ケアマネ試験第12回~第23回までの12回分の過去問の中から「面接技術」の問題をまとめてみました
下表にもあるように、「面接技術」はソーシャルワークの中に位置付けられ、他の技術と共に出題されています
過去の問題の「〇」の選択肢はそのままで、「✕」の選択肢について簡単な説明をしています
古い年度の問題から書きました
目次
ソーシャルワークの面接技術について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 インテーク面接は、利用者と面接者との相談目的のために設定された面接であるため、原則として1回の面接で終わらせる。
⇒ ✕ 「インテーク面接は、必ずしも1回で終わらせる必要はない」
2 クローズドクエスチョンは、利用者が混乱し収拾つけ難いときなどに効果を発揮する事がある。
⇒ 設問通り
3 利用者の情緒面の反応を確認する事は、利用者を感情的にさせてしまうので、原則行わない。
⇒ ✕ 「情緒面の反応も確認しておくことが重要です」
4 利用者の誤解を正したり、情報を提供したり、対人関係や環境整備についての助言や提案を行ったりすることも、必要な技術である。
⇒ 設問通り
5 インテーク面接の経過については、その後に状況が変化することもあるので、すぐに記録する必要はない。
⇒ ✕ 「インテーク面接の経過は、その都度正確に記録しておく必要がある」
インテーク面接について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 相談援助者は、過度の同情、感情移入、批判などを注意深く回避する
⇒ 設問通り
2 情報収集のため、アセスメント項目の順番に従って、すべて質問する
⇒ ✕ 「本人に合わせ順番を変更したり、不要なものを聞かなくてもよい」
3 利用できるサービスについて必要な情報を伝え、クライエントが選択しやすいよう工夫する
⇒ 設問通り
4 インテーク面接の終わりには、問題の解決に向けて一定の積極的な見通しを相互確認することが重要である
⇒ 設問通り
5 インテーク面接では、得られる情報は少ないため、記録の必要はない
⇒ ✕ 「インテーク面接時に得られた情報は、今後の支援につなげるためにも、また、多職種で共有するためにも重要な情報となるので、必ず記録する」
インテーク面接について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 相談援助者は、どのような援助ができるのかについて説明する必要がある。
⇒ 設問通り
2 インテークは、初期の面接であるため、1回で終わらせる必要がある。
⇒ ✕ 「インテーク面接は、1回で相談者のすべてを把握したり、十分な信頼関係の構築が難しいこともあるので、数回に分けて行うこともある」
3 秘密が保持できる部屋の準備など、クライエントが話しやすい環境を整える必要がある。
⇒ 設問通り
4 クライエントの主訴に対して、相談援助者の所属する機関が対応できないことを明確に伝えるのは、望ましくない。
⇒ ✕ 「所属する期間で対応が困難な場合は、所属機関が対応できない理由を明確に伝える必要がある」
5 インテーク面接では、経過や課題について正確かつ迅速に記録する必要がある。
⇒ 設問通り
まとめ
ケアマネ試験第12回~第23回までの12回分の過去問の中から「面接技術」の問題をまとめてみました