ケアマネ試験第12回~第23回までの12回分の過去問の中から介護支援分野「介護支援専門員の対応」の問題をまとめてみました

下表にもあるように、介護支援分野「介護支援専門員の対応」は、第24問、第25問で長文の問題で警護支援専門員の対応について出題されています

過去の問題の「〇」の選択肢はそのままで、「✕」の選択肢について簡単な説明をしています

古い年度の問題から書きました

「一人暮らしのお年寄りで、最近になって物忘れが激しくなり、地域で孤立している人がいる。なんとか介護サービスを受けるところまでは同意を得たが、難しい人で、今後どのように対応したらよいか悩んでいる」と、事情を詳しく知っている民生委員A氏から相談があった。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ

2009(平成21)年(第12回)

1 民生委員A氏からの情報を元に、あらかじめケアプラン原案を作ってからアセスメントをする為に訪問した。

⇒ ✕ 「本人からのアセスメントをもとにケアプランは作成する必要がある」

2 民生委員A氏にアセスメント用紙に記入してもらい、ケアプラン原案を作成した。

⇒ ✕ 「アセスメント、アセスメントシートの記入は介護支援専門員が行う」

3 本人の意向を確認する為に訪問したが、玄関を開けてくれないので、本人が信頼している民生委員A氏に同行を頼んだ。

⇒ 設問通り

4 玄関を開けたとたんにごみの異臭がしたので、アセスメントをしないで、とりあえず訪問介護を導入するケアプランを作成し、訪問介護員に掃除を頼んだ。

⇒ ✕ 「アセスメントとケアプランの作成を行い、本人の同意の下にサービスが提供されるのであって、介護支援専門員の判断でサービスを利用する事はでき」

5 何度か訪問したが、支援困難と判断し、地域包括支援センターに助言を求めた。

⇒ 設問通り

Aさん(82歳)は、夫を亡くして以来、近くに住む息子の頻繁な訪問を頼りにしながら、通所介護を利用し、一人暮らしを続けていた。ところが、最近、軽い脳梗塞を起こして入院した。退院後、またいつか倒れるのではないかと不安をかんじるようになり、有料老人ホームに入居したいとの気持ちを介護支援専門員に打ち明けるようになった。しかし、息子は、入居に反対しているようである。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2009(平成21)年(第12回)

1 利用者本位なので、Aさんの入居希望である有料老人ホームの介護支援専門員に依頼して息子を説得させた。

⇒ ✕ 「本人の意思の尊重だけでなく、家族の意向も考慮する」

2 Aさんの在宅生活継続の可能性について協議するため、サービス担当者会議を開催した。

⇒ 設問通り

3 近くの有料老人ホームをAさんと息子とともに見学した。

⇒ 設問通り

4 反対する息子の前だとAさんは入居したいと言わないため、入居の希望はそれほど強くないと判断し、しばらく静観することとした。

⇒ ✕ 「家族への遠慮などがある利用者も多いので、面と向かって言わないからと言って希望が強くないと判断してはならない」

5 Aさん宅への訪問の頻度を増やし、息子にも同席を求め、三者で話し合う機会を継続的に持つこととした。

⇒ 設問通り

Aさん(85歳)は重度の認知症であり、長男家族と同居しながら、訪問介護を利用していた。高熱を出したので別居している長女が付き添って受診したところ、ひどい褥瘡があり、これまでなぜ放置していたのかと医師に注意された。このため、長女が長男に相談せず、一方的に介護療養型医療施設に入院させた。長女は、面倒を見ていなかったと長男を叱責し、介護保険証等を渡すように求めたが拒否された。長女は、今後どのように対応したらよいか、地域包括支援センターに相談した。地域包括支援センターの対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2009(平成21)年(第12回)

1 長女の申し立てに従い、長男に対して、長女に関係書類を渡すように説得した。

⇒ ✕ 「長女だけでなく、長男からも話を聴く必要がある」

2 まず、担当していた介護支援専門員から事情を聞いた。

⇒ 設問通り

3 今後の対応を検討するため、長男、長女及び介護療養型医療施設の計画担当介護支援専門員を交えて話し合いを持つことにした。

⇒ 設問通り

4 兄弟の財産争いの可能性もあるので、センターは所管外であるとして相談を断った。

⇒ ✕ 「財産管理などの専門的な対応が必要な場合には、専門機関につなぐのも地域包括支援センターの役割」

5 地域包括支援センター運営協議会を開催し、方針を決定した。

⇒ ✕ 「地域包括支援センター運営協議会とは、地域包括支援センターの運営を地域の関係者全体で協議し、適切、公正かつ中立的な運営を確保しているかどうかの評価をしていく場なので、この設問には関係がない」

居宅介護支援事業所に、病院の医療ソーシャルワーカーから「近日中に退院する高齢者がいる。本人に頼まれたのでお願いしたい」と居宅介護支援の依頼が入った。高齢者は要介護2であり、本人は在宅での生活を希望しているが、家族は自宅への受け入れに消極的である。事業所の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2010(平成22)年(第13回)

1 自宅療養が可能であることを、病院から家族に説明してもらうよう依頼した。

⇒ 設問通り

2 自宅での療養上の注意事項について聞くため、医師に面談を申し入れた。

⇒ 設問通り

3 本人と家族の意向が異なるので依頼は受け付けられないと回答した。

⇒ ✕ 「利用者と家族の意向が異なる場合には、双方の意見の調整を行わなければならない」

4 家族と面談し、直ちに老人ホームへの入所申請を行うよう強く勧めた。

⇒ ✕ 「介護支援専門員は利用者の意思や人格を尊重し、公正中立な立場でアドバイスを行なう必要がある」

5 本人および家族と充分話し合い、当面、ショートステイの計画的な利用を提案した。

⇒ 設問通り

要介護2の利用者Aさんは、居宅介護支援事業者のB 介護支援専門員に毎日のように電話してくる。いったん電話をとると2時間は話を止めてくれないが、さほどの用ではない。対応に困っている居宅介護支援事業所の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2010(平成22)年(第13回)

1 「業務妨害に当たるので警察に通報します。」とAさんに伝えた。

⇒ ✕ 「対応に苦慮する利用者の行動であっても、業務妨害として通報するのは不適切」

2 「当事業所では対応できないので契約を解除します。」とAさんに伝えた。

⇒ ✕ 「用者の行動で対応に苦慮する場合でも、正当な理由で契約を解除することとはできない」

3 Aさんがなぜそのような行動をするのかをアセスメントした。

⇒ 設問通り

4 地域包括支援センターに現状を説明し、助言を依頼した。

⇒ 設問通り

5 直ちにAさんの居宅介護支援を保険者が運営している居宅介護支援事業所に移管した。

⇒ ✕ 「対応が大変との理由で、他の事業所に移管するのは適切な判断ではない」

自宅で暮らしている利用者Aさんは、最初の面接で「自分ができないことをやってもらえばいいし、サービスを使うのは権利だ。ケアプランはいらないから、何曜日にどんなサービスが使えるかを書いた紙だけをくれればいい」と言っている。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2011(平成23)年(第14回)

1 「私は専門職で、いろいろな指導もできますし、生活はきちんと管理して差し上げますから、まずは私の言うことを聞いてください」と話した。

⇒ ✕ 「管理、指導は不適切なこと。利用者の意思尊重を行わなければならない」

2 「サービスを利用する権利があることはそのとおりです。しかし、ケアプランを作らないと規約違反になりますから、そのようなご意向でしたらほかの事業者と契約してください」と話し、利用者宅を辞した。

⇒ ✕ 「介護サービスに関する十分な説明・理解が得られていないにも関わらず、他の事業者に促すなどはあってはならない」

3 「あなたがサービスを利用して楽しく幸せに暮らせるように願っています。それを実現するために、どんなサービスが必要か相談させてください」と話した。

⇒ 設問通り

4 「サービスは一緒に考えましょう。でもケアプランは必要なものです。良いものを作りますから私に任せてください」と話した。

⇒ ✕ 「ケアプランの作成は利用者本意でなければなりません。任せてもらって作るのではなく、利用者の意見を取り入れながら一緒に作っていくという姿勢が必要」

5 「私の仕事は、できないことを補うサービスを入れて終わりではありません。どのように毎日暮らしたいと考えておられるか教えていただいたら、それをケアプランに目標として書き込んで、一緒に持っていましょう」と話した。

⇒ 設問通り

Aさん(92歳)は重度の認知症である。長女家族と同居しながら自宅で生活を続けていたが、肺炎を発症し緊急入院した。ある日、入院先の病院の医師より「嚥下の機能が低下しているため、今後経口摂取は難しい。胃瘻(いろう)を造設して退院しますか?」と言われ,家族が悩んでいる。病院から介護支援専門員に、家族の相談にのってくれるよう依頼があった。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2011(平成23)年(第14回)

1 Aさんが延命処置についてどのような価値観や意向を持っていたかを家族と話し合い、冷静に判断できるように支援した。

⇒ 設問通り

2 「注入した栄養剤が逆流して誤嘸性肺炎が起きることがあるので、胃瘻(いろう)はしない方がよい」と家族に勧めた。

⇒ ✕ 「胃瘻(いろう)のリスクを説明することは良いが、胃瘻(いろう)はしないほうがいいという判断は、介護支援専門員がするものではなく、家族、本人が決める問題である」

3 自宅で生活する際の主治医の意見を聞いてから、家族と話し合うことにした。

⇒ 設問通り

4 病院と在宅サービスの関係者を招集したカンファレンスの開催について、病院と相談した。

⇒ 設問通り

5 退院後についても病院の医師の判断に任せてはどうかと家族に伝えた。

⇒ ✕ 「退院後の生活は家族、本人が決める問題でありケアマネがうんぬんかんぬんすることではない」

意思疎通が難しくなった認知症のAさん(75歳)は、夫(80歳)と二人で暮らしている。子供も親族もなく、妻の介護は夫一人で行っている。夫なりに工夫して介護しているが、おむつ交換や食事の介助がうまく行えていない。Aさんは最近寝ていることが多くなり、痩せてきている。夫は「妻の介護はできているから、今までどおり介護ベッドを借りるだけでいい」と頑なである。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2012(平成24)年(第15回)

1 現在の居宅サービス計画を継続して、夫が危機を自ら発見し、相談に来るまで待つ。

⇒ ✕ 「夫が自ら検証して危機を発見することは困難であると考えらるので、専門家として支援が必要と判断したのであれば、アプローチ方法を工夫して適切な支援が行なえるようにするべきである」

2 夫に妻が最近痩せてきているという観察結果を伝え、まずは、その原因を明らかにするための受診を勧める。

⇒ 設問通り

3 夫の努力を高く評価していることを伝えてねぎらうとともに、一人で頑張らず外部サービスの利用も考えるよう働きかけを行う。

⇒ 設問通り

4 今後の生活をどのように考えているのか、夫婦二人の考えを聞く。

⇒ 設問通り

5 受けるべき支援が受けられていない状況は虐待に当たるので、地域包括支援センターに通報する。

⇒ ✕ 「現状では虐待といえる状況ではなく、問題を大きくすることで夫の尊厳を傷つけることにもなりかねない」

Aさん(85歳・男性)は、居宅介護サービスの利用や近隣の見守りによって一人暮らしを継続しているが、最近は虚弱が増し、寂しいと娘に電話をするようになっている。他県に住む娘は、同居は難しいが、一人暮らしは心配なので、施設入所を勧めている。介護支援専門員にもそのことを説得してほしいと依頼してきた。しかし、Aさんは、「死んでもこの家から動かない」と言っている。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2012(平成24)年(第15回)

1 Aさんに対して施設入所の説得に努める。

⇒ ✕ 「施設入所も一つの方法ではありますが、在宅サービスや通所サービスの利用を提案するなど他の方法も考えられます」

2 Aさんの寂しさや不安感に共感する。

⇒ 設問通り

3 一人暮らしが心配であれば同居をするよう娘を説得する。

⇒ ✕ 「介護支援専門員が説得するということには問題」

4 Aさんの自宅での生活に対するこだわりを理解し、それを大切にすることも大事だと娘に伝える。

⇒ 設問通り

5 Aさんの希望を尊重し、可能な限り在宅生活が継続できるよう支援する。

⇒ 設問通り

利用者から「訪問介護員が気に入らない。こちらの希望する仕事をしてくれない。」との訴えを受けた。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2013(平成25)年(第16回)

1 苦情を受けるのは介護支援専門員の業務ではないことを説明し、「訪問介護事業所とよく話し合ってください。」と伝えた。

⇒ ✕ 「事業者に対する苦情を受け付けサービスの見直し・調整を行うことも、介護支援専門員の役割の一つ」

2 まず、利用者がどのような性格の人かを確かめるため、民生委員に事情を聞きに行った。

⇒ ✕ 「民生委員との連携は重要ですが、この段階では事実関係の確認や苦情の内容を聞き利用者の訴えに耳を傾けることを優先すべきである」

3 希望する仕事が保険給付の業務に含まれるかを確認した。

⇒ 設問通り

4 訪問介護事業所に連絡を取り、事実関係を聞いた。

⇒ 設問通り

5 希望するサービスを要求どおりに行うよう、訪問介護事業所に伝えた。

⇒ ✕ 「まずは事実関係や利用者の要望を的確に把握し、必要があればサービスの調整を行うようにする」

介護に疲れた妻は、ショートステイを利用させたいが、夫である利用者本人は、不安らしく頑なに拒んでいる。介護支援専門員の対応として、より適切なものどれか。2つ選べ。

2013(平成25)年(第16回)

1 本人に「みんなショートステイに行っているのだから、あなたも行った方がよい。」と話して、同じ事情の人がたくさんいることをわからせる。

⇒ ✕ 「介護支援は、利用者の個別の状況はニーズに基づいて行うものです。同じ状況の人がたくさんいても、この夫が行きたくなければ無理に進めることは難しいでしょう」

2 本人に「保険料を納めているのだから、ショートステイを利用するのは権利ですよ。」と説明し、一方的にショートステイの利用手続きを進める。

⇒ ✕ 「一方的にサービスの利用手続きを進めるのは適切ではない」

3 「奥さんが疲れて倒れてしまったら、困りますね。」と話しかけ、本人が状況を理解し、自ら決めるのを待つ。

⇒ 設問通り

4 妻に「奥さんと離れてしまうことをおそれているのかもしれませんね。」と本人の心情を伝え、お互いが理解しあえるよう助言する。

⇒ 設問通り

5 妻から本人に「私が倒れたら家にいられなくなりますよ。」と伝えさせ、本人にわからせるよう指示する。

⇒ ✕ 「家族の意見を本人に押し付けるのではなく、状況を説明してサービス利用の必要性を本人に理解していただくのが望ましい」

腰痛の持病のある一人暮らしのYさん(75歳、女性)が、つまづいた拍子にさらに腰を痛めて動けなくなった。要介護2の認定を受け、当初は週5回訪問介護を利用していた。その後要介護度が改善し、家事は相当程度行えるようになったが、訪問介護員の火事に頼り、訪問介護員との会話を楽しみにしている。このため、訪問介護の回数を減らすことに納得しない。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2014(平成26)年(第17回)

1 家事について、現状でYさんができることとできないことを一緒に確認する。

⇒ 設問通り

2 話し相手になってくれるインフォーマルサポートを探す。

⇒ 設問通り

3 自分でできる家事は保険で給付できないとして、一方的に自立を求める。

⇒ ✕ 「自分でできる家事は保険で給付されないとして、一方的に自立を求めることはしてはならない」

4 訪問介護事業所に訪問回数を減らすよう指示する。

⇒ ✕ 「利用者の意思を尊重し、同意を得ることなく訪問介護事業所に訪問回数を減らすよう指示をすることはしない」

5 Yさんの生活上の楽しみを見つけ、それを実現するための方法を検討する。

⇒ 設問通り

一人暮らしのAさんは、脳梗塞を発症して入院し、現在は介護老人保健施設に入所している。右半身に麻痺が残るものの、在宅生活が可能との判断から退所が決まり、担当することにはなった居宅介護支援事業所に相談が入った。Aさんのこれからの在宅生活を考えるに当たり、居宅介護支援事業所の介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2014(平成26)年(第17回)

1 介護老人保健施設の支援相談員に、居宅サービス計画原案の作成を依頼する。

⇒ ✕ 「居宅サービス計画原案の作成は、居宅支援事業所の介護支援専門員が行わなければならない」

2 着脱しやすい衣服の工夫について、介護老人保健施設の理学療法士や作業療法士に相談する。

⇒ 設問通り

3 転倒を防止するため、なるべくベッド上での生活を中心とした居宅サービス計画を作成する。

⇒ ✕ 「最初からベッド上での生活を中心とした計画はふさわしくない。計画は、できるだけ自立した生活を目指して作成することが大事である」

4 退所前に介護老人保健施設の理学療法士や作業療法士とともに自宅を訪問し、動線と家具の配置を確認する。

⇒ 設問通り

5 介護老人保健施設入所中にアセスメントを行い、退所に向けたカンファレンスに参加する。

⇒ 設問通り

一人暮らしのAさん(80歳、女性)は、身寄りがなく、要介護1で訪問介護を利用している。最近、訪問介護員に対して怒りっぽくなり、以前に比べて身支度に無頓着になってくるなど、認知症が疑われる状況となってきた。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2015(平成27)年(第18回)

1 訪問介護事業所に担当の訪問介護員の交代を依頼した。

⇒ ✕ 「認知症が疑われるという記載があるため、訪問介護職員に対して怒りっぽくなったのは認知症が原因という可能性もあり、訪問介護員を交代させても成果は得られないと考えるべきである」

2 市に措置入所を依頼した。

⇒ ✕ 「措置入所は虐待などに対応するものであり、今回のケースは当てはまらない」

3 精神科の受診について主治医に相談した。

⇒ 設問通り

4 近隣住民も含めた支援体制などについて地域包括支援センターに相談した。

⇒ 設問通り

5 認知症初期集中支援チームの支援を依頼した。

⇒ 設問通り

Bさんは、要介護3であり、軽度の認知症の妻による介護を受けながら二人で暮らしていた。しかし、「妻の認知症の症状が急に重くなり、Bさんの介護は困難になったようだ。」と訪問介護事業所のサービス提供責任者から連絡があった。介護支援専門員の当面の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2015(平成27)年(第18回)

1 サービス担当者会議を開催し、対応を協議した。

⇒ 設問通り

2 地域包括支援センターに相談した。

⇒ 設問通り

3 妻の医療保護入院の手続きをした。

⇒ ✕ 「まずは受診し、医師による判断が必要です。介護支援専門員がいきなり入院手続きをすることはできない」

4 妻の成年後見について家庭裁判所に相談した。

⇒ ✕ 「医師への相談が最優先です。介護支援専門員の判断だけで行なうのは適切ではない」

5 状況を把握するために速やかに訪問した。

⇒ 設問通り

大地震があり、自分が担当する認知症の利用者及びその家族と避難所で面接した。利用者は興奮気味であり、歩き回ったり、大声を出したりして、他の避難者から迷惑がられているように見えた。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2016(平成28)年(第19回)

1 避難者の迷惑を考え、利用者本人だけ外の車の中で生活するよう勧めた。

⇒ ✕ 「ただ場所を変えるだけでは、より混乱を生むと考えらる」

2 家族も大変なので、避難所のリーダーの監視下に置いてもらった。

⇒ ✕ 「リーダーがケアができるとしても、困難な状況の中で一人に任せることは難しいと考える」

3 外の混乱している様子が分からないよう、段ボールの小部屋に隔離した。

⇒ ✕ 「外の様子が見えないように隔離するというのは常識的、道徳的に考えにくい」

4 福祉避難所に移れないか、地域包括支援センターの職員に相談した。

⇒ 設問通り

5 周りの避難者に理解と協力を求めた。

⇒ 設問通り

飼い犬の世話ができなくなった一人暮らしの利用者から、保険給付として飼い犬の世話をしてもらえないかと訪問介護員に相談があった。その報告を受けた訪問介護事業所は、利用者にとって必要なサービスなので実施したいと介護支援専門員に相談した。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2017(平成29)年(第20回)

1 利用者の意思を尊重し、当面、飼い犬の世話を行うことを認める

⇒ ✕ 「ペットの散歩は日常生活の援助に該当しない行為である」

2 飼い犬の世話を依頼できるボランティアを探す

⇒ 設問通り

3 利用者に対し、訪問介護事業所を変更するよう指示する

⇒ ✕ 「訪問介護事業所を変更しても飼い犬の世話をすることはできません」

4 保険給付としては不適切である旨の説明をする

⇒ 設問通り

5 地域ケア会議に提案し、必要な社会資源の開発・充足を促す

⇒ 設問通り

Aさん(85歳、女性)は大腿骨頸部骨折の手術を受け、近々退院予定である。自力での排泄や移動にはやや困難が伴い、要介護2の認定を受けた。本人も同居している息子夫婦も、在宅生活を望んでいる。息子夫婦はお互いに協力して自宅で介護を行うつもりである。介護保険のサービス利用について相談があったが、介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2018(平成30)年(第21回)

1 トイレ介助の負担を減らすため、排泄についてはおむつを利用することを提案する。

⇒ ✕ 「おむつの使用は、排泄に関する残存機能の維持を妨げるので、今回の対応としては適さない」

2 歩行機能の向上を図るため、通所リハビリテーションの利用を提案する。

⇒ 設問通り

3 住宅改修の利用を検討するため、住環境のアセスメントを提案する。

⇒ 設問通り

4 家族介護者の負担を軽減するため、訪問介護による生活援助の利用を提案する。

⇒ ✕ 「この状況で家族の介護負担軽減のためのサービス利用は適しているとは言えない。同居家族がいる場合は、訪問介護で利用できる内容には限りがある」

5 将来に備えて、施設入所を提案する。

⇒ ✕ 「本人、家族ともに在宅での生活を望んでいるので、現時点での施設の提案は適していない」

Aさん(80歳、女性、変形性膝関節症、要介護1)は、週2回介護保険の訪問介護で買い物と掃除を利用し、一人暮らしをしていたが、息子が来月から同居することになった。Aさんは「息子は精神的に弱い面があり、仕事をしながら私の世話をするのは無理だ」と言って、現在利用している訪問介護の継続を希望している。介護支援専門員の当面の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2018(平成30)年(第21回)

1 一人暮らしではなくなるため、訪問介護の対象外となることをAさんに伝える。

⇒ ✕ 「同居家族がいることで一律に利用できないということではありません。個別の状況を見て利用の必要性を確認しましょう」

2 訪問介護が受けられなくなっても自分でできるように、住宅改修を提案する。

⇒ ✕ 「アセスメントの上、必要性があれば提案する」

3 息子に対して、Aさんに必要な援助ができる状況かを確認する。

⇒ 設問通り

4 Aさんの希望どおり、同居後も今までのサービスを継続することを約束する。

⇒ ✕ 「制度上、確約することはできない」

5 改めてアセスメントを行う必要があることをAさんに伝える。

⇒ 設問通り

左片麻痺のあるAさん(80歳女性、要介護2、現在介護サービスの利用なし)は、夫のBさん(85歳)と二人で暮らしている。Bさんから相談を受けた民生委員が、遠方に住んでいる長女に、「Bさんが、最近、入浴させるのがつらくなったと言っている」と連絡した。そこで、長女は、実家の近くの居宅介護支援事業所に介護支援専門員の訪問を依頼した。この時点での介護支援専門員の対応について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2019(令和1)年(第22回)

1 すぐにサービスが利用できるように、訪問入浴サービス事業者を同行させる。

⇒ ✕ 「Aさんの入浴状況やBさんの介入度合いなどの現状とニーズを確認したり、長女への意向確認などを行い、サービスを調整することが望ましい」

2 AさんやBさんから、暮らし全般に関する状況を聴き取る。

⇒ 設問通り

3 Bさんに対して、自宅での介護に意欲を持てるように助言する。

⇒ ✕ 「ご夫婦の状況確認が不十分なままの助言は、介護への負担感を増大させる可能性もあるため、適切なアプローチではない」

4 AさんとBさんの了承を得て、民生委員に、これまでの見守りや働きかけの状況を確認する。

⇒ 設問通り

5 長女に、家族による情緒的支援のために実家への訪問を増やすよう求める。

⇒ ✕ 「長女の負担も考えると、適切な助言ではない」

会社員の長女と2人で暮らしているAさん(80歳、女性)は、最近、買物に出て家に帰れなくなることがあり、アルツハイマー型認知症と診断された。要介護1の認定を受けた数日後、親子で居宅介護支援事業所を訪れ、介護支援専門員に相談した。このときの介護支援専門員の対応について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2019(令和1)年(第22回)

1 介護サービスを多く利用できるよう、区分変更申請を提案する。

⇒ ✕ 「介護支援専門員は、どのような介護サービスを希望しているか、確認すべき」

2 長女の仕事を減らして、日中一緒に過ごす時間を増やすよう提案する。

⇒ ✕ 「長女に今後どのような生活を望んでいるかお聞きして、どこまでなら協力できるか、できないことは何かをお聞きする」

3 Aさん親子がこれからどのような生活を望んでいるかを聴き取る。

⇒ 設問通り

4 Aさんの買物時の道順を自分と一緒にたどり、地域の社会資源を確認することを提案する。

⇒ 設問通り

5 地域の介護保険サービス事業所の一覧を渡して、長女から事業所に直接連絡してもらうことにする。

⇒ ✕ 「現状を把握してから、地域の介護保険サービス事業所を検討し、介護支援専門員が事業所に連絡する」

特別養護老人ホーム入所中のAさん(98歳、女性)は、食事摂取量が激減し、全身衰弱が進行している。発語も困難で、意思疎通も難しい。嘱託医の判断では、Aさんはターミナル期の状態であるとのことであった。Aさん及びその家族の入所時の意思は、「最期まで施設で暮らしたい」とのことであった。この場合の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

2020(令和2)年(第23回)

1 看護職員が作成した看取り介護計画があるため、施設サービス計画は作成しない。

⇒ ✕ 「介護老人福祉施設に入所した場合は、看取りの計画があるかどうかにかかわらず、担当介護支援専門員が施設サービス計画を作成する必要がある」

2 Aさんと家族の意向は明らかなので、改めて面接をせずに、介護支援専門員が単独でターミナル期の施設サービス計画を作成する。

⇒ ✕ 「施設サービス計画を作成において、介護支援専門員は入所者や家族と面談を行う必要がある」

3 看取りに対する家族の意思を確認するため、介護支援専門員がAさんの家族、嘱託医、生活相談員等との面談の日程調整を行う。

⇒ 設問通り

4 Aさんの意思を尊重し、最期まで介護職員が単独で看取りの介護を行った場合は、看取り介護加算を算定できる。

⇒ ✕ 「看取り介護加算を算定するには、多職種の協議による定期的な指針の見直しが必要」

5 終末期の身体症状の変化や介護の状況等を記録し、医師、看護職員、介護職員、介護支援専門員等による情報の共有に努める。

⇒ 設問通り

Aさん(80歳、女性、要介護2)は、長女(51歳)、長女の夫(50歳)、孫(17歳、女性、高校生)と同居しており、通所介護を週3回利用している。長女及び長女の夫はフルタイムで働いており、平日は孫が介護を担っている。長女から、「最近娘の学校の成績が下がってきたが、介護が負担なのではないか」との相談を受けた。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

2020(令和2)年(第23回)

1 長女に対し、仕事を辞めて介護や家事に専念すべきであると説得する。

⇒ ✕ 「長女を介護に専念するように説得することは間違い」

2 家族と介護支援専門員で、家事や介護の家庭内での分担及び介護サービス利用の見直しについて話し合う場を設ける。

⇒ 設問通り

3 長女及び長女の夫に勤務先の介護に関する支援制度を確認するよう依頼する。

⇒ 設問通り

4 孫のため、直ちにAさんの短期入所生活介護の手配をする。

⇒ ✕ 「短期入所生活介護を検討するのは選択肢の一つですが、他のサービスを含めて検討する方が望ましい」

5 孫の話を傾聴し、必要に応じて若年介護者(ヤングケアラー)としての悩みを持つ者同士の懇談会などに関する情報を提供する。

⇒ 設問通り

まとめ

ケアマネ試験第12回~第23回までの12回分の過去問の中から介護支援分野「介護支援専門員の対応」の問題をまとめてみました

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