医学的側面から見た認知症の基礎②(過去問=試験対策)

認知症と間違えられやすい症状

○認知症によく似た症状を示すものに、せん妄とうつ病がある。

○せん妄は意識障害の一つで、この障害により注意力や集中力が続かず、時間や場所が判らなくなったりするので認知症と間違えられることがある。

○高齢者のせん妄は夜間におこることが多いので夜間せん妄といわれる。

○せん妄は、夕方から夜間に好発し、日中には消退するという睡眠・覚醒リズムの障害が現れる。

○せん妄状態は、軽度や中等度の意識障害の際に、幻覚・錯覚や異常な行動を呈する状態で意識状態は混濁している。

○せん妄状態では、その時の出来事を覚えていないのが特徴である。

○せん妄の原因の一つに、向精神薬等の投与がある。

○せん妄は突然起こり、良くなったり悪くなったりの変動がみられる。

○せん妄は、意識が混濁して、幻覚や錯覚がみられる状態のことで、大声で騒いだり、人を呼んだりすることがある。

○せん妄は脳内の一過性におこる障害と考えられるので、まずは穏やかに対応し落ち着きを取り戻すケアが求められる。

○うつ病は気分障害の一種で、抑うつ気分や不安・焦燥、精神活動の低下、食欲低下、不眠症などを特徴とする精神疾患である。

○うつ病のために一時的に認知症になってしまったように見える場合、これを仮性認知症という。

○高齢者で認知症では不眠状態が続いたりすると、夜間せん妄を起こしやすくなる。また、意欲の低下、感情が不安定になると僅かな刺激で泣いたり、笑ったり、怒ったりする情動失禁にいたることがある。

○せん妄の発症は急激で日内変動が目立ち、夜間に悪化することが多い。

○覚醒水準とは、脳の活動状態を表すものですが、せん妄では覚醒水準が低下する。

○せん妄は短期間のうちに現れ、軽度から中等度の意識障害に、特徴的な幻覚、錯覚、不安、精神運動興奮、失見当識などを伴う。

○せん妄は、日内変動を認めることが多い。

医学的側面から見た認知症の基礎②の勉強メモ

せん妄

せん妄とは、高齢者に多く発症する一種の意識精神障害
高齢者にはせん妄がしばしば出現するが、その状態像は認知症と重なる部分が多いため、高齢者の軽い意識障害は仮性認知症と呼ばれる。

せん妄の原因

①疾患によるもの
②加齢によるもの
③薬の副作用によるもの
④入院・手術によるもの

せん妄の症状

①睡眠-覚醒リズムの障害
②幻覚・妄想
③見当識・記憶障害
④情動・気分の障害
⑤不随意運動などの神経症状

せん妄を悪化させないための非薬物治療

①適切な水分補給と栄養補給
②体を動かす
③親しみのあるもので安心感を与える
④感覚(五感)を維持する
⑤規則正しい生活リズム
⑥居心地のよい環境作り
⑦リアリティオリエンテーション

PAGE TOP