対応について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.⼼肺蘇⽣時の胸⾻圧迫は、仰臥位で⾏う。
2.出⾎量が多い場合は、傷⼝を清潔なタオルなどで圧迫し、出⾎部位を⼼臓の位置より低くする。
3.両⼿⾜に⼒が⼊らず、頸椎損傷が疑われる場合には、極⼒⾝体を動かさないようにする。
4.服の下をやけどしたときは、服を脱がせて流⽔で冷やす。
5.⾷物で窒息したときは、腹部突き上げ法(ハイムリック法)を⾏うこともある。

解答:1、3、5

問題34 在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.腹膜透析は、⾎液透析に⽐べて⾷事内容の制限が多い。
2.⼈⼯的に造設した便や尿の排泄⼝のことを、ストーマという。
3.在宅経管栄養法で栄養剤を注⼊する際の体位は、座位⼜は半座位が望ましい。
4.在宅酸素療法の利⽤者が呼吸苦を訴えた場合は、ただちに酸素流量を増やす。
5.在宅中⼼静脈栄養法を実施している利⽤者が⼊浴する場合は、特別な配慮が必要である。

解答:2、3、5

問題35 ⽼年期うつ病について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.めまい、便秘などの⾃律神経症状が⽬⽴つ。
2.脳の器質的疾患は、原因とはならない。
3.家族、友⼈などの喪失体験も発症のきっかけとなる。
4.⾃殺企図の危険性は低い。
5.認知症を合併することがある。

解答:1、3、5

問題36 バイタルサインについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.やせているため体温計を腋窩部に密着できない場合には、腋窩部では正確に体温を測定できな
い。
2.脈の結滞(拍動が⽋けること)は、健常⾼齢者でもよくみられる。
3.⼤動脈疾患の患者の⾎圧測定は、左右両⽅の腕で⾏う。
4.呼吸数は、聴診器がないと計測できない。
5.パルスオキシメータは、指先から⾎液を針で採取して測定する。

解答:1、2、3

問題37 検査について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.⾎清グロブリンは、栄養状態をみる指標として最も有⽤である。
2.脊椎の圧迫⾻折で⾝⻑が低くなると、BMI(Body Mass Index)は、⾻折前と⽐較して⾼くな
る。
3.⾎中尿素窒素(BUN)は、肥満の程度を⽰す。
4.24時間⼼電図(ホルター⼼電図)の検査中は、臥床している必要がある。
5.C反応性たんぱく質(CRP)は、感染症で⾼値になることが多い。

解答:2、5

問題38 次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.インフォームド・コンセントは、治療に関わるものなので、検査には必要とされない。
2.認知機能が低下している場合には、本⼈への治療⽅法の説明は省略する。
3.指定居宅介護⽀援事業者は、あらかじめ、利⽤者⼜はその家族に対し、⼊院する場合には、担当の介護⽀援専⾨員の⽒名及び連絡先を⼊院先に伝えるよう求めなければならない。
4.認知症⾼齢者では、⽣活や療養の場所が変わることが⼼⾝の状況に悪影響を及ぼすおそれがある。
5.⼊院時情報連携加算は、指定居宅介護⽀援事業者が、その利⽤者が⼊院した医療機関に対し、ファックス等で情報提供した場合でも算定することができる。

解答:3、4、5

問題39 感染症について適切なものはどれか。2つ選べ。
1.標準予防策(スタンダード・プリコーション)は、すべての⼈の体液や排泄物等に感染性があると考えて取り扱うことである。
2.インフルエンザに罹患した者が職場に復帰する場合は、治癒証明書を提出する法的な義務がある。
3.ウイルス性肝炎は、⾶沫感染する。
4.ノロウイルス感染者の便や吐物には、ノロウイルスが排出される。
5.⾼齢者は、肺炎球菌ワクチンを毎年接種しなければならない。

解答:1、4

問題40 ⾼齢者の疾患の特徴として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.慢性の疾患が多い。
2.加齢に伴う個⼈差は少ない。
3.⼀⼈で多くの疾患を併せもっている。
4.予後は社会的要因に影響されない。
5.症状は⾮定型的であることが多い

解答:1、3、5

問題41 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.⼈⽣の最終段階において⾃らが望む医療・ケアについて、医療・ケアチーム等と話し合い、共有
するための取組をいう。
2.本⼈が死の直前になったときにのみ話し合う。
3.話し合った内容は、⽂書にまとめておく。
4.本⼈の考えより、医療・ケアチームの⽅針が優先される。
5.話合いは、⼀度だけ⾏えばよい。

解答:1、3

問題42 指定短期⼊所療養介護について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.家族の疾病、冠婚葬祭、出張等の理由では、利⽤できない。
2.喀痰吸引や酸素療法など医療ニーズが⾼い要介護者も利⽤できる。
3.虐待等やむを得ない事情がある場合でも、利⽤定員を超えて受け⼊れることはできない。
4.サービス提供施設として、介護⽼⼈保健施設、介護医療院、指定介護療養型医療施設、療養病床を有する病院⼜は診療所がある。
5.療養型以外の介護⽼⼈保健施設が提供する短期⼊所療養介護には、在宅強化型、基本型、その他がある。

解答:2、4、5

問題43 指定看護⼩規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.事業者は、看護サービスの提供の開始に際し、主治の医師の指⽰を⽂書で受ける必要はない。
2.看護⼩規模多機能型居宅介護計画の作成に当たっては、地域における活動への参加の機会も考慮し、利⽤者の多様な活動が確保できるよう努めなければならない。
3.事業者は、看護⼩規模多機能型居宅介護計画及び看護⼩規模多機能型居宅介護報告書を主治の医師に提出しなければならない。
4.訪問介護や訪問看護などの訪問サービスと通いサービスを⼀体的に提供するもので、宿泊サービスは含まない。
5.看護⼩規模多機能型居宅介護を受けている間についても、訪問リハビリテーション費、居宅療養管理指導費及び福祉⽤具貸与費は算定できる。

解答:2、3、5

問題44 医師が⾏う居宅療養管理指導について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.要介護状態の悪化の防⽌等に資するよう、計画的に⾏われなければならない。
2.交通費を受け取ることはできない。
3.区分⽀給限度基準額が適⽤される。
4.保険医療機関として指定を受けている病院は、都道府県知事の指定があったものとみなされる。
5.サービス担当者会議への参加が困難な場合には、原則として、⽂書により情報提供・助⾔を⾏わなければならない。

解答:1、4、5

問題45 介護医療院について適切なものはどれか。2つ選べ。
1.原則として、個室である。
2.ターミナルケアの機能を有する。
3.医療法の医療提供施設には該当しない。
4.必要な医療の提供が困難な場合には、他の医師の対診を求める等適切な措置を講じなければならない。
5.Ⅱ型では、Ⅰ型に⽐してより重篤な⾝体疾患を有する患者等に対応できる体制が求められている。

解答:2、4

2018(平成30)年(第21回)

問題26 高齢者に多い症状や疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 パーキンソン病の臨床的重症度の評価は、NYHAの重症度分類によって行う。
2 狭心症の発作に対しては、ニトログリセリン製剤の投与が効果的である。
3 褥瘡は、大転子部には発症しにくい。
4 疥癬は、集団感染の危険性がある。
5 肝不全の症状として、食欲不振、全身倦怠感、黄疸がみられることが多い。

【解答】2、4、5

問題27 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 深部静脈血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は、こまめに足を動かして予防に努める。
2 福祉避難所は、高齢者など何らかの特別な配慮を必要とする者を対象とし、その家族は対象としない。
3 避難所で生活している場合には、介護保険サービスの提供は受けられない。
4 介護老人保健施設は、非常災害に関する具体的計画を立てなければならない。
5 避難所では、体を動かす機会が減り、筋力が低下することによって、生活不活発病となることがある。

【解答】1、4、5

問題28 感染症と感染経路の組み合わせについて正しいものはどれか。 3つ選べ。

1 結核 ― 空気感染
2 疥癬 ― 飛沫感染
3 インフルエンザ ― 空気感染
4 腸管出血性大腸菌感染症 ― 接触感染
5 流行性耳下腺炎 ― 飛沫感染

【解答】1、4、5

問題29 次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 腹囲は、メタボリックシンドロームの診断に使われる。
2 血清アルブミン値は、栄養状態の指標とはならない。
3 血中尿素窒素(BUN)は、腎機能の指標となる。
4 白血球数は、細菌感染で減少する。
5 AST(GOT)は、心臓の疾患でも上昇することがある。

【解答】1、3、5

問題30 バイタルサインについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1 生命の維持にかかわる最も基本的な情報をいう。
2 意識レベルは、バイタルサインには含まれない。
3 感染症にかかっても、発熱しないことがある。
4 脱水では、徐脈がみられる。
5 降圧剤によって起立性低血圧を起こすことがある。

【解答】1、3、5

問題31 高齢者に多い病状や疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 フレイルとは、高齢になって筋力や活動が低下している状態を指す。
2 機能性尿失禁とは、くしゃみ、咳などによって尿がもれることである。
3 急性縁内障発作では、頭痛、嘔吐がみられることがある。
4 慢性腎不全では、全身倦怠感、動悸、頭痛、浮腫などの症状がみられることがある。
5 加齢によるインスリンの増加が、糖尿病の原因である。

【解答】1、3、4

問題32 認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 レビー小体型認知症では、便秘や立ちくらみなどの自立神経症状を伴うことがある。
2 うつ状態が続くと、認知症と診断されてしまうことがある。
3 認知症の初期では、ADLの低下がみられ、進行するとIADLの低下が起こってくる。
4 せん妄は意識障害であり、認知症と区別する必要がある。
5 認知症初期集中支援チームの訪問支援対象者は、初期の認知症患者に限られる。

【解答】1、2、4

問題33 在宅で医療機器を使用する場合の留意点について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 腹膜透析を実施している場合は、感染に注意が必要である。
2 在宅中心静脈栄養法を行っている場合は、入浴は禁忌である。
3 在宅経管栄養法では、カテーテルの定期的な交換は不要である。
4 気管切開を伴った人工呼吸療法では、気管切開部の管理が必要である。
5 在宅酸素療法では、機器の周囲2m以内に火気を置かないようにする。

【解答】1、4、5

問題34 次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 BMI(Boby Mass Index)が18.5以上の場合は、肥満とされる。
2 喫煙は、心疾患のリスクを高める。
3 多量の飲酒習慣は、脳卒中のリスクを高める。
4 骨粗鬆症の予防には、運動は効果がない。
5 大腿部頸部骨折の予防には、ヒップ・プロテクターも効果がある。

【解答】2、3、5

問題35 在宅で行われる呼吸管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 ネブライザーで吸入薬を用いる際に副作用と思われる症状がみられた場合には、吸入を中止して医療者に報告する。
2 在宅酸素療法を受けている利用者が息苦しさを訴えた場合には、医師の指示の有無にかかわらず、酸素流量を増やす。
3 在宅酸素療法を実施している場合には、定期的にバッテリーの充電状態を確認する。
4 人工呼吸器を利用する場合には、緊急時の対応方法や連絡先を確認しておく。
5 痰の吸引器は、介護保険の給付の対象となる。

【解答】1、3、4

問題36 次の記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 高齢者の低栄養状態を改善するには、水分を多く摂取することが重要である。
2 介護保険施設では、入所者全員について栄養ケア計画の作成が義務付けられている。
3 栄養マネジメント加算の要件には、栄養に関するスクリーニング、アセスメント及びケア計画の作成が含まれる。
4 高齢になっても、味覚は低下しない。
5 認知症の高齢者への食事摂取の促しとしては、声かけ、見守りなども重要である。

【解答】3、5

問題37 在宅での医療管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 インスリンの自己注射の効果は、利用者の体調によって変わることはない。
2 人工透析を受けている者は、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高い。
3 疼痛に対して麻薬を使用する際は、副作用の便秘に注意する必要がある。
4 人工呼吸器を装着している場合には、パルスオキシメーターによって酸素飽和度を測定する。
5 在宅自己導尿は、膀胱内にカテーテルを留置するよりも感染のリスクが高い。

【解答】2、3、4

問題38 高齢者に起こりやすい急変や急変時の対応について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 ジャパン・コーマ・スケール(Japan Coma Scale:JCS)では、数字が小さいほど意識障害が重度である。
2 心不全による呼吸困難は、座位をとらせることで軽減することがある。
3 心筋梗塞による痛みは、胸痛だけでなく、腹痛のこともある。
4 寝たきりの高齢者が嘔吐した場合には、側臥位をとらせた方が吐物で窒息するのを防ぎやすい。
5 発熱時には、直ちに解熱剤を用いて苦痛を緩和する。

【解答】2、3、4

問題39 死亡診断書を交付することができる資格として正しいものはどれか。2つ選べ。

1 医師
2 看護師
3 介護支援専門員
4 歯科医師
5 介護福祉士

【解答】1、4

問題40 定期巡回・随時対応型訪問介護看護について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 居宅で生活している要支援者も利用できる。
2 心身の機能の維持回復を目指す。
3 随時訪問サービスは、随時の通報からおおむね30分以内に居宅に駆けつけられる体制確保に努めなければならない。
4 介護・医療連携推進会議の会議記録は、守秘義務の観点から公表してはならない。
5 苦情処理では、苦情の内容を記録しなければならない。

【解答】2、3、5

問題41 介護保険法による訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 要介護認定者であれば、主治の医師の指示は必要ない。
2 理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士によっても提供される。
3 訪問看護の内容は、療養上の世話又は必要な診療の補助である。
4 原則として、健康保険法による訪問看護より優先的に適用される。
5 心身の機能の維持回復を目指すものであり、要介護状態の悪化防止は含まない。

【解答】2、3、4

問題42 看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 看護小規模多機能型居宅介護とは、居宅要介護者に訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて提供するサービスのことをいう。
2 開設に当たっては、都道府県に対して事業所の指定申請を行う。
3 医療ニーズの高い高齢者の利用が想定されているので、要支援者は利用できない。
4 管理者としての要件は、事業所などで3年以上認知症ケアに従事した経験と、厚生労働大臣が定める研修の修了に限定される。
5 登録者の居宅における生活を継続するための指定看護小規模多機能型居宅介護の提供体制を強化した場合は、訪問体制強化加算として所定単位を加算できる。

【解答】1、3、5

問題43 通所リハビリテーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1 主治の医師が必要と認めた居宅要介護者に、理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションを提供する。
2 若年性認知症患者は、通所リハビリテーションの対象とならない。
3 IADLの維持・回復は、通所リハビリテーションの目的に含まれない。
4 リハビリテーションマネジメント加算は、SPDCAサイクルの構築を通じて多職種協働によりリハビリテーションの質の管理を行うことを目的としている。
(注)SPDCAとは、調査(Survey)、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)及び改善(Action)をいう。
5 介護老人保健施設における通所リハビリテーションの人員基準では、常勤の医師を1人以上置かなければならない。

【解答】1、4、5

問題44 介護医療院について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 要介護3以上の者のみが利用できる。
2 介護医療院の創設に伴って介護療養型医療施設が廃止されるのは、2020年度末である。
3 長期療養が必要な者に対し、必要な医療及び日常生活上の世話を提供する施設である。
4 多床室の場合は、カーテンのみで入所者同士の視線等を遮断し、プライバシーを確保できればよい。
5 主として長期にわたり療養が必要である者であって、重篤な身体疾患を有する者等を入所させるⅠ型療養床と、それ以外の者を入所させるⅡ型療養床がある。

【解答】3、5

問題45 介護老人保健施設について正しいものはどれか。3 つ選べ。

1 医療法人が設置する介護老人保健施設では、協力病院を定める必要がない。
2 サテライト型小規模介護老人保健施設及び分館型介護老人保健施設の2つの類型からなる。
3 介護老人保健施設は、入所者が不正行為によって保険給付を受けたときは、市町村に通報しなければならない。
4 感染症又は食中毒の予防のため、その対策を検討する委員会をおおむね三月に1回以上開催しなければならない。
5 入所者の心身の諸機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるため、リハビリテーションを計画的に行わなければならない。

【解答】3、4、5

2017(平成29)年(第20回)

第26問 検査について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 低栄養指標には、BMI(Body Mass Index)が18.5未満、血清アルブミン値が3.5g/dL以下などがある
2 ヘモグロビンA1cの値は、過去1〜2か月の血糖レベルを反映している
3 大動脈疾患や進行した動脈硬化の場合は、左右の上肢で血圧に差がみられることがある
4 狭心症は、症状がなくても心電図により必ず診断できる
5 赤血球数や血色素の基準値は、性別で異ならない

正答:1.3.4

第27問 高齢者に多い疾病について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 関節リウマチでは、朝の起床時に指の関節がこわばり、屈曲しにくくなる
2 脊柱管狭窄症では、腰痛、下肢痛、しびれはみられない
3 大腿骨頸部骨折の受傷原因として最も多いのは、転倒である
4 加齢黄斑変性症は、高齢者の重篤な視力障害の原因の一つである
5 ノルウェー疥癬(角化型疥癬)は、ダニの数が少ないので、感染力が弱い

正答:1.2.3

第28問 循環器に関する次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 心筋梗塞、弁膜症による心不全では、呼吸困難などの呼吸器症状は出現しない
2 心房細動は、脳梗塞の原因の一つである
3 心筋梗塞には、発症後短時間であれば、閉塞した冠動脈の再疎通療法が適応となる場合がある
4 不整脈は、心臓自体の異常のほか、ストレスや喫煙、睡眠不足、飲酒などで起こることもある
5 起立性低血圧が認められた場合には、心臓の負荷を減らすため、血管拡張薬が処方される

正答:2.3.4

第29問 呼吸器疾患について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 急性上気道炎では、ウイルス感染が疑われる場合であっても、肺炎予防のために抗菌薬を使用する
2 誤嚥性肺炎は、口腔咽頭分泌物などを繰り返し誤嚥することにより発症する
3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、気管支拡張薬や吸入ステロイド薬が使用される
4 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、介護保険法の特定疾病に指定されている
5 慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、発症すると症状は改善しないため、禁煙する必要はない

正答:2.3.4

第30問 神経難病について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 筋萎縮性側索硬化症(ALS)では、眼球運動や肛門括約筋、知覚神経は末期まで保たれる
2 筋萎縮性側索硬化症(ALS)でみられる筋力低下や筋萎縮には、筋力トレーニングが効果的である
3 パーキンソン病では、精神症状、自律神経症状は出現しない
4 パーキンソン病の治療は、薬物療法が基本である
5 進行性核上性麻痺では、思考の遅延や無感情などの認知機能低下を早期から認めやすい

正答:1.4.5

第31問 認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 BPSD(認知症の行動・心理症状)は、一般に認知症が進行するほど重症化する
2 血管性認知症では、適切な治療やリハビリテーションにより、認知機能が改善した例もある
3 レビー小体型認知症は、幻視が特徴的で、払いのけたり、逃げるような動作を伴う
4 アルツハイマー型認知症の治療薬は、易怒性などの興奮性のBPSD(認知症の行動・心理症状)を悪化させる可能性がある
5 慢性硬膜下血腫による認知機能障害は、慢性化しているため、血腫を除去しても回復が期待できない

正答:2.3.4

第32問 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 老年期うつ病は、認知症と明確に区別され、認知症に移行することはない
2 せん妄は、興奮を伴うことが多いが、活動性が低下するものもある
3 せん妄の発症の誘因として、睡眠障害、薬剤、環境の変化などが挙げられる
4 せん妄の治療は、誘因にかかわらず薬物治療を最優先とする
5 統合失調症は、軽傷化したとしても、その後症状が再発することがある

正答:2.3.5

第33問 感染予防について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 標準予防策(スタンダード・プリコーション)の基本は、人の体液や排泄物のすべてに感染性があるものとして取り扱うことである
2 ノロウイルス感染者の嘔吐物処理に際しては、汚染した場所をアルコール綿で拭き取ればよい
3 水痘、麻疹、風疹及びB型肝炎は、ワクチンで予防可能な感染症である
4 咳エチケットは、インフルエンザと診断されたときから心がければよい
5 高齢者を対象とする肺炎球菌ワクチンは、定期接種となっている

正答:1.3.5

第34問 褥瘡について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 エアーマット等の除圧効果のある予防用具を用いた場合には、体位変換を行う必要はない
2 褥瘡の発生を促す全身性因子には、低栄養、知覚麻痺、意識障害、失禁などがある
3 褥瘡がある場合には、症状が悪化するため、入浴は避ける
4 褥瘡は、一般に感染を伴うことが多く、敗血症の原因となることもある
5 再発や新たな部位への発生を予測するためには、褥瘡のリスクアセスメントを行うことが有効である

正答:2.4.5

第35問 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 在宅自己注射は、患者に代わって家族が行うことはできない
2 高齢者の肺炎では、食欲低下、意識障害、不穏などの症状を示すことがある
3 脳梗塞の予防には、血圧管理のほか、耐糖機能低下、脂質異常などに留意する必要がある
4 インフルエンザの予防接種の対象者には、寝たきりの高齢者は含まれない
5 敗血症の主な症状は、高熱、悪寒、ショック状態などである

正答:2.3.5

第36問 在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 ストーマを造設しても、入浴は可能である
2 疼痛管理などに自動注入ポンプを用いる場合には、トラブル発生時の対応方法をあらかじめ関係者間で共有しておく
3 在宅中心静脈栄養法を実施しているときは、経口摂取を行なってはならない
4 血液透析を行なっている利用者では、シャント側の腕での血圧測定を避ける
5 胃ろうを取り扱うときは、損傷防止のためカテーテールを回転させないようにする

正答:1.2.4

第37問 在宅酸素療法について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 酸素ボンベの使用に慣れれば、医師の指示がなくても、酸素吸入量は自由に設定してよい
2 酸素消費量が多くなるため、入浴は行わない
3 電磁調理器の使用時には、酸素吸入は行わない
4 鼻腔カニューレの使用中であっても、食事や会話が可能である
5 呼吸同調型酸素供給装置を使用することで、酸素ボンベの消費を減らすことができる

正答:4.5

第38問 高齢者のリハビリテーションについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 安静臥床が続くと心肺機能などが低下するため、早期離床を図る。
2 左半側空間失認では、右半分に注意を向けるようなリハビリテーションの工夫をする
3 リハビリテーションでは、低血糖発作の出現、痛みの増悪、転倒リスクの増大などに対する注意が必要である
4 福祉用具の給付は、障害者総合支援法が介護保険法に優先する
5 回復期リハビリテーションでは、機能回復、ADLの向上及び早期の社会復帰を目指す

正答:1.3.5

第39問 短期入所療養介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 検査、投薬等は、利用者の病状に照らして妥当適切に行う
2 送迎加算は、算定できない
3 介護老人保健施設の短期入所療養介護では、看護職員又は介護職員の員数の合計は、常勤換算方法で利用者の数に対し6:1以上である
4 短期入所療養介護をおおむね4日以上利用する場合は、居宅サービス計画に沿って短期入所療養介護計画を策定する
5 緊急短期入所受入加算は、利用開始日から起算して7日を限度として算定できる

正答:1.4.5

第40問 介護老人保健施設について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 施設内で入所者に対して行なった緊急な医療処置については、医療保険から給付される
2 看取りなどを行う際のターミナルケア加算は、算定できない
3 入所者の居宅における外泊時には、介護保険施設サービス費は算定できないが、外泊時費用を月に6日まで算定できる
4 医師の指示に基づき必要と認められた場合は、経口移行加算は180日を超えても算定できる
5 一定の基準を満たす施設において、若年性認知症入所者に対して介護保険施設サービスを行なった場合には、受入加算を算定できる

正答:3.4.5

第41問 高齢者の疾患について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 症状は、しばしば非定型的である
2 複数の疾患を有することが多いため、積極的に多くの薬剤を併用する
3 環境の変化により、病状が変動することはない
4 老年症候群には、認知症、うつなど精神疾患・精神症状も含まれる
5 高齢者のQOLや予後は、療養環境、家庭や地域社会の対応などの社会的要因によって影響される

正答:1.4.5

第42問 高齢者のがんとターミナルケアについて、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 若年者と比較して、高齢者ではがんによる痛みの訴えが多くなる
2 BPSD(認知症の行動・心理症状)には、がん性疼痛が原因のこともある
3 小規模多機能型居宅介護では、ターミナルケアは提供できない
4 介護老人保健施設入所者に対するがんの治療は、医療保険の適用について制限を受けない
5 死後のケアであるエンゼルケアは、遺族のグリーフケアとしても意味がある

正答:2.5

第43問 服薬管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者の服薬管理能力の把握には、ADLや生活環境の評価は必要ない
2 高齢者が服用中の薬の副作用の不安を訴えた場合は、その意思を尊重し、すべての服薬の中止を勧める
3 認知機能低下は、用法や薬効に対する理解不足を生じさせ、適切な服薬管理を困難にする
4 「お薬手帳」により、処方情報を共有する
5 居宅療養管理指導では、薬剤師は、医師や歯科医師の指示を受け、利用者を訪問して薬学的管理指導を行う

正答:3.4.5

第44問 訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 介護保険の訪問看護費は、看護小規模多機能型居宅介護と併用して算定できる
2 看護師は、臨時応急の手当を行うことができる
3 訪問看護事業所の開設者は、医療法人及び社会福祉法人に限られる
4 急性増悪時に主治医が交付する特別指示書の有効期間は、14日間である
5 看護体制強化加算は、緊急時訪問看護加算、特別管理加算、ターミナルケア加算の各々について一定の要件を満たした場合に認められる

正答:2.4.5

第45問 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 介護予防訪問看護は、介護予防・日常生活支援総合事業の介護予防・生活支援サービス事業に含まれる。
2 居宅療養管理指導は、管理栄養士や歯科衛生士も行うことができる
3 30日以上継続して短期入所療養介護を利用することについてやむを得ない理由がある場合には、30日を超えて短期入所療養介護費を算定できる
4 看護小規模多機能型居宅介護の運営推進会議は、利用者の家族や地域住民の代表者も構成員となる
5 介護予防訪問リハビリテーションを介護予防サービスに位置付ける場合には、主治医の指示があることを確認する

正答:2.4.5

2016(平成28)年(第19回)

問題26 高齢者に多い症状・疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者の難聴では、伝音性難聴が多い。
2 服用する薬剤数が多くなると、副作用のリスクは増大する。
3 心房細動では、心内で形成された血栓により、脳梗塞をきたすことが多い。
4 高齢者のめまいは、内耳の障害のほか、血圧のコントロール不良、脳腫瘍などが原因となることがある。
5 加齢黄斑変性では、進行しても視力が失われることはない。

正解は2、3、4

問題27 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者の不明熱では、悪性腫瘍や感染症が隠れていることがある。
2 心室性期外収縮は、健康な人ではみられない。
3 血圧測定は、上腕での測定が難しい場合には、下肢で測定してもよい。
4 起立性低血圧は、飲酒や降圧剤の使用も原因となる。
5 本態性高血圧は、腎臓や内分泌の異常により血圧が高い状態をいう。

正解は1、3、4

問題28 検査について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者のBMI(Body Mass Index)は、脊椎の変形や圧迫骨折により、本来の値より小さくなる。
2 血清アルブミンは、高齢者の長期にわたる栄養状態をみるために有用な指標である。
3 AST(GOT)は、肝臓の疾病以外の原因でも上昇する。
4 糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cは、検査前1~2時間の血糖レベルを反映している。
5 CRP(C反応性たんぱく質)は、感染症以外に、悪性腫瘍や膠原病でも高値になることがある。

正解は2、3、5

問題29 呼吸状態について適切なものはどれか。3つ選べ。

1. チアノーゼは、呼吸状態が悪いため血液中の酸素が欠乏し、皮膚や粘膜が紫藍色になることである。
2 心不全により呼吸困難をきたしている場合は、起坐位又は半坐位となることで呼吸困難が軽減される。
3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合は、口をすぼめて息を吸う呼吸を積極的に勧める。
4 呼吸のたびに顎であえぐような下顎呼吸が始まると、1~2時間後に死亡することが多い。
5 チェーンストークス呼吸は、睡眠時無呼吸症候群に特徴的な呼吸である。

正解は1、2、4

問題30 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 慢性心不全に用いられるジギタリス製剤や認知症治療薬は、食欲不振の原因になることがある。
2 高齢者は、口渇の訴えが多いので、水分の過剰摂取に注意する。
3 嚥下障害の有無を把握するには、食事の所要時間、むせや誤嚥の有無、姿勢等を観察する。
4 経口維持加算は、他職種による食事の観察や会議を行い、経口維持計画を作成し、管理栄養士等により栄養管理を行った場合に算定する。
5 高齢者では、ADLの低下よりも、小腸における消化や吸収機能の低下が著しい。

正解は1、3、4

問題31 皮膚疾患について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 脂漏性湿疹では、患部を清潔に保つほか、抗真菌薬、保湿剤、ビタミン薬などが使用される。
2 帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス感染の再活性化によって起こる。
3 皮脂欠乏症は患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルなどを使ってよく洗う。
4 白癬は家族内で感染することはまれであるため、爪切りやスリッパなどは共有しても差し支えない。
5 薬疹は、長期間服用している薬剤により生じることはない。

正解は1と2

問題32 在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 悪性腫瘍の疼痛管理のために麻薬を使う場合は、便秘になることが多いので、排便コントロールに留意する。
2 腹膜透析は、在宅で行うことができるため、血液透析に比べて通院回数は少ない。
3 インスリンを自己注射している場合に、冷や汗、動悸、震えがみられたら、高血糖を疑う。
4 在宅酸素療法や人工呼吸療法を実施している場合は、パルスオキシメーターの購入費用の補助を受けられることがある。
5 胃ろうに栄養剤を注入する際には、水平仰臥位で実施する。

正解は1、2、4

問題33 次の記述について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 ジェネリック医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない。
2 医療保険における訪問診療は、医師が計画的な医学管理の下に定期的に訪問して診療を行うことである。
3 中心静脈栄養法を行っている者は、入浴はできない。
4 呼吸の苦しさを訴えた場合は、速やかに症状を緩和するため、医師の指示にかかわらず酸素流量を増やす。
5 膀胱留置カテーテルを使用し、尿漏れがある場合は、カテーテルの閉塞を疑う。

正解は2と5

問題34 感染症について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 感染症罹患者に対する特別な対応を、標準予防策(スタンダード・プリコーション)と呼ぶ。
2 介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。
3 ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする。
4 ノルウェー疥癬は、感染力が非常に強いので、一定期間の個室での管理が必要である。
5 ウイルス感染により引き起こされる肝がんは、終末期であっても介護保険の特定疾病には該当しない。

正解は3と4

問題35 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 急変時に予想される事態への対応、緊急受診先等をあらかじめ主治医や家族と共有しておくことが望ましい。
2 血圧低下による重要臓器の末梢循環が著しく障害された状態をショックという。
3 高齢者の場合、急変時にみられる痛みや呼吸困難などの訴えがないことも多い。
4 嘔吐した場合には、仰臥位にして口腔内に吐物が残っていないかを確認する。
5 高齢者は、感染症に罹患すれば、必ず発熱する。

正解は1、2、3

問題36 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 入浴の際に、皮膚の発赤や新しいアザを見つけても、褥瘡のできる部位でなければ、そのままにしてもかまわない。
2 膀胱留置カテーテルの使用時は、蓄尿バッグを膀胱と同じ高さに固定する。
3 適切な住宅改修や移動補助具の導入は、介護負担の軽減につながる。
4 摂食・嚥下障害による誤嚥は、嚥下前、嚥下中、嚥下後のいずれのときでも生じることがある。
5 睡眠障害は、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿などが原因となることがある。

正解は3、4、5

問題37 薬剤について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 肝機能が低下している場合は、薬剤の代謝速度が速くなる。
2 口腔内で溶けるOD(Oral Disintegrant)錠は、口腔粘膜からそのまま吸収される薬剤である。
3 薬剤は、主に便として排泄される。
4 麻薬は、口渇の原因となり得る薬剤である。
5 上半身を起こし、多めの水で薬を服用することが、食道潰瘍の予防につながる。

正解は4と5

問題38 訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 ターミナルケア加算は、死亡日にターミナルケアを実施した場合に加算できる。
2 介護保険の要介護者であっても医療保険の訪問看護の対象となるのは、厚生労働大臣が定める疾病、急性憎悪時及び精神障害である。
3 主治医から交付される訪問看護指示書の有効期間は、3か月以内である。
4 緊急時訪問看護加算では、利用者・家族は、24時間連絡を取ることができる。
5 訪問看護師でも、薬剤管理を行うことができる。

正解は2、4、5

問題39 短期入所療養介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 喀痰吸引を必要とする要介護高齢者は,介護老人保健施設での短期入所療養介護を利用できない。
2 短期入所療養介護には,ターミナルケアも含まれる。
3 緊急短期入所受入加算は,居宅サービス計画にない短期入所療養介護を緊急に行った場合に,7日を限度として算定できる。
4 投薬以外の診療を行ってはならない。
5 介護老人保健施設において多職種で共同して個別リハビリテーション計画を作成し,実施した場合には,個別リハビリテーション実施加算を算定できる。

正解は2、3、5

問題40 介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 若年性認知症の入所者を受け入れた場合には,介護報酬の加算を算定できる。
2 既存の介護療養型医療施設は,介護療養型老人保健施設に転換することができる。
3 施設長は,医師でなければならない。
4 退所時等指導加算は,退所後に自宅を訪問して生活指導を行っても算定できない。
5 口腔衛生管理体制加算は,歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が1か月に4回以上口腔ケアを行った場合に限り算定できる。

正解は1と2

問題41 高齢者の特性について,より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 老年症候群に対しては,できる限り安静や臥床が必要である。
2 せん妄は,原因や誘因を取り除いても消失しない。
3 体重減少,疲れやすい,身体活動レベルの低下,握力低下,歩行速度低下の5つの要素のうち,3つ以上あればフレイル(虚弱)と定義される。
4 サルコペニア(加齢性筋肉減少症)は,運動器全体の機能低下をきたすことがある。
5 加齢により,最近の出来事に対する記憶が低下していくことが多い。

正解は3、4、5

問題42 終末期のケアについて,より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 体位変換の頻度の減少や栄養状態の悪化により,褥瘡ができやすくなる。
2 本人の意思を確認できない状況下では,家族の意見が分かれることがあるため,医療・介護専門職が方針を話し合い,その結果に基づき家族を説得する。
3 終末期には,息苦しさが楽になるよう,ベッドの角度調整など姿勢の工夫をする。
4 終末期には,身体への負担が大きいため,本人が望んでも入浴は避けなければならない。
5 家族の予期悲嘆を表現できるよう支援することは,家族に対して看取りへの心の準備を促すことにつながる。

正解は1、3、5

問題43 認知症について,より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 レビー小体型認知症では,起立性低血圧や失神による転倒,便秘などの症状はまれである。
2 認知症ケアパスとは,医療機関の連携を示すもので,介護体制は含まない。
3 若年性認知症者は,自立支援医療の対象となる。
4 認知症のSOSネットワークは,警察だけでなく,介護事業者や地域の生活関連団体等が捜索に協力して,行方不明者を発見する仕組みである。
5 正常圧水頭症にみられる認知機能障害は,脳の周囲や脳室内に脳脊髄液が貯留するために生じる。

正解は3、4、5

問題44 居宅サービス事業について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 連携型定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は,定期巡回サービス,随時対応サービス,随時訪問サービスを提供する。
2 指定訪問リハビリテーションの提供は,研修を受けた看護師が行うことができる。
3 介護予防訪問看護の対象者には,末期の悪性腫瘍の患者も含まれる。
4 短期入所療養介護の入所が4日以上になる場合は,医師の診療方針に基づき,居宅サービス計画に沿った短期入所療養介護計画を事業所の管理者が作成する。
5 通所リハビリテーション計画は,かかりつけ医の指示により作成しなければならない。

正解は1と4

問題45 災害対応について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は,長時間同じ姿勢でいることから生じやすいので,こまめに足を動かすことなどで予防する。
2 災害時においても,個人情報保護の観点から,要援護者の個人情報の提供及び共有は,行うことができない。
3 災害時の新たな課題である生活不活発病は,活動低下により身体機能が低下した状態をいい,要介護者のみに生じる。
4 人工呼吸器等電源を必要とする医療機器使用者の停電時の対応については,平時より,主治医等と話し合い,対応を決めておく。
5 福祉避難所の対象者は,高齢者や障害者など避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする者とし、その家族は含まない

正解は1と4

2015(平成27)年(第18回)

問題26 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 CRP(C反応性たんぱく質)は、感染症などによる炎症の程度を示す。
2 胸部X線検査は、結核などの呼吸器疾患だけでなく、うっ血性心不全などの心疾患の診断にも有用である。
3 ノロウイルス感染症では、下痢などの症状がなくなれば、感染力はない。
4 ウイルス感染では、白血球数が上昇する。
5 尿検査は、糖尿病や腎臓病だけでなく、尿路感染症の診断にも有用である。

正解は…1・2・5

問題27 低栄養について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 浮腫や腹水がみられる場合には、低栄養も疑われる。
2 高齢者の低栄養は、ビタミンとミネラルの摂取不足が主な原因である。
3 低栄養は、褥瘡の発生要因の一つである。
4 仲間と一緒に食事をすることは、食事以外に関心が向き、食欲を減退させるため、低栄養のリスクを高める。
5 上腕や下腿の周囲長は、寝たきりなどで体重測定が難しい場合の低栄養の判定に使われる。

正解は…1・3・5

問題28 嚥下や口腔ケアについて、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 片麻痺による運動障害や感覚障害がある場合には、麻痺側の口腔内が汚れやすくなる。
2 成人の唾液の1日の分泌量は、100~200mLといわれている。
3 嚥下機能が低下している場合には、感覚が鈍くなるので、氷などの冷たいものを口に入れることは避ける。
4 口腔ケアは、口腔内細菌を減少させるので、誤嚥性肺炎の予防に有効である。
5 義歯が本人に合っている場合には、義歯を外さないで口腔ケアを行う。

正解は…1・4

問題29 薬剤について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 服薬が困難な場合には、貼付剤など他の剤型の薬剤の使用も考慮する。
2 腎機能が低下している場合には、血中濃度が下がるため、抗菌薬を使用するときは、適宜増量する。
3 BPSD(認知症の行動・心理症状)がある場合には、漢方薬は使用しない。
4 飲み忘れを防止するためには、「お薬カレンダー」などを利用する。
5 降圧剤を内服中の高齢者は、薬の作用により転倒しやすい。

正解は…1・4・5

問題30 介護保険施設について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 老人性認知症疾患療養病棟は、BPSD(認知症の行動・心理症状)のために在宅や他の施設での療養生活が難しい要介護者が入院する施設である。
2 介護老人保健施設には、肺炎、尿路感染症又は帯状疱疹について、投薬、検査、注射、処置等を行った場合の加算がある。
3 介護老人保健施設は、在宅復帰を目指す施設であるため、看取りは行わない。
4 介護老人保健施設は、地域の住民やボランティア団体等との交流が制限されている。
5 介護老人保健施設は、要介護度や所得の多寡を理由にサービスの提供を拒否することが禁止されている。

正解は…1・2・5

問題31 胃ろうについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 経口摂取に移行しようとする場合には、多職種による経口移行計画を作成して行う。
2 半固形栄養剤の使用により、胃食道逆流や下痢を防止できる可能性がある。
3 カテーテルが抜けた場合でも、ろう孔から胃の内容物が漏れなければ、医師に報告する必要はない。
4 チューブ型カテーテルを固定する際には、体表から1~2cm程度の「あそび」を持たせるように外部ストッパーを調整する。
5 胃ろうを造設している場合は、原則として、入浴は禁止されている。

正解は…1・2・4

問題32 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 血圧低下とともに大量の黒色便を認めたが、鮮紅色ではなかったため、問題はないと判断した。
2 飲食物を大量に嘔吐したため、側臥位にして、口の中に残った吐物を取り除いた。
3 激しい下痢が続いたため、水分摂取を控えさせた。
4 一過性ではあったが、明らかな片麻痺を認めたため、医師に報告した。
5 転倒により下肢の骨折が疑われたため、下肢を動かさないようにした。

正解は…2・4・5

問題33 排泄について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 日常生活動作の低下による機能性失禁では、排泄に関する一連の日常生活動作の問題点を見極めることが重要である。
2 便失禁は、すべて医学的治療を要する。
3 ポータブルトイレやおむつについては、理学療法士等の多職種と連携し、日常生活動作に適合したものを選択する。
4 切迫性尿失禁には、膀胱訓練よりも骨盤底筋訓練が有効である。
5 排便コントロールには、排便間隔を把握し、食生活や身体活動等を含めた生活リズムを整えることが大切である。

正解は…1・3・5

問題34 終末期のケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 呼吸困難や疼痛に対しては、投薬のほか、安楽な体位やマッサージなどで苦痛の緩和を図る。
2 食事については、楽しみや満足感よりも、摂取量や栄養バランスを優先する。
3 緩和ケアは、在宅では行われない。
4 要介護認定の前でも、保険者が必要があると認めた場合には、暫定ケアプランを作成して介護サービスを利用することができる。
5 臨死期において、肩や顎だけが動き、喘いでいるように見えるのは、呼吸停止に至る一連の動きである。

正解は…1・4・5

問題35 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 せん妄は、さまざまな全身疾患に伴う非特異的な症状として出現する。
2 夜間にせん妄が増悪する場合には、昼間に適度な刺激と散歩などの活動の機会をつくり、夜間に睡眠できるよう配慮する。
3 せん妄は感覚の遮断で改善するので、静かな環境を整備し、眼鏡や補聴器の装着を避ける。
4 アルコール依存症のケアでは、飲酒以外に楽しみのある生活ができるまでは、安易に断酒会には参加させない。
5 うつ症状には、降圧剤などの薬剤に起因するものもある。

正解は…1・2・5

問題36 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 パーキンソン病では、安静時の振戦やあらゆる動作が乏しくなる無動、仮面様顔貌などもみられる。
2 慢性硬膜下血腫は、血腫除去術の治療を行っても、ほとんどもとの認知機能レベルには戻らない。
3 閉塞性動脈硬化症では、歩行時に下肢痛が出現し、立ち止まって休んでも痛みが軽減せず持続する。
4 脊髄損傷では、痛みや温度感覚が失われることもあるため、低温熱傷や擦過傷等に注意する。
5 帯状疱疹は、早期に治療を始めると、帯状疱疹後神経痛などの後遺症が少なくなる。

正解は…1・4・5

問題37 難病について適切なものはどれか。 3つ選べ。

1 進行性核上麻痺では、早期から眼球運動障害や認知機能の低下が認められる。
2 脊髄小脳変性症では、運動能力を維持するリハビリテーションや環境整備により、ADLを維持することが重要である。
3 潰瘍性大腸炎は、発症時に重症であっても、経過観察で完治する。
4 後縦靭帯骨化症では、首を強く後ろに反らすことにより症状が悪化する場合があるので、そのような動作は避ける。
5 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、症状は進行性で、数年で四肢麻痺、摂食障害、呼吸麻痺となり、痛みなどの知覚や記憶力も失う。

正解は…1・2・4

問題38 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 喀痰の吸引に必要な吸引器は、介護保険により給付される。
2 膀胱留置カテーテルを留置している場合には、蓄尿バッグは、膀胱より低い位置に置く。
3 人工呼吸療法には、気管切開により行う場合や口や鼻からマスクにより行う場合などがある。
4 インスリンの自己注射を行っている場合には、低血糖による意識レベルの変化に注意する。
5 人工透析を行っている場合には、シャント側で血圧測定を行う。

正解は…2・3・4

問題39 感染予防について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 手洗いでは、指先、指の間、親指、手首を洗い忘れないようにすることが基本となる。
2 手指消毒の方法としては、流水、石けん、アルコール製剤等によるものがある。
3 あらゆる人の血液、体液、分泌物、創傷のある皮膚、粘膜には感染性があると考えて取り扱うのが、標準予防策の基本である。
4 ノロウイルス感染者の嘔吐物の処理の際は、汚染した場所をアルコールで消毒すればよい。
5 手袋の使用後は、手指の消毒の必要はない。

正解は…1・2・3

問題40 短期入所療養介護について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 療養病床を有する診療所では、提供できない。
2 入所が4日以上になる場合は、居宅サービス計画に沿って短期入所療養介護計画を作成しなければならない。
3 利用者には、検査、投薬、注射、処置等の診療を行ってはならない。
4 居宅サービス計画にない場合でも、緊急時の利用は可能である。
5 あらかじめ、短期入所用のベッドを確保しておかなければならない。

正解は…2・4

問題41 バイタルサインについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 低体温は、環境要因に加えて、低栄養や甲状腺機能低下症、薬剤による体温調節機能不全で起きる。
2 悪性症候群は、パーキンソン病薬の内服を開始したときに出現する。
3 頻呼吸は、発熱や心不全、呼吸器疾患でみられ、徐呼吸は、糖尿病性ケトアシドーシスや脳卒中による昏睡でみられる。
4 毎分50分未満の脈拍は高齢者ではよくみられるため、医療職に報告する必要はない。
5 急に立ち上がったときに、ふらつきやめまいがみられる場合には、起立性低血圧を考える。

正解は…1・3・5

問題42 訪問看護について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 訪問看護ステーションは、24時間連絡体制が義務付けられている。
2 認知症対応型グループホーム入居者は、訪問看護を利用できる。
3 訪問看護指示書のとおり訪問看護を提供している場合には、訪問看護報告書を主治医に定期的に提出する必要はない。
4 急性増悪時に主治医が特別訪問看護指示書を交付した場合には、訪問看護はその支持の日から2週間に限って介護保険から給付される。
5 利用者の意向の反映の機会を保障するため、看護師等は、訪問看護計画書の内容を利用者に説明し、同意を得て、交付する。

正解は…2・5

問題43 認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 パーソン・センタード・ケア(PCC)は、介護者の効率を優先し、薬物療法等の医療を中心とした認知症のケアである。
2 初期では基本的ADLは保たれるが、中期には基本的ADLに支援が必要になるなど、認知症の進行過程により症状やケアの方法が異なる。
3 BPSD(認知症の行動・心理症状)は、脳の病変により症状が生じるため、個人因子や環境因子の影響は受けない。
4 アルツハイマー型認知症の初期症状としては、近時記憶の障害が著しい。
5 認知症初期集中支援チームは、認知症が疑われる者やその家族を複数の専門職が訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的に行う。

正解は…2・4・5

問題44 リハビリテーションについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 リハビリテーションは、その果たす機能と時期から、予防的リハビリテーション、治療的リハビリテーション及び維持的リハビリテーションに分けられる。
2 がんの終末期にある者は、治療の効果が期待できないため、リハビリテーションの対象とはならない。
3 訪問リハビリテーションとは、病院、診療所又は介護老人保健施設から理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が訪問するサービスをいう。
4 変形性膝関節症の発症リスクは、減量をしたり、大腿四頭筋等の筋力を鍛えたりしても、低下しない。
5 左片麻痺でみられる半側空間失認に対しては、失認空間に注意を向けるリハビリテーションを行う。

正解は…1・3・5

問題45 居宅療養管理指導について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 主治医は、サービス担当者会議への参加が難しい場合は、原則として、文書等により介護支援専門員に必要な情報提供を行う。
2 サービス担当者会議は、居宅療養管理指導を行う医師又は歯科医師が利用者宅に訪問するときに、開催することが可能である。
3 薬剤師が行う居宅療養管理指導は、薬局の薬剤師に限定されている。
4 居宅療養管理指導は、区分支給限度基準額の対象にならない。
5 定期的に通院や訪問診療を受けている場合でも、訪問看護師が療養上の相談及び支援を行った場合には、居宅療養管理指導費を算定することができる。

正解は…1・2・4

2014(平成26)年(第17回)

問題26  BPSD (認知症の行動・心理症状)について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 周囲の人々を驚かせたり、理解できない行動や言動を示したりすることが多い。
2 症状悪化の要因のうち最も多いのは、身体合併症である。
3 認知症では、必ず出現する症状である。
4 非薬物療法を行う場合の原則は、精神的安定を図ることである。
5 BPSDを起こしやすい要因として、孤立・不安、不適切な住環境、睡眠等の生活リズムの乱れなどがある。

正解は…1・4・5

問題27  老年期うつ病について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 発症のきっかけは、配偶者や友人などとの死別、仕事からの引退、疾病の罹患などである。
2 老年者と比較して、気分の落ち込みが目立たないという特徴がある。
3 不安、焦燥感、情緒の不安定さはあまり見られない。
4 若年者と異なり、自殺企図につながる危険性は低い。
5 抗うつ薬を服用している場合は、眠気、口渇、便秘などの副作用が現れやすい。

正解は…1・2・5

問題28  次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成17年法律第123号)」のことである。

1 パーキンソン病が介護保険の特定疾病に該当するためには、ホーエン&ヤールのステージⅢ以上である必要がある。
2 薬剤性パーキンソン症候群は、抗精神病薬や胃腸薬などの使用で起こりうる。
3 介護職員は、喀痰吸引等研修を修了し、都道府県知事から認定証の交付を受けた場合に、痰の吸引を行うことができる。
4 難病患者が障害者総合支援法による障害者福祉サービスを受けるためには、身体障害者手帳を所持しなければならない。
5 末期の悪性腫瘍の患者は、介護保険の訪問看護は利用できない。

正解は…2・3・5

問題29  高齢者に接種が推奨されるワクチンとして、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 肺炎球菌ワクチン
2 子宮頸がんワクチン
3 インフルエンザワクチン
4 BCGワクチン
5 B型肝炎ワクチン

正解は…1・3

問題30  呼吸管理について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 人工呼吸器を装着している場合には、停電に備えて、バッテリー内臓の吸引器又は手動式や足踏み式の吸引器を備えておく。
2 在宅酸素療法で使用するボンベの航空機内への持ち込みは、すべて禁止されている。
3 在宅酸素療法は、入院しなければ導入の判断はできない。
4 在宅人工呼吸療法には、気管切開や挿管を行わない方法もある。
5 在宅人工呼吸療法を導入する場合には、家族がアンビューバッグの使い方を習得する必要がある。 

正解は…1・4・5

問題31  高齢者の飲酒問題に関して適切なものはどれか。3つ選べ。

1 退職や配偶者の死をきっかけに、飲酒問題が顕在化する場合がある。
2 アルコール依存症は、本人の意志や性格の問題である。
3 高齢者の過度の飲酒は、脳血管障害、骨折、認知症のリスク因子である。
4 アルコール依存症は、飲酒をやめれば能力障害が生じないと判断されているため、精神障害者保健福祉手帳の対象外である。
5 家族関係が希薄な場合には、飲酒問題に気づくのが遅れることがある。

正解は…1・3・5

問題32  褥瘡について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 身体の清潔の援助は、全身の皮膚を観察し、早期に褥瘡を発見する機会となる。
2 褥瘡ケアは、訪問看護師などの専門職が行うため、介護者に対する教育は必要ない。
3 褥瘡予防のための皮膚のマッサージを行う際には、血液の循環を促すため、発赤部位について特に丁寧に行う必要がある。
4 感覚障害のある在宅療養者は、褥瘡が生じやすい。
5 車いすを利用し、姿勢維持が困難な者には、皮膚や軟部組織にかかる圧力やずれを減らすため、円座を使用する。

正解は…1・4

問題33 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 胃ろうを造設しても、誤嚥性肺炎のリスクがなくなるわけではない。
2 医師・歯科医師が麻薬を処方する場合には、麻薬施用者免許は不要である。
3 円背や骨盤後傾のある高齢者の立位では、重心が後方にあるため、バランスを崩しやすい。
4 インスリン注射は、医師の指示があれば、介護職員も行うことができる。
5 パーキンソン病患者に対してリハビリテーションを行う場合には、薬効などによる体調の変化が大きいため、患者の身体の動きやすさの変化に注意する。

正解は…1・3・5

問題34  高齢者の栄養・食生活について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 納豆、クロレラ、青汁に含まれるビタミンKは、一部の抗凝固薬の効果を減弱させる。
2 高齢者は、代謝・吸収の機能が低下するが、栄養補助食品を使用することは控える。
3 ビタミンB2の欠乏により、口角炎や脂漏性皮膚炎が生じることがある。
4 食欲不振は、消炎鎮痛剤等の薬剤が原因のこともある。
5 在宅での経管栄養剤は、食品の扱いとなるため、すべて自己負担となる。

正解は…1・3・4

問題35 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 口から食べることは、必要なエネルギー補給だけでなく、口腔の自浄作用が期待できる。
2 食事介助では、本人に頭部後屈の姿勢をとらせることが望ましい。
3 経管栄養を行っている場合には、食事後はすぐに水平に臥床させることが望ましい。
4 嚥下機能が低下した人に一律にキザミ食を提供することは、誤嚥や窒息を引き起こすおそれがある。
5 食後の口腔ケアを1日1回しか行えない場合には、肺炎予防のためにも夕食後に行うことが望ましい。

正解は…1・4・5

問題36 訪問看護について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 緊急時訪問看護加算は、1人の利用者に対し、複数の事業所について算定できる。
2 訪問看護事業所の従業者は、すべて看護師又は保健師でなければならない。
3 指定訪問看護事業所が指定訪問介護事業所と連携し、吸引等の特定行為業務を支援した場合には、看護・介護職員連携強化加算が算定できる。
4 退院又は退所にあたり、指定訪問看護ステーションの看護師等が、病院等の主治の医師その他の職員と共同し、在宅での療養上必要な指導を行い、その内容を文書により提供した後に訪問看護を行った場合には、退院時共同指導加算が算定できる。
5 在宅の利用者に対して、その死亡日及び死亡日前1か月以内に2日以上ターミナルケアを行った場合は、ターミナル加算が算定できる。

正解は…3・4

問題37 高齢者虐待について正しいものはどれか。3つ選べ。(注)『厚生労働省調査』とは、厚生労働省老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室による「平成24年度高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査」のことである。

1 通報等により高齢者を保護しなければ生命に危険がおよぶと推測される場合には、市町村は、迅速に必要な保護のための措置等を講じなければならない。
2 『厚生労働省調査』における「要介護施設従事者等による高齢者虐待」の種別で最も多いのは、身体的虐待、次いで心理的虐待である。
3 『厚生労働省調査』における「養護者による高齢者虐待」の相談・通報者で最も多いのは、介護支援専門員である。
4 『厚生労働省調査』における「養護者による高齢者虐待」の虐待者の続柄で最も多いのは、夫である。
5 高齢者虐待の通報では、個人情報保護のため、家族の了解を得た上で、通報しなければならない。

正解は…1・2・3

問題38 次の記述について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 要介護4又は5と認定された者のみが、短期入所療養介護を利用できる。
2 介護保険施設における食事代や理美容代については、入所者の同意がなくても、徴収することができる。
3 口腔機能維持管理体制加算は、歯科医師又は歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が、介護職員に対する口腔ケアに係る技術的助言及び指導を月1回以上行った場合に、算定することができる。
4 入所前後訪問指導加算は、介護老人保健施設の入所者が、居宅でなく他の社会福祉施設等に入所する際にも、その者の同意を得て実施する場合に、算定することができる。
5 介護保険施設の入所者に認知症の行動・心理症状が認められるため、医師が往診した場合には、認知症行動・心理症状緊急対応加算を算定することができる。

正解は…3・4

問題39 介護老人保健施設について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 在宅復帰施設としての役割・機能があるが、在宅生活の継続を支える役割もある。
2 在宅復帰支援機能加算の算定には、入所者が希望する指定居宅介護支援事業者への情報提供が要件となる。
3 病状が安定期にある要介護者を対象としていることから、診療等の医療行為を行うことはできない。
4 従業者として、薬剤師の配置は定められていない。
5 小規模介護老人保健施設には、サテライト型、医療機関併設型、分館型がある。

正解は…1・4・5

問題40 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 療養通所介護は、介護療養病床に入院中の者が利用する通所介護サービスである。
2 短期入所療養介護は、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、療養病床を有する病院又は診療所で提供される。
3 短期入所療養介護は居宅サービス計画書に基づいて提供されるため、短期入所療養介護計画書の作成は、義務付けられていない。
4 特定短期入所療養介護は、難病やがん末期の要介護者などが、一定の基準を満たした短期入所療養介護事業所において日帰り利用を行うサービスである。
5 介護保険施設が、居宅介護支援事業者又はその従事者に対し、要介護高齢者を紹介することの代償として、金品その他の財産上の利益を供与することは禁止されている。

正解は…2・4・5

問題41 認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 介護支援専門員は、認知症の人やその家族の状況把握に加え、かかりつけ医等から情報提供を受け、アセスメントを行う。
2 若年性認知症の人が取得できるのは、知的障害者手帳である。
3 若年性認知症の人は、認知機能の低下により仕事に支障が生じ、早期に発見されるため、予後がよい。
4 「認知症カフェ」は、認知症の人の家族に対する支援の取り組みの1つであり、専門職にとっては、認知症の人やその家族の状況を把握できる場である。
5 都道府県は、若年性認知症の人の状態にあわせた適切な支援が図られるよう、医療、介護、福祉及び雇用の関係者が連携するネットワークを構築するための会議を設置する。

正解は…1・4・5

問題42 感染管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 施設入所者の咽頭培養でMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が陽性であったため、症状はないが強制的に隔離した。
2 施設入所者に2週間以上咳が続いているため、結核を疑い、医師に報告した。
3 ノロウイルス感染者の吐瀉(としゃ)物を処理する際に、マスク、エプロン、手袋のいずれも使い捨てのものを使用した。
4 社会福祉施設において、65歳に達する年度以降の入所者に対し、毎年1回の定期結核検診を実施している。
5 通常疥癬(かいせん)は施設内で集団発生することがあるため、発症者を強制的に隔離した。

正解は…2・3・4

問題43 終末期ケアについて、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 臨終が近づいたときは、応答がなくなっても、最後まで語りかけ、最期を看取るようにする。
2 独居の高齢者については、本人が希望しても、在宅での看取りを行うべきではない。
3 看取りの方針を決めた場合には、家族の意向が変わっても、その方針は変更しない。
4 末期がん患者の疼痛緩和には、第一段階としてオピオイド鎮痛薬を用いる。
5 介護老人福祉施設において、入所者又は家族の同意を得て、医師、看護師、介護職員等が共同して看取りの支援を行った場合には、看取り介護加算を算定できる。

正解は…1・5

問題44 薬剤の管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 薬剤管理指導は、薬剤の効果を適切に把握し、副作用の未然防止を図るとともに、薬剤の適正使用を進めることを目的とする。
2 複数の薬剤が処方されている場合は、一包化することにより、服用忘れや服用間違いなどを防ぐことができる。
3 在宅で使用される中心静脈栄養に使用する注射薬は、病院から届けられるものであり、薬局から届けられることはない。
4 在宅の患者が使用する必要がなくなった麻薬は、自宅で廃棄処理しなければならない。
5 胃ろうから薬剤を注入する際には、それぞれの薬剤について、錠剤を粉砕したり、微温湯で溶解させたりしてよいか、確認する必要がある。

正解は…1・2・5

問題45 次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 通所リハビリテーションにおける短期集中リハビリテーション実施加算は、退院日又は認定日から起算して3か月以内に行われた場合に、算定することができる。
2 在宅療養支援診療所は、介護療養型医療施設の入所者に対して、往診料を算定することはできない。
3 介護保険における主治医意見書は、要介護認定に用いられるものであり、介護支援専門員が介護サービス計画作成に用いることは好ましくない。
4 要介護者に対して医療保険と介護保険の両方から給付が可能な場合には、原則として、介護保険が優先される。
5 高額医療合算介護サービス費は、医療と介護の利用者負担額を足し合わせて、月単位で支払いが一定額を超えた場合に、申請に基づいて支給される。

正解は…1・2・4

PAGE TOP
error: Content is protected !!