ケアマネ試験2022年 保健医療サービス「在宅医療管理」(過去12回の全問題)これだけノート

ケアマネ試験2022合格勉強ノート

ケアマネ試験第12回~第23回までの12回分の過去問の中から「保健医療サービス「在宅医療管理」」の問題をまとめてみました

下表にもあるように、「保健医療サービス「在宅医療管理」」は、ほぼ毎年出題されています

過去の問題の「〇」の選択肢はそのままで、「✕」の選択肢について簡単な説明をしています

古い年度の問題から書きました

服薬に関し、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 複数の薬剤を継続して服用し、薬剤の副作用が生じた場合には、自分が副作用の原因であると思う薬剤を直ちに減量する。

⇒ ✕ 「薬剤の増量・減量は、自己判断で行うものではなく、医師の指示の元で行われるものである」

2 薬剤を飲みやすくする工夫として、ハーブ茶を用いる。

⇒ ✕ 「ハーブ茶を用いることで、薬剤の効能に変化が現れる可能性がある。薬は水や白湯で服用するのが基本です」

3 高齢者は腎機能が低下しているため、薬物の代謝や排泄が早くなる。

⇒ ✕ 「高齢者は腎機能が低下しているため、薬剤の代謝や排泄が遅くなることがあり、薬の副作用が強まる」

4 抗うつ薬を服用している場合には、口渇、排尿困難、嚥下障害などの副作用に注意する。

⇒ 設問通り

5 高齢者は、薬剤により精神症状を生じやすい。

⇒ 設問通り

医療機器について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 パルスオキシメーターは、静脈血中の酸素分圧を測定する。

⇒ ✕ 「パルスオキシメーターは、動脈血酸素飽和度を測定するもの」

2 ホルター心電図(24時間心電図)を装着した場合は、安静を保つ。

⇒ ✕ 「安静にするのではなく、通常通りの生活を行う」

3 耳式体温計は、鼓膜付近から出る赤外線を検出することで体温を測定するものである。

⇒ 設問通り

4 安眠のため、睡眠中は人工呼吸器のアラームの音量を最小にして聞こえないようにする。

⇒ ✕ 「アラームは人工呼吸器の異常を知らせる仕組みであり、聞こえないようにしてしまうと、生命に危険が及ぶ可能性がある」

5 気管切開をしている場合でも、スピーチカニューレの使用により発声は可能である。

⇒ 設問通り

在宅での医療管理に関する次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 胃瘻(いろう)からの経管栄養食の投与は、胃食道逆流の恐れはない為、水平臥床した状態で実施する。

⇒ ✕ 「胃食道逆流のおそれがあるため、半座位で実施するのが望ましい」

2 慢性閉塞性肺疾患等により動脈血炭酸ガスが上昇しやすい患者では、安易に酸素吸入量を増やすと炭酸ガス貯量を助長する恐れがある。

⇒ 設問通り

3 尿路感染症を繰り返す要介護者については、尿道留置カテーテルをその原因として考慮する。

⇒ 設問通り

4 人工呼吸器を装着している場合には、外出は不可能であり、在宅での安静を要する。

⇒ ✕ 「外出用の装置で、外出することができる」

5 在宅酸素療法で用いる酸素供給器は、旅行先で利用できる場合もある。

⇒ 設問通り

高齢者の薬剤管理について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 居宅療養管理指導における薬剤管理指導は、医師の処方による薬剤だけでなく、市販の医薬品、漢方薬、健康食品や一般食品が影響し合う可能性を確認する。

⇒ 設問通り

2 利用者の居宅を訪問して薬剤師が行う居宅療養管理指導は、薬局の薬剤師に限定されており、医療機関の薬剤師は行うことができない。

⇒ ✕ 「病院、診療所の薬剤師も居宅栄養管理指導を行なうことができる」

3 服用した薬剤は、主に尿から排泄されるため、尿量の確認が大切である。

⇒ 設問通り

4 製剤学的な工夫がなされている錠剤には、つぶして内服してはいけないものがあるので、飲みやすい剤形への変更については、医師や薬剤師に確認する。

⇒ 設問通り

5 医師が処方した医薬品は、すべて後発医薬品(ジェネリック)に切り替えることができる。

⇒ ✕ 「すべての薬にジェネリックがあるわけではありません」

痰の吸引について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 長期療養で気管切開や気管挿管を受けている者では、自力で気道内の分泌物を喀出できない場合も多いので、気道確保のために吸引が必要である。

⇒ 設問通り

2 意識のある療養者では、吸引は激しい咳嗽(がいそう)反射を起こし、負担がかかるので、吸引は慎む。

⇒ ✕  「意識があっても、自分で排痰できない場合は吸引の必要がある」

3 口腔・鼻腔吸引及び気管内吸引が必要な療養者では、カテーテルを介した感染の危険性があるので、口腔・鼻腔用と気管内用のカテーテルは別にする。

⇒ 設問通り

4 療養者の退院に当たっては、その家族が日常的に吸引の操作を行うことができるように、トレーニングを受けることが望ましい。

⇒ 設問通り

5 吸引に際しては、事前に体位ドレナージを行うと喀痰が移動してしまうので、有効な排痰ができなくなる。

⇒ ✕ 「体位ドレナージをすることで端の排出を促すことができる」

在宅医療について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 人工呼吸器を装着している場合には、外出はできないため、社会参加は考慮しなくてもよい。

⇒ ✕ 「人工呼吸器を装着していても、外出は可能」

2 在宅酸素療法を実施している場合には、酸素濃縮器にはバッテリーが内蔵されているので、2日間程度なら停電になっても問題はない。

⇒ ✕ 「内蔵バッテリーはもっても数時間」

3 パルスオキシメータの測定値は、貧血、末梢循環不全、あるいは濃いマニキュアを爪に塗っている場合には、正確な数値を示さないことがある。

⇒ 設問通り

4 在宅で持続点滴をしている場合であっても、訪問入浴介護を利用することができる。

⇒ 設問通り

5 胃瘻(いろう)からの経管栄養を受けている者が下痢になった場合には、消化吸収を速やかに行う必要があるため、注入速度を速くする。

⇒ ✕ 「下痢になった場合は、吸収をゆっくり行わせなければならないので注入速度を遅くする」

在宅療養について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 人工呼吸を装着して外出する場合には、外部バッテリーやアンビューバッグなどのチェックを行い、緊急の連絡先などを確認する。

⇒ 設問通り

2 在宅酸素療法として、高圧ガスボンベを使用する場合には、2m以上火気から離し火気厳禁とするが、酸素濃縮器を使用する場合には、そばで火気を使用することができる。

⇒ ✕ 「酸素は燃えやすいので、火気厳禁」

3 在宅人口呼吸療法を導入する場合には、気管切開が必須となる。

⇒ ✕ 「在宅人口呼吸療法を導入するために気管切開は必須ではない。小型マスクマスクなどで人工呼吸をやることもできる」

4 在宅自己腹膜灌流(CAPD)をしている場合には、週1回以上は医療機関を訪問する必要がある。

⇒ ✕ 「月に1~2回の受診が必要」

5 胃瘻(いろう)の管が皮膚から抜けてしまった場合には、穴が塞がってしまうので、すぐに新しいものと交換するなどの対応が必要である。

⇒ 設問通り

呼吸管理について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 人工呼吸器を装着している場合には、停電に備えて、バッテリー内臓の吸引器又は手動式や足踏み式の吸引器を備えておく。

⇒ 設問通り

2 在宅酸素療法で使用するボンベの航空機内への持ち込みは、すべて禁止されている。

⇒ ✕ 「在宅酸素療法で使用するボンベの航空機内への持ち込みは、国内線、国際線ともに使用はできますが、サイズや重量に制限が設けられている」

3 在宅酸素療法は、入院しなければ導入の判断はできない。

⇒ ✕ 「宅酸素療法の導入を決めた上で入院という流れが一般的」

4 在宅人工呼吸療法には、気管切開や挿管を行わない方法もある。

⇒ 設問通り

5 在宅人工呼吸療法を導入する場合には、家族がアンビューバッグの使い方を習得する必要がある。 

⇒ 設問通り

在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 悪性腫瘍の疼痛管理のために麻薬を使う場合は、便秘になることが多いので、排便コントロールに留意する。

⇒ 設問通り

2 腹膜透析は、在宅で行うことができるため、血液透析に比べて通院回数は少ない。

⇒ 設問通り

3 インスリンを自己注射している場合に、冷や汗、動悸、震えがみられたら、高血糖を疑う。

⇒ ✕ 「低血糖症状を疑う」

4 在宅酸素療法や人工呼吸療法を実施している場合は、パルスオキシメーターの購入費用の補助を受けられることがある。

⇒ 設問通り

5 胃瘻(いろう)に栄養剤を注入する際には、水平仰臥位で実施する。

⇒ ✕ 「上体を起こして行わないと、食道を逆流する危険性がある」

呼吸器疾患について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 急性上気道炎では、ウイルス感染が疑われる場合であっても、肺炎予防のために抗菌薬を使用する

⇒ ✕ 「ウィルス感染が原因の場合、抗菌薬は効果を示さないので使用しない」

2 誤嚥性肺炎は、口腔咽頭分泌物などを繰り返し誤嚥することにより発症する

⇒ 設問通り

3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、気管支拡張薬や吸入ステロイド薬が使用される

⇒ 設問通り

4 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、介護保険法の特定疾病に指定されている

⇒ 設問通り

5 慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、発症すると症状は改善しないため、禁煙する必要はない

⇒ ✕ 「慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状緩和や進行抑制のためには、禁煙を即実施する必要がある」

在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 ストーマを造設しても、入浴は可能である

⇒ 設問通り

2 疼痛管理などに自動注入ポンプを用いる場合には、トラブル発生時の対応方法をあらかじめ関係者間で共有しておく

⇒ 設問通り

3 在宅中心静脈栄養法を実施しているときは、経口摂取を行なってはならない

⇒ ✕ 「在宅中心静脈栄養を実施している場合でも、嚥下状態や摂取する物の形態や本人の意識状態などを確認した上で経口摂取が可能な場合もあります」

4 血液透析を行なっている利用者では、シャント側の腕での血圧測定を避ける

⇒ 設問通り

5 胃瘻(いろう)を取り扱うときは、損傷防止のためカテーテールを回転させないようにする

⇒ ✕ 「定期的に回転する必要があります」

在宅酸素療法について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 酸素ボンベの使用に慣れれば、医師の指示がなくても、酸素吸入量は自由に設定してよい

⇒ ✕ 「酸素吸入量は、医師の指示に従う必要がある」

2 酸素消費量が多くなるため、入浴は行わない

⇒ ✕ 「入浴することによって酸素消費量は多くなりますが、酸素使用量を医師に確認しておく事で、入浴も問題なく行う事が出来る」

3 電磁調理器の使用時には、酸素吸入は行わない

⇒ ✕ 「酸素吸入を行う際に、近くで火気厳禁だが、電磁調理器は引火のリスクは低い」

4 鼻腔カニューレの使用中であっても、食事や会話が可能である

⇒ 設問通り

5 呼吸同調型酸素供給装置を使用することで、酸素ボンベの消費を減らすことができる

⇒ 設問通り

在宅で医療機器を使用する場合の留意点について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 腹膜透析を実施している場合は、感染に注意が必要である。

⇒ 設問通り

2 在宅中心静脈栄養法を行っている場合は、入浴は禁忌である。

⇒ ✕ 「適切な管理ができていれば入浴はできる」

3 在宅経管栄養法では、カテーテルの定期的な交換は不要である。

⇒ ✕ 「定期的な交換を行い、清潔な状態を保持する必要がある」

4 気管切開を伴った人工呼吸療法では、気管切開部の管理が必要である。

⇒ 設問通り

5 在宅酸素療法では、機器の周囲2m以内に火気を置かないようにする。

⇒ 設問通り

在宅で行われる呼吸管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 ネブライザーで吸入薬を用いる際に副作用と思われる症状がみられた場合には、吸入を中止して医療者に報告する。

⇒ 設問通り

2 在宅酸素療法を受けている利用者が息苦しさを訴えた場合には、医師の指示の有無にかかわらず、酸素流量を増やす。

⇒ ✕ 「異常を発見した時は速やかに医師に報告し、指示や処置を施してもらう」

3 在宅酸素療法を実施している場合には、定期的にバッテリーの充電状態を確認する。

⇒ 設問通り

4 人工呼吸器を利用する場合には、緊急時の対応方法や連絡先を確認しておく。

⇒ 設問通り

5 痰の吸引器は、介護保険の給付の対象となる。

⇒ ✕ 「痰の吸引器は介護保険給付対象外」

在宅での医療管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 インスリンの自己注射の効果は、利用者の体調によって変わることはない。

⇒ ✕ 「インスリンの自己注射の効果は、ストレスなど体調によって変化することがある」

2 人工透析を受けている者は、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高い。

⇒ 設問通り

3 疼痛に対して麻薬を使用する際は、副作用の便秘に注意する必要がある。

⇒ 設問通り

4 人工呼吸器を装着している場合には、パルスオキシメーターによって酸素飽和度を測定する。

⇒ 設問通り

5 在宅自己導尿は、膀胱内にカテーテルを留置するよりも感染のリスクが高い。

⇒ ✕ 「一定時間ごとに膀胱を空にすることで菌を一緒に排尿することになるので、尿路感染のリスクが低い」

在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 腹膜透析は、⾎液透析に⽐べて⾷事内容の制限が多い。

⇒ ✕ 「腹膜透析は、血液透析に比べて食事の内容の制限が緩く、通院回数も少ないなどがあげられる」

2 ⼈⼯的に造設した便や尿の排泄⼝のことを、ストーマという。

⇒ 設問通り

3 在宅経管栄養法で栄養剤を注⼊する際の体位は、座位⼜は半座位が望ましい。

⇒ 設問通り

4 在宅酸素療法の利⽤者が呼吸苦を訴えた場合は、ただちに酸素流量を増やす。

⇒ ✕ 「医師の指示に従う」

5 在宅中⼼静脈栄養法を実施している利⽤者が⼊浴する場合は、特別な配慮が必要である。

⇒ 設問通り

在宅医療管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 在宅中心静脈栄養法は、医療処置として栄養を補う方法である。

⇒ 設問通り

2 在宅中心静脈栄養法では、長期にカテーテルが体内にあるが、細菌感染を引き起こすことはない。

⇒ ✕ 「使用する輸液製剤を調整する際や、カテーテルの接続などの際に細菌が侵入し、細菌感染を起こしやすいことがある」

3 ストーマには、消化管ストーマと尿路ストーマがある。

⇒ 設問通り

4 腹膜透析の管理について、利用者や家族が在宅で処置を行うことは禁止されている。

⇒ ✕ 「腹膜透析は在宅で行うことができるので、利用者自身や家族が処置を行うことができる」

5 在宅酸素療法では、携帯用酸素ボンベを使用して外出することができる。

⇒ 設問通り

まとめ

ケアマネ試験第12回~第23回までの12回分の過去問の中から「保健医療サービス「在宅医療管理」」の問題をまとめてみました

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