自立に向けた家事の介護②(過去問=試験対策)
○ドラム式洗濯機は、たたき洗いを応用したものであり、乾燥機と一体型になっているものが多い。また渦巻き式洗濯機と比べると使用水量も少ない。またドラム式洗濯機は、洗濯時間は長いが、洗濯物を傷めにくい。洗剤は泡のたちにくいものを使うと良い
○洗濯物の乾燥方法で、乾燥機では、合成繊維製品やニット製品は収縮するので、乾燥温度や時間に注意する。
○衣料用漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムは、塩素系漂白剤の成分の一つで、漂白力が優れている。また、過炭酸ナトリウムや過ホウ酸ナトリウムは、酸素系漂白剤の代表的な成分である。
○還元系漂白剤の代表的な成分であるハイドロサルファイトは、毛や絹の漂白には、繊維をいためない。
○毛100%の白いセーターを家庭で洗う場合には、中性洗剤を用い、手洗いなどの弱い洗い方で行う。またセーターの形を整える場合には、スチームを用いる。
○洗剤の洗浄力は、主に洗剤成分中の界面活性剤の働きによるものである。
○洗剤を多く使用することが汚れが落ちるというものではない。
○中性洗剤は、石けんや弱アルカリ性合成洗剤のほうが中性洗剤よりも汚れが落ちやすい。ポリエステルや綿製品の洗濯には、粉石けんや弱アルカリ性合成洗剤が適している。綿は、アルカリに強いので、石けんや合成洗剤(弱アルカリ)を使って洗濯ができる。
○ナイロンは、紫外線で黄化する傾向があるので、日陰干しがよい。
○ポリウレタンは、ストレッチ織物などに使われるが、耐溶剤性があるので、ドライクリーニングができる。
○塩素系漂白剤は綿製品の漂白に適している。しかし塩素系漂白剤は絹、レーヨンの混用製品、羊毛、ポリエステルの混用製品、ナイロン、レーヨンの混用製品の漂白に適さない。
○塩素系漂白剤は蛍光増白剤の効果を高め、「塩素やけ」を起こしてしまいます。
○塩素系漂白剤は、酸性タイプの製品と一緒に使うと有害な塩素ガスが発生して危険なので、「まぜるな 危険」等の表示が義務づけられている。
○塩素系漂白剤は強いアルカリ性なので、綿・麻・ポリエステル・アクリル素材のみに使えますまた、色柄ものには使用しないほうがよい。
○液体酸素系漂白剤は弱酸性のため、ウール・絹の衣類にも使える。
○酸素系漂白剤の成分は過酸化水素や過炭酸ナトリウムです。染料を脱色しないので、白物にはもちろん色柄物にも使用することができる。
○中性洗剤とは、アルキルベンゼンや高級アルコール系の界面活性剤に中性のビルダー(配合剤)を加えたものである。中性洗剤は、ランジェリーや色落ちしやすいものの洗濯に適している。
○アルカリ性洗剤は、綿製品やポリエステル製品の洗濯に適している。
○ドライクリーニングは、水洗いでは損傷を受けやすい繊維製品の洗浄に適している。
○洗濯方法には手洗い、洗濯機洗い、ドライクリーニングなどがある。
○チョコレートの染み落としはベンジンが有効である。
○血液のしみ抜きは、まず水洗いをし洗剤洗濯をする。
○血液などのタンパク質の汚れには、高温のお湯を使うとタンパクが凝固し汚れが落ちにくくなる。
○えりあかのしみ抜きはベンジンでおこない、その後洗剤を使う。
○醤油やソースのしみ抜きには、水や温水で行いそのご洗剤を使う。
○淡色(ベージュ、クリーム、ピンク、グレー)の綿、麻、レーヨンなどは、蛍光剤の入っていない洗剤を使う。
○片麻痺のある利用者が着脱できる衣服を選択するときは、かぶり式のセーターをすすめる。
○畳は畳の目に沿って拭く。
自立に向けた家事の介護②の勉強メモ
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤の中でも粉末か液体に分かれています。
①酸素系漂白剤(粉末)
・液体タイプに比べて漂白力が高い
・洗濯にはもちろん、風呂掃除・食器洗い・除菌などいろいろな場面で使うことができます
②酸素系漂白剤(液体)
・衣類を洗濯する時のみ使われます。
・色物柄の衣類でも色落ちする心配がない。
塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は、最強の脱色・除菌効果を持っている漂白剤です。
主成分が「次亜塩素酸塩」です。
他の漂白剤よりも黒ずみ・黄ばみを真っ白に変えてくれます。
還元系漂白剤
・還元系漂白剤は、酸素を奪い取るはたらきを活用して色素を分解します。
・還元系漂白剤は、弱アルカリ性の性質をもつ粉末剤です。
・基本は白物の洋服にしか使えず、色柄物などに使うと色落ちする可能性があります。
衣類に使われる繊維と洗濯
綿
・アルカリに強いため、どの洗剤でも洗える
・シワになりやすいので、脱水は短めに
麻
・アルカリに強いため、どの洗剤でも洗える
・シワになりやすいので、脱水は短めに
毛
・アルカリに弱いため、中性のおしゃれ着用洗剤で洗う
・水に濡れると繊維同士が絡まりやすいため、手洗いなどでやさしく洗う
・塩素系漂白剤、粉末酸素系漂白剤は使えない
絹
・アルカリに弱いため、中性のおしゃれ着用洗剤で洗う
・摩擦により毛羽立つと、光沢が損なわれるため、手洗いなどでやさしく洗う
・塩素系漂白剤、粉末酸素系漂白剤は使えない
レーヨン・キュプラ
・どの洗剤でも洗える
・水に濡れると弱くなり縮みやすいため、手洗いなどでやさしく洗う
・シワになりやすいので、脱水は短めに
アセテート
・アルカリに弱いため、中性のおしゃれ着用洗剤で洗う
・塩素系漂白剤、粉末酸素系漂白剤は使えない
ナイロン
・アルカリに強いため、どの洗剤でも洗える
・塩素系漂白剤は使えない
・紫外線で黄変するので、必ず陰干し
ポリエステル
・アルカリに強いため、どの洗剤でも洗える
アクリル
・アルカリに強いため、どの洗剤でも洗える
ポリウレタン
・アルカリに強いため、どの洗剤でも洗える
・塩素系漂白剤は使えない
しみ抜
醤油のしみ抜—台所用の洗剤
コーヒーのしみ抜—食器用中性洗剤
血液のしみ—抜塩素系のアルカリ性漂白剤
カレーのしみ抜—酸素系漂白剤
口紅のしみ抜—台所洗剤
ファンデーションのしみ抜—クレンジングオイル
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