自立に向けた移動の介護(聴覚(言語も含む)障害者)(過去問=試験対策)

〇補聴器使用適否の判断は、障害の程度が最も重要になる。

〇補聴器使用に効果が認められるのは、主として伝音性難聴の場合である。

○聴覚障害でのリハビリテーションや教育の領域では、障害となった年齢を重要な資料とする。

○学齢期以後に聴覚障害となった者とのコミュニケーション手段としては、ボディラングエッジが最もふさわしい。

○聴覚障害では手話を介してのコミュニケーションでは、口の動きや顔の表情は重要な要素である。

○聴覚障害者とのコミュニケーション手段は、多くの場合手話が用いられるので介護従事者は手話を覚えることが望ましい。

○難聴の程度はそれぞれ異なるが、一般に音を大きくしただけでは必ずしも聞き取りがよくなるとは限らない。

○聴覚障害者が読話によって理解する場合、日常的内容の会話が適している。

○感覚訓練によって視覚・聴覚などの重複障害者は、触覚や運動感覚を使ってコミュニケーションを図ることができるようになる。

○聴覚障害者とのコミュニケーションを図る上で重要なことは、手話、筆談、身振りなどあらゆる手段を使って意思の疎通を図ろうとすることである。

○聴覚障害者に対する介護従事者の役割には、手話通訳者や要約筆記者の派遣についての情報の提供も含まれる。

○聴覚に障害を受けた者のコミュニケーションの方法には、手話や筆談などがある。

○伝音性難聴は、補聴器が適用しやすい。

○難聴の高齢者の対応については、日常の人の集まりの場においても意思の疎通が図られるように配慮するのがよい。

○聴覚・言語障害者の介護では、コミュニケーションの方法を確立するために、障害の種類や程度を把握した個別の援助が必要になる。

○読話とは、聴覚障害者に対して発話者の口唇周辺の動きから音声を推測する方法のことをいう。

○聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは話し相手は、逆光にならないような位置で話しかける。

○聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは、1~1.5m離れることが読話に最適の距離である。

○聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは、はっきりと、普通に話してよい。

○聴覚障害者との口話で留意することは、大きな声を出すことではない。

○聴覚障害者とのコミュニケーションでは、重要なことについては、ファックスや手紙を用いて確認するなどの配慮が必要である。

○聴覚障害者のコミュニケーションでは、読話で話が理解されない場合には、表現をいろいろと変えて伝えるよう努力しよう。

○重度の聴覚障害者で補聴器を使用するときは、訓練をしてから使用するようにする。

○高齢者の難聴は感音性難聴が多く、補聴器を使用して効果がでにくい。

○手話によるコミュニケーションは、中途失聴者には難しい。

○聴覚障害者は、介護従事者が理解したと思っても本人が理解していない場合があるので、本人の理解を確認しておくことが大切である。

○聴覚障害者には、実物などを示しながら、表情豊かに接する。

○失語症には、五十音表を活用してもコミュニケーションすることができない。

○言語によるコミュニケーションが難しくなった人には、簡単な図や絵、写真を使って伝える方法もある。

○重度の失語症のある人とのコミュニケーションでは、「はい」「いいえ」で答えることができるような質問をする。

○聴覚障害のある人の補聴器は、専門家による調整が必要である。

○聴覚障害は、外耳から大脳に至るまで間での間の異常によって起こる。

○言語障害は、大脳の左半球の病変によって起こることが多い。

○左半側空間無視は、大脳の右半球の病変が大きく関与している。

○伝音性難聴では、補聴器の使用は有効である場合が多い。

○高齢者の難聴では、感音性の難聴が多い。

○感覚性失語では、聞いた話を理解することができない。

○話し言葉だけで会話が困難な構音障害では、50音表を用いるなどする。

○先天性聴覚障害者では、一般的に手話が有効である。また中途失聴者では、一般的に筆談が有効である。

○麻痺性構音障害者では、障害の程度によってはコミュニケーションエイドが有効である。

〇運動性失語症者では、絵カードが有効である。

○聴覚障害者については手話による通常のコミュニケーションの場合も、問題の性質によっては筆談を併用するとよい。

自立に向けた移動の介護(聴覚(言語も含む)障害者)の勉強メモ

高齢者の難聴の兆候

①聴いているテレビの音が大きくなる。
②後ろから声をかけても振り返らない。
③会話でつじつまの合わないことを言う。
④団らんの場で会話することが少なくなる。
⑤耳鳴りを訴えるようになる…などがある。

伝音性難聴(伝音難聴)

伝音性難聴は、補聴器使用に効果が認められる

伝音性難聴とは、外耳(耳介&外耳)と鼓膜及び中耳、つまり音を伝える器官の障害による難聴です。これは音を聞くための神経には異常がないので治療できる可能性が有るし補聴器で音を大きくすることによりかなり聞こえるようになります。中耳炎などによる難聴はこれに当たります。

感音性難聴(感音難聴)

感音性難聴は、内耳か又は聴覚神経に障害がある難聴で医学的な治療が困難です。また、大きな音は健聴者並に煩く感じるのに、小さな音はあまり聞こえません。そのため、補聴器には高度な機能が要求されます(感音性難聴にはグッドイヤーが大変適しています)。また、感音性難聴は周波数により聞こえ難さが非常に異なることが多く、特に幼児期から高い音が聞こえない場合は発音の修得が難しい問題もあります。

混合性難聴(混合難聴)

伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴を併せ持った難聴です。老人性難聴は多くの場合 混合性難聴ですが、どちらの度合いが強いかは個人差が大変大きいと言えます。

聴覚障害者とのコミュニケーション

手話は、聴覚障害者の生活の中から生み出されてきた言語で、手や体の動きなどでコミュニケーションを取る方法です。同じ表現方法でも、表情や口形、位置や方向、強弱などで意味あいを持たせています。
指文字は、50音をすべて指の動きで表現します。ただ、あまり多用すると読み取りが大変です。
読話は、口の動きや、会話の前後関係から内容を類推する方法ですが、日本語の場合、同口形異音も多く、読話だけですべてを理解するのは困難です。
筆談は、日本語の読み書きが充分できる聴覚障害者には有効な方法です。ただ、書くことだけでは細かいニュアンスが伝わりにくい面があります。

補聴器は、残存聴力の活用からは有効な方法ですが、補聴器 をしたからといって、すべての言葉をはっきりと聞き分けられる訳ではないため、周囲の方々の協力が不可欠です。
身振り、空書といって空間に文字を書く方法などもあります。
また、聴覚障害者の情報保障として、手話通訳者要約筆記者の派遣制度もあります。

失語症

言葉の「理解」や伝えたいことを言葉にする「話す」「復唱する」という行為が困難になります。また、「話す」ことだけではなく、「聞いて理解する」「読む」「書く」といったことが困難になる場合もあります。
そのため、五十音表を活用することははできません。

失語症の代表的な種類

(1)健忘失語
最も軽度の失語症で、言葉を聞いて理解する力は保たれており、流暢に話すことも、復唱することもできますが、物や人の名前が出てこないことがあります。
(2)ブローカー失語(運動性失語)
脳のブローカ野が損傷した場合に生じ、言葉を聞いて理解する力は保たれていますが、流暢に話すことや復唱することが困難な傾向があります。右片麻痺(右半身のまひ)を発症している場合が多くあります。
(3)ウェルニッケ失語(感覚性失語)
脳のウェルニッケ野が損傷した場合に生じ、流暢に話すことはできるが、錯語やジャーゴン(無意味な言葉)が混ざる場合があります。言葉を聞いて理解する力が低下し復唱することが困難な傾向がある。
(4)全失語
最も重度の失語症です。「話す」「聞く」「読む」「書く」といった機能のすべてが困難になります。その場にあった発語はなく、意味のある言葉を話すことは難しいですが、その場の状況を理解する力は保たれています。右片麻痺(右半身のまひ)を発症している場合が多くあります。

半側空間無視

半側空間無視は、大脳半球の障害、それも右半球の障害を原因にして起こる脳の病気です。
視野の左半分を認識できないようになるのがこの病気の特徴です。
逆に左半球が障害を受けた場合には、右側の空間無視が起こることもありますが、それよりも失語症が顕著にでます。

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