介護福祉士試験-『人間の尊厳と自立』の過去問6年間全掲載-(第33回~第28回)


この記事を読むと分かること

  • 介護福祉士試験-『人間の尊厳と自立』の6年間の過去問が分かる
  • 介護福祉士試験-『人間の尊厳と自立』の6年間の過去問の正答が分かる
  • 介護福祉士試験-『人間の尊厳と自立』の頻出問題と勉強方法が分かる

2021(令和3)年1月実施(第33回)

問題1 人権や福祉の考え方に影響を与えた人物に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 リッチモンド(Richmond.M.)は「ソーシャル・ケース・ワークとは何か」をまとめ、現在の社会福祉、介護福祉に影響を及ぼした。
2 フロイト(Freud.S.)がまとめた「種の起源」の考え方は、後の「優性思想」につながった。
3 マルサス(Malthus.T.)は人間の無意識の研究を行って、「精神分析学入門」をまとめた。
4 ヘレンケラー(Keller.H.)は「看護覚え書」の中で「療養上の世話」を看護の役割として示した。
5 ダーウィン(Darwin.C.)は、「人口論」の中で貧困原因を個人の人格の問題とした。

解答:1

問題2自宅で生活しているAさん(87歳、男性、要介護3)は、7年前に脳梗塞で左片麻痺となり、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用していた。Aさんは食べることを楽しみにしていたが、最近、食事中にむせることが多くなり、誤嚥を繰り返していた誤嚥による緊急搬送の後、医師は妻に、「今後も自宅で生活を続けるならば胃ろうを勧める」と話した。妻は仕方がないと諦めていたが、別に暮らしている長男は胃ろうの造設について納得していなかった。長男は実家を訪れるたびに、Aさんの今後の生活をめぐって口論が繰り返されていた。妻は訪問介護員(ホームヘルパー)にどうしたらよいか相談した。

介護福祉職お職業倫理に基づく対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「医療的なことについては発言できません」
2 「医師の判断なら、それに従うのが良いと思います」
3 「Aさん自身は、どのようにお考えなのでしょうか」
4 「息子さんの気持ちより、一緒に暮らす奥さんの気持ちが優先されますよ」
5 「息子さんと一緒に、医師の話を聞きに行ってみてください」

解答:3

2020(令和2)年1月実施(第32回)

問題1 Aさん(78歳、女性、要介護3)は、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。72歳から人工透析を受けている。透析を始めた頃から死を意識するようになり、延命治療を選択する意思決定の計画書を作成していた。しかし、最近では、最期の時を自宅で静かに過ごしたいと思い、以前の計画のままでよいか気持ちに迷いが出てきたので、訪問介護(ホームヘルプサービス)のサービス提供責任者に相談した。
サービス提供責任者の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「この計画書は、医師が作成するものですよ」
2 「一度作成した計画書は、個人の意向で変更するのは難しいですよ」
3 「意思確認のための話合いは、何度でもできますよ」
4 「そんなに心配なら、特別養護老人ホームに入所できますよ」
5 「この計画書は、在宅ではなく病院での治療を想定したものですよ」

解答:3

問題2 利用者の意思を代弁することを表す用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 インフォームドコンセント(informed consent)
2 ストレングス(strength)
3 パターナリズム(paternalism)
4 エンパワメント(empowerment)
5 アドボカシー(advocacy)

解答:5

2019(平成31)年1月実施(第31回)

問題1 Aさん(82歳、女性、要介護2)は、夫を7年前に看取り、その後は一人暮らしをしている。夜中にトイレに行った時に転倒し、大腿骨頸部を骨折(fracture)して3か月入院した。自宅に手すりをつけ、段差をなくす住宅改修をした後、退院した。何かにつかまれば、いすからの立ち上がりや歩行ができる。人と関わるのは苦手なため自宅での生活が中心である。遠方に一人息子が住んでおり、月に1度は様子を見に帰ってくる。週3回、訪問介護(ホームヘルプサービス)の買物代行や部屋の掃除などの生活援助を利用している。Aさんはできるだけ自分のことは自分で行い、このまま自宅での生活を維持したいと希望している。訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問したときに、Aさんは一人暮らしを続けることが不安であると告げた。
Aさんに対する訪問介護員(ホームヘルパー)の応答として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「訪問介護(ホームサービス)を毎日利用したらどうですか」
2 「一人暮らしは大変なので息子さんと同居したらどうですか」
3 「また転ぶかもしれないと思っているのですか」
4 「グループホームに入居することを考えたらどうですか」
5 「手すりをつけたし、段差もなくしたので転びませんよ」

解答:3

問題2 「夜と霧」や「死と愛」の著作があるフランクル(Frankl,V)が提唱した価値の説明として、適切なものを1つ選びなさい。

1 公民権運動により差別を解消すること。
2 生命が制限される状況において、いかなる態度をとるかということ。
3 最低生活水準を保障すること。
4 ライフサイクル(life cycle)を通じたノーマルな発達的経験をすること。
5 アパルトヘイト(人種隔離政策)を撤廃すること。

解答:2

2018(平成30)年1月実施(第30回)

問題1 1960年代後半からアメリカで展開した自立生活運動に関する記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 障害者自身の選択による自己決定の尊重を主張している。
2 障害者の自立生活は、施設や病院で実現されるとしている。
3 「ゆりかごから墓場まで」の実現にむけた制度設計を目指している。
4 障害者が機能回復を図ることを「自立」としている。
5 介護者を生活の主体者として捉えている。

解答:1

問題2 Aさん(65歳、男性、要介護2)は、昨年、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer`s type)と診断された。妻は既に亡くなり、娘のBさん(35歳)は遠方に嫁いでいる。Aさんは、現在、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で生活している。さんは、現在、介護福祉職に対して、「Bは頭もいいし、かわいいし、きっと妻に似たんだな」とよく話していた。Bさんが面会に来た時、「誰だい。ご親切にありがとうございます」というAさんの声と、「私はあなたの娘のBよ、忘れちゃったの」「お父さん、しっかりしてよ」と怒鳴るBさんの声が部屋から聞こえた。介護福祉職がAさんへのアドボカシー(advocacy)の視点からBさんに行う対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 Aさんへの行動は間違っていると話す。
2 Bさんに対するAさんの思いを話す。
3 Aさんの成年後見制度利用を勧める。
4 Aさんとはしばらく面会しないよう話す。
5 Bさんの思いをAさんに伝えると話す。

解答:2

2017(平成29)年1月実施(第29回)

問題1 Aさん(78歳,女性)は介護老人福祉施設で生活している。脳血管障害(cerebrovascular disorder)による左片麻痺で,杖を使って歩行し,自力で移動していた。Aさんは,廊下や食堂でいつも職員や他の利用者に声をかけ、誰にでも気遣う人だった。ある日、食堂のいすに足が触れて転倒して、捻挫の痛みで歩くこと ができなくなり、車いすでの移動になった。捻挫は1週間ほどで完治したが、 Aさんは歩くことを拒み、現在でも車いすでの移動を続けている。Aさんは徐々に口数も少なくなり、歩くことが不安だ。周りに迷惑をかけてしまうと言い、何に対しても消極的な様子がみられた。Aさんに対する介護福祉職の関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 Aさんは口数が少ない様子なので、できるだけ話しかけないように心がける。
2 Aさんの自立を考えて、再び歩くことができるように何度も声をかける。
3 仲の良い利用者に,頑張って歩くように励ましてもらう。
4 Aさんの担当の介護福祉職に、再び歩くように説得してもらう。
5 食堂のテーブルやいすの配置を見直して,一緒に歩いてみようと働きかける。

解答:5

問題2 障害児・者に対して, ノーマライゼーション(normalization)の理念を実現するための方策として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 障害の原因となる疾病の完治を目指して治療すること
2 障害種別ごとに,同じ職業に就くことができるように訓練すること
3 障害児と障害者が一緒に施設で暮らすこと
4 普通の生活環境に近づけること
5 障害者の経済的水準を一定にすること

解答:4

2016(平成28)年1月実施(第28回)

問題1 糸賀一雄の「この子らを世の光に」という思想に該当するものとして、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 経済的に生活できる社会的自立を保障する。
2 人間の発達を保障する。
3 困窮状態に応じて最低限度の生活を保障する。
4 障害者の職業の安定を図ることを保障する。
5 自由を制限する身体拘束の禁止を保障する。

解答:2

問題2 Aさん(82歳、女性)は、アルバイト店員の息子(56歳)と二人暮らしである。Aさんは、3年前にアルツハイマー型認知症と診断された。現在、要介護2と認定されて訪問介護(ホームヘルプサービス)と通所介護(デイサービス)を支給限度額まで利用している。Aさんは、身の回りのことに常に見守りや介助が必要であり、一人で外出して道が分らなくなり、何度も警察に保護されている。訪問介護事業所が、アドボガシーの視点からAさんと息子を支援する場合の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 自分の食事も作って欲しいという息子の要望に、対応できないと断る。
2 息子の外出時は、Aさんが部屋から出られないように施錠することを提案する。
3 Aさんの息子に相談の上、社会福祉協議会に見守りボランティアの派遣を働きかける。
4 息子に、市内の認知症家族の会があることを知らせる。
5 町内会に、回覧板でAさんと息子の状況を詳しく知らせるように働きかける。

解答:3

まとめ

介護福祉士試験-『人間の尊厳と自立』の過去問5年間全掲載-(第32回~第28回)

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